2019/05/20 - 2019/05/24
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少し前の旅の記録である。
二十数年前、私は会社勤めの傍ら長期休暇を取って東南アジアでバックパッカーの真似事をしていた。その頃は一箇所に長期間滞在することを好み、観光には積極的ではなくツアー(日帰りを含む)には参加しない方針であった。
2019(令和元)年5月、ラオスの古都ルアンパバーン(ルアンプラバン)を初めて※訪れた。街全体がユネスコの世界遺産に登録されている有名な観光スポットである。
ラオスへは過去にタイを経由して一度だけ訪れていた。その時は、タイ北部のノーンカイからメコン川を渡り陸路で首都ヴィエンチャンに入り数日滞在しただけで空路でバンコクへ戻った。
当時はヴィエンチャンからルアンパバーンまでの飛行機のチケットを入手することは極めて困難であり、ヴィエンチャンから陸路(バス)でのルアンパバーンへの移動は『山賊(!)に襲われる危険が高いからやめなさい』と言われていたものである。
(2022年11月作成開始)
※この旅の後も私は何度かルアンパバーンに滞在している。
2019年10月の滞在記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11551564
https://4travel.jp/travelogue/11551740
2020年1月の滞在記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11586419
PR
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【2019年05月20日 ルアンパバーン1日目】
日本出国時から私は風邪気味で咳と鼻水に悩まされていた。
5月18日に日本を出国してタイへ行き、バンコク市内のホテルに二泊した。ラオスへ出発する日の朝は早めに起床し、国際線搭乗に備えて丁寧にパッキングを開始した。
午前05時50分ホテルをチェックアウト。この日のエアポート・レイル・リンクは休日ダイヤでの運行である。
ホテルのすぐ目の前にある始発のパヤータイ駅(上の写真)を06時01分に発車する便に乗車する。振替休日のためか、幸い車内はさほど混んではいなかった。 -
06時30分、終点のスワンナプーム国際空港駅に到着。車両を降りるとき、自分の近くのシートで一人で眠りこけていた若いタイ人男性の膝をつんつんして「Arrived!」と声をかける。
外国に来てもお節介な私の性分は変わらないようだ。
ターミナルビルの4階へ移動してタイスマイルのカウンター(上の写真)でスムーズにチェックイン。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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☆☆☆空港内の撮影スポット☆☆☆
搭乗まで時間を持て余すものと予想していたが、例によって出国審査と手荷物検査にかなり時間がかかった上、遥か先にある搭乗口までの移動にも時間がかかる。
ホテルの06時00分スタートの朝食を食べられなかったので、サンドイッチと飲み物を買い、搭乗口近くのシートに座って食べた。 -
予定より遅れて搭乗開始。機内はがらがら。今まで国内外で私が乗った全てのフライトの中で最も低い搭乗率だと思う。
08時58分離陸。軽い食事とドリンクの提供がある(上の写真)。 -
初めて利用するタイスマイルというキャリアはなかなか良い印象である。
山と山の間をぐんぐん降下し、10時11分ルアンパバーン国際空港に着陸(上の写真)。
とても小さな空港である。私にとって二回目の約20年ぶりのラオスの地である。ルアンパバーン国際空港 (LPQ) 空港
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乗客が少ない上に到着便も多くないようで、あっという間にイミグレーションを通過。スーツケースのピックアップに要した時間もわずかであった。
