スペイン東部、カタルーニャ州ジローナ県の町であるベザルーを訪れました。古くからカタルーニャの要所の町であり、1966年にはその建築物群の価値から”国家歴史芸術複合施設”を宣言しました。中世の都市計画が垣間見える田舎の町として多くの観光客が訪れます。<br />★カタルーニャ・ロマネスク様式の美しい橋や教会など、情緒ある街並みを散策。

ベザルー_Besalú　シンボリックな中世の橋！中世カタルーニャ都市計画の貴重なサンプルとされている町

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2019/08/17 - 2019/08/17

19位(同エリア79件中)

エリア

ジローナ(スペイン)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

グルメ: 3.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 20万円 - 25万円

交通手段: レンタカー

航空会社: ANA

旅行の手配内容: 個別手配

２０１９年の夏休み、スペイン・カタルーニャ地方を中心に、アンドラ公国そしてちょこっとフランス・オクシタニー地方を巡るレンタカーの旅です。この旅行記では、カタルーニャ州ジローナ県のべザルーと言う町へ。
べザルーの案内看板が出て来ました。ジローナからもそう遠くありません。
旧市街の城壁外の路肩に駐車エリアを見つけてレンタカーを駐車。
旧市街の南、「サン・ペレ広場」からアプローチ。
まず目に入るのは「サン・ペレ修道院」、12世紀のロマネスクとバロックの混合様式です。
現在は修道院は無くなり、この教会だけが残っています。
後陣と鐘楼。
広場を囲んでたくさんのレストランやバル。テラスは賑わってました。
サン・ペレ修道院の向かいには「サンタ・フェ教会」、12世紀のロマネスク様式。かわいい教会です。
広場の北側へ、ガンガネイ通りからサン・ヴィセンス通りへ。
その通りに建つ「サン・ヴィセンス教会」、12～13世紀に建てられたロマネスクとゴシックの混合様式。
14世紀ならびに17世紀に改築されたとのこと。
その後陣と、マホール通り。
「リベルタ広場」にやってきました。
広場の周りの建物のアーケード。
この広場に面する、レストラン「クリア・レイアル（Curia Reial）」にて休憩。
なかなか雰囲気の良いレストランです。
カウンターでカーニャでも。
カラマレス・フリトス（イカリングのフライ）。
そして、クロケタス（コロッケ）をオーダー。
料理のコスパはそれほどでもありませんでした。
コンテ・タリャフェル通りを東へ。
ルカフォルト通りにある展望台へ。ここは11～12世紀の要塞でした。
展望台から望む、フルヴィア川に架かるロマネスク様式の「中世の橋」。中世の橋とは言っても、もちろんその後修復は繰り返してます。
「フルヴィアの窪地」と呼ばれるエリア。
橋の上に行ってみましょう。
この橋は11世紀から存在する記録があるようです。その後幾度かの洪水（14～18世紀にかけて7回)により修復を繰り返し、1880年には産業道路として真ん中の塔が解体されたり、挙げ句の果ては1939年のスペイン内戦中に2つのアーチが爆破されたりと、散々な目に遭いながらも中世当時の形に修復され今に至るらしい。
橋からさきほどの要塞展望台を望む。
フルヴィア川を望む。
橋の袂の川沿いには、かつて15世紀ごろにユダヤ人街があり、ここにシナゴーグ（ユダヤ教会）があったそうです。地元民とユダヤ人が平和的に共存していたのもこの町の特徴らしい。
地図を見る

河岸から中世の橋を望む。
普通の街並みも少し。トカゲの工芸品、スペイン各地でよく見ます。
いい雰囲気のレストラン。
コンテ・タリャフェル通り。
プレタレト通り。
「サン・ジュリア病院教会」、12世紀のロマネスク様式のファザードのみオリジナルの建物というおもしろい教会。
800年以上も前に彫られた謎の動物。
サン・ペレ広場に戻ってきました。
そろそろベザルーを後にします。
10世紀には丘の上の城下に町があったと記録が残るベザルー、現代の市街は様変わりしてしまったそうですが、教会や橋などが貴重な中世カタルーニャ建築を今に遺しています。
さて、次は今回の旅の最後の訪問地、コスタ・ブラバのトッサ・デ・マールへ進路をとります。