タイ中部7都市を巡るロードトリップ in Thailand★2019-2020　10　6日目【アユタヤ】

2019/12/26 - 2020/01/02

旅行6日目、後編。　
アーントーンの街を出発して1時間…16：00にアユタヤに到着出来たので、アユタヤ遺跡でまだ見たことが無かった旧市街の西側に位置する“Wat Chedi Yai”と“Wat Jao Prahm”を見学してから、今夜宿泊する“Q Zone Boutique Resort”に向かった。
HOTELの周囲は遺跡と民家が多い環境のせいか、アユタヤで迎える新年は拍子抜けするほど静かで、2020年を迎えた直後に花火音が数発聞こえたからHOTEL近くにあるWat Na Phramenまで1人で行ってみたけど、出歩いている人の姿は無かった。　

エリア アユタヤ(タイ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩

アユタヤの街に入ると仏具関係を取り扱う店先に、巨大な闘鶏像が道路にはみ出るように並んでいた。

遺跡の西側に車を走らせ、2014年1月にアユタヤ観光した時に見ていなかった“Wat Chedi Yai”を見に行く。
車道から見ると、周囲をアユタヤ王朝時代の運河に囲まれているため近づけないけど、ここは釣鐘型のスリランカ様式チェディが残っているだけだった。

古都アユタヤ 史跡・遺跡

少し来た道を戻って同じ並びにある、クメール様式の“Wat Jao Prahm”へ。
こちらもWat Chedi Yai同様に、アユタヤ王朝時代の運河に囲まれているため道路から入れない構造になっており、近づくには隣接するアユタヤ遺跡修復担当政府機関の敷地内を通過する必要があるため、運河越ししか見学が出来ない遺跡になっている。

古都アユタヤ 史跡・遺跡

白い大きな鳥が運河に伸びた枝で羽根を休めていた。

古都アユタヤ 史跡・遺跡

Wat Jao Prahm前の川沿いの道を通りながら、HOTELのある旧市街北を目指す。

今夜宿泊する“Q Zone Boutique Resort”に到着。
詳しい口コミは下記をご覧くださいませ。
https://4travel.jp/os_hotel_tips_each-14039708.html
敷地内の駐車場は満車だったのでフロントで尋ねたところ…

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

向かいの空き地の適当な場所に停めるよう指示された。
視線を奥にズラすと、駐車場の目と鼻の先に遺跡があって、あまりの近さに驚いた。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

この遺跡は“Wat Hasadavas”。
釣鐘型と先端が破壊された2基のチェディが建っている。

古都アユタヤ 史跡・遺跡

道路沿いに駐車場があった門・コインランドリー・フロントの並びで横長に展開していて、ママチャリが並んでいるこの場所がHOTELフロントになっていた。
敷地前で寛いでいるこの犬はHOTELで飼っているのか、ねぐらにしているだけなのか分からないけど定位置らしく、いつもこの場所を陣取っていた。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

フロントは1段高い場所にあり、入るときは靴を脱ぐ。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

フロント隣の食堂にもジト目の犬が寝そべっていて、他にも数匹いたけど皆宿泊客のことは気にならないらしく、チラッと見るだけで吠え立てるようなことは無かった。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

チェックインを済ませると、脇の通路から裏手に案内される。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

鯉が泳ぐ水槽があったり、ガーデニングにも力を入れているようで緑が多め。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

その庭を囲むように、二等辺三角形型に長屋風のコテージが連なっていた。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

庭の先端側は敷地内駐車場と繋がっているので、どちらからでも表に出られるようになっていた。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

駐車場側に常駐しているスタッフはいないし、門は夜中も開けっ放しだったので、セキュリティがガバガバなのが気になる人にはお勧めできない。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

道路側に近いスタンダードルームには玄関扉があるのに、私たちが宿泊したスーペリアはリビングのガラス大窓が玄関になっていて、客室の外で靴を脱ぐよう指示された。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

部屋に入ると最初にリビング＆ダイニングがある。
玄関の大窓にはカーテンが付いているものの、数センチの隙間が出来て中が丸見えだったので、持参した洗濯ばさみが大活躍だった。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

壁面にはTV・冷蔵庫・パワーのある扇風機が並んでいて、その先に…

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

リビング→ベッドルーム→サニタリールームの順に、廊下で繋がった3室に分かれており、思いの外広いから長期滞在しても快適そうな造りだった。
Wi-Fiはとても強いし、コンセントは10個あったのも良い。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

エアコンは寝室のみだったけど、壁掛けの扇風機とリビングの扇風機を併用すれば風が上手いこと回ったので問題なし。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

サニタリールームには掛物クロークがあり、脱衣スペースも広くとってある。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

アメニティは…石鹸×2・水×2・綿棒・シャワーキャップ。
その他…ティッシュボックス・ドライヤー・栓抜きが置いてあった。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

バスルームの扉を開けると…

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

トイレから若干下水臭が立ち上るのと、カーテンの仕切りがあるものの丈が若干短いせいで、トイレの床が半分くらい濡れてしまうのが残念だった。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

シャワールーム自体は広く、熱い湯がすぐに出て湯量・勢い共に満点。
でも、排水が緩やかなので溜まりながら流れるため時々池状態になってしまう。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル

荷物を片付けてから近所を歩いてみると、周辺道路は夕方になると交通量が多くなり、日が沈むと道路を横断するのも難しい印象。
Google mapでコンビニを探したけど、HOTELから1分くらいの場所にある民家に併設されたこのミニマートしかなかった（ビールは販売しているけど種類は少ない）。

