タイ中部7都市を巡るロードトリップ in Thailand★2019-2020　01　1-2日目【名古屋⇒BKK⇒チャンタブリー】

2019/12/26 - 2020/01/02

このところ毎年1-2回渡航しているタイ。
数えてみたら10年連続だったので、今回の訪タイはビーチリゾートでのんびり予定を変更し、タイ中部をロードトリップして、未だ行ったことのない小さな街を巡ることにした。
急遽プラン修正したため、1番の問題は夫の国際免許証取得（有効期限が1年なので、前年の北タイ周遊で申請した国際免許証は期限切れになっていた）で、どう考えても12月の慌ただしい時期に運転免許試験場へ行っている時間が無く（国際免許証申請は平日のみ）、危うい賭けだけど渡航日当日の朝イチに取りに行くことに。
当日は年末間近＆運転免許試験場が大規模工事中で、業務縮小ということもあり凄く混雑していたけど、無事取得し空港へ向かうことができた。
セントレアの第2ターミナルは2019年秋に完成して間もないため、LCCは第1ターミナルから少しずつターミナル移動している状況で、今回搭乗予定のタイ・ライオンエアは11月末でも第1ターミナル側に名を連ねていたから「切り替えは来年だろう」と勝手に思い込んでたら、12月1日に【タイ・ライオンエアは第2ターミナル出発に】というニュースが飛び込んできて落胆した。
クレジットカード優待特典のアウター空港預かりサービス（冬季限定）を利用するには第1ターミナルへ立ち寄る必要があるし、制限エリア内のラウンジ利用も利用できないため、出発前からテンション下がり気味だったけど、チェックインカウンターで更に追い打ちをかける出来事が。
様々な“予定外”から始まったロードトリップがスタート。

エリア バンコク(タイ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: タイ・ライオン・エア
• 旅行の手配内容: 個別手配

アウターを第1ターミナルで預けてから、第2ターミナルの外観を見ておきたかったので外ルートで移動する。
無機質な建物が見えてきたけど、スーツケースを転がしていると結構遠く感じた。　

中部国際空港セントレア 空港

道路を挟んだ第2ターミナル向かいには2018年10月にオープンした飛行機テーマパーク“FLIGHT OF DREAMS”見える。　

中部国際空港セントレア 空港

往路は2019年3月からセントレアに就航したばかりの、今回初搭乗となるタイ・ライオンエア。
カウンターは程よく混雑していて、第2ターミナルに移動して間もないせいかスタッフがバタバタしていて、手荷物計量は特にないけどリュックの人はスタッフが目測判断で、機内持ち込み可能か選別していた。
往路をタイ・ライオンエアに決めたのは、ビジネスクラス的な立ち位置のプレミアムエコノミークラスが+αの金額で搭乗可能だったので、1度経験したくて予約した。
ちなみにプレミアムエコノミークラスの特典は…フラットシート・ブランケットなどのアメニティ・機内食・入口付近のシート（2席2席で座席指定無料）・受託手荷物（30kg）まで無料・ウェルカムドリンクやおしぼり・タッチスクリーン・優先搭乗＆降機など。
優先搭乗カウンターが表記されていないので適当な列に並び、チェックインに結構時間が掛かったものの航空券が発券されたので、少し場所移動して座席を確認したら…カウンターでは何の案内も無かったのに【38A】と【38B】席が印字されていることに気付く。
予約してた席は１桁だったので即Uターンして、プレミアムエコノミークラスを予約している旨を伝えたら、スタッフが何人も集まりだして相談を始めてしまい、それから随分待たされたけど、本来の座席が印字された新しい航空券を再発行してくれた。
ターミナル異動で、不慣れなことによるスタッフの発券ミスだと思っていたこの出来事が搭乗後、大きなトラブルになるとは。

