2019/10/04 - 2019/10/04
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さっとん姉さん
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今年の6月以降、タイ、ミャンマーで山岳民族が暮らす村や、観光都市の近くに作られた観光用の村(施設)を訪れた。
これまでにラオスへは四回の旅をしたが、山岳民族の村を訪れたことは皆無であった。
今回も事前に得られる情報は少なく、大まかな旅程を計画し、ラオス入出国の方法と滞在する都市をほぼ決めた。
同じ町にできるだけ連泊することで行動の自由度を確保した。
【旅のスケジュール】
バンコク
↓ ☆ラオス入国☆
ルアンパバーン 2泊 ~この旅行記~
↓
ウドムサイ 2泊
↓
ルアンナムター 4泊
↓
ムアン・シン 2泊
↓
ルアンナムター 1泊
↓
ルアンパバーン 1泊
↓ ☆ラオス出国☆
バンコク
さてさて、今回もどのようなことに相成ることやら。
(2019.10.07~)
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【 プロローグ】
2019年の5月と8月に、ルアンパバーン、ヴィエンチャン、パークセーといった、アクセスしやすい観光都市を拠点にラオスの観光スポットを訪れた。
ラオス南部のパークセーの空港からバンコクへ戻る時、壁に貼られていたアカ族のポスター(上の写真)が私の目を惹き付けた。
乏しい情報から得たのは、アカ族が最も多く住むのはラオス北東部の中国との国境近くであるらしい。
しかし、その中心都市ポンサーリーはルアンパバーンからバスを乗り継いで14時間以上もかかるようだ。
2019年8月ラオス南部を旅行中の私の耳に、ラオス国内で起きた悲惨なバス事故のニュースが飛び込んで来た。
ヴィエンチャンからルアンパバーンへ向かっていた観光バスが運転を誤って崖下に転落し、中国人乗客29名が死亡したとのこと。
21年前に私が初めてヴィエンチャンを訪れた時は、ヴィエンチャンからルアンパバーンへ陸路で向かうことはほぼ不可能であった。山賊に襲撃される危険があるとも言われた。
空路を使いたくても、ラオス国内の航空券は容易に入手できなかった。
現在は道路事情が改善し、首都ヴィエンチャンからルアンパバーンへの道路もかなり良くなっているはずであるが、報道によると近道を通って雨季の雨に濡れた路面でスリップしたことが原因のようである。
この事故を知ったことが、ポンサーリーへ行ってみたいと思う私の衝動にブレーキをかけた。
空路と陸路をあれこれ検討し、安全面のことも考慮した上で今回の計画を立てた。 -
【10月04日(金)ルアンパバーンに到着】
バンコクのホテルで午前03時20分、いつもの通りアラームが鳴る前に起床。シャワーを浴びた後、ゆっくりパッキングする。
午前05時55分ホテルをチェックアウト。バンコクは晴れている。
パヤータイ駅06時09分発の列車でスワンナプーム国際空港へ向かう。
前回(2019年5月)初めてルアンパバーン入りした時と同じフライトである。06時55分タイスマイルのカウンターでチェックイン。 -
搭乗を待つ短い間、今回のラオス入り初っ端にルアンパバーンに今日と明日の二日間宿泊することに思いが至る。
前回の滞在中にある程度定番の観光スポットを訪れてしまっている。
プーシーの丘、朝の托鉢の見物、寺、博物館、クワンシーの滝。
ネット情報で、ルアンパバーンの近郊にモン族の村があり、ルアンパバーンからの半日のツアーの訪問先となっていることが分かる。
ルアンパバーンに支店がある日系旅行会社のツアー料金は高い。
H.I.S.の場合、半日で80USD、約8,900円である。
このツアーに参加すべきかどうか情報収集が必要である。
ルアンパバーンに着いたら、ツーリスト・インフォメーションで地図を入手し、村の位置を確認する必要がある。
タクシーのチャーターでも、モン族の村の観光プログラムに参加可能か否か? 日本の旅行会社は高いので地元の英語ガイド付きのお薦めのツアー会社は?
到着間際に色々なことが私の頭の中を駆け巡る。すべては着いてからだ。前回はただぼんやりと市内を観光しただけであるが。 -
08時25分搭乗開始。機内は思った以上にガラガラである。08時49分離陸。
機内で軽食とおやつ、水、ドリンクのサービスがある。今朝、朝食を取らずにホテルを出発したので、とてもありがたい。 -
09時57分ルアンパバーン国際空港に着陸。
空港に着いて真っ先にすることは、SIMカードの購入である。
イミグレーションでは、一人一人に時間がかかるため、けっこう待たされた。10時18分イミグレーションを通過した。
今日から2週間or15days使えるSIMカード。Arrival の出口から外に出て、前回購入したユニテルのカウンターでSIMカードを買おうとするが、誰もいない。
すると、Arrivalの出口の内側から、おねいさんが私を手招きしている。「こっちで買えるよ。」
Arrivalのドアから再入場しても、誰にも咎められないみたいだ。そんなのありかっ?