到着口に向かう途中、SIMを販売するショップが何軒も並んでいる。当然外貨での支払いを前提としている。到着口から外に出て意外なのは、客引きの類が一人も声をかけて来ないこと。
この年の3月に降り立ったミャンマーのヤンゴン国際空港でさえ客引きがいたのに。
まず両替。3軒中、両替のレートを表に出していない店を除外し、レートの良い方で実質4日間の滞在を勘案して15,000円をラオス通貨キープに両替してもらう。 -
次はラオスで使えるSIMカードの購入。到着口を出る手前に並んでいるショップをことごとくスルーしたのは、私の今までの東南アジア旅行の経験の集積からの判断。
外貨で支払う富裕者向けの価格と、現地通貨での支払い価格には、東南アジアのどの国でも差が設けられているもの。 -
ロビーに1軒しかないショップで最初に見せられたメニューは、ドルでの価格表記である上、実質4日間しか滞在しない私にはオーバースペックである。
販売員のおねいさんに言うと、もう一つのメニューを出して来る。こちらはラオス通貨での価格表記。4日間5GBインターネットのみのプランをチョイス。55,000K(約715円)。 -
ネット情報で市内中心部へのタクシー・チケットを販売するカウンターが空港内にあることを承知していた。私が両替した店の右隣にあった(上の写真)。小さい空港ゆえ万事が実に分かりやすい。
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☆☆☆タクシーのチケット☆☆☆
空港の外に出て7~10人くらい乗れそうなバンに乗り込む。乗客は私一人だけである。
ドライバーは、今日から私が宿泊するサラ・プラバン・ホテル(Sala Prabang Hotel)※の前に車をきっちり停めてスーツケースを中へ運んでくれた。
※実際に宿泊してみると「ホテル」というよりは小洒落た「ゲストハウス」と呼ぶ方が適切だと考える。しかし、この旅行記では便宜上一貫して「ホテル」と呼ぶこととする。 -
☆☆☆ルアンパバーンで宿泊したサラ・プラバン・ホテル(メコン川のほとりの車道に面した側の正面入口)☆☆☆
午前11時00分にチェックイン。本来のチェックイン時刻より3時間も早いが、部屋に通してくれるとのこと。
フライトの都合※で、ホテル予約サイトで予約した5泊のうち最後の1泊分をキャンセルし、1日早く5月24日金曜日にチェックアウトする旨を当方のたどたどしい英語で説明する。
「1泊分の払い戻しがないことは承知している」とこちらから告げると、フロントの男性スタッフの顔の強ばりはようやく解消されたようだ。
※この経緯については次の写真の下で詳しく説明している。サラ プラバン ホテル ホテル
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☆☆☆宿泊したホテル前の通り(右側がメコン川)☆☆☆
この旅の記憶が鮮明なうちに、私はフォートラベルに次のような口コミを投稿した(項目は「ラオス航空」、少し手直しして掲載)。
《日本出国の2日前にフライトをキャンセルする旨の通知がメールで届いた! 》
2019年4月4日にバンコク・ルアンパバーン(ルアンプラパン)間の往復チケット(往路05/20,10:25発12:25着、復路05/25,07:30発09:30着)をラオス国営航空の英語のみのwebサイトで予約した。159.3米ドル、日本円で18,487円支払った。
ところが、私が日本からバンコクへ出発する前々日(5月16日)の13時台に、ラオス国営航空から「05/25のフライトは乗客が不足しているためキャンセルした」との事務的な連絡がメールで届いた。
私には二つの選択肢しかない。05/25のフライトを別の日に変更するか、現在の予約を往復ともキャンセルして別の航空会社の便を予約するか(※ラオス国営航空のバンコク・ルアンパバーンのフライトは決まった曜日にしかない)。
後者の場合、いかなる経費に対しても当方は支払わない、とのこと。
