2019/08/13 - 2019/08/14
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この旅行記のスケジュール
2019/08/13
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ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村のB&Bにチェックイン
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カナレット大鍾乳洞
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ヴィルフランシュ・ド・コンフラン、村の城壁を観光
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村の人気のレストラン、ル・エシューゲットでディナー
2019/08/14
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カニグー修道院
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リベリア砦
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この旅行記スケジュールを元に
フランス南西部、オクシタニー地域圏、ピレネー=オリエンタル県の村であるヴィルフランシュ・ド・コンフランを訪れました。ピレネーの麓の渓谷に佇むこの小さな村は、”フランスの最も美しい村々”のひとつにも認定され、世界遺産に登録された要塞が残り、近郊の聖なる山に天空の修道院があり、景観列車の始発駅や鍾乳洞もあり、周囲を含め見どころ満載の村です。
<表紙画像>
左:要塞から見た「ヴィルフランシュ・ド・コンフラン」の集落
右:カニグー山の中腹に建つ「サン・マルタン・デュ・カニグー修道院」
★村内のアンティークなB&Bに泊まり、手頃で人気のレストランでカタルーニャ・フレンチ料理を堪能。
★世界遺産の村の要塞・砦はもちろんのこと、近郊の聖地カニグー山の天空の修道院や、村近郊の鍾乳洞を訪問。
[いただいた郷土料理]
◎ロニョン・ド・ヴォー
◎フィデウア
※見どころが多すぎて、かなりの長編になってしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2019年の夏休み、スペイン・カタルーニャ地方を中心に、アンドラ公国そしてちょこっとフランス・オクシタニー地方を巡るレンタカーの旅です。この旅行記では、ピレネーのアンドラ公国からフランスへ入ります。
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アンドラとフランスの国境付近で、「エンヴァリラ・トンネル」というトンネルを通ります。その料金ゲート。
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長さ3kmほどのトンネルです。
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トンネルを抜けると、すぐにフランスのオクシタニー地域圏に入ります。
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霧の中で渋滞に遭遇。ヨーロッパは相変わらずモトライダー多し。あぁ、いつかやってみたい欧州ツーリング。
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渋滞の原因はコレでした。タンクローリーの事故?故障(油漏れ)?
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峠を下りて、霧も晴れました。
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ピレネー山脈の山麓を走る、セルダーニュ鉄道の「セジュルネ橋」をくぐります。セルダーニュ鉄道は、景観列車”トラン・ジョーヌ(黄色い列車)”が運行されています。
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そして、路肩の看板で、ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村に近づいたことを認識。
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山の上に「リベリア砦」が見えてきました。この麓がヴィルフランシュ・ド・コンフランの村です。
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テー川とその支流であるカディ川が交わる場所に、城壁に囲まれた村…
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この城壁の中が、ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村です。
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翌日に訪れた山の城塞から見た村全体の眺望を、先に紹介してしまうとこんな感じ。東西に細長く、それでも300mほどの小さな村です。
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では、東側の「フランス門」から村へ入ってみましょう。
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通りは多くの観光客で賑わっています。
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まずはこの日宿泊するB&B「ル・アンシエーヌ・ポステ(l'ancienne poste)」へ。
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普通のアパートメント過ぎて、見つけるのにちょっと一苦労。
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エントランス。ホストに温かく迎えていただきました。
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客室のドア。
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ずいぶん広い部屋です。
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リビング。
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ダブルベッド。アンティーク好きの妻興奮。
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バスルーム。
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洗面台。いずれも広さがあり使い勝手も問題ありません。
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さて、チェックイン後に向かったのは、村から300mほどのところにある「カナレット大鍾乳洞(Grotte des Grandes Canalettes)」。
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村に着いたのが夕方近くだったので、夜までの時間を使ってちょうどよい場所だったので、最初にここを訪問しておくことに。結構並んでいますよ。
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まぁ、日本にも良くある鍾乳洞です。
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1951年に偶然発見されたこの鍾乳洞は、1980年代に入って研究チームによって調査され、1982年に公開されたとのこと。
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見学ルートの奥、地下の”大聖堂”と呼ばれる場所。観客席があり、多くの人が座って待っているのは「光と音のショー」。これにはあまり興味ないのでパス。
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わざわざフランスまで来て鍾乳洞に行くことないんじゃないの?…という気もしますが、ピレネーの自然の一部として、またここは夏しか開いていないのでチャンス…ということで。
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”ここでしか見れない”という規模や希少性はないと思いますが、『地下のヴェルサイユ』を謳っているだけあり、美しい鍾乳洞でした。
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村からも近いですし、時間に余裕があればお勧めです。
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村へ戻り、夜までは街ブラ。
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村を囲む城壁でも歩いてみましょう。スペイン門の傍にあるココが入口です。