中部国際空港セントレア 空港

第2ターミナルの感想は、建物内に入っても無機質で、剥き出しの天井が大きな工場を思わせた。

中部国際空港セントレア 空港

噂のカロリー表示通路を進んでいくと…

中部国際空港セントレア 空港

大窓の明るいロビーが見え、飛行機を近くで見学することが出来る。
ラウンジが無いので暇つぶししようと館内を歩いてみたものの、DFSもミニマムで売店も小さく何もすることが無いため、夫は隅でオンライン英会話レッスンを受講して時間を潰していた。

中部国際空港セントレア 空港

ドンムアン空港を利用するのは2007年以来だから丸12年ぶり。

中部国際空港セントレア 空港

ボーディングブリッジじゃなくて、風雨が凌げるトンネル通路を利用して機内へ。

中部国際空港セントレア 空港

機内に入ると最初の違和感…シートが全て3列×3列×3列でノーマルシートのブルーだった。
写真で紹介されていたプレミアムエコノミークラスのベージュのシートはどこにも見当たらないけど、どんどん乗客が乗り込んでくるしCAの姿も奥にしか見当たらないため「往路はフラットシートで寝るつもりだったのに機材変わった？仕方ないな」位に思ってて、落ち着くのを待ってから声をかけることにした。

サインが消えてから、せめてブランケットだけ貰おうとしたら「無い」と言われ（念のためバウチャーを見せたけど理解してもらえなかった）、その代わりカップ入りの水とワッフル卵サンドが全員に配られた。

日本人CAを探してみたものの1人も搭乗しておらず、2-3人にバウチャーを見せるも通じず、夫に英語で状況確認をして欲しいと頼んでるのに「RiEみたいに上手く説明できないから」と立ち上がるそぶりも見せずに諦め、他人事の様な態度を取る事なかれ主義の夫に腹が立った。
夫は全く動こうとしないから私がギャレーに赴き、苦し紛れの英語で尋ねてみると、日本語が50％位解るCAがいたので…
・今日のフライトは機材変更があったのか？
・機材変更があったら機内食やブランケットサービスは無効なのか？
とかなり噛み砕いて尋ねたらやっと状況を理解してくれた。
彼女の回答は…予約後に機材変更があったこと、ブランケットは搭載していないけど機内食提供は可能なことを説明してくれ、こちらが申し訳なくなるくらい何度も平謝りされた。
チェックイン時に説明してくれたら（航空券再発券時もスタッフが集まって相談していたのに、誰からも説明無し）こんなにヤキモキせずに済んだのに。

自分の座席で待っていると、美味しいチキンのレッドカレーと330mlの水が運ばれ、夫は何もしてないのに「お腹空いてたんだよね」とペロリと平らげ、再び私の怒りを買った。
その後、ドンムアン空港に到着したら彼女が付いてきてくれるので、タイライオンエアのカウンターで一部返金が受けられることを説明された。

21：30にドンムアン空港に到着し、預け荷物を回収後に待ち合わせて一緒に3階のオフィスへ行ったところ、オフィス側の答えは受託手荷物（30kg）無料・機内食・水の提供を利用したので返金は「No」。
彼女が何度か掛け合ってくれたけどLCCだし…ね。
親身になってくれるスタッフがいたから救われたものの、普段の3倍疲れるフライトとなった。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

dtacカウンターで予約電話担当の夫は”8日間有効・9GB使用可・100B分通話付きで299B”を、INET中心の私は“8日間有効・15GB使用可・15B分通話付きで299B”のTourist SIMを購入した。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

22：50になってもSIM購入までしか終えていなかったので、流しのTAXIと交渉する元気が無いからTAXIサービスを利用して市内へ。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

10分ほど待っていると番号が電光掲示板に表示された。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

カウンターで行き先を告げると…

ドンムアン空港 (DMK) 空港

紙が手渡され、トラブルが起きたとき用の問合せ先が分かるのは心強い。

ドンムアン空港 (DMK) 空港

街中で普通に見かける定番TAXIがズラッと並んでいるので、近寄ってきた人に紙を見せると案内してくれた。

タクシー タクシー系

深夜の空いているBKK市内を走り抜けてBTS：エカマイ駅前へ40分ほどで到着。
日付が変わる前に移動できて良かった。

エカマイ駅 (BTS) 駅

今夜宿泊するのは便利な立地の“The 63 Bangkok Hotel”。
移動するときの利便性だけを求めた、寝るためだけのHOTELなのでコスパ重視。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
https://4travel.jp/os_hotel_tips_each-14020212.html?lid=os_hotel_201606_rn0014_tipseach&anchor=each_tab

