2015/05/01 - 2015/05/01
63位(同エリア412件中)
shunfilmさん
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- 旅行記518冊
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- Q&A回答3件
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・4月25日:名古屋 ⇒ ソウル
・4月26日:ソウル ⇒ ミラノ
・4月26日~28日:ミラノ
・4月28日:ミラノ ⇒ ヴェニス
・4月29日:ヴェニス ⇒ フィレンツェ
・4月29日~5月2日:フィレンツェ
*******小旅行*******
・5月1日:ピサ & シエナ
・5月2日:フィレンツェ ⇒ ナポリ
・5月2日~4日:ナポリ
*******小旅行*******
・5月3日:アマルフィ海岸
・5月4日:ポンペイ
・5月4日:ナポリ ⇒ ローマ
・5月4日~7日:ローマ
・5月7日~8日:ローマ ⇒ ソウル ⇒ 名古屋
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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今回の旅の前半が今日で終わる7日目。2週間の旅だが早いものだ。
6:30起床。今日はマーマレード入りのクロワッサンとアップルパイ、ハム、ヨーグルトの朝食。クロワッサンはイマイチだったが、アップルパイは美味かった。そしてコーヒーが美味い。Hotel Bonciani ホテル
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外は曇り、地面が濡れているので昨晩雨が降ったらしい。
フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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自動券売機でチケットを購入。
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改札代わりに刻印機にチケットを挿入。
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ピサ行きの電車。
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一部車両は2階建て。
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当然のように2階席に乗り込む。
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チケット。
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定刻より5分早い8:39にピサ中央駅へ着。
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地方の駅にも関わらずかなり大きな駅舎。
ピサ中央駅 駅
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斜塔に向かって行く途中、川を渡る。
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左下の看板にピサの斜塔が描かれている。
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斜塔が見えてきた!
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斜塔の先端部分、人の大きさと比べてみると塔の大きさもなんとなくわかる。
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駅から斜塔まで歩いて25分かかった。
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広場の真ん中にオオカミの彫像が乗った塔がある。
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よく見るとオオカミの乳をのむ人間の子供!?
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チケット売り場のある建物の壁には・・・
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・・・メディチ家の紋章があった!
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売り切れを心配していた斜塔のチケットはすぐに買うことができ、10:00のチケットを購入した。荷物はコインロッカー(無料)に預ける必要があり、10分遅れで入塔。
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世界的に有名なピサの斜塔。
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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3人の子供たちが十字架の描かれた紋章を掲げる像。
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反対側から見ると斜塔と大聖堂が背後にそびえている。
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あちこちでこんなポーズをしている人がいた。
何のポーズか?というと・・・ -
・・・ここに来たら、誰もがやりたがるであろう斜塔を支えるポーズ!
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1階部分を見ると、その傾斜角度の大きさがわかる。
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不思議な柱飾り。
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ここから入る。
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入って上を見上げるとこんな感じ。中央部分は吹き抜け状。
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床の中央部分に垂直を示すポールがある。
1階部分はものすごい傾きを感じる。ガイドの説明が10分ほどあり、その後、途中まではそのガイドについて上っていく。 -
壁には傾斜角度が5.5度から5度に減らされたと記されている。
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階段も傾いているからか中央ではなく、端っこが擦り減っているし、その減り具合も相当。途中にある風穴から見ると塔の柱と外の景色の対比で傾きが一目でわかる。
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ここまで偏った減り方をするものか?