速攻で往復とも予約しているフライトをキャンセルする旨を記してメールを返信したのだが、それに対する返信の内容は目を疑うもの。
「あなたは本当に往復ともキャンセルするのか?往路だけでも搭乗しなくて良いのか?」と。
この航空会社に対して不信感を抱いた私は、急遽別の航空会社(タイ・スマイル)のフライトを予約した(こちらもフライトがある曜日の関係で05/25の便を05/24に変更した)。ちなみにバンコク・ルアンパバーン間は往復で15,435円だった。
最初からこちらのフライトを予約していれば良かった。
追記:ラオス国営航空からの返金は、カード会社経由でわりと早くなされた。手数料として数百円引かれていたが。 -
☆☆☆宿泊した部屋(206号室)☆☆☆
私が最初に通された部屋(101号室)は、フロントのある建物(二つ前の写真)とは別のすぐ隣の建物の1階である。窓越しに外の道路から室内が丸見えで、ドアのシリンダー錠の具合があまりよろしくない上、片側の壁がかなり汚らしい。
致命的なのはエアコンがかなり前から故障していると考えられ、暑さに耐えられないこと。
ホテル予約サイトでの予約時の条件が冷房付きであったことを確認した上で、荷物を全て運んでフロントの男性スタッフとごく穏やかに交渉し、エアコンが正常に動いている部屋に替えてもらった。
2階の206号室。フロントのある建物の奥にある棟の2階で中庭に面している。安全面でも申し分ない。
新し目のエアコンは快調に作動している。中庭に面しているのは残念だが、とても静か。ただ、照明が暗いのは難点である。そう言えば101号室も暗かった。
トイレが流れること、シンクのお湯が出ることを確認したのち、ようやくスーツケースの荷物を部屋の荷物置き場周辺にぶちまけた。
海外の一人旅で一番ストレスとなるのが、今日のようなケース。ここのホテルのスタッフは迅速かつ誠実に対応してくれた。後で外出するときに「部屋のエアコンは快調か?」と二度にわたって尋ねてくれた。 -
☆☆☆私が宿泊した部屋の前の廊下。残念ながら中庭は見えない。☆☆☆
空港で買ったSIMカードを装着してスマホが正常に作動することを確かめ、13時近くになって昼食と買物のため外出する。
ホテルに着いたときよりも、屋外の気温はさらに上昇していた。まるでサウナの中にいるようだ。
ネットの天気予報ではこの日のルアンパバーンの最高気温は摂氏38度とか40度とか。
本州の海に近い地域で長い間暮らしていた私にとって、この外気温は未体験ゾーンかもしれない。 -
☆☆☆カイペーンKhaiphaenの店内。お洒落な雰囲気でルアンパバーンでの私のお気に入りの店となった。☆☆☆
さすがに炎天下の見知らぬ街を遠くまで歩いて行く気にはなれず、Google Mapで調べた一番近くの手頃なレストランに入ることにした。屋内席でエアコンは入っていないが、ファンが回っていてそこそこ涼しい。カイペーンKhaiphaenというこの店は、後で見たら手持ちの日本語ガイドブックにも掲載されていた。 -
ビールを飲みたかったので、つまみにラオス・ソーセージと餅米(小型の籠状の容器入り)を注文する。21年ぶりのラオス・ビール(うれしいことにちゃんと大壜で提供される)の味はまあまあである。
今年(2019年)に入ってミャンマーとベトナムでいろいろな種類のビールを飲んできたこともあって、20年以上も前にタイやラオスで飲んだビールの味の記憶が曖昧になっているようだ。 -
つまみに頼んだラオス・ソーセージは、一口食べた途端、昔の舌の記憶が甦ってきたように思われた。
しかし、餅米はパサパサで私の口には合わなかったため、半分以上食べ残した。チョコレートムースとアイスコーヒーを追加注文し、この店でしばらく寛いだ。 -
☆☆☆カイペーンKhaiphaenの外観。この日の夜に撮影。☆☆☆
カイペーンの近くにある商店(日本の昔の田舎にあったよろず屋みたい)でミネラル・ウォーターと缶ビールを買ってホテルに戻る。冷房がとても心地良く、短い時間だがベッドの上でうたた寝をした。 -
宿泊しているホテルは、メコン川に沿った道路に面して建っている。地図を見ると道路から川を挟んで西に沈む夕陽が見られるはずである。