呼ばれるままに逆流し、一度は通り過ぎたユニテルの窓口へ行き、値段表をじっくり見る。価格が米ドル・タイバーツ・ラオスキープの三通りの表記となっている。 -
多分、一番お得なキープでの表記は隠してある。15日間有効、データ容量10GBのものを85,000LAK(約1,063円)で購入した。ちなみに前回購入したカードは、4日間有効5GBで値段は55,000LAKだった。
価格表では10ドルもしくは400バーツとなっている。私が今回の旅で両替した実際のレートを適用すると、前者が約1,110円、後者が約1,400円となる。
どうも価格にトリックがあるようだ。価格表の写真を撮らせてもらった。
その場でカードの差し替えとセットアップをしてもらった。 -
8月のラオスの旅で使い残したラオス通貨が少し手元にあったので、両替は市内で行うことにする。
前回と同じように50,000LAK(日本円で約625円)の空港からのリムジンサービスを利用する。
私の他に今回は他の乗客が二人同じ車だった。三人まで同じ料金なので、複数で利用すればお得になるシステムである。 -
宿泊するホテルの前まで行ってくれるので、まあこのぐらいの値段なら仕方があるまい。
ルアンパバーンもよく晴れている。今日のバンコクよりも暑い気がする。 -
☆☆☆ホテルの外観☆☆☆
10時50分インディゴハウスホテルに到着。フロントのスタッフは愛想よく迎え入れてくれた。
ウェルカムドリンクが冷たくて美味しい。
しかし、あいにく私が泊まる部屋はまだ塞がっており、チェックインは午後1時からだという。 -
ウエルカムドリンク。ちょっとした気遣いがうれしい。
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スーツケースを預かってもらい、すぐに外出する。
ホテルから三軒先にあるツーリスト・インフォメーションへ直行する。
日本語ガイドブックでは、11時半から13時半までは休憩となっている。もうじき11時である。 -
☆☆☆壁に掲示されていたルアンパバーン近郊の地図。モン族の村が載っていた。同じ地図が載っている無料の観光地図をもらった。☆☆☆
建物の中でスタッフにモン族の村のことを質問する。無料の地図がもらえた。モン族の村の場所がすぐわかった。
尋ねてわかったのは、個人でトゥクトゥクをチャーターしても、半日あればこの村へ往復できること。
村のいくつかの観光プログラムに参加可能であること(案内のパンフレットをもらった)。
トゥクトゥクのチャーター料金を教えてもらい、明日の手配をここでしてもらうことにした。
午前08時00分に私が宿泊しているホテルに迎えに来て、12時半までに帰着する。料金250,000LAK(約3,125円)を前払いした。
旅行会社の半日ツアーの場合、英語ガイドは付くがおそらく似たような内容、似たような日程であろう。さらに、ホテルのフロントでドライバーを手配するよりも、ここの方が安心である。 -
近くには旅行会社も多く、様々なツアーのプロモーションを掲示している。
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☆☆☆両替屋がたくさんある。日本円のレートは、ここがベスト。☆☆☆
その後ナイトマーケットの通りをゆっくり歩いて数件の両替屋のレートを確認して行った。
一件だけほんの少し日本円の両替レートが良い店を見つけた。 -
☆☆☆カイペーンの外観☆☆☆
昼食は前回何度か入ったことのあるカイペーンKhaiphaen
というラオス料理のレストランへ。 -
店内では雑貨なども販売している。
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鶏肉のラープとラオス・ビール(ビアラオ)の大瓶1本を注文する。ラープの味付けはかなりスパイシーだが、美味しい。
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托鉢の出発地点の交差点からゆるやかな坂道を下りナム・カーン川に架かる竹の橋を見に行くと、乾季には水面に出ていた橋が水没しているではないか。
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☆☆☆橋の近くから撮影。☆☆☆
通りがかりの人に聞くと、雨季ではこれが普通なのだと言っていた。 -
上の写真は今年(2019年)5月下旬に撮影したもの。
乾季に入り、水位が下がったら橋を架け直すのであろう。 -
その後先ほどの最も良いレートの両替屋で日本円からラオスキープへ両替をする。レートは1円=80.2LAK。今日のレートでは、10,000LAK=125円となる。
40,000円を渡して3,208,000LAKを受け取る。10万キープ紙幣が不足しているようで、5万キープ紙幣を大量に渡された。