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風化など自然の造形美という言葉をよく聞くが、人間1人1人の力は小さいが集まればこうなるということを感じた瞬間でもある。
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最上階の1つ下の階層に着くと、そこからは自由行動で、滞在しようと思えばいつまででも頂上に滞在できる状態。
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ピサの斜塔はあくまでも隣のドゥオーモの鐘楼なので、頂上には複数の鐘がある。頂上にいる時に鐘が鳴らなくて良かった。
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ピサの斜塔は隣にある大聖堂の鐘楼であり、世界遺産ともなっている。高さは地上55.86m、階段は296段ある。
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イチオシ
頂上からは南側にピサの街並み、さらに西にはドゥオーモを含む、"奇跡の広場"を眺めることができる。
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1173年から建設が始まったこの塔だが、完成したのは1372年と200年もかかっている。
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その理由は有名は話かもしれないが、この塔は完成後に傾いたのではなく、建設中から既に傾き始め、それを補うように上の方の階は中心軸をずらし、床を傾けながら建設したので、時間がかかったらしい。
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1階と最上階では中心軸が3mもずれいていて、床の傾斜角度の違いは体感できるほど異なっている。
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確かに最上階部分の傾きは地上部分の傾き程の傾斜を感じることはなかった。
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最上階へと続く階段。
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すぐ北側にはスタジアムらしきものを見ることができる
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斜塔が有名すぎて、その名は知られていないが、ここピサにもドゥオーモ=大聖堂はある。
大聖堂は、緑の芝生が生える広場の中央にある。ドゥオーモ (ピサ) 城・宮殿
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当時パレルモ沖でサラセン艦隊を破ったことを記念して建築を始めたとされており、1063年から1118年および1261年から1272年と2回に分けて建設された。
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建物の構造は、奥行き約100m、幅約30mで、上から眺めると他の多くの大聖堂がそうであるように十字架の形をしている。
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イチオシ
外観は今までに見てきた大聖堂がどっしりと構える男性的な感じだったのが、ここピサの大聖堂はそれらに比べて、華奢というか綺麗というか、とても女性的な感じが強い。その最大の要因は小さな柱を重ねて作られているファサードの美しさだろう。
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ヨーロッパにしろ、北米にしろ、今まで見てきた大聖堂の記憶の中でファサードにこういった小さな柱が組み合わせれているものは見たことがない。
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多くのファサードは鐘楼とは別に1つ、もしくは2つの尖塔を持っていたりするが、それもない。とても印象的な大聖堂だ。
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扉にはレリーフが刻まれている。
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そして内部に入ると白黒が縦に積み重なった柱が何本も立ち、上部には窓があり、光がたくさん入ってくる。
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そして天井には当時の貴族のものと思われる家紋が整然と並んでいる。
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その中央はやはりメディチ家のものだった。
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身廊の中央部分にある彫像。
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主祭壇の上の後陣の半円蓋は金色を背景にしたキリストのモザイク壁画となっている。
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このドゥオーモの中でもっとも有名なのが、身廊のほぼ中央に釣り下がっているブロンズ製のランプ、通称"ガリレオのランプ"。
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ガリレオがこのランプの揺れをみて振り子の等時性を発見したと伝わっているが、そもそもこのランプ自体はガリレオがその発見をした後につけられたとも言われている。
個人的にはいわくつきのガリレオの振子以上に天井のメディチ家の紋章が気になった・・・。 -
主祭壇には十字架に張り付けられたキリスト像とそれを見守るような真後ろの位置にステンドグラスに描かれたマリア様がいる・・・
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イチオシ
・・・という外観に負けない素敵な作りになっている。
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説教壇は立派な石造り。
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土台部分はライオンが柱を支える形になっている。
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翼廊の部分。
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金色の遺体が収められた棺がある。
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ファサードの裏側部分。
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ドゥオーモを出ると目の前に洗礼堂がある。
洗礼堂 (ピサ) 城・宮殿
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洗礼堂も細かな彫刻が施されている。
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イチオシ
1987年にユネスコ世界遺産に登録されたピサのドゥオーモ広場。
ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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城壁の外には土産物屋がずらりと並び、ツアー・バスがたくさん止まっていた。
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城壁の間から斜塔が見える。
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別名"ミラーコリ広場"とも呼ばれ、その意味は奇跡の広場である。
広場は城壁に囲まれており、洗礼堂、大聖堂、鐘楼(斜塔)、墓所回廊、付属美術館などの建築物が敷地内に建っている。ドゥオーモ広場 (ピサ) 広場・公園
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初めて訪れた1999年当時は工事中のため、上ることは叶わなかったが、今回は念願叶ってこの塔に上ることができた・・・
ピサの斜塔 (鐘楼) 建造物
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・・・ということで何か感慨深いものがある。
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イチオシ
最後に斜塔を眺めて、奇跡の広場を後にした。
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11:45広場を出発。
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ローマ時代の浴場跡。
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建物の一部が残っているだけで中に入ることはできなかった。
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続いてやってきたのがカヴェリエーリ広場。
ドゥオーモ広場から南東に10分ほどの場所にある、いくつかの宮殿に囲まれた広場で、かつてはピサの政治の中心でもあった。カヴァリエーリ広場 広場・公園
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広場の正面に建っているのはカヴァリエーリ宮殿で、この宮殿に聖ステファノ騎士団の本部が置かれていたことから、この広場と宮殿に"カヴァリエーリ(=騎士団)"という名前が付けられたらしい。
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宮殿の外壁には彫像と並んで、他では見たことのない綺麗な壁画が施されていて、宮殿の美しさを増していた。
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宮殿の前に建つ像は、15世紀に聖ステファノ騎士団を結成させたコジモ・デ・メディチの像(これを見てドゥオーモ広場にあったメディチ家の紋章の謎が解けた!)。
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イタリア国旗、EURO国旗と並んでSNSと書かれた旗がある。
写真下のほうにあるSCUOLA NORMALE SUPERIOREと書かれているのでこの頭文字だろう。 -
そして旗の向こうにはメディチ家の紋章がある。
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コジモ・デ・メディチの像の右足の下にはイルカ?の頭がある。何の象徴だろうか?