18時10分にふたたび外出。かろうじて日没に間に合った。川を良く眺められる場所に来ると、すでに何人かの欧米人観光客がいて、カメラを構えたりしていた。 -
私も、対岸の山を背景に沈む夕陽とメコン川を何枚か撮影した。20年くらい前に滞在した首都ヴィエンチャンもメコン川に面していたはずだが、夕陽を眺めたか否か記憶が定かではない。 -
夕陽が沈んでもまだ明るい。川沿いの道路を西へのんびり歩いて行く。コンビニで買物をし、せっかくなのでナイトマーケット(上の写真)を見物しながらホテルの方向へ戻る。
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夕食の店を決めていなかった。ナイトマーケットが開かれている道路がルアンパバーンのメインストリートで、たくさんのレストランが並んでいる。
海外(東南アジア)で食事をする店選びに迷ったときの私の鉄則「人がたくさん入っている店を選べ」に従い、ボウアン・アジアン・イートリーBouang Asian Eateryという小さなレストランに入る(上の写真)。
私以外は欧米人で、ほぼ満席だった。(入店後調べたら、ネットでの口コミがかなり良かった。)
メニューが真鍮製の丸いプレートの裏に書かれていたり、ドリンクメニューはパスポートを模した小冊子だったりと、なかなか洒落ている。 -
初めての店なので注文し過ぎないように用心して、本日のお薦めの魚料理(ライス付、上の写真)とラオスビール大壜をオーダー。魚はラオスなので川魚だろうが、平目や鱸のような上品な白身魚の切身である。肉厚でフレンチ風に骨を全て取り除いてあり、とても食べやすい。ソースも美味。付け合せの野菜のグリルの味加減も素晴らしく、シェフのセンスの良さが伺える。
ミャンマーのヤンゴンにあるレストラン(モンスーン)以来の感動。明日も必ず食べに来ることを決意する。
部屋に戻り、二度にわたって買い溜めたビールをひたすら飲む。ツマミは夕方買った塩味のピーナッツとミックスナッツ。
かくして、体調面を除けば申し分ないラオス滞在初日は幕を閉じたのであった。
【ルアンパバーン1日目、了】 -
【05月21日 ルアンパバーン2日目】
昨夜は眠りが浅かった。喉の不調が続く。
早くから起きていたが、ついついだらけてしまう。07時30分近くになって朝食会場へ向かう。
ホテルの母屋棟と道路を挟んで向かいあうメコン川沿いの一段低い場所にこのホテルの屋外レストランがあり、3人のスタッフがいた。 -
パン(バゲットの薄切り)を炭火で焼いてもらう。オムレツもその場で焼いてくれる。大陸式の朝食である。
さすがにまだ涼しい。川の景色も良い。 -
朝食後部屋に戻り、昨日の記録をまとめたりしているうちに眠くなる。12時00分までベッドで寝る。
その後外出する。昨日の昼に入ったKhaiphaenでレッド・カレーを注文(上の写真)。ビールも大瓶をオーダーする。
日本人の団体客が私よりも先に来ていた。私よりかなり先輩の女性5人と男性2人である。 -
Khaiphaenの近くにあるワット(寺院)に立ち寄ってみる。
※このときはワットの名前をまったく気にしていなかった。この旅行記をまとめるにあたり参照した手元の日本語ガイドブック掲載の地図によるとWat Paphaimixaiyaramというらしい。 -
傘の下の小さな仏様が可愛らしい。
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昼食後ホテルへは戻らず、まず旅行会社を探す。昨夜食事をしたレストランの近くで表に看板を出しているオフィスが良さそうなので入った(上の写真)。
ハキハキした英語を話す女性スタッフが応対してくれる。クワンシー滝(ルアンパバーン近郊の観光スポットとして有名)へ行く明日の午前09時00分発のミニバスを予約する。 -
料金は往復で40,000K(約520円)。日本語ガイドブックに記載されている料金よりも10,000K安い。
