2020/10/17 - 2020/10/25
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旅好き長さんさん
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今年の5月にスペイン・ポルトガル旅行を計画していたところ、新型コロナウイルスの影響でツアーが中止。
予定が空いたので八幡平のドラゴンアイを見ようと計画したものの、こちらもコロナの影響でホテルがクローズして断念。
やむなく時期を半年ずらして秋に変更し、東北の名湯と紅葉を巡る旅を計画して、8泊9日のドライブ旅行に出かけてきました。(コロナ対策として密を防ぐため、しんどいけれどマイカーで出かけました)
ただ旅行時期を半年ずらしたおかけで、何とGoToトラベルキャンペーンが利用でき、お得に旅することができました。
今回の旅程は、
10月17日(土)マイカーで出発し、新潟県の新発田城を観光して村上市の瀬波温泉泊
10月18日(日)山形県鶴岡市内観光後、出羽三山神社参拝して休暇村羽黒温泉泊
10月19日(月)秋田県角館市内と田沢湖を観光後、乳頭温泉泊
10月20日(火)八幡平散策後、山形県の銀山温泉泊
10月21日(水)立石寺を観光後、福島県裏磐梯の五色沼散策して猫魔温泉泊
10月22日(木)大内宿、鶴ヶ城・飯盛山観光後、東山温泉泊
10月23日(金)新潟県に移動し、清津峡渓谷トンネル観光後、大湯温泉泊
10月24日(土)西福寺参拝後富山県に移動し、海王丸パークと高岡大仏・瑞龍寺観光し宿泊
10月25日(日)世界遺産の相倉・菅沼合掌造り集落観光後帰宅
今回の全走行距離は約2800Km。
一人で運転したので結構しんどかったけれど美味しいものをいただき、きれいな紅葉が眺めて、毎日温泉に入られたので疲れも緩和されました。
国内旅行にしては長い旅行だったので、14回の旅行記にまとめて紹介したいと思います。
今回は旅行2日目の午後から行った出羽三山神社の参拝を紹介します。
当初は、羽黒山の2446段の階段を登って参拝する予定ではなかったのですが、勢いで登ってしまいました。
かなりきつかったけれど必ずや御利益があるものと思います。
ただ5日後に筋肉・関節痛などが出て清津峡渓谷トンネルの観光がしんどかったです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10月18日(日)
午前中に鶴岡市内を観光して、この日のメインイベントの出羽三山神社へ参拝に向かいます。
まずは羽黒山大鳥居を抜けて随神門に向かいます。 -
この『いでは文化記念館』に駐車しようとすると、どこも満車状態。
この日は日曜日のため参拝者が多いようです。
(宿泊した休暇村の方に聞くと、コロナの影響で参拝者が減ったそうですが、最近になってやっと増えてきているそうです)
しばらく待って、空いたスペースに車を停めて随神門に向かいます。 -
そのとき、『いでは文化記念館』にこのような張り紙がありました。
サンダルやパンプスで参拝される方がいるようです。
それにしてもスニーカーを貸し出してくれるなんて親切です。 -
随神門の周辺には沢山の宿坊がありました。
できたら一度泊まってみたいものです。 -
そしてここが出羽三山神社 参拝のスタート地点です。
-
そしてこれが随神門。
この随神門から中は出羽三山の神域となり、この神域は遠く月山を越えて湯殿山まで広がるそうです。
そのためこの随神門は、広い神域の表玄関に相当するそうです。 -
これは出羽三山の案内図です。
羽黒山頂上にある三神合祭殿までは、五重塔を経て一の坂、二の坂、三の坂の合計2446段の石段を登らなければなりません。
ちなみに石段の数はここが日本一で、金比羅神宮が2位で1368段。
3位は京都の伏見稲荷大社の1276段です。 -
随神門を通り、まずは五重塔を目指します。
随神門を抜けると空気が変わるような感じでパワーを感じます。 -
五重塔まで上りの石段と思ったのですが、いきなり下りの階段(継子坂)が続きます。
下りですので楽ですが、帰りは上りになるのでひょっとすると最後の難所になるのかも知れません。 -
継子坂(ままこざか)の石段を下りると小さな6つのお社が並んでいます。
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これは根裂(ねさく)神社。
剣と生命力の神様だそうです。 -
そしてこちらは五十猛(いたける)神社。
材木の神様でそうです。 -
随神門のほうを振り返るとこんな感じです。
緩やかな坂に見えますがこの継子坂は結構急な石段です。 -
このように6つの小さなお社が並んでいます。
-
朱色の『神橋』を渡ると須賀の滝と祓川神社、岩戸分神社が見えてきます。
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更に進むと『爺杉』が現れます。
この杉は羽黒山の最古にして最大の杉で、樹齢1000年以上とも言われているそうです。
そのため国の天然記念物に指定されています。 -
