2019/11/01 - 2019/11/05
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planalyさん
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今回、ベトナム初訪問となったわけですが、はてさてどこへ行くべきかと頭を悩ませました。最初は「ベトナムと言えば統一鉄道。3連休に2日も休みつけてれば統一鉄道を軽く縦断してハノイとホーチミン観光できるやろ~」と高を括っていましたが、統一鉄道全線乗り通すと2泊かかるのですね。流石にちょっと観光もしたかったので、交通網、交通運賃、観光してみたい場所……色々考慮した末に中部のフエで一泊して観光をすることにしました。自力交渉は色々面倒くさくなってホテル斡旋のチャーター貸し切りにしてしまったので、余計なことは考えなくてよし。王宮・帝廟めぐりといたしましょう。
495冊目 2020/06/13投稿
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まずやってきたのはグエン朝王宮です。
フエはベトナム最後の王朝であるグエン朝(漢字だと阮朝)。1802年から1945年にかけてここフエを都としていました。結構最近のことなんですね、ってあれ? 太平洋戦争時にそんな王朝出てきたっけ……と思ったら、フランスとの戦争に負けてしまい、1887年以降は仏領インドシナの一部として実質的に植民地となっていたのでした。
このフエには、フォーン川のほとりに王宮や寺院、帝廟などの歴史的建造物が点在し、1993年にベトナム初の世界遺産に登録されています。フエの建造物群 史跡・遺跡
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王宮門の手前、東西に置かれているのがこちらの大砲。
大砲 モニュメント・記念碑
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九神巧砲と言ってこの東側は東西南北をあらわす4砲。西側には中国の五行思想の木火土金水をあらわす5砲。
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実用的なものというよりは、霊力によって王宮を死守しているのだとか。
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こちらがこれから入っていく王宮のマップです。え、何書いてあるかさっぱりわからないって? 大丈夫、私もわからん。
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それでは入場券を購入。
阮朝王宮 城・宮殿
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王宮門 (午門)Ngo Monへやってきました。
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ミンマン帝期創建、カイディン帝期に再建されたという王宮門。南側にあるので午門とも言うそうです。
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それでは正面から
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入りましょう。
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工事中なのかな。借りてきた2014年のガイドブックの写真と比べると、随分工事も進んでいます。
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王宮門を通って中に入りました。
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うん、これは……。どうやら鯉の餌みたい。
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この王宮の池にいる鯉たち。4traのスポットにも地球の歩き方にも載っていました。なにげに有名らしい。
王宮内の池のコイ 観光名所
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王宮門の裏側。あとでガイドブックを見返すと、王宮門に是非登ってみましょう(ただし工事中は登れないよ)って書いてましたけど、登れたのかな。
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王宮門からまっすぐ歩いていくと。
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太和殿
太和殿 城・宮殿
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即位式や行程の誕生日などに使われた建物です。正殿というやつでしょうか。
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ただ、ベトナム戦争によって消失、1970年に再建されています。
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太和殿から振り返ってみると、王宮門、そしてフラッグタワーが一直線に見えます。
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で、その建物の中。
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1970年に再建されたものらしいですが、荘厳な雰囲気を感じますね。
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ただ、この太和殿。あとから調べると写真撮影禁止だったそうなんですが……
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ありゃま、めっちゃ写真撮ってた。気づかずに撮影したのかな。
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大和殿を出てそのまま真っ直ぐ進むと
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おお、でかいな。
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左右には右廡、左廡と呼ばれる建物。当直官吏の詰め所だったそうです。
右廡、左廡 建造物
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右廡の方は武官用、左廡は文官。
右廡、左廡 建造物
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ちょっと建物の裏に回ってみると……
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壁の崩れ方がなんともまあ面白い。穴があいているように見える部分は、元々通路とかだったのでしょうか。
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右廡、左廡の中へ戻りましょう。こちらはどっちの建物だったかな。
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こちらにあるのは第2の王座
右廡、左廡 建造物
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ではなく写真撮影コーナー。有料です。
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撮影コーナーの向こうは展示スペース。
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ハンコ。金印ってやつですかね。
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お、ユネスコの世界遺産マーク発見。やはり世界遺産に来たからには、これは写真に撮っておきたい。
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太和殿、右廡、左廡を抜けて進むと。
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こんな感じの場所へ。
紫禁城 城・宮殿
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真ん中が芝生になっていて、周りは回廊になっています。元々この芝生のエリアには皇帝が生活し、政務を行っていた建物があったそうです。
1945年と、結構最近まで曲がりなりにも都だったはずなのですが、その後のベトナム戦争とかあって色々戦災被害を受けているのですね。 -
今はところどころに基礎の遺構が残るのみ。芝生の緑が青々しいぞ。
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周りの回廊はこんな感じ。柱が赤い。
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回廊をのんびりと歩きましょう。
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雨が降ってきちゃったな……。
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こっちの建物に行ってみますか。
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ところどころにこうやって解説の看板が置いてあります。え、読んでないですよ。英語ならなんとか解読できるかもしれないけど、面倒くさいもの。
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いい感じに雨がやんでくれました。
太平楼 建造物
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池に面したこちらの建物は太平楼。
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建物からは池と庭園(?)を見ることができます。
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お洒落な建物ですねえ。アジアンテイスト。
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池沿いにぶらぶら。
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建物の細かい説明はよくわかっていないので、ぐるっと一周してみます。
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龍やん。
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アングル変えて。しっぽ巻いてる。
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雨の中、王宮の北側に行ってみます。
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これまでもパラパラと雨が降ったりやんだりしていたわけですが……めっちゃ強く降り出してきたぞ。
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隣にはテニスコート。……テニスコート!?
