東方正教の世界へ＃2－2019年7月12日（金）ペレシュ城見学

2019/07/11 - 2019/07/21

名前だけしか知らなかった国に何の予備知識も持たずに来てしまった
スロヴァキアから始まるカルパチア山脈に三方を囲まれたトランシルヴァニア地方はルーマニアの大方を占めている　トランシルヴァニア「森の彼方の国」とは何て素敵な響きだろうか

エリア ブラショフ(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

13時　バスが動き出し観光がスタート　ヴォイカさんから通貨や国民性の話があった　この国はラテン系だから「明るい」と聞く　そうなんだあ～　この旅の最後に行くブルガリアは対して「暖かい」と表現するそうだ

アンリ コアンダ国際空港 (OTP) 空港

ルーマニアが黒海から飛び跳ねた魚の形をしているなんて今回地図を見るまで全く知らなかった　皆に地図を見てみてといいたくなる　遠くにあるのは火力発電所

社会主義時代のアパート群やお湯を送るパイプを車窓に見ながら北上　シナイアへの鉄路が走る、シナイアには離宮があるので19世紀には造られている

この辺りはワラキア平原地方で平野が続きひまわり畑が黄色い絨毯のよう　主に食用油を採るためらしい

14時半ガソリンスタンドで休憩　甘いものに目が行く

ちょっとしたコンビニくらいの品ぞろえで高速道路のサービスエリアの役割を担っている

さらに北上中、かわいい教会

木造の民家

貯木場　後ろに緑の森が広がっている

日本の本州くらいの面積に2000万人弱の人口だからか人はあまり見かけない

屋根が独特

道路際から民家に引かれた黄色いパイプはガス管らしい

ずいぶん凝った造りだ

小高い山々のすそ野に線路が続いている

ロータリーですんでしまうのだろう 信号機が見当たらない

「カジノ・シナイア」　かつての貴族の別荘地跡に建てられたカジノ

1912年創建のバロック様式の建築で現在は国際会議センターとなっている

とんがり屋根が見えてきた　ブカレストから約120キロ　トイレ休憩を含めて2時間半かかった　なだらかな坂道途中でバスを降りる　

シナイアはブカレストの王侯貴族の別荘地として栄え　かのチャウチェスクの別荘もあった　「カルパチアの真珠」と呼ばれ夏は避暑、冬はスキーで賑あう　

ペレシュ城までは徒歩で向かう

カルパチア山脈の北はもみの木、南はブナの木が多いらしい

ペレシュ城 城・宮殿

1875年から8年をかけて初代国王カロル1世が造った夏の離宮　　正面に並ぶ4つの大きな窓はムーアの間

ドイツルネッサンス様式　壁画も美しい主塔の下が正面玄関

一段下がったところにある彫像　バラなどの植栽のある庭園

カロル一世の銅像の先にある少し荒れてしまった庭　

宮殿内には160の部屋があるとか

がんばって横から支えているよ

中庭に入るとドイツ出身の国王が故郷を懐かしんで　ドイツ風の建物にしたのがよくわかる

美しい壁画

靴にカバーをかけて階段を上ると　「名誉の殿堂」とたいそうな名前の付いた吹き抜けのメインホール　オーク、クルミの木を多用していて重厚

光とりのステンドグラスも派手さはない

木だからこその細かな細工が光るらせん階段

「武器・武具の部屋」

王に謁見を受ける者の「控えの間」

「蔵書庫」右から2番目の書棚はダミーで秘密の扉で廊下に通じているそう

ハープのある「音楽室]　今回3,4階の見学がなかったが（個人で来ていたら行ったのになあ）3階にはコンサートホールや小音楽ホールもあり一層豪華らしい

ここはイタリアルネッサンス様式の装飾のため「フィレンツェの間」と呼ばれ、二つのベネチアングラスのシャンデリアが眩いばかり

主塔の2階部分にあたる「トルコの間」なにせ暗い

正面カーテン後ろに見えるステンドグラス

クリムト風の装飾がある54席の劇場　最後方にロイヤルボックスがある　約30分の見学だった　

外へ出たらウェディングフォトを撮っていた幸せカップルに出会った　やっぱり陽気な二人　　お幸せに