63 バンコク ホテル ホテル

BTSの駅前だけどショッピングモールや飲食店は閉まっているし、コンビニも見当たらず閑散としていた。

63 バンコク ホテル ホテル

フロントはポップな色合い。

63 バンコク ホテル ホテル

建物は4階建てで、ロビーの大窓からBTSの階段入口が見えた。

63 バンコク ホテル ホテル

ロビーの奥には食堂があり、大型冷蔵庫が複数並んでいて水・ビール・ソフトドリンク・ヨーグルトなどが購入できるようになっている。
客室に冷蔵庫は無いし、ザっと見た感じコンビニも無かったので、外に出なくても購入出来るのは有難い。

63 バンコク ホテル ホテル

OPEN。
部屋に入ってすぐ、下水臭が漂っていてテンションが下がる。

63 バンコク ホテル ホテル

右端に見えるのが入口扉で、すぐにベッド。

63 バンコク ホテル ホテル

ベッドはクィーンサイズで部屋中央を陣取っているものの、隅にデスクがあるだけなので客室は思ったよりも広さがあり、大型スーツケースを床に広げることが出来た。

63 バンコク ホテル ホテル

カゴ付きの大きな物干しバーがクローク替わりで、TVも冷蔵庫も無いシンプルな窓無しの部屋。

63 バンコク ホテル ホテル

サニタリーには一応窓があるもののハメ殺し窓だから換気できず、サニタリールームは下水臭が充満していたけど、扉を閉めればベッドルームに匂いが漏れることは無かった。
サニタリールームも広めな造りなのに、洗面台が妙にコンパクトで傾斜が無く、詰まらないけど流れない状態。

63 バンコク ホテル ホテル

アメニティは…水×2・シャワーキャップ・石鹸・綿棒・サニタリーバッグ・予備トイレットペーパーがあり、大きなバスタオルが1人1枚ずつと、壁付けのシャワージェルとシャンプーだけ（ドライヤーは無し）。

63 バンコク ホテル ホテル

シャワーの温度調整はなぜか出来ないけど、排水は良好だった。
私が荷物を片付けていると、夫が全然手伝わずに寝転がっているから声をかけたところ「喉と頭が痛い」と。
明日からのスケジュールは夫の運転有りきの旅なので、ここで倒れられたらBKKから移動できなくなるから、私が持参した常備漢方薬を駆使してそのまま寝てもらった。

63 バンコク ホテル ホテル

旅行2日目。
薬が効いたようで調子が戻った夫は回復して一安心。
朝食は7：00-10：00までで、ロビー奥の食堂で食べる。

63 バンコク ホテル ホテル

メインは1種類で、スタッフがよそって持ってきてくれる。

63 バンコク ホテル ホテル

その他にビュッフェ形式で食パン・スイカ・牛乳・水・オレンジジュース・クッキーも用意されていた。

63 バンコク ホテル ホテル

今日のメインは大根＆鶏団子が入ったスープゴハンで、大根にしっかり味が染みて胃に優しい味がした。

63 バンコク ホテル ホテル

10：30にチェックアウトを済ませてエアポートリンク：ラムカムヘン駅に向かうためTAXIを探す。
エカマイ駅前は交通量が多いからTAXIを停めるのが大変だったけど、渋滞しつつも5分ほどで到着した。

タクシー タクシー系

ラムカムヘン駅は大きくて、スタバや飲食店が幾つも入っている。

エアポートリンクでスワンナプーム空港へ。

昨夜ドンムアン空港に到着したのに、今朝スワンナプーム空港へ来た理由はレンタカーを借りるため。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