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台座部分にもコジモ・デ・メディチの文字が刻まれている。
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宮殿の階段からメディチの彫像越しに広場を振り返る。
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こちらは時計のパラッツォと呼ばれる建物。
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時計の文字盤はとてもシンプル。
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ステファーノ騎士教会。
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ここもファサード部分にメディチ家の紋章が埋め込まれている。
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町中ではWi-FiならぬWi-Piも普及しているらしい・・・笑。
Piのiが斜塔となっている。こういった遊び心も海外街歩きの楽しみの1つだったりする。 -
カヴェリエーリ広場から駅へと戻る。
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ピサ中央駅へ戻ってきた。
ピサ中央駅 駅
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駅 近くのスーパーでファンタを購入し、カフェでピザとパンを1つ。
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どっちも日本で出そうな味だった。
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電車のチケットを自販機で買ったところ、9分遅れるとの表示が・・・。実際は2分遅れで出発し、一路シエナを目指す!
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途中、エンポリという駅で乗り換え。
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エンポリでの乗換が3分しかなくて不安だったが、何とか間に合った。
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そしてシエナ行きの列車が2両しかないのだが・・・
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・・・車内のデザインが素敵。
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近未来的なデザインの車内。ピサ行きもそうだったが、近距離線のシートは革張りで長距離線よりも豪華に感じた。
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エンポリからシエナに向かう途中、ワインで有名なキャンティの駅があった。
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15:15シエナに到着。
シエナの鉄道駅は旧市街から離れていて、歩くと上り坂ということもあり、40分ほどかかる。多くの人はフィレンツェからはバスで来るらしい。バスだと旧市街により近いマッテオッティ広場に到着する。シエナ駅 駅
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しかし自分が訪れた5月1日はメーデーということでフィレンツェからは1日1本しかなかったが、電車毎時数本あるということで電車にて訪れた。
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駅から緩やかな上り坂を歩いていくと城壁にぶつかる。
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城壁の裂け目に午前中、ピサでも見た狼像が2体あった。
ヨーロッパの至る所で見かけるこの像、とても印象的だ。最初に見つけたのはスペインだった。その後、ポルトガルでも見つけ、ここイタリアの・・・、しかも大都市ではないシエナでまた再会することになるとは・・・。 -
再び坂道を上っていく。
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城壁の中に入り、道沿いに歩いていくとメインストリートであるバンキ・ディ・ソプラ通りに至る。
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通り沿いに歩いていくとサリンベーニ広場と呼ばれる場所に出る。
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3方向を隙間なく宮殿に囲まれた広場で、正面にあるのは何と15世紀創業で現在も続いている銀行らしい。
サリンベーニ宮 城・宮殿
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広場の向かって右側はスパンノッキ宮、左側はタントゥッチ宮。
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広場の中央に立つ象。誰かはわからない・・・。
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そして中央にあるのがサリンベーニ宮。
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入口のドアのわきにあるレリーフ。
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入口のドアをくぐるとこんな雰囲気。
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サリンベーニ宮を出て中心部へ向かう途中出会った場所。
シエナの街は迷路のようになっていて、街歩きが楽しい。 -
迷路といっても細い路地が入り組んでいるというよりは割とゆったりした道路がくねくねと曲りこんでいるイメージ。
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その途中途中に美術館のように絵が飾られているのも街歩きに一驚を添えてくれる。
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写真を撮りながら駅から歩くこと45分、このゲートをくぐると・・・
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・・・世界一美しいとも言われるカンポ広場へ到着。
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世界一美しい広場として有名なカンポ広場に面して建つプッブリコ宮殿、かつシエナ市庁舎。
市庁舎 (プッブリコ宮) 城・宮殿
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1310年に建造されたゴシック建築の市庁舎で、高さ102mの"マンジャの塔"という、14世紀半ばに造られた塔が建っている。
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塔の先端部分は登れるようになっていて、そこから見る景色が絶景らしい!ということでやってきた。
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塔の途中には巨大な時計がある。
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雨どい替わりではなく、装飾としての彫像。
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反対側の彫像は苔に覆われていた。
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最下層は石造りのアーチが連なり、2層と3層はレンガ造りで、3連窓が並んでいる。
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中央部分にはまたもメディチ家の紋章!