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☆☆☆ルアンパバーン国立博物館の敷地内に建つシーサワンウォン(最後のルアンパバーン国王、初代ラオス国王、1885~1959)像☆☆☆
次に、旅行会社のオフィスから歩いて1分の場所にあるルアンパバーン国立博物館(王宮博物館)を見学する。建物の外にいるとかなり暑い。
日本語ガイドブックによると、この博物館の本館はフランス統治下の20世紀初頭にルアンパバーン周辺を治める王朝(傀儡政権)の王宮として建てられ、1975年まで王族が居住していた。
バックパッカー時代の悪しき習性の名残で、このときの私は「真面目に観光する」ことが苦手だった。入場料を払って博物館の中を一通り見学したものの(館内は撮影禁止)、上掲の写真1枚の他はまったく撮影しなかった。王宮博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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☆☆☆滞在1日目と2日目に夕食を取ったBouang Asian Eateryのメニュー(白い真鍮製プレート)。左はパスポートを模したドリンク・メニュー。☆☆☆
博物館から一旦ホテルに戻る。
夕陽を期待しつつ食事のためにふたたび外出したものの、今日は雲が多く良い写真は撮れなかった。 -
あまり迷わず昨日と同じレストランに入る。料理は美味しかったものの、ビールがぬるかった。
部屋に戻りキンキンに冷えたビールを飲む。
21時00分少し前から風雨が強まり、雷雨となる。
【ルアンパバーン2日目、了】
※ルアンパバーン滞在中の最初の二日間はこんな調子で、博物館を見学した以外は観光らしい事はしなかった。これが若い時からの東南アジアにおける私の旅のスタイルである。なお、旅先で気に入った飲食店に繰り返し入るのも私の行動パターンである。 -
☆☆☆朝食会場手前の歩道上で眠るラオス犬。07時00分頃撮影。まだ涼しい。☆☆☆
【5月22日ルアンパバーン3日目】
夜中に何度か目を覚ます。05時すぎに起床する。
托鉢見学(ルアンパバーンの朝の風物詩として有名)は今日もパスした。明日は行くことにしよう。 -
☆☆☆朝のメコン川。川の水はいつもだいたいこんな具合に濁っている。☆☆☆
07時00分から朝食。雨上がりで川沿いのレストランはかなり涼しい。ヨーグルトを初めて食べる。自家製なのか、やや酸味がきついが美味しい。 -
08時35分にホテルを出発。昨日チケットを買った旅行会社のオフィスへ行き、クアンシーの滝へ行く車を待つ。
ミニバスと言うよりも大き目のバン(トヨタ製、上の写真)が09時15分に到着し、すぐに出発する。
先客8人に私を含めて2人が乗り、計10人。自分以外に日本人男女2名が乗っていた。 -
☆☆☆「クアンシーの滝」入口☆☆☆
ルアンパバーンの市街地を少し走ると停車し、ドライバーが滝の入場料20,000Kを全員から徴収した。滝の入口をスムーズに通るための配慮だと後になってわかる。
ガタガタ道を約45分走る。橋が木製みたいでスリル満点(?)である。
10時00分、滝の入口に到着(上の写真)。「12時30分集合」とだけ告げられて乗客全員がただちに入場する。クアンシーの滝 滝・河川・湖
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☆☆☆英語表記の案内板を見る観光客たち☆☆☆
中は自然公園みたいで、よく整備されている。英語の案内表示も分かりやすい。ガイド付ツアーでなくても問題はないと考えられる。 -
入口から奥にかけて傾斜があり、案内板の地図の黄色いルートを歩いて行けば良さそうだ。付近には他の観光客の姿も多く見られるので、国内外を問わず旅先で道に迷うことを伝統芸としている私にとっては安心である。
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入口の近くで何やら色鮮やかな植物を見かけカメラ(スマートフォン)を向ける。熱帯特有の蘭の一種だろうか?