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ここで入場料を払います。
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村全体がこういう城壁に囲まれています。
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城壁内の通路。
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通路がパネルギャラリーになってます。
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村側の眺望。
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これは、鉄を鍛える機械の様です。水車を回して、左の大きなハンマーで熱した刀剣などを打ちます。
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これらの城壁、そして山の中腹にあるリベリア砦、更にそれらを繋ぐ地下通路は、「ヴォーバンの防衛施設群」として世界遺産に登録されています。
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セバスティアン・ル・プレストル・ド・ヴォーバンは、17世紀にルイ14世に使えたフランスの軍人で、築城の名手と呼ばれました。
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城壁の周回を終えて、再び街をぶらぶら。
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夕方になって観光客は減ってきました。
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フランスだけでなく欧州では、こういったお店看板を多く見かけます。
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この村の看板は、どれも地味目でシンプルなもの。田舎の村ということもありますが、昔の趣をあえて残しているとも思われます。
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シンプルでありながらも、何を扱う店なのかが想像できるデザインになってます。
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ここは、バー&レストラン。
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ここは、ジュエリー。こういった看板を見て回るのも一興です。
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村の東、ジェニ広場の片隅にあったのが「キノコの店」。
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キノコの紹介。右側には”毒キノコに注意”。
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城壁の角には”監視塔”。
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そうこうしているうちに夕食の時間です。目をつけていたレストラン「ル・エシューゲット(l’echauguette)」にて。店の名は、”監視塔”を意味します。
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某口コミサイトでは、ヴィルフランシュ・ド・コンフランのレストラン15軒中2位(2020年5月現在)というなかなかの好評価レストラン。ほぼ満席です。
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2皿+デザートを選ぶ18.5ユーロのメヌ(Menu=コース料理)でいきましょう。まずは、いつものように、ハウスワインとミネラルウォーターをセットで注文。
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ボードに書かれた筆記体のフランス語メニューはさすがにキツイので、英語で説明してもらいました。最初の皿は、本日のスープを選択。ガスパチョでした。
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こちらも最初の皿、ムール貝のグラタン。
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パン。
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メイン料理は、ロニョン・ド・ヴォーを選びました。仔牛の腎臓。モツっぽくてコリコリして美味い。
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こちらもメイン料理のフィデウア(米ではなくパスタを使ったパエーリャ)。カタルーニャに近いですからね。
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デザートはクレマ・カタラナ。
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そして、パンナコッタ。
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カフェ・ノワゼ。これでしめて、二人でトータル61ユーロ。安っ!
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店を出る頃にはすっかり暗くなっていました。これから入るお客さんも。
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夜の山に浮かぶリベリア砦。ライトアップされてますね。ここは翌日に訪問します。では、おやすみなさい。
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翌朝…B&Bの客室の窓から。宿泊者は城壁内に車を入れることができます。
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朝食場所となるダイニングルーム。私たちの他にも2組のお客さんがいました。
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朝食の内容はこんな感じ。フランスはやはりクロワッサンが美味しいです。写真を撮ってくれたり、明るく親切なホストがもてなしてくれます。
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さて、腹ごしらえを終えたところで、村の南東のカニグー山方面へ向かいます。”カニグー修道院”を訪れるためです。
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「カステイユ(Castail)」という村に入りました。
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ここは、マリアイユ道路沿いにある、”カニグー修道院”への登山道入り口。既に数台の車が停まっていて、修道院へ向かったようです。
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このような山道をハイキング気分で登ります。なお、サン・マルタン通りから行く道の方が舗装路で歩きやすいようです。
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途上は、こういったガレ地もありますので、トレッキングシューズなどそれなりの装備が必要です。
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登り始めて40~50分くらいでしょうか、岩場に建物が見えてきました。
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「サン・マルタン・デュ・カニグー修道院(Abbaye Saint-Martin du Canigou)」に到着。聖なる山、カニグー山の中腹に建つカトリック教会の修道院で、11世紀のロマネスク様式です。1889年にフランス歴史遺産に認定されました。
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着いたらちょうどガイドツアーの始まる時間だったので、即合流。ガイドさんの背後には、修道院の守護聖人”聖マルティヌス”の像。
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10世紀ごろ、このあたりのピレネー・オリエンタル地方は現在のスペイン・カタルーニャ州とあわせて「カタルーニャ公国」でした。
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ガイドによると、1000年ごろにコンフラン・セルダーニュ伯のギフレ2世とその妻ギスラが修道院の建設を決定、ギフレ2世の弟の別の修道院長の協力を得て建てられたそうです。