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あとから整備されたのかなと思ったけれども、ここって1945年まで現役の首都で王宮だったわけですよね。なら当時からあったのかな。mapではパオダイテニスコートてなってますね。
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こちらの東屋で一服。
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実は雨季の中、バイクタクシーで付近の帝廟を回るかもと思って、レインポンチョや防水カメラなんかも準備して持ってきていました。結局車でまわったのであまり必要ありませんでしたが。
バイクタクシー使うかもしれないし……と、ダイソーのレインポンチョも持ってきてました。ちょっと使ってみたけど、面倒くさくなってぬいじゃった。 -
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回廊へ戻って
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The Documents issued by the Emperorってことで、皇帝直筆の書類たち。現在のベトナム語はすべて「クオック・グー」と呼ばれるローマ字表記が使われていますが、以前は漢字、そして「チューノム」という独自の文字が使われていたそうです。今のようにアルファベットが国民に広く使われるようになった(=識字率が向上した)のは、ベトナム独立後なのですね。
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王宮の左……えっと東側エリアをまわっていきましょうか。
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長寧宮という建物だそうです。
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うん、池に面した静かでいい感じの建物ですね。
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皇太后の住居として1821年に建てられた宮殿だそうです。
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延寿宮
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延寿宮の中。
延寿宮 城・宮殿
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1803年にザーロン帝が母親(皇太后)の住居として建造した宮殿で、高価な調度にあふれた優美な住まい……だったそうなんですが、こちらも戦争で破壊されちゃって再建されたそうです。
延寿宮 城・宮殿
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庭も整備されています。このあたりはフランス風だとか。
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庭は欧風も取り入れられていますが、いやあ、こういうの見るとアジアだなあ。
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南の方に歩いていくと
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この正面の赤い建物、中に入れます。
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中はこんな感じ。
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正面には門が見えます。
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興祖廟
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門をくぐってまた南に向かって歩いていくと
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おお、なんか大きめな建物が出てきました。
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これが世廟かな?
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中は色々祀られています。
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歴代の王室あたりですかね。
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世祖廟と興祖廟があて、世祖廟には初代から13代までの皇帝のうち、5・6・13代以外の10人の皇帝の位牌が祀られた祭壇が並んでいる by地球の歩き方
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世廟
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そして世廟の正面に見えるのが、(たぶん)顕臨閣。
顕臨閣 寺院・教会
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おお、「鼎の軽重を問う」の「鼎」ですね。
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行ったときは知らなかったのですが、これらの鼎は9つあり、それぞれ歴代の皇帝の名前が記されていたそうです。
持ち歩いていたのに、まったく読んでいなかった地球の歩き方を旅行記を書くにあたってみてみると……各皇帝のイメージである「偉大さ」「美徳」「輝き」……などを表す鼎が並んでおり、その表面にはベトナム各地の四季折々の絵が刻まれているそうです。うわー、じっくり見学すれば良かった。 -
毎回、ちゃんと予習しておけば良かった~ってのを繰り返している気がしますね(汗)。
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顕臨閣の中へ入ってみましょう。
顕臨閣 寺院・教会
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うん、なんか解説がありますね。もちろん、読むの面倒で素通り。
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ここって菩提寺なんですね。寺って感じしなかったなあ。
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正面から見ると鼎があり(あとから調べたところ、グエン朝の創始者であるザーロン帝を表しているのかな)、その向こうに世廟がずっしり構えています。
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あの世廟に
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では、門をくぐって王宮歩きを再開。
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これは……なんの動物がモチーフですかね。正面から見ると、微妙に可愛げのある顔に見えなくもない。
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入口の午門まで戻ってきました。上に登る階段がありますけど、柵で閉じられていますね。やはり工事中だからか。
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こちらのモチーフは獅子かな? いや、アジアだからトラ?