植物全般に疎い私には判別しかねる。 -
入口からしばらく進むとツキノワグマの保護施設があった。この動物にあまり興味がないからだろうか、見て楽しいものではない。
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しばらく先にようやく滝を感じさせる景色が見えてきた。一段高いところから川が流れ落ちて下の池に注いでいる。
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池に近づくと多数の小魚の姿が見える。池の水は澄んでいて綺麗である。
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水の流れはさらに奥へと続き何段にも段差が形作られている。
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さらに奥には段差が大きい場所もあり、見ごたえがある。この風景は「滝」と呼んでも差し支えないだろう。
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さらに奥の広い池では水着で水浴びをする人(ほとんどは欧米人だと思われる)の姿も。
ちなみに私が持参した日本語ガイドブックにも『下流のほうには水浴びができる場所もある』と記されている。 -
水浴びをしないまでも池の中の段差の縁を伝って歩く人もいる。
海外では安全第一がモットーの私は陸の上から眺めるだけ。 -
いよいよ一番大きい滝が奥に見えて来る。狭義にはこの滝だけを「クアンシーの滝」と呼ぶのかもしれない。
案外水が汚れていたり、景観がどことなく人工的であったりしたが、昨夜降った雨が上がった後で山を背後にしたこの一帯は涼しく、水を眺めているのは心地良かった。 -
滝の手前に架かる橋(前の写真)の上で滝を背景に記念撮影をする人が多い。私も自撮りをする(この写真は背景となる滝だけを撮影したもの)。
一番上にあるこの滝は見応え十分で、私はしばらく休憩用のベンチにすわって見とれていた。 -
遊泳可能な場所が3箇所あった。帰るときには先ほどよりも多くの男女が水着姿になって無邪気に戯れていた。
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午前11時40分にゲートを出て、昼食を取るためすぐ近くの食堂に入ることにした。チャーハンとラオス・ビールの小瓶を注文(上の写真)。チャーハンは食べ残した。
※外食する際滅多に食べ残しをしない私である。例外は食べ物の味がよろしくなく耐えられないとき。
別の店でアボカドのジュースを買った。不味くはないが、微妙な味である。
帰りのバンは日本人2人が集合に遅れたため5分遅れで発車。13時15分にナイトマーケットの入口手前で全員降ろされる。 -
☆☆☆メコン川の対岸に沈む夕陽☆☆☆
コンビニで買い物をしてホテルに戻る。シャワーを浴びて汗を流したあと寛ろぐ。
冷やしておいたビールを飲む。当然眠くなる。17時00分まで昼寝。 -
17時50分にふたたび外出。夕陽の撮影スポットを探すものの、今日も良い写真は撮れない。
三日連続でBouang Asian Eateryで夕食を取る。今日は肉料理をオーダー(上の写真)。ラオス・ビールの小瓶は今夜もあまり冷えていない。 -
今夜もホテルの部屋で塩味のピーナッツをつまみに、よく冷えたビールを飲む。
【ルアンパバーン3日目、了】 -
☆☆☆托鉢の僧侶の列を待つ観光客たち☆☆☆
【5月23日ルアンパバーン4日目】
今朝は気合いを入れて午前03時台に起床する。今回のルアンパバーン滞在中もっとも早い起床である。早朝に行われる有名な托鉢を見に行くためである。
午前05時15分にホテルを出る。フロントは無人だったため、部屋の鍵を持ったまま出かける。 -
托鉢が行われる通りのすぐ近くに観光客向けに英語で注意事項を説明する看板が置かれている。
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☆☆☆椅子に座り事前準備をする大陸のお国からの観光客たち☆☆☆
自分が立っている場所のすぐ近くの交差点から奥に伸びているサッカリン通り沿いが托鉢のメイン会場であることは一目で分かった。
交差点付近でうろうろしていると、大陸のお国の人々と覚しき団体客を乗せたバンが何台もやって来る。
彼らはガイドに導かれて沿道にずらりと並べられたプラスチック製の小さな椅子に座って僧たちの到着を待つ。 -
05時30分になってオレンジ色の衣を纏った多数の僧たちの列が東から西に向かってやって来る。
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お布施の中心は炊き上げた餅米のようだ。籠に入れた餅米をせっせと運んで来て観光客らに売る商魂たくましい地元のオバちゃんたち。私も交差点に来る手前から声をかけられたが、買わなかった。
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沿道の椅子はこの時点では2割くらいしか埋まっていない。そのほとんどか観光客である。
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ツアーのガイドらしき男性が客がお布施をする様をスマホでばしばし撮影している。
観光用のアクティビティーの一つとして形が出来上がっている、との印象が強い。 -
ツアーガイドではない私も恐る恐る僧侶たちの列に近づいて撮影。
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お布施用の餅米を販売する屋台も。