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1009年に修道院が聖別されました。その後、15世紀の大地震でダメージを受け、18世紀には最後まで残っていた5人の修道士が退去し、閉鎖されてしまいました。
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柱に残る霊的意義。「宗教行列」。
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「サロメのダンス」。
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「タンタロスの責め」。
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アーチにはめ込まれた3つの平墓石のうちのひとつ。地下聖堂の13~14世紀の大修道院長の墓を覆っていたものだそうです。
回廊の次は教会へ。 -
教会内は撮影禁止なので外観のみ。
この修道院は、18世紀の閉鎖後は廃墟となっていましたが、19世紀の後半になり、カタルーニャ文学最高の詩人とされるジャシン・バルダゲー氏による叙事詩”カニグー”にて注目を受け、20世紀にパルピニャンの司教により修復されたそうです。 -
教会の次は、聖母マリアに捧げられ、一部の大修道院長が埋葬されていたという地下聖堂へ。9~10世紀ごろに最初に造られた聖堂で、その後教会をかぶせるため補強されたらしいです。
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ガイドさんが指し示してくれた天井の痕跡。挟まれて残った木片が見えるのが、補強の痕跡…と説明していたと思います。(たぶん)
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鐘楼の手前の日さしの下には、岩に掘られたギフレ2世とギスラ夫人(推定)の2つの墓があります。
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鐘楼を抜けて、修道院の見学は終わりです。
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お土産屋さんと洗面所もあります。
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そして、修道院から少し山道を登ると…
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…このような展望台にたどり着きます。
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ここからの眺望は必見です。いやスゴイところに建ってる…。
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ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村へ戻ってきました。
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カフェ&レストラン「ル・カニグー(Le Canigou)」にて軽くランチといきましょう。
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冷えたコーラが美味い!
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ハンバーガープレート、ボリューム満点!
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さて、観光の最後はあそこです。「リベリア砦」。
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車で送ってもらうプランを申込み。こちらがチケット。ひとり11ユーロです。
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指定の時間に広場でピックアップ。
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こんな感じで山を登って行きます。
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「リベリア砦(Fort Liberia)」に到着。
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周囲の渓谷を防衛するために、17世紀に建造されました。前述のように、ヴォーバンによるもので世界遺産に登録されています。
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19世紀には、ナポレオン3世により強化されたそうです。
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眼下には、村の最寄駅である「ヴィルフランシュ・ヴェルネ・レ・バン駅」が見えます。
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ちょうど、名物の景観列車”トラン・ジョーヌ(黄色い列車)”が停車していました。
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迷路のような城壁内を、順路に沿って歩きます。
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居住区が見えてきました。
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フランスでも最も安全な砦のひとつとされ、監獄として使われていたこともあるそうです。
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牢屋の中は人形。
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教会もありました。
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その内部。
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教会周辺から砦に出ると…
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ヴィルフランシュ・ド・コンフランの村と渓谷の見事な眺望が広がります。
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さて、ここからは、砦と村を繋ぐ地下トンネルで村へ戻ります。
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途中の踊り場から。村が近づいていました。
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さらに長い階段を下ります。もちろん、上ってくる人もいます。
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ここが村側のトンネルの出入り口。
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村との間にはセルダーニュ鉄道の踏切。
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砦から下りると、ここが村の入口になります。
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村に入ってまっすぐ進むと教会広場へ出ます。ここに建っているのが「サン・ジャック教会(Eglise de Saint Jacques) 」。最後にここを見学します。
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ピンクの大理石が特徴。
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12~14世紀創建のロマネスク様式の教会です。1862年にフランス歴史遺産に認定されてます。
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17世紀後半、村の要塞を強化する際に教会の西側に隣接していた回廊は破壊されてしまったそうです。
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さていよいよ、盛り沢山だったヴィルフランシュ・ド・コンフランを後にします。
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”フランスの最も美しい村々”のひとつにも認定され、世界遺産に登録された要塞が残り、近郊の聖なる山には天空の修道院が佇み、景観列車やジオパークもあり…盛り沢山で予想に反し長編旅行記となってしまいました。…僻地の小村かと思っていたら、多くの人々が訪れる一大観光エリアです。
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旅行記グループ 夏のスペイン東部 カタルーニャ州とアンドラ、南フランスをレンタカーで巡る旅
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