その斜め向かいには、2014年にアユタヤ観光した時に訪れた“Wat Na Phramen”があったので、懐かしくて寄ってみることに。
あの時は、本堂で正座をしてしばらく過ごしていたら、足底筋膜炎の影響で脛に激痛が走って立ち上がれずにいたところ、僧侶が供物セットに同梱されていた塗る湿布を分けてくれたことを思い出す。

18：00になり、空が色づき始めていた。
2019年もあと6時間で終わりを告げる。

Wat Na Phramenは、アユタヤに攻め込んできたビルマ軍の破壊から奇跡的に逃れた13世紀の貴重な寺院の1つで、寺院全体は15世紀にラマ4世の手により修復されている。

本堂正面には仏像が立っていて、その足元がピンク×黄色の布で祭壇のように飾られていたのは新年を迎える準備なのかもしれない。

本堂に入ると、サーイシンを張っている最中で忙しそうだった。

先程の立像を背後から見るとこんな感じ。
建物の外に立っているので、いつでも参拝できるようになっている。

本堂奥にはアユタヤ後期を代表する、アユタヤ最大規模を誇る高さ5mの座像が安置されている。
仏像は袈裟を纏っている姿が一般的だけど、この座像はアユタヤ様式の王の正装を纏っているのが特徴で着飾っていた。

外に出るとマジックアワーに差し掛かり、幻想的な雰囲気になっていた。

夜ゴハンを探しに行こうとしたけどHOTEL周辺は簡易食堂しか無く、夕方の帰宅ラッシュの時間帯で一気に交通量が増えてしまい、道路の横断もままならないため、HOTEL周辺の地図から飲食店を探してみたところ…

ミニマートの角から伸びているHOTEL裏を通るソイに、飲食店があることが分かった。

看板に大きく書かれた50ｍ先…どころか倍以上歩いたけど、民家の間に同じ看板が見える。
遠くの空がアンニュイな色に染まり、夜がやって来た。

店に到着することにはもう完全に真っ暗。
店前の敷地が駐車場になっているようで、店は奥まった位置にあった。

リムクロンレストラン アジア料理

店内は駐車場同様にとても広く、入口でテイクアウト可能か尋ねたところOKだったのでMenuを見せてもらう。
メインであるムーガタ以外にもサイドMenuが充実していて、ローカル向けの価格だった。

リムクロンレストラン アジア料理

私たちの他にもテイクアウト待っているグループが数組あったので、1時間後に取りに行く約束をして、一旦HOTELへ。
問題はアルコールの調達…タイでの宿泊最後の夜なので、散々飲んできたコンビニクラフトビールを飲み納めしたいけど、HOTEL周辺の交通量が激しいから夫は車を運転したくないと言う。
昨夜のシンブリーで同じ時刻に車を出したけど、片側3車線道路なのにほぼ独走状態だった田舎とはと違って、道は狭いしバイクも車もグイグイ来るから夜は怖い！と言いつつも、やはりクマビールの魅力に勝てなかったようで、料理待ちの間に私はHOTELに戻ってシャワーを浴び、夫は車を運転して7-イレブンでクマビールと去年お気に入りだった黄色い缶のUビールを調達し、戻る途中にテイクアウトした料理も取ってきてくれた。

リムクロンレストラン アジア料理

【ナムトック】70B
ナムトックを注文したのに、パッケージを開けたら見た目がラープ・ムーだった。
どちらとも取れる味付けだから何とも言えない…通常ナムトックは肉だけど、この店のナムトックは挽肉バージジョンなのかも。
豚ひき肉なのに脂っぽさは無く、コクが引き立って美味しいのでビールだ進んだ。

リムクロンレストラン アジア料理

【イカ炒飯（小)】50B
イカ・卵・ネギ・人参・トマトが入っていて、イカはとても柔らかくフワフワな食感だった。

リムクロンレストラン アジア料理

【チリ＆タイハーブ＆レモンの海老サラダ】80B
ボイルした海老・木耳・パクチー・トマト・玉ねぎが入った、ピリッとパンチのある辛さが美味い1皿。

リムクロンレストラン アジア料理

【フライドケールのオイスターソース炒め】50B
ニンニクがしっかり効いていて、芯は太いせいか斜め切りにしてあるからシャキシャキした食感がクセになる。
4品頼んで丁度良い量で、合計：250B。

リムクロンレストラン アジア料理

23：00頃に夫は睡魔に負けて寝てしまったので、1人で過ごしていたら23：45からパン！パン！という個人用の打ち上げ花火の音が聞こえてきた。
0：00に近づくにつれて激しくなり、花火音ラッシュがしばらく続いたので、遠くない場所で花火を打ち上げているのかも…と思い、1人で道路まで見に行ったものの何も見えなかったため、部屋にカメラを取りに戻ってWat Na Phramenまで小走りで行ってみると、境内は車だらけで本堂周辺がライトアップされていた。

日本のように、日付が変わった途端に初詣客が押し寄せるようなことは無く、車は停まっているものの夕方同様に人の姿は少なめ。
チラッと本堂を覗いてみたところ、マイク越しに読経が響き渡っていたけど、本堂内には3-4人しか人の姿が無かったのですぐに退散した。

道路には誰も歩いていないし街灯も少ないので少し怖くなり、帰りも小走りで戻ってきたら、HOTELエントランスの繁みで寝ていた犬が私に驚いて飛び跳ね、どこかへ逃げてしまった。
夫は私が抜け出したことに全然気付かなかったらしく、「夜中に1人でよく行ったね…」と呆れ顔。
明日は深夜便でタイを離れるため、少しアユタヤを観光してからBKKに向かう。
続きは11へ。

Q ゾーン ブティック リゾート ホテル