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かれこれ30分近く見学した頃、最初から来ていた団体客が帰り始めるが、新たな僧の列が次から次へとやって来る。団体客も後から入れ代わり立ち代わりやって来る。
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だんだんと混雑してきた。最初にいた交差点付近に観光客が集まっている。
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犬たちも、お布施のおこぼれにあずかろうとして僧侶にまとわりついている。
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☆☆☆ナム・カーン川東岸から昇る朝陽☆☆☆
托鉢はまだ続いていたが、06時00分少し前に私はサッカリン通りを離れた。以前から気になっていた交差点から南側に延びるゆるい坂道を下りて行くと、ルアンパバーン中心市街の北側でメコンに合流するナム・カーン川が現れた。 -
見晴らしの良い場所を選び川の上流側を眺める。橋が見える。
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下流側を見るとすぐ真下に何やら簡単な造りの橋が架かっている。
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橋のたもとに下りてみる。橋は竹で出来ていて対岸へ渡れるようだ。何かのサイトに載っていた写真をふと思い出した。この橋を写した写真だったと思う。
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恐る恐る竹の橋を渡ってみた。日本語ガイドブックの地図によると対岸にはアクセサリー・ショップやレストランがあるとのこと。
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もとの市街地側に戻る。時刻は06時00分を少し過ぎた。
近くの寺院(上の写真)に立ち寄る。あとでGoogle Mapで調べるとワット・シープッタバート Wat Siphoutthabathというらしい。 -
その裏手から「プーシー Phousi の丘」という市街地を見下ろすような位置にある小山へ登る道が始まっている(上の写真の階段)。
日本語ガイドブックによると麓からの高さ150メートル(海抜700メートル)とのことである。登ってみることにする。プーシーの丘 山・渓谷
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途中で見晴らしの良い場所に出る。眼下に先ほど見たナム・カーン川と上流に架かる橋が見渡せる。
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山の中腹には仏教に関係すると思われる像やモニュメントのようなものが設置されている。
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ヒンドゥー(ヒンズー教)のリンガらしきものもある。
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岩陰に安置されている黄金色の仏像。地元の人々の信仰の対象なのだろう。
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ミャンマー(マンダレー・ヒルなど)でもよく見かけるスタイルの仏様。
山全体が寺院になっているのだろう。写真のものの他にも建物や仏像があちこちにある。早朝のお勤めなのだろう、子どもの僧たちが階段などを掃除していた。 -
山頂に建つ仏塔。タート・チョムシーと言うらしい。
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山頂からメコン川とルアンパバーンの市街地を見下ろす。
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プーシーの丘を下り、のんびり歩いてホテルに戻ると、ちょうど朝食の時間になった。
食後は部屋で11時30分頃まで寛ぐ。 -
昼前にふたたび外出。屋外に出ると若干雲があるが、今日も晴れていて日差しが強い。
昼食はこれで3度目となるカイペーンKhaiphaenで。豚肉の料理とライスを注文(上の写真)。中華料理の東坡肉(トンポーロー)に使うような皮付きの肉を焼いたもの。皮の付近がカラっと揚がっていて実に美味しい。量がやや少な目なのが残念。 -
昼食後、メコン川に沿ってぶらぶら歩く。メコンの水は相変わらず濁っている。
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タイのバンコクなどでよく見かけるトゥクトゥクが停まっていた。綺麗な車体である。
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宿泊しているホテルからメコン川沿いの通りを東にしばらく歩いたところにワット・シェントーンWat Xiengthongがある。メコン川を向いた階段(上の写真)を上り寺の中に入る。
ワット シェントーン 建造物
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階段の上り口の端に日本の神社の狛犬のような像が川の方を向いて置かれている。ユーモラスな表情をしている。
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チケット売り場で入場券を買う。敷地内には土産物を扱う売店もある。
