2014/08/30 - 2014/08/30
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ハンブルクで3泊の後、ハノーファーに宿を移します。前日、女房がベルリンを見たいと言い出し、当初予定になかったベルリン経由でハノーファーに行くことになりました。とんだ予定外の遠回りです。
2年前に女房を海外旅行に連れ出したのがきっかけで、毎年夏にはドイツに行こうということになり、夫婦で行く海外旅行も今回で3回目となります。今回は北ドイツからメルヘン街道を南下するルートで計画、用意したのはジャーマンレイルパス(フレキシーツイン2等6日)。
旅行の日程は以下の通り:★印がこの旅行記です。
8月27日(水) 10:45関空~15:00ヘルシンキ経由17:30~18:30ハンブルク着(ハンブルク泊)
8月28日(木) ハンブルク、シュヴェリーン、リューネブルク(ハンブルク泊)
8月29日(金) ハンブルク、リューベック(ハンブルク泊)
★8月30日(土) ベルリン(ハノーファー泊)
8月31日(日) ゴスラー、ヒルデスハイム、ハノーファー(ハノーファー泊)
9月01日(月) ブレーメン、ツェレ、ハーメルン(ハノーファー泊)
9月02日(火) カッセル、ゲッティンゲン、ハン・ミュンデン(ハン・ミュンデン泊)
9月03日(水) フルダ、アルスフェルト、フランクフルト(フランクフルト泊)
9月04日(木) 11:45フランクフルト~15:10ヘルシンキ17:20~(機内泊)
9月05日(金) 8:55関空着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- フィンランド航空
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ホテルから眺めた朝のハンブルク中央駅です。
今日はハノーファーに移動する予定ですが、昨日女房が突然ベルリンを見たいと言い出し、ベルリン経由でハノーファーに行くことになりました。今回の計画にはなかった全くの予定外の回り道です。 -
8:06ハンブルク発のICEで9:48ベルリン中央駅到着。今までのドイツ鉄道の旅では車窓からの眺めも楽しみのひとつでしたが、この路線では印象に残る風景は全く無かったように記憶しています。
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コインロッカーに荷物を預けて(大6ユーロ)、中央駅から6つ目のWarschauer Strasse駅に移動しました。
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駅からヴァルシャウアー通りWarschauer Str.を南に向かいます。写真は駅の跨線橋から見た東の風景。東西統合後、再開発されたベルリンですが、未開発地区はまだたくさん残っていますね。
19年前(1995年)初めてベルリンに来た時は東の地区はもっと殺風景でした。 -
シュプレー川の手前、ミューレン通りとの交差点です。向こうに延びる橋はオーバーバウム橋Oberbaumbrücke。
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右手のミューレン通りMühlenstr.に沿って壁。ここからオスト駅まで1.3kmに渡ってイーストサイドギャラリーEast Side Galleryとしてベルリンの壁が残されています。
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壁の東側(正確には北東側の面)に世界各国のアーティスト118人が絵画を描き、壁の保存運動の後に文化財として残されることになりました。
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壁の裏側はシュプレー川です。目の前には観光船、かと思ったのですが、ホステル・ボートと書かれています。どうやら船上宿泊できるユースのようです。
左に見えるのはオーバーバウム橋です。 -
こちらは壁の裏面(南西側の面)です。こちら側は芸術性の低いタダの落書きです。
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それでは壁の表側に戻って、ミューレン通りを西に移動します。
これはチェックポイント・チャーリーの絵ですね。 -
向こうに人だかりが見えます。さすが人気作。
この後、向こう側からC国軍団が現れて絵の前を占拠。写真どころか、通り抜けることができません。迷惑な人たちでした。 -
旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長との「兄弟のキス」。はっきり言って気色悪いだけの絵ですが、同じポーズで撮る気色悪い奴らもいます。
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BERLINがNEW YORKとTOKYOと、Yでつながっています。Yを鉄条網に見たてているのでしょうが意味不明。
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面白いアートが続きます。
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まだまだ続きます。
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日本を題材にした作品ですが、この作品への落書きは多すぎ!すごい量です。しかも漢字を使う他国の人の落書きが多いのには怒りを感じます。たまに日本人の落書きを見つけた時にはガッカリしますが。
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イーストサイドギャラリーの紹介でよく登場する絵ですね。で、何なのこれは?
