スペイン東部、カタルーニャ州ジローナ県の村であるサンタ・パウを訪れました。ガロッチャ自然公園内にあるこの村は、13世紀頃に栄えた中世の建物が保存され、カタルーニャの美しい村の一つとして知られています。<br />★ローマ帝国時代から地域防衛の要衝であった、中世の雰囲気漂う村を散策。

サンタ・パウ_Santa Pau　”サン・パウ”ではありません！中世が色濃く残る街道沿いの村

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2019/08/16 - 2019/08/16

23位(同エリア83件中)

#カタルーニャの美しい村

エリア

ジローナ(スペイン)

旅行の満足度: 3.5

観光: 3.5

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 20万円 - 25万円

交通手段: レンタカー

航空会社: ANA

旅行の手配内容: 個別手配

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２０１９年の夏休み、スペイン・カタルーニャ地方を中心に、アンドラ公国そしてちょこっとフランス・オクシタニー地方を巡るレンタカーの旅です。この旅行記では、カタルーニャ州バルセロナ県の山間部の小村巡り、サンタ・パウという村へ。
先に訪れた村であるルピからは北東へ40km弱の道のり、風光明媚な自然公園の中をゆったりとクルージング。
そして、例によってのどかな風景。
サンタ・パウに近づいてきました。
サンタ・パウの村に入ります。この村は、オロト平原の南、ラガロッチャ火山地帯自然公園の真ん中、山脈の間の平たんな場所に位置します。

村の西側にある公共の無料駐車場。観光案内所もあります。
新市街の駐車場から200mほどにある旧市街まで歩きます。
マジョール通りを進むと「展望広場」、谷越しに旧市街が見渡せる場所です。
広場の一角にある水道。20世紀半ばのもの。
ローマ帝国とアラブ勢力に砦の拠点として選ばれ、その統治を経て9世紀にはその存在が記録されているこの村は、13世紀頃に最盛期を迎え城や城下町そして城壁の建設が行われたとのこと。その中世の佇まいが残されているということで、美しい村の一つとして知られています。
その旧市街の方さらにへ進みます。
こちらは村役場。
ポン通りを経て，アーケードをくぐると…
…マジョール広場に出ます。
この広場周辺が村の中心エリア。

アーケードのアーチに囲まれた趣き溢れる広場。
13世紀頃の村の最盛期に形成された中世の遺構、かつ現在も現役。
アーチの形も単一ではありません。
広場に面して建つのが「サンタ・パウ教会」。
16世紀の後期ゴシック様式です。
その内部。この教会は、14世紀に要塞内に建てられたサンタマリア教会が、15世紀初頭の地震で一部が壊れてしまった後に改築されたそうです。
15世紀の終わりに着工し、16世紀に完成したとのこと。
これまで見てきたロマネスク様式教会の雰囲気とは少し異なります。
教会の隣のヴァルズ広場には城跡。この城の記録は10世紀にさかのぼるらしい。
シンプルな建物で一見修道院の様に見えますが、塔が城塞であることを主張しています。
ヴィラ・ヴェリャ通りの城跡の壁に像。
女の子？…でしょうか？
旧市街の北の端っこまで来ました。
城壁をマール門から出ます。
城壁の外の谷は、遊歩道になっています。
谷間から旧市街を見上げる。
谷を渡って新市街へ戻って来ました。
駐車場へ戻り、サンタ・パウを後にします。
火山帯に囲まれた平原の高台にある村で、幹線道路が開通しているので秘境感はありませんが、旧市街の中世の雰囲気はしっかり保存されていました。
次は、火山帯の町オロットへ向かいます。