そして杉の向こう側にやっと五重塔が現れます。
ここまでは随神門から10分足らずで来られます。
ほとんどが下りと平坦な石段だったので、ここまでは苦もなく行けます。 -
イチオシ
正面から見ると立派な五重塔です。
羽黒山の五重塔は、その建築様式から鎌倉・室町時代のものとみられ、高さは29.4mもあります。
杉材による三間五層の素木造り(しらきづくり)、屋根は達葺(こけらぶき)という伝統的な手法で建てられており、日本に数ある五重塔の中でも、東北で唯一国宝に指定されている、とても貴重な美塔だそうです。 -
樹齢300年以上の杉木立の中に凜として立っていて荘厳さを感じます。
-
当初はここで引き返し、車で山頂の三神合祭殿にお参りしようと思っていたのですが、時間があるので行けるまで行ってみようと思い一の坂を登っていきます。
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これは葉山祇(はやまづみ)神社。
山の麓を司る神様のようです。 -
そしてここからが二の坂になります。
石段の両側には樹齢350年から500年の杉並木が続きます。 -
二の坂は急な石段があるものの、このように平坦な道もあるので比較的楽です。
-
更に上りの石段を上がって行きます。
ここの石段は高低差が小さく、奥行きが狭いので歩幅の調整が難しく、私は2段飛ばしで登りました。 -
まだまだ石段が続きます。
このあたりが一番きつかったかな。 -
そして二の坂茶屋に到着。
ここで休憩します。
ただ残念ながらまだ2時なのにお店は閉店になっていました。
普段はここでかき氷や力餅がいただけるようです。
ちなみにここのお店の方は毎日この階段を登ってきているそうです。 -
ここから三の坂までは比較的平坦な石段が続きます。
-
ここまで何とか登れたので引き返さずに山頂の三神合祭殿を目指します。
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10月中旬だというのにかなりの汗をかいてしまいます。
夏場だったら大変だと思います。 -
そしてここから三の坂になります。
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結構急な石段が続きます。
息を切らしながらちょっとずつ登っていきます。 -
三の坂のほぼ中間点にある埴山姫(はにやまひめ)神社です。
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ここから更に急な石段になってきます。
息も切れ切れです。 -
そしてこちらは八幡(はちまん)神社。
文武の神様です。 -
やっと比較的緩やかな石段になってきます。
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ここは三の坂の終点に近い十五童坂。
向こうに山頂の赤い鳥居が見えてきました。
もうちょっとです。 -
やっと山頂の鳥居に到着。
登り始めて約1時間。
距離は1.7Kmとのことですが、結構しんどかったです。
この赤い鳥居は昔は黒色だったそうです。
羽黒山にちなんでかな? -
山頂に到着すると目の前に三神合神殿が現れます。
ちょうど神殿前の屋根の修復中だったのがちょっと残念です。 -
先ほどの鳥居のそばにあるのがこの厳島神社。
かつては弁天堂と呼ばれていたところで、御祭神は市杵島姫命(弁財天)です。 -
ここの彫刻が見事で、左右の柱が昇り龍(右)と下り流(左)になっています。
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上部にも立派な龍がいます。
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そして厳島神社のとなりには峰子社があります。
出羽三山神社御開祖の蜂子皇子を祀っています。 -
そしてこちらが三神合祭殿。
社殿は羽黒派古修験道独自のもので、高さ28m、桁行24.2m、梁間17mで主に杉材を使用し、内部は総朱塗りで、屋根の厚さが2.1mもある萱葺きの建物です。 -
三神合祭殿を鏡池をはさんで正面から見るとこんな感じです。
現在の合祭殿は文政元年(1818年)に完成したもので、当時工事に動員された大工は35,138人を始め、木挽・塗師・葺師・石工・彫物師その他の職人合わせて55,416人、手伝人足37,644人、これに要した米976余石、建設費5,275両2歩に達したそうです。(出羽三山神社ホームページより) -
まずはここで参拝します。
ふと上を見るとお坊さんがにらんでいます。
三神合祭殿はその名の通り、月山神社(中央)・出羽神社(右側)・湯殿山神社(左側)の三神が合祭されています。 -
そして三神合祭殿の奥には参集殿や鐘楼などが並んでいます。
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これは鐘楼/梵鐘です。
ここの鐘は、東大寺・金剛峰寺に次いで古くて大きく、鐘の口径1.68m、唇の厚み22cm、また鐘身の高さが2.05mもあります。