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トラバントが壁を破って西側へ飛び出していくシーン。この壁の裏面(西側)に描かれていればもっとリアルですね。ナンバープレートの1989年11月9日は記念すべき日です。
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この先しばらく行くとギャラリーが途絶えたので、そこで右折しオスト駅Ostbahnhofへ。ここからS-Bahnで中央駅方面に2つ戻ってアレキサンダープラッツ駅へ移動しました。
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駅前は駅の名前の通り、アレキサンダー広場Alexanderplatz。観光客用の自転車タクシー(人力3輪車)がずらり。
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おっ、この赤いパラソルのお兄さんはBS「世界ふれあい街歩き」に登場していたソーセージ屋台のお兄さん。この装備の重量は25kgあるそうです。
焼きたてのソーセージ、もちろん買いました。 -
ド派手に塗装されたトラバントが飾ってありました。みんが記念撮影。
実はこの後ろにテレビ塔Berliner Fernsehturmが建っているんですが、近すぎて撮れません。 -
イチオシ
テレビ塔の西側にある聖マリエン教会St. Marienkircheまで移動すると塔の全容が見えてきました。テレビ塔の高さは368m(1969年建造)。
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ついでに聖マリエン教会を見学。内部は真っ白で、清楚な雰囲気。創建は13世紀のようです。
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中央祭壇です。
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拝廊側。
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パイプオルガン。
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説教壇。
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カール・リープクネヒト通りKarl-Liebknecht Str.を西に進んでいます。テレビ塔から遠ざかるほど、その高さが感じられるようになります。
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再びシュプレー川が登場。川沿いには大聖堂。
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観光船の乗り場になっているようです。
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川に面したベルリン大聖堂Berliner Domの東側の面。
教会の創建は1451年ですが、1538年に最初の大聖堂が完成。1750年に改築された2代目大聖堂をさらに皇帝ヴィルヘルム2世の命により改築(1894-1905年)して現在の3代目大聖堂が完成しました。 -
ぐるりと回って大聖堂の正面(西側)。
大聖堂は大戦で損壊(1944年)し、1983年に修復が完了しました。損壊前は114mの高さがありましたが、修復時に天蓋は低めに改築され、高さ98mになりました。
※「D社の歩き方」には高さ114mと書いてありますが、これは間違いです。 -
正面の彫像。
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イチオシ
ここは博物館島Museumsinsel、シュプレー川にできた中州の北半分の地域です。
大聖堂の前(西側)は公園ルストガルテンLustgartenです。 -
公園に面して北側には旧博物館Altes Museum。ベルリン美術館という名の美術館はなく、旧博物館を含む5つの博物館で構成していて世界遺産になっています。
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博物館島の西側をシュプレー川に沿って北上しています。
旧博物館の北側にあるのが新博物館Neues Museum。川の西側にも観光船。 -
その北側にはペルガモン博物館Pergamonmuseum。ペルガモンの大祭壇が(すぐにか既にか)改修工事されるらしく、2019年までの予定みたいです。それなら完全修復されてから再訪し、全部の博物館をゆっくり見学してまわろうなんて考えて素通りです。
※旅行記執筆時(2020年7月)現在、すでに工事は終わっているはずですが、新型コロナでそれどころではありません。ベルリン再訪はいつになるのか。。。 -
さらにその北側はボーデ博物館Bode-Museumです。
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ボーデ博物館が博物館島の北端です。
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博物館島の絵葉書です。写真下が北です。
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イチオシ
博物館島の北西部に架かるエーベルト橋Ebertbrückeを渡っています。橋からみた博物館島北端です。博物館島のおなじみの風景ですね。
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橋を渡ってそのまま北へ歩くとすぐにOranienburger Str.駅です。オラニェンブルガー通り沿いに見えたシナゴーグSynagoge。
ここからS-Bahn (S2)でBrandenburger Tor駅に移動しました。ジャーマンレールパスはU-Bahnが使えないので、S-Bahnだけを利用して動いています(せこい!)。 -
Brandenburger Tor駅に到着。東側(パリ広場Pariser Platz側)から見るブランデンブルク門。広場では何かステージが組み立てられ、何か催しがある様子でした。
1995年にここに来たときは、まだベルリンの壁の破片が売られていました。壁が壊されて6年たっており、どこの壁かわからない怪しいものばかりだったのを憶えています。 -
四頭立ての馬車に乗った勝利の女神ヴィクトリアの像を撮るつもりが、ヴィクトリアが隠れています(おそまつ)。この像は侵略してきたナポレオンによってパリに持ち去られましたが、1814年プロイセン軍がパリを占領して再度ベルリンに持ち帰られました。
ベルリンが東西に分割された時、門のすぐ西に境界線が引かれ、当時この門は東ベルリン側にありました。 -
こんな絵葉書を購入しました。1962年のブランデンブルク門です。
ベルリンの壁の建設がスタートしたのは1961年8月12日です。 -
門の東にウンター・デン・リンデン通りUnter den Lindenが延びています。この先が大聖堂のある博物館島です。
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ブランデンブルク門から南にエーベルト通りEbertstr.を進むとホロコースト記念碑
