2019/10/05 - 2019/10/05
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さっとん姉さん
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今年の6月以降、タイ、ミャンマーで山岳民族が暮らす村や、観光都市の近くに作られた観光用の村(施設)を訪れた。
これまでにラオスへは四回の旅をしたが、山岳民族の村を訪れたことは皆無であった。
今回も事前に得られる情報は少なく、大まかな旅程を計画し、ラオス入出国の方法と滞在する都市をほぼ決めた。
同じ町にできるだけ連泊することで行動の自由度を確保した。
【旅のスケジュール】
バンコク
↓ ☆ラオス入国☆
ルアンパバーン 2泊 ~この旅行記~
↓
ウドムサイ 2泊
↓
ルアンナムター 4泊
↓
ムアン・シン 2泊
↓
ルアンナムター 1泊
↓
ルアンパバーン 1泊
↓ ☆ラオス出国☆
バンコク
さてさて、今回もどのようなことに相成ることやら。
(2019.10.07暫定版)
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【10月05日(土)ルアンパバーン2日目、モン族の村とタート・セー滝へ】
05時15分起床。天気はあまり良くないようだ。地面が濡れている。雨が降った直後のような感じである。
このホテルの朝食は07時スタート。開始時間ジャストに1階にあるレストランに下りていく。ビュッフェ形式である。 -
☆☆☆カオ・ソーイをその場で作ってもらった。☆☆☆
おかずなどを取っていると、スタッフに声をかけられた。
表の通りにトゥクトゥク(三輪ではなく軽トラックの荷台を改造したもの)が1台停まっている。中年の男性ドライバーがやって来る。 -
☆☆☆ツーリストインフォメーションセンターで申し込んだ半日ツアーのトゥクトゥク。☆☆☆
ドライバーが時間を勘違いして、1時間も早く来てしまったのである。
「そもそも、午前07時出発って、私が朝ご飯も食べないで出発すると思ってるのかよっ。」と、心の中で激しく毒づく私。 -
昨日ツーリストインフォメーションセンターのオフィスで受け取った予約票を見せ、ツアーが08時スタートであることを確認する。
うっかり八兵衛にもほどがある。今年の旅で東南アジアの各地で何回もタクシーをチャーターしたが、1時間も早く来てしまったのは、これが初めてである。
「私の食事が終わるまで待っていて下さい。」と穏やかな口調でドライバーに告げる。
07時55分、準備を整えて下りていく。 -
07時56分ホテル前を出発。途中で一度給油する。
カモビレッジという村でドライバーが車を降りて、知り合いらしき民家に入り、何かを聞いている。
何と、ここで若いドライバーに交代してしまった。後で聞いてみると、最初のドライバーのいとこにあたる若者だそうだ。
朝の一件で最初の年配のドライバーに対する信用を無くしていたので、私にとっては幸いである。
この青年は、英語があまり得意ではないが、とても気さくである。 -
☆☆☆道路沿いに立つ立派な看板を後から見つけた。☆☆☆
08時30分モン族が暮らすナウアン村Ban Naouanに到着した。 -
☆☆☆綿の糸作りを実演してくれる。☆☆☆
道路を挟んで村とは反対側に建っている一軒の大きな家の前でトゥクトゥクは停まった。 -
英語がとても堪能な40歳台くらいのご夫婦が気さくに迎えてくれる。
モン族の綺麗な民族衣装などを見せてもらう。写真も快く撮影させてもらえた。
しかし何となく違和感を覚える。
後で村の中と外を歩き回って分かったのは、時間に余裕がない観光客にとっては村の中に入らずに、この大きな家で民族衣装の写真を撮ったり買い物をしたりできる便利な施設だと言うこと。
実際、私がいたときも一組の観光客のグループがここを訪れていた。 その後、モン族の村の方へは立ち寄らず彼らは帰っていった。 -
きれいな衣装が展示されている。
この旅行記の表紙の写真もここで撮らせてもらった。 -
土産物としてナイトバザールなどでも、このような衣装が売られている。
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モン族について。ルアンパバーンのツーリストインフォメーションセンターでもらったパンフレットに次の説明が載っている(原文は英語)。
「モン族の原住地はモンゴル高原であった。彼らは18~19世紀にラオスとベトナムへ移住した。
モン族の故郷と生活様式:モン族は、彼らが口にする食べ物を作り易い高地もしくは山地で暮らすことを好む。通常、モン族は森で採ることができる竹と木で作られた平屋の家に住んでいる。モン族は幽霊と精霊の存在を信じている。幽霊と精霊は、彼らが望む全てのことについて彼らのためになるものと信じられている。」 -
☆☆☆ルアンパバーンからの幹線道路。左手の山にかけてモン族のナウアン村Ban Naouanがある。☆☆☆
私の質問に対して、このナウアン村の人口は450人、76家族が暮らしていることを教えてくれた。山岳少数民族の村としては、かなり大きな規模ではないかと思う。
この施設には長居せず 、道路の反対側へ渡る。
モン族の村の入り口があった。村は山の斜面へ向かって奥へ広がっている。
先ほどの大きな家が観光用の施設に過ぎないことが分かる。 -
☆☆☆道路の傍らに立っている看板。☆☆☆
先ほどトゥクトゥクを降りた場所から近い道路沿いに、看板が立っていた。昨日ツーリストインフォメーションセンターでもらったパンフレットに載っていた、この村でのアクティビティの広告である。 -
二つある入り口の一つ。ここから村に入った。
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一人で村の中へゆっくりと進んで行く(ドライバーさんはトゥクトゥクで待機)。