本当はドンムアン空港周辺に宿泊して、ドンムアン空港でレンタルするのがベストだったけど、ドンムアン空港が街中にあるので、初っ端からBKK市内を走るのは緊張すると夫が言い、郊外に建つスワンナプーム空港周辺でレンタルすることになった。
到着フロア2階にレンタカーのカウンターが並んでいて、今回私たちが予約していた“Europcar”は特に混雑していた。
デポジットは9000Bで一旦引き落とされ、支払いはVISAカード or Masterカードのみ対応。
年末のせいか手続後も配車待ちしている人で溢れていて、案内されるまで20分ほどカウンター前で待たされた。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

昨日の朝イチで、ギリギリ取得できた真新しい国際免許証。
パスポートよりも大きく、ボール紙のような素材なので携帯し辛いのが難点。

昨年の北タイ周遊は山道が多かったのでHONDAのX-TRAILを借りたけど、今回はYOYOTAのYARISを予約した。
てっきりコンパクトカーかと思っていたのに、案内された車はセダン型。
乗車前にスタッフと一緒に行う車の状態チェックで、車体は離れてても分かるような凹みや傷も多く、車内もお世辞にも掃除が行き届いている感じが無くて、ドリンクホルダーがジュースでベタベタだった。
レンタカー会社によって随分違うと悟る。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

スワンナプーム空港を出発したのは、予定より1時間遅れの12：00ジャスト。

持参したスマホホルダーをエアコン吹き出し口に装着し、目的地を設定してナビをスタートする。
順調にいけば3時間半で到着するみたい。

X-TRAILは新しいモデルだったからBluetooth対応していたけど、万が一を考慮して、今回は手のひらサイズのポータブルBluetoothスピーカーも持参した。
このYARISは旧式でラジオとCD以外使えなかったから、このスピーカーのお陰でストリーミングしておいたGoogle Musicが流せたから、持ってきて正解だった。
（滞在先も田舎だったため、夜ゴハンもほぼ毎日部屋で食べていたので大活躍だった）

気持ちのいい青空が広がるBKK。
昨日まではトラブル続きだったけど、厄落としして出発（と信じたい）。

スワンナプーム空港周辺は大型トラックが頻繁に行き交い、交通量もかなり多い。
南を目指して3号線へ。

チョンブリー344を走り…

途中でランチをしようとするも、大きな通り沿いに適当な食堂が見当たらないため、14：00頃にようやくチョンブリー市内のガソリンスタンド：PPTに併設された（PPTの敷地には大概7-イレブンやCafe Amazonがある）コンビニで遅めのランチを食べた。
上はガパオライスで、下は蟹炒飯で175B。

ラヨーンに入ったあとは3号線に合流。

郊外の街並みや工場地帯が続くと思ったら、何もない草むらばかりの風景が突然現れる。
随分タイに通っているけどタイ中部はアユタヤ・ナコーンパトム・ホアヒン辺りのみで、BKKより東側は未踏だったから、新しい土地に行くとワクワクする。

15：30にやっとチャンタブリーの看板が見えてきた。

前を走るトラックの荷台から犬が顔を出していて、時々視線が合った。

あの看板から随分走ったけど街並みは見えてこない。
途中で脇道に逸れて…

活気ある街並みが見えてきた。

HOTEL前の道は昔ながらの狭い路地で、駐車スペース聞きに行ったところ…タイのあるある「寺院の駐車場に止めて」と言われた。
ちなみに古い町並みで入り組んでいるので、左端に見える急坂道は私ならハンドルが切れないほど狭く、魔のカーブにヒヤヒヤした。

寺院の駐車場は、近隣ホテルの宿泊客や住民の車でほぼ満車。

今夜のHOTELは「このHOTELに泊りたいからチャンタブリーにやって来た」と言っても過言じゃないほど素敵なHOTELで、このレトロな街並みによく似合う♪
続きは02へ。

チャンタブーン ウォターフロント コミュニティ 旧市街・古い町並み