Denkmal für die ermordeten Juden Europas(虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)があります。 -
ここにはコンクリート製の石碑2711基が置かれています(2005年5月開設)。
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石碑はあえてシンボル性を無くして作成されており、低いのから高いのまであります。
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エーベルト通りをさらに南に向かいます。
今では旧西ドイツのあちこちでも見られるアンペルマンですが、一応本場のアンペルマンを記念に1枚。 -
すぐに高層ビルが建ち並ぶ地域に到着。
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ここがポツダム広場Potsdamaer Platz。壁崩壊後は大規模な再開発工事が行われています。
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広場を横切って断片的にベルリンの壁がありますが、これは移設されたものでしょうか。
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冷戦の象徴であったベルリンの壁を横から。
冷戦を避けるべく、私も女房との間に壁を作らないよう努めています。 -
ポツダム広場からポツダマー通りPotsdamer Str.を西へ、ソニーセンターの前を通り過ぎると。。。
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コンサートホールKammermusiksaalがあります。ベルリン・フィルハーモニーの本拠地です。
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コンサートホールの南側にはマテイキルヒ広場Matthäikirchplatz。さらに広場の南側に聖マテウス教会St. Matthäus Kircheがあります。
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プロテスタントの教会です。残念、閉まっていました。
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そして広場の西側にはベルリン絵画館Gemäldegalerie。入り口はあっちという矢印。
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絵画館入り口。今日は街の風景や施設の外観を見るだけだったので、ひとつくらいは入館することに。
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女房の目当てはこれ。
2年前(2012年)日本に「真珠の耳飾りの少女」が来たのを機に、にわかフェルメールファンが急増したらしいですが、女房もそのひとりです(神戸で見てきました)。 -
フェルメール「ワイングラスを持つ女」(別題:紳士とワインを飲む女)。オランダ人は室内でも帽子を被るのか気になりました。
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フェルメール「真珠の首飾りの女」の部分拡大。「首飾り」と「耳飾り」が紛らわしい。
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私のお目当ては、ピーター・ブリューゲル(父)の「ネーデルランドの諺」です。
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この絵には118の諺が描かれています。右下は「覆水盆に返らず」、中央の茶色の服の男は「豚に真珠」、中央下の白い服の男は「後の祭り」などです(実はすぐにわかったのはこの3つだけですが)。
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館内風景。
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イタリア絵画で一番目を引いたのは、ラファエロ「聖母子と小さな洗礼者聖ヨハネ」でした。
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絵画館を出て、ポツダム広場方向に戻ります。
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ソニーセンター前にあったレゴでできたキリン。ここにはLEGOLAND Discovery Centreがあります。
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ソニーセンターはポツダム広場再開発の目玉として建設された複合商業施設です(2000年完成)。
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すごく賑やかではありますが、休息にも適している場所のように思えます。
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そろそろ中央駅に向かいます。
Potsdamaer Platz駅からS-Bahnで中央駅に戻りました(Friedrichstrasse駅乗り換え)。 -
ベルリン中央駅は駅全体が吹き抜けになっています。地上ホームは東西に、地下ホームは南北に伸び、交差しています。
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駅の中はたくさんの店やレストランでいっぱい。ショッピングフロアではコンサートが行われていました。
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おやつ代わりにカレー・ブルスト。今やドイツのどの街でも食べられるファースト・フードになっていますが、やはり発祥の地で食べておかないと。
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急遽予定変更で実現したベルリン観光。東地区を中心に動きましたが、見た所はほんの少し。しっかり見るためにはあと2日は欲しいところです。
中央駅の外観を見ていなかったので、いったん駅から外へ。 -
ベルリン中央駅、南側入り口です。
名残を惜みつつ荷物をピックアップして、今夜の宿であるハノーファーに向かいます。ICEよりは乗車時間が少し長いですが、先発のICの方が確実に座れそうだったので急遽こちらに飛び乗りました。16:36発のICで18:37ハノーファー着。 -
場面は変わってハノーファーのレストラン。駅前のホテルにチェックイン後、女房が予め調べていたレストランで夕食、今20:00頃。
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本来ハンブルクからブレーメン観光してハノーファーに来る予定が、ベルリンを入れてしまったため、旅行プランが大きく崩れてしまいました。これを修正するため、明日はゴスラーとヒルデスハイムを見た後で、ハノーファーの散策という忙しい日程となりました。
(ゴスラー)https://4travel.jp/travelogue/11637074
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