舗装された細い道が村の中をずっと通っている。これでは道に迷うことはないであろう。
目が合った村人にはラオス語で挨拶をした。道に沿って土産物屋がかなり多く立ち並んでいる。 -
小さな子どもの売り子や高齢の女性が声をかけてくるが、グイグイくることはない。
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少し歩くと、先ほどの広告に載っていたアクティビティの施設に到着した。
英語がほとんどわからない高齢の男性と、若くて多少は英語が話せる女性が笑顔で迎えてくれた。
入場料として10,000K(約125円)を払い、広告にあったアクティビティをお二人に実演してもらった。
感想を記すと、狭い施設の中で限られた道具を用いて行うものばかりで、簡単な内容のものばかりであった。
それでも、若い女性はきれいな民族衣装に着替えて熱心に実演してくれたし、年配の男性は英語が分からないながらも一生懸命いろいろなことを私に説明してくれた。
このアクティビティだけを目的にこの村を訪れた場合、落胆する人もいるだろう。 -
☆☆☆許可を得て写真を撮影。☆☆☆
大きな石製の臼を回して、トウモロコシを粉にする。私も回させてもらったが、けっこう難しい。 -
アクティビティ用の大きい方の小屋に展示されていた伝統衣装。
このあと宿泊したウドムサイの中心部の衣料品店でこれと同様の色鮮やかな伝統衣装が複数種類販売されていた。
工場や工房のようなところである程度まとめて作られているのであろう。
モン族の伝統衣装は、刺繍に特色がある上、色使いがかなり鮮やかである。 -
小屋の中の壁にトウモロコシが干してあった。
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足で動かす稲の脱穀機。こちらは私でもわりと簡単に動かすことができた。
民族衣装を着ているのが案内の女性。 -
先端の部分。
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獲物に自動的に矢が射られる罠。
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少し大き目のボーガン。私も射らせてもらったところ、ダンボールの的の中心を見事射抜いてしまった。
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鉄の刃物を鍛える様子。
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もう一つの建物は、モン族の伝統的な住居を再現している。
これは米を蒸す竈。 -
宗教儀礼に関係するもの。日本の神棚のようなものだろうか。
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日常身につける服装のようだ。
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屋根のあたりはこんな感じ。
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床の上に煮炊きするコンロが作られている。
ミャンマーやタイで見学させてもらった山岳少数民族の住居も同じだったことを思い出す。 -
この小屋の外観。壁は竹で出来ている。屋根も伝統的なスタイル。
この施設を出たあと、私は村の中を自由に歩き回った。
メーホンソーン滞在中にお世話になった旅行会社のガイドMr.チューが、山岳少数民族の村を訪れると勝手にあちこちに入り込んでいたのを参考に行動した。
詳しくは、私のメーホンソーンの二つの旅行記グループを参照されたい。 -
別の家。屋根はトタン。この村では何台もオートバイを見かけた。
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電気が来ている。BSのアンテナも。
私が見学させたもらったミャンマー、タイの山岳少数民族の村で電気が来ていない村はなかった。 -
舗装された道から奥へ続く未舗装の道。奥へも行ってみた。
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☆☆☆許可を得て撮影させてもらった。☆☆☆
この男性は竹籠を編んでいた。 -
この村で売られている土産物の中には、綺麗な刺繍が施された民芸品が幾つかあった。
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道路沿いに建っている看板。この村が政府の観光プロジェクトに協力し、観光客を受け入れている村であることがわかる。
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私が訪れたとき、村の中では大人の男の人の姿はほとんど見かけなかった。畑仕事へでも行っているのであろうか。
一方、家の前で多くの女性たちが刺繍をしているのが目についた。
傍らでは、小さい男の子や女の子が遊び回っている。とても明るく、楽しそうである。
男の子たちは、小さいメンコのようなカードを使った遊びをしていた。 -
☆☆☆移動の途中、ルアンパバーン市街を遠くに望めるスポットでドライバーさんが車を止めてくれた。☆☆☆
10時11分ナウアン村を出発。
私の当初の計画よりもかなり早く今日のモン族の村訪問が終わったので、別の観光スポットへ行くことを考える。
まだ行ったことがないタートセー滝Tat Sae Waterfallへ行くことにする。
ルアンパバーン方面へ戻った後、少し山の中へ入るようだ。 -
☆☆☆ナムカーン川Nam Khan River☆☆☆