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ウィーンで感じたハプスブルク家と同じくらい広範囲にわたってその影響を感じることとなった。
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イチオシ
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イチオシ
世界遺産"シエナ歴史地区"の中心部にある歴史的な広場で、世界一美しいとも言われるカンポ広場。
カンポ広場 広場・公園
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現在は市庁舎になっているプッブリコ宮殿に向かって斜面になっていて、大雨の時は大変そうと要らぬ心配をしてしまったが、"世界一"というのもあながちではないと感じる広場。
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ちなみに傾斜の終着地点には・・・
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・・・一見、龍のようなカバーに覆われた排水溝がありました。
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カステルヴェッキオ、サン・マルティーノ、カモッリーアの3つの丘が合流する窪地に作られているため扇のような形状をしており、扇の付け根に向かって傾斜になっている。その見事な扇形をプッブリコ宮殿にあるマンジャの塔の上から眺めるはずだったのだが・・・。
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市庁舎の中庭にも例の乳飲み子の狼像があった。
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世界一美しい広場を俯瞰するためにピサから訪れたのだが、シエナの最大の目的でもあったマンジャの塔のチケットは売り切れ・・・。
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"まじか!?"と少しがっくりしながら上を見上げるとそこには何とも素敵な景色が広がっていた!
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イチオシ
レンガ造りの建物の中央部分が吹き抜けになっていて、その間からマンジャの塔が見える。そのレンガのフレームがギザギザのフレーム代わりになり、まるで中世の景色がそのまま切手になったかのような素敵なワン・シーン。
これを見れただけでもここまで来たかいがあったと言える! -
広場の傾斜の上の方には人工の池があった。
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マンジャの塔に上るのは諦め、「地球の歩き方」に載っていたドゥオーモ付属美術館の屋上へと向かう。
ドゥオーモ付属美術館 (シエナ) 博物館・美術館・ギャラリー
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こちらも上の方に人が確認できる。
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イチオシ
チケットがドゥオーモも含むものだったので、まずドゥオーモを見学。
ドゥオーモ (カテドラーレ) 寺院・教会
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プッブリコ宮殿と共にシエナを代表する建築物であるシエナ大聖堂/ドゥオーモ。
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大聖堂、司教館、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ピッコロミーニ図書館、そして未完となった拡張工事部分から成る。
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外観はフィレンツェのそれに似た雰囲気でところどころピンク。
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世界遺産シエナ歴史地区の中心を飾り、イタリアで最も美しいゴシック様式のファサードを持つとも言われている。
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白と黒の大理石の横縞模様が印象的な外観。イタリア一美しいとも言われるゴシック様式のファサードは確かに一つ一つの細かな彫刻などは美しいが、全体としてのバランスを考えるとやはりフィレンツェのドゥオーモのそれには敵わない。
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12世紀半ばに建設が始まり、14世紀までには現在の形はほぼできあがり、現在の長い主回廊を短い脇回廊とする大規模な拡張工事が計画された。
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しかしそのタイミングでペストが大流行し、また市の財政難も合わさり、計画は途中で途絶えることになってしまった。
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その名残が現在の付属美術館となっている。
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計画通りに完成していれば世界最大級の大聖堂になっていただろう・・・。
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ここにも乳飲み子の狼像があった。
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入場券。
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裏側には入場時間が書かれている。
この時間は付属美術館の屋上に上れる時間。 -
内部は3廊式で外と同じように白黒の柱が迎えてくれる。
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そして他の大聖堂と違うのが床。床にいろいろな装飾画が描かれていて、またそれを踏まないように囲っている。中には普段は保護の為に板で覆われていて年に1度のみ公開されるものもあるらしい。
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内部で1つ気になったのが、ドームの部分。通常ドームは綺麗な円か、正○角形というのが多いのだが、ここシエナのドームは何ともいびつな形になっていたこと。
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12角形ではあるが"正"とは言えない。写真でもわかるくらいに1つ1つの辺の長さが異なっている。それでも中央部分は綺麗な正円になっているのだから、不思議といえば不思議な感じ。
型やメインのドームではない小さなドームの部分は綺麗な正円型になっているのだから、技術的にできなかったわけでもないだろうから、よりその不思議はますばかりだ・・・。 -
主祭壇部分。手前の床には他の床と同じく装飾画が描かれている。