案外全然違ったり、麒麟や龍みたいな想像上の動物かもしれませんが。 -
王宮の中央部~西サイドを散策してきたので、今度は東サイドへ。
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こちらの建物は……?
閲是堂 劇場・ホール・ショー
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ああ、なんか食事の準備中ですね。
閲是堂 劇場・ホール・ショー
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おう、日本からのツアー用ですか。このときはてっきり、あとから建てられたツアー客用の建物か何かかなと思っていましたが、あとから調べると閲是堂(ロイアル・シアター)で皇帝が雅楽を楽しむためにたてたものなのですね。
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適当に歩いて、庭園となっているエリアを散策していきます。
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中華風、なのかな?
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盆栽もありますよ。
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確かに中華風な気もしますが、一方で蘇州で見て回った庭園や、北京で行った頤和園とは少し違う気がするんですよねえ。
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どこがどう違うかまではわかるようなわからないような……と適当ですが(汗)、やはり地域も違えば特色も出ますよね。
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なんかヤシの木っぽいのが植えられていて、一気に南国っぽい雰囲気。さっきの蘭の花(?)もよかった。
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東屋は売店も兼ねてるのかな。
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ヨーロッパ風の雰囲気もする。グエン朝は途中からフランスの保護下というか、実質的に植民地化されていましたからね。
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欧風からアジアに引き戻される瞬間。
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王宮の端っこ、城壁までやってきました。
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階段があって登れますね。
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登ってみると、上にはお店(カフェ?)があって
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城壁から外の堀を見ることができました。
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では階段を降りて
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飾りが中国の影響を感じさせますね。ベトナムも中国とは地続きで繋がっているので、朝鮮半島同様に影響が大きいですよね、色んな意味で。
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おっと、あの青い門のエリア、まだ行っていないな。
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お、また立派な建物が出てきました。
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これまた廟ですねえ。
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真っ赤な塗装が綺麗。おそらく太祖廟。
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人も少なくのんびりできました。
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あ、電動カートだ。4traのスポットにも登録されているようです。王宮、まあまあ広いんで、これに乗って移動するのはありかもしれません。
王宮内の電気自動車 その他の交通機関
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顕仁門(Googlemapではヒエンニョン門?)
王宮の東側の門になります。ここから出て王宮見学は終了。顕仁門 建造物
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10時半には王宮入りしたのですが、この時点で13時16分。3時間かけてぶらついていたことになりますね。
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あとからガイドブックを読み返したところ、近くにあるフエ王宮骨董博物館にも王宮のチケットで入れたそうです(あれ、でもチケットはカードですぐに回収されちゃったような……)が、調査不足でスルーでした。もったいない。
まあ、王宮満喫したし、いいでしょう。次の観光地へ向かいましょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Traveljyubeiさん 2020/06/15 10:21:26
- 最後のお姫様と日本人
- 僕も2年間のベトナム在勤中、フエを3回訪れました。と言うのも、僕のフランス語の先生が、ベトナム最後のお姫様と日本軍人の結婚仲人でした。
フエで王宮料理を食べながら、最後のお姫様について聞いていました。
フランスの統治下では、その国の王家の血が無くなる統治をします。当時、各国の統治方法に強い興味がありました。
英国や日本の統治方法と異なります。
- planalyさん からの返信 2020/06/17 03:58:08
- RE: 最後のお姫様と日本人
- Traveljyubeiさま
そうだったのですね。ベトナムと日本、仏印インドシナ進駐くらいまでは聞いたことがありましたが、そのような縁があったこと、初めて知りました。まさに歴史の一コマですね。
各国の統治形態の違いも興味深く拝見させていただきました。
コメントありがとうございました。
planaly
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