ドライバーさんと交渉し、今日のモン族の村への往復の料金と同額の250,000K(約3,125円)を支払うことで、滝へ行ってもらうことにした。
彼は自分の一存では決めかねると思われ、村を出る時に電話をかけていた。おそらく最初のドライバーに相談をしていたのであろう。 -
11時15分、ナムカーン川Nam Khan Riverの辺りにあるタートセー滝へ往復するボートの渡し場に着いた。
その頃から天気が良くなり、日差しも強い。
渡し場の駐車場には、中国ナンバーの車がずらりと並んでいる。ドライバーさんがそれを教えてくれた。 -
案内の看板。色褪せてしまっている。
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ボートは、今年6月にメーホンソーン郊外にあるパドゥン・カレン族のナム・ピアン・ディン村へ行く時に乗った渡し船と同じだった。
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☆☆☆滝の入り口手前の船着き場。☆☆☆
船を降りた先が滝の入り口で、そこで入場料を支払った。 -
ボートを降りる前に、少し離れた場所にある小さな滝を発見。
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エレファント・ライディングも行われていて、象二頭とすれ違った。背中には外国人の客が乗っていた。
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第一の滝は、滝と呼べるほどの落差はなく、水量が多い泉のほとりにある公園のような雰囲気であった。
滝壺というよりもプールのようになった場所で泳いでいる外国人がいる。 -
周囲にレストランがたくさんあった。
おそらく中国人の客は、ここで食事をして満足げに引き上げるのであろう。 -
到着前に見たGoogle Mapの口コミはイマイチだったので、あまり期待していなかったが、滝の周辺は広々としていて公園のような感じである。
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雨季ということもあり水量が多く、爽やかな景色が広がっている。
ドライバーさんがこの滝がベストだと言っていたのがよく分かった。 -
船を降りてから歩く距離も大したことはなく、格好の観光スポットだと思う。
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☆☆☆第二の滝へ向う山道。☆☆☆
第一の滝の辺りから第二の滝までは、少し山道のような所を歩いて行った。 -
第二の滝に到着。第二の滝が最も迫力があった。
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滝壺の水がきれいだ。美しい景色が広がっている。
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雨季で水量は十分。滝の轟音が心地よく響く。
滝壺のすぐ近くまで近づくことができたので、写真の撮影には好適だった。 -
上流から下流を撮影。
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水がきれいだ。
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ここなら泳いでみたいな。
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欧米人は、なぜか滝の近くまで上がって来ない。
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第二の滝と第三の滝は、人の手がほとんど加わっていないようだ。
ルアンパバーン近郊で訪れる人が最も多いタート・クワンシーの滝を今年5月に訪れた。滝のバリエーションが豊富で、なおかつ落差もある。しかし、全体が公園の如く整備されている。私の好みではなかった。
その点、この第二の滝はいい。簡単にアクセスできないので、大陸の観光客は皆無である。静かに滝を鑑賞できる。 -
☆☆☆第二の滝から第三の滝へ向かう。☆☆☆
そこから最後の第三の滝までが、けっこう険しい山道であった。
暑くて汗をいっぱいかいた。
第三の滝自体は、さほど面白味はなかった。 -
☆☆☆第三の滝。あまり滝らしくない。☆☆☆
やはり第二の滝がベストだと思う。
三つの滝を見るため、第三の滝へ至る川の両岸の山道をぐるっと回って歩いたことになる。
約2時間を要した。 -
☆☆☆第三の滝。☆☆☆
雨季なので滝らしくはあるが、上の写真のような感じ。第二の滝から苦労して歩いてくる値打ちは、あまりない気がする。 -
☆☆☆滝側の船着き場。☆☆☆
大汗をかきながら船着き場へ戻っても、ドライバーの姿は見当たらない。きっと先に対岸へ戻ったのであろう。
私もボートに乗って対岸へ戻る。ドライバーと合流し、ルアンパバーンへ戻る。 -
13時00分渡し船乗り場を出発。午後になっても日差しが強い。
13時45分ホテに到着。 -
部屋に戻っていつものようにシャワーを浴びてさっぱりする。
昨日食べなかったウエルカムフルーツの追加が置いてあった。シャワーを浴びた後、リンゴを剥いて食べた。 -
ネットで日没時刻をチェックし、夕方の日没時刻前に外出した。
すでに、メコン川の奥の山の陰に夕日が隠れてしまっていた。今日も夕日の撮影はできなかった。残念。 -
今日はガイドブックに載っていた西洋レストラン、タンゴールTangorに入った。
客がかなり入っている。やや噛みごたえがあるステーキのセット。美味しい。
【ルアンパバーン2日目、了】
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