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飾られていたのは十字架のキリスト像ではなかった。
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そして上空には王冠のような装飾物が吊り下げられている。
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その後ろには綺麗なステンドグラスがある。
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説教壇はピサと同じ形と思いきや裏に階段がある。説教壇上部にはキリストの生涯を描いたレリーフが刻まれている。
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ファサード部分の裏側。窓の下の部分をよく見ると・・・
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・・・ここにもメディチ家の紋章があり、フィレンツェとライバル関係にあったとも言われるシエナにまでその影響力は及んでいたのだということを知ると同時に改めてメディチ家の勢力図の大きさを認識させられた。
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その上空のバラ窓ではないが、バラ窓にあたる部分のステンドグラス。
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最後の晩餐が描かれている。
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いびつな大ドームとは違い、綺麗な円形の小ドーム。
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ドゥオーモを後にして、向かったのが美術館。こちらは写真NG。しかし小さい・・・。これで美術館を名乗り、お金も取るのか?美術館というよりはあくまでもギャラリーといった小ささだ。
といっても自分がこの美術館を訪れた目的は他にあるので、そこはOK。マンジャの塔のチケットSOLD OUTということで急遽他に見晴らしの良い建物はないか?と思い、旅の必需品"地球の歩き方"をめくったところ、この付属美術館の屋上に上れるという読者投稿を発見したのだ!
*写真は美術館ではなく、ドゥオーモの内部です。 -
というわけで、美術品にはほとんどわき目も振らず、20分毎の入れ替え制の待合場所へと向かった。マンジャの塔が売り切れたせいか、かなりの人がいて、3回目の入れ替えでようやく上へ。
下から見た時に、こんなにも薄っぺらい建物で大丈夫か?と思っていたこともあり、地震が来たらどうしよう?という思いも頭をよぎる。実際、人が2人すれ違うだけで横幅が埋まってしまう、吹きっさらしの細い通路からシエナの街を眺めるという状況はなかなかスリリング!高所恐怖症の人には耐えられない状況かもしれない。 -
狭いらせん階段を上って外へ出ると曇っていた。屋上からの景色はマンジャの塔は見えるものの、カンポ広場は見えず、景色としては満足はできるが大満足とは言い難い。
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マンジャの塔の屋上部分にはまだ人がいる。
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その下の部分には複数の鐘があり、鐘楼としての役割を果たしていることがわかる。
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東側のパノラマ風景。
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イチオシ
マンジャの塔に明らかに勝っている点があるとすれば(マンジャの塔には上ってないが、それでも言える!)、ドゥオーモが間近に見えるということくらいだろう・・・。
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中からはいびつに見えた大ドーム、外から見る分には綺麗な円形のドームに見える・・・。
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このシマシマ模様の外観はありそうでなかった!と改めて思う。
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先端部分にはマンジャの塔と同じ白黒の旗をあしらった風見鶏ならぬ風見旗があった。
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展望台から降りてきた時点で18:30。再びドゥオーモに入場しようとするが既にCLOSE。クリプタという名の地下はまだ行けるとのことで訳も分からず入場。ここも写真NGだったが、教会の地下に位置しており、綺麗な壁画が残っている場所で、クリプタとは地下聖堂という意味らしい。
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駅への帰り道、町中の複数のお店に2014年に破産したセリエB所属のシエナのユニフォームが店頭に飾ってあり、イタリア人のサッカー熱を感じると同時に悲哀を感じた。
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日本では野球ですらこうした光景は見られないのに対し、ヨーロッパでは多くの地方都市ですらこうした光景があふれている。
まだまだ日本サッカーが世界に追い付くには時間がかかると感じた瞬間。 -
駅まで歩き、19:41の列車に乗った。
シエナ駅 駅
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行きと異なりボロイ車両・・・。ピサはわりと日本人が多かったが、シエナに関しては日本人どころか、中国人、韓国人すら見かけなかった。振り返ってみるとシエナはブラーノ島と並び、個人的に今のところこの旅の双璧をなす存在となった。
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行きには時間がなくて眺めることができなかったエンポリ駅の駅舎外観。
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エンポリ駅内部。
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エンポリ駅ホーム。
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乗車券。
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20:57にエンポリ着で21:04発と乗換はスムーズ。フィレンツェへは15分遅れの21:47着。
フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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駅東のカフェでパスタを買ってホテルに戻り、ナポリを調べていたら26:00を過ぎていたので就寝。
Hotel Bonciani ホテル
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