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☆☆☆本堂。世界遺産都市ルアンパバーンのシンボルとされる。☆☆☆
この寺院は1560年にセーターティラート王(ラーンサーン王朝時代)により建立された。建物はどれもなかなか立派である。 -
本堂の入口と反対側の壁に装飾されている「マイ・トーン(黄金の木)」。1960年代に地元の職人たちにより制作された。
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本堂に安置されている大きな仏様。
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本堂の斜め後方(南側)にあるレッド・チャペル(赤堂)と呼ばれる小さな祠。
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レッド・チャペルの入口側。壁面の装飾が見事である。
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レッド・チャペルの内部にも見事な装飾が施されている。
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霊柩車庫(御車堂)という本堂に次ぐ大きな建物に納められている黄金の龍をモチーフにした霊柩車。1960年に行われたシーサワンウォン王の葬儀で使われたもの。
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ワット・シェントーンの見学後、最初に歩いて来た通りをさらにメコン川沿いに歩いて行くと、メコン川にナム・カーン川(写真手前)が合流する辺りに公園があった。公園から急な斜面を下りたところから、対岸に渡る竹製の橋が掛けられている。
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竹製の橋のたもとの近くでジャックフルーツの大きな果実を見つけた。タイでは見たことがあるが、ラオスでは初めてである。
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その近くで実をつけている野生の?バナナも見かけた。
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橋を渡り切った先は小高くなっていて、小さなワットがあるようだ。
このときは、この日の夕方に夕陽の撮影をしにまたこの場所に来ることにして、橋を渡ってみることはしなかった。
一旦ホテルに戻り、17時30分過ぎにこの日3度目となる外出。ところが雲行きがあやしい。まもなくスコールとなる気配である。日本から持って来た折り畳み傘は持っていたものの、スコールの場合は役に立たない。
この橋を渡って対岸へ行くことは泣く泣く諦めたのであった。
※この後私はルアンパバーンを何度か訪れた。念願叶って対岸へ渡ることが出来た。 -
ホテルから遠くへ行くことは諦め、夕食は4日連続!でBOUANGで。さすがにスタッフ(男性のみ、ほかにマネージャーと覚しきヨーロッパ人女性が一人いた)に顔を覚えられたようだ。
ビールを飲んでいると案の定スコールが始まった。食事を終える頃には雨脚は弱まっていた。 -
コンビニには寄らず、小雨の中を傘を差してホテルに戻る。部屋にあったビールを飲んだ。
名残を惜しみつつ、斯くしてルアンパバーン最後の夜は幕を閉じる。もう一度来たいと切に思う街であった。
【ルアンパバーン4日目、了】 -
☆☆☆ルアンパバーン国際空港のターミナル入口☆☆☆
【05月24日ルアンパバーンを出発】
午前04時過ぎに起床する。夜中に目を覚ましたが、二度寝に成功。まあまあの睡眠時間を確保。
今朝は托鉢の見学はせず、出発に備えて準備をする。07時00分ちょうどに朝食会場へ行くと先客が8人いた。日本人のツアー客だった。ほとんどの方が私よりも先輩みたいだ。
荷物のパッキングをスムーズに終える。ラオスで買ったSIMカードの使用期間はきっちり4日間である。今朝確認したらすでに使えなくなっていた。出発前にタイのSIMカードに戻しておく。ルアンパバーン国際空港 (LPQ) 空港
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08時45分ホテルをチェックアウト。フロントのスタッフに空港までのタクシーを呼んでもらう。料金80,000K。空港から乗った時は50,000Kだったが、車1台を一人でチャーターするのだから致し方ないだろう。
09時05分ルアンパバーン国際空港に到着。電子掲示板を見るとフライトのキャンセルが目立つ。少し時間調整した後チェックイン。出国審査とセキュリティーチェックをスムーズに通過する。
出発ロビーは1階も2階も土産物屋やその他のショップが数多く並んでいる(上の写真)。 -
タイスマイルのバンコク便は10時45分から搭乗開始。搭乗率40~50%といったところか。
予定より早く11時11分離陸。私のシートは窓際である。眼下にルアンパバーンの街並みが見える。
かくして私は古都ルアンパバーンとラオスに別れを告げたのであった。
【了】
※この旅の後も私は何度かルアンパバーンに滞在している。
2019年10月の滞在記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11551564
https://4travel.jp/travelogue/11551740
2020年1月の滞在記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11586419
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