2015年 イタリア周遊(14 days) =DAY 6= ～ウフィツィ美術館～

2015/04/30 - 2015/04/30

・4月25日：名古屋 ⇒ ソウル
・4月26日：ソウル ⇒ ミラノ
・4月26日～28日：ミラノ
・4月28日：ミラノ ⇒ ヴェニス
・4月29日：ヴェニス ⇒ フィレンツェ
・4月29日～5月2日：フィレンツェ
　＊＊＊＊＊＊＊小旅行＊＊＊＊＊＊＊
　・5月1日：ピサ ＆ シエナ

・5月2日：フィレンツェ ⇒ ナポリ
・5月2日～4日：ナポリ
　＊＊＊＊＊＊＊小旅行＊＊＊＊＊＊＊
　・5月3日：アマルフィ海岸
　・5月4日：ポンペイ

・5月4日：ナポリ ⇒ ローマ
・5月4日～7日：ローマ
・5月7日～8日：ローマ ⇒ ソウル ⇒ 名古屋

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7:30に出発し、ホテルからドゥオーモ、ヴェッキオ宮殿を経由して7:50、ウフィツィ美術館到着。30人ほど並んでいた。

フィレンツェ散策の詳細はこちら
　⇒https://4travel.jp/travelogue/11628521

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

8:15、第一陣として入場できた。

入場券に入場時間も書かれている。

入口を入って、まずは階段を上がる。

2階ではなく、3階まで上がる。

入口が見えた。

ここにもメディチ家の紋章がある。実際、コジモ1世が建設を命じたらしい。

こちらは作品ではなく、建物の壁の装飾。

最初はローマ時代の胸像が並んでいる。
アレクサンダー大王と思われる胸像。

黄金のイコン。

MELIORE
The Redemeer Blessing between the Virgin, St. John the Evangelist, St. Peter and St. Paul, 1271

部屋の中の展示彫像の説明書き。

部屋の中央にあった彫像。

Ercole e il centauro Nesso, inv. 1914

右の人間、足は馬になっている。

3階の通路、天井にも細かい装飾が施されている。

天井の装飾。
絵なのか、タイルなのか？さえわからない。

次の部屋に入って最初にあったのがこちらの作品。

GIOTTINO, Giotto di Stefano, detto
Lamentation over the Dead Christ, 1360-5

1つ1つの作品の大きさはバラバラ。

ジョットの「玉座の聖母子」

GIOTTO DI BONDONE
Madonna and Child Enthroned with Angels and Saints. 'Ognissanti Maesta', 1306-10

MASOLINO, Tommaso di Cristoforo Fini detto
Madonna of Humility, 1415

各部屋にはその部屋を象徴する作品の作者の名前が付けられている。

おぉ、15番の部屋はかの天才じゃないか！？

この作品、美術の教科書で見た記憶がある。

ピエロ・デッラ・フランチェスカの「ウルビーノ公夫妻の肖像」

PIERO DELLA FRANCESCA
Portraits of the Duke and Duchess of Urbino, Federico da Montefeltro and Battista Sforza. Allegorical Triumphs of the Duke and Duchess, 1472-1475

フィリッポ・リッピの作品。

FILIPPINO LIPPI
Madonna and Child enthroned between SS. John the Baptist, Victor, Bernard, Zenobius. "Otto Altarpiece", 1485-1486

7枚の絵画がセットになった1つの作品。

PIERO DEL POLLAIOLO
Temperance, Faith, Charity, Hope, Justice, Prudence, 1469-1472

そしてこの美術館の目玉とも言えるボッティチェリの部屋。

おぉ、ボッティチェリの二大作品が同時に見える！

まずはこちら！

ボッティチェリの「春」

BOTTICELLI Alessandro Filipepi, detto
Primavera/Spring, 1477-1478

中央に描かれた女性の上部には目隠しをしながら弓を構える天使が描かれている。

その弓矢が狙っているのは左側に描かれた3人の女性。

右側には左側とは対照的に羽を持つ男性に背後から襲われている、透けるような白色のドレスを着用した女性が描かれている。

BOTTICELLI Alessandro Filipepi, detto
Adoration of the Magi, 1475

この部屋、そしてこの美術館を代表するもう1つの作品がこちら！

ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」

BOTTICELLI Alessandro Filipepi, detto
Nastica de Venere/The Birth of Venus, 1484

中央に貝殻の上に立つヴィーナスが描かれている。

なんとも憂いのある顔。

左側に描かれているのはバラの花に囲まれている風の神ゼフュロスとクロリス。

いよいよやってきました大天才の部屋。

ボッティチェリの作品も含めて、目玉と呼ばれる作品はガラスで覆われているが、この作品も覆われていた。

レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」

LEONARDO DA VINCI
Annunciation, 1472

ルカによる福音書に記されている、大天使ガブリエルがキリスト受胎を告げるために聖母マリアのもとを訪れた場面が描かれている。

こちらが聖母マリア。

こちらが大天使ガブリエル。

ダ・ヴィンチの師であるアンドレア・デル・ヴェロッキオとの合作「キリストの洗礼」

ANDREA DEL VERROCCHIO, Andrea di Cione detto & LEONARDO DA VINCI
The Baptism of Christ, 1470-1475