飲み物を買って13時少し過ぎにホテルに戻る。準備ができた部屋に通される。広くて眺望の良い部屋である。エアコンもガンガン聞いている。 -
シャワーを浴びて部屋で寛ろいでいると、14時30分過ぎに遠くの方で雷鳴がした。昨日のバンコクも同じような時間帯に晴れているのに雷鳴がした。共通する気象現象なのであろうか。
昨日のバンコクはとうとうスコールにはならなかった。しばらくしてザーッと雨が降り出した。少し前に風が強くなったので、予兆はあった。 -
部屋にはウエルカム・フルーツが用意されていた。リンゴと梨。
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宿泊した最上階(4階)の部屋からの眺め。
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汚れた洗濯物を持って外出し、昼間歩いた通りをのんびり進む。
ランドリーが見つからない。まず前回の滞在中クワンシーの滝への半日ツアーを申し込んだ旅行会社に行く。
ウドムサイへのバスについて尋ねると、小型バンがホテルまで迎えに来てくれるという。ただし、電話で問い合わせてもらったら、明後日の07時00分出発とのこと。朝食をホテルでは食べられないことになる(07:00から朝食)。
その分、最初に提示された金額よりも安くなっていた。北バスターミナルの位置も定かではないし、市内からバスターミナルまでトゥクトゥクやタクシーに乗れば、今日のタクシー代以上に払わされることは明らかである。
料金120,000LAK(昼間見たツーリストインフォメーションの表にあった価格の倍である)は高いようにも思えるが、ホテルに迎えに来てくれることも考慮して、申し込むことにした。 -
この後、旅行会社の近くで昼間見つけたランドリーに洗濯物を預けた。引き取りは明日の同じ時刻である。
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昼間ご飯を食べたカイペーンの隣にちょっと良さげな T シャツ屋があった。そこに寄って気に入ったプリントの T シャツを買うことにする。
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店頭の見本を見て色と柄を選んだところ、店のご主人夫婦がかなり遠くの別の建物から持って来てくれたみたいだ。
5分待ってと言われたが、実際には5分以上待たされた。
店内のTシャツの大半は10万キープ(約1,250円)だった。ナイトバザールなどで売られているものは粗悪品が多いと思うが、この店のものは生地が良い。
私は、バンコクのプラトゥーナム市場でも最近Tシャツを買った。100バーツと150バーツ(1バーツ=約3.5円)。この店のものに比べると生地が薄く、質が悪い。 -
☆☆☆天気が良ければ山の上に沈む夕陽が見られる。☆☆☆
その後メコン川沿いをぶらぶらと歩いた。
川べりに下りて写真を撮ったが、今日は曇っているため夕陽は全くと言っていいほど見えなかった 。 -
☆☆☆ゴーヤーを売っていた。ゴーヤーを使ったラオスの料理、食べてみたい。☆☆☆
ホテルの方へ戻る途中、市場の前を通った。新鮮な野菜に目を引かれる。 -
☆☆☆ナイトマーケットの準備中。☆☆☆
ナイトマーケットの通りに出て、まだ準備中の店の中を店の人たちに迷惑そうにされながら歩いた。
前回(2019年5月)の滞在中に気に入って何度も通ったレストランBouang Asian Eaterに入った。 -
メニューに載っている魚の料理を注文したが、見た目は小綺麗で写真映えするような感じではあるが、料理としては今一つ物足りない。
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その後ナイトマーケットの中をホテル方向へ戻った。わずかだが雨が降ってきた。
宿泊しているホテルのすぐ横に、市場に通じる狭い路地がある。入っていくと人が大勢いる。大皿式のビュッフェが大人気。座る余地がない。さらに奥の食堂も人がたくさん入っている。
そこになんとか席を見つけて、カオ・ソーイ(ラオス北部の代表的な麺料理)を一品だけ注文した。 -
壁に掲示された英語も添えられたメニュー。
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ラオス式のカオ・ソーイを初めて食べた。
タイのメーホンソーンや、タイ北部の料理を提供するバンコク市内のレストランで食べたカオ・ソーイとは全くの別ものである。
どちらも美味しいので、両方食べてみることをお勧めする。
この後は大人しく部屋に戻って昼間買ったビールを飲む。
気が付くと明かりを全てつけたまま、ベッドの上で寝落ちしていた。
【ルアンパバーン1日目、了】
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