年末のNHKの行く年来る年で、除夜の鐘の中継にも出てくることがあるそうです。 -
この日はちょうど賓客が訪れていたようで、ホラ貝を吹いてお見送りをしていました。
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この鳥居は、山頂駐車場からの入り口にある大鳥居です。
この鳥居を抜けたところにバス停があるのでそこから下りることもできますが、私たちは元来た道を歩いて下ります。 -
その途中、登るときには気づかなかったのですが、夫婦杉を発見。
一般的な夫婦杉は根元で一体化されているのですが、ここの夫婦杉は、根元と幹の中央でも一体化されていました。 -
そして五重塔まで下りてきました。
下りは楽ちんでしたが、膝にかなり負担がかかるので数日後が心配です。 -
そしてスタート地点の随神門に到着。
下りは30分強で戻ってくることができました。
ここは国の重要文化財にも指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで二つ星を獲得します。
今回は歩いて三神合祭殿に参拝できて良かったです。
かなりのパワーをもらった気になります。 -
その後ちょっと早いけれど宿に向かいます。
宿泊したのはそばにある国民休暇村 庄内羽黒。
検温してチェックインします。 -
ここでは4000円分の地域共通クーポンをいただきました。
この宿では、夕食時の飲み物代がこのクーポン券で利用できたのでビールに変わりました。
余ったクーポンはホテルの売店でお米とお酒を購入。 -
客室は和室です。
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客室からの眺めがこれで、目の前には広い駐車場があります。
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この日の夕食は、月の山会席。
これは先付けの『庄内風胡麻豆腐』と『あみ茸の金山寺味噌炒め』 -
そしてお造りは、マグロと金目鯛にサーモン。
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焼き物は、『鮭ホイル焼き』、蒸し物は『むきそば茶碗蒸し』
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鍋物は『生え抜き団子と山伏豚の鍋』でした。
どれもビールと一緒においしくいただきました。
そしてご飯は、庄内米の『はえぬき』と『つや姫』の食べ比べができました。
もちろん新米です。 -
10月19日(月)旅行3日目。
今回、国民休暇村 庄内羽黒に宿泊したのはここで主催されている『出羽三山神社 早朝参拝 朝御饌祭(あさみけさい)ツアー』に参加するためです。
そのツアーが朝6時40分からスタートするのでちょっと早めに起きて、宿舎周辺を散策します。 -
宿舎の周りには施設が管理するキャンプ場があります。
ここの木も一部紅葉しています。 -
そしてキャンプ場の横にはスキー場もあるので1年間楽しめる施設になっています。
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朝御饌祭(あさみけさい)ツアーに参加し、マイクロバスで山頂にある出羽三山神社に向かいます。
今回のツアー参加者は8人。
参加費は700円で、帰りにお守り札もいただけました。 -
朝早いので境内には誰もいません。
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正面の丸い玉は世界平和塔です。
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そしてこちらが昨日も参拝した三神合祭殿。
早朝ですので気温も低く、ピンとした空気が張り詰めています。
何となくパワーを感じます。 -
ここの茅葺きは1年ごとに場所を変えて吹き替えをするそうで、今年は正面の屋根の葺き替えをするそうです。
屋根吹き替え用に大量の萱が必要なため、神社専用の畑があるそうです。 -
こちらは鏡池。
周辺の木が一部紅葉しています。 -
正面の赤い鳥居は昨日登った石段のゴール地点です。
その後三神合祭殿に入って神様に朝ご飯をお供えする神事に参加させていただきました。
とても神聖な儀式でした。 -
神事が終わると神殿内を見学できとても良かったです。
帰りのバスに乗る際、昨日は気づかなかったのですが、ここにも松尾芭蕉の像がありました。 -
宿には7時50分に到着して朝食をいただきます。
この日の朝食はビュッフェスタイル。 -
地元の食材が豊富に有り、芋煮や玉こんにゃくなどをいただきす。
ご飯も炊きたての『つや姫』と『はえぬき』の食べ比べができました。
私は『はえぬき』が美味しかったです。
朝食後チェックアウトし、次の観光地の角館に向かいます。
角館の武家屋敷と田沢湖観光は次の旅行記で紹介させていただきます。
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