出口を挟んで左側に「受胎告知」、右側に「キリストの洗礼」があるダ・ヴィンチの部屋。

もう1つのダ・ヴィンチ作品「マギの礼拝」は保全作業のため、展示されていなかった。

トゥブリーナとよばれっるメディチ家のコレクションの秀作を収める目的で作られた部屋。

天井はドーム状になっている。

そしてドームの天井部分にズームするとこんな感じで豪華な装飾が施されている。

1つ1つの装飾に宝石が埋め込まれているような雰囲気。

暗くてわかりにくいが、下の方にはメディチ家の紋章が描かれている。

G.ベッリーニの「宗教的寓話」

GIOVANNI BELLINI
Sacred allegory, 1490-1499

木を握る子供、果物か何かを持つ2人の子供、そしてそれを見守るように立つ老人。何か平和・・・。

展示室の天井部分も豪華。

CAMILLO BOCCACCINO
Head of Old Man, 1525-1530

Bernardino de Scapis detto BERNARDINO LUINI
Herodias receiving the head of John the Baptist, 1527-1531

また別の部屋には天窓が付いていて、そこから光が差し込んでいる。

窓から見えた景色1

窓から見えた景色2 ～ベッキオ宮殿の塔とドゥオーモ～

窓から見えた景色3 ～ドゥオーモのクーポラ～

2人のキューピット。

男性が女性を口説いているようにも見える・・・。

窓から見えた景色4 ～ヴェッキオ橋～

赤い壁の展示室。
その中央に鎮座している彫刻作品。

ARTE ROMANA
Sleeping Ariadne, 2nd century AD

その奥にある丸井額縁の作品。

ミケランジェロの「聖家族」

MICHELANGELO BUONARROTI
The Holy Family with the Infant St. John the Baptist, known as the 'Doni Tondo', 1507

首を弓矢で射抜かれ、木に後ろ手で縛られた男性。

Sodoma, Giovanni Antonio Bazzi, detto il
Saint Sebastian (recto); Madonna and Child with SS. Roch and Sigismund and six Brothers (verso)

そこになぜか天使が王冠を持っている。

これは王冠を被せようとしているのか？あるいは王冠を抜き取ったのか？

いくつかの絵画の部屋を抜けると彫像の部屋にたどり着いた。

堕天使＝堕落した天使とはこんな感じだろうか？

これ、失敗するフュージョンじゃん！？

from 「ドラゴンボールZ」

絵画作品が並ぶ部屋と比べて豪華かつ落ち着いた雰囲気。

PAOLO UCCELLO, Paolo di Dono, detto
The Battle of San Romano, 1436-40

Baccio Bandinelli (Firenze 1488-1560)
Laocoonte con i figli, copia dalgruppo antico conservato nei Musei Vaticani, inv

バチカン美術館でも見た「ラオコーン像」。
こちらがレプリカ。

世界各地にあるイノシシの像のオリジナルがここウフィツィ美術館に展示されている。

途中、屋上に出られるところがあった。ベッキオ宮殿の塔が間近に見られる。

DANIEL SEGHERS
Garland of Flowers with Marble bust of Archduke Leopold Wilhelm, 1647

青色の壁の部屋。

続いて赤色の壁の部屋。

ポントルモの「祖国の父コジモ」

PONTORMO, Jacopo Carrucci, detto il
Portrait of Cosimo de' Medici the Elder, 1519-1520

そしてこの部屋にある目玉作品がこちら！

ラファエロの「ひわの聖母」

RAFFAELLO SANZIO
Madonna and Child with St. John "Madonna of the Goldfinch", 1505-6

背景の壁の赤が聖母の青い衣装を際立たせる効果もある。

CECCHINO SALVIATI, Francesco de Rossi, detto
Charity, 1544-1548

3人の子供に囲まれながらも、全体のトーンからか幸せそうに見えない・・・。

ティツィアーノの「フローラ」

TIZIANO VECELLIO
Flora, 1515-1520

ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」

TIZIANO VECELLIO
Venus known as the "Venus of Urbino", 1538

とても怖い・・・。

CARAVAGGIO, Michelangelo Merisi, detto
Testa di Medusa, 1597

カラヴァッジョの「バッカス」

CARAVAGGIO, Michelangelo Merisi, detto
Baccus, 1597-8

お土産コーナーには日本語のものも多数並んでいる。

外に出て、宮殿のような美術館を少し散策。

渡り廊下部分にある彫刻群、下の方にはメディチ家の紋章。

ボッティチェリ、ラファエロ、ミケランジェロ、ティッツィアーノ、そしてダ・ヴィンチといった巨匠の作品の数々を楽しんだが、ダ・ヴィンチの「マギの礼拝」のみ修復中のため見れなかった。

とはいえ、彫刻などもひきつけられる作品が多数あり、2時間半滞在した。

そして中庭部分は往来自由ということもあり、観光客目当ての多くの絵描きがいた。

この後は再びフィレンツェを散策した。
　⇒https://4travel.jp/travelogue/11628521