2019.12今年の年越しもスペインアンダルシア旅行24-サンタ・マリア・ブランカ教会，セファルディ博物館（Transito教会）

2020/01/05 - 2020/01/05

これから旧ユダヤ教会を二つ　最初がSanta Maria de Branca教会 白い聖母マリア教会　白い漆喰で覆われ，パイナップルの装飾の柱や馬蹄形のアーチが美しい教会だ．元のユダヤ教会の面影を強く残すムデハル様式の教会だ．といってもキリスト教会ぽくないのが特徴だろう，
次にSefaldi博物館　1350年に建てられたもとユダヤ教会　ここもムデハル様式　幾何学模様の装飾が見事だ　今は博物館として，ユダヤ人の歴史，セファルディム（ポルトガル　スペイン　地中海沿岸などのユダヤ人）の歴史，宗教，民俗を紹介．1492年のカトリック両王によるユダヤ人追放令など悲しい歴史をしょっている．スペイン語のみの展示であったが，自分があまりユダヤ人の歴史を知らないことを思い知る．今度少し勉強しよう．
1122　エル・グレコ博物館に向かう

エリア トレド(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 ANA

1048 Santa Maria la Blanca教会に　質素な入口だ．13世紀に建てられたトレド最古のユダヤ教会　1405年にキリスト教会になる．16世紀に改修されているがイスラム様式の内部は当時の面影をとどめているとのこと

教会　外からは教会とはわからない

質素な門

中に入ると全然違う　白い聖母マリア教会だね

真ん中の列

右の列

最右の列　向こうには古い部分がそのまま残されているようだ

天井は木で格子が組まれている

柱はパイナップルの浮彫

右側の列の会の文様

馬蹄形アーチが美しい

真ん中

天井を見る

キューピットが掘られている

入口から向かって右側の貝の文様

文様のある祭壇側から入口を見る

一番右側の奥の古い部分かなと思う場所　上への階段がある

横から撮影

馬蹄形が美しい

入口のパネル

実はこんなにいびつな形だった

外へ出る　別館で展示会

行ってみよう　中は撮影禁止 The Mystery and Mystiqueという名のイラスト展
フランス生まれのユダヤ人のイラストレーターらしい．13ユーロの印刷物を買う　いくつか紹介

建物の前

出口　右に券売所兼案内所売店　1102外へ

そこで買ったイラスト　メサイヤはキリストの顔だ　女性のイラストレターのような絵だね

もう一つ紹介

Reyes Catolicos通りをさらに行く

Transito広場に出る　すぐ下はTejo川の渓谷だ．Toledoの旧市内はTejo川に囲まれた堅固な丘陵都市だったことがわかる

1109　Transito教会へ　今はSefaldi博物館となっている　今日は日曜日　エル・グレコ美術館とともになんと無料！

残酷王ペドロ1世の財務長官を務めたサムエル・ハ・レビによって1350年に建てられ，1492年にユダヤ人が追放された後はカラトラバ騎士団の礼拝堂として使われていた．現在はユダヤ文化を紹介する博物館

正面の文様が凄い　まるでアルカサルの文様のようだ

天井

ムハデル様式の細かい装飾

上部の装飾帯にはイスラエルの神やペドロ1世，サムエル・ハ・レビをたたえるヘブライ語の聖句が刻まれているというがわからなかった

なんだかミラフーブみたい

でも感じが違う　

装飾だけまねたんだろうねえ

文様を拡大

このような箱が置いてあった

併設されたユダヤ人の歴史を示す博物館

残念ながら英語はない　しかしユダヤ人の歴史を古代から示す．私たちが旧約聖書で知っている話も多いが，誇張されたり，脚色されている話も多い

どこまでが歴史でどこまでが伝承なのかよくわからないし，スペイン語なので理解できない

しかしローマ帝国に紀元後1世紀民族的に鎮圧されてしまう

これは古い時代の考古学遺品　鳥かなあ

古い時代から順に並んでいるが十分な解説がない

Luceena,Sevilla,ZaragoraそしてToledoと
スペインでのユダヤ人の歴史　悲しい歴史だ　1391年に反ユダヤ暴動でたくさんのユダヤ人が虐殺される
1492年にカトリック両王によってユダヤ人追放令　改宗するか国外退去　改宗しても常に疑われ，弾圧される身となある

この辺りにはユダヤ人街の公衆浴場があったということだ．そのころの遺物だ　実際もう少し詳しく知りたいと思う

12-15世紀のキリスト教徒の王国でのユダヤ人ということか

これはどう見ても聖書かな・・・

ヘブライ語聖書　トーラーとそのスクロール
トーラーケース　ヘブライ語聖書の最初の5章（モーセの5冊）をトーラーというらしい　ユダヤ教の聖書ってロール式とは知らなんだし，こんな筒に入れるのも知らなんだ

立派なものだね

これはユダヤ教の祭器なのだろう　左の人形は8世紀，右のキャンドルは20世紀のもの

これも祭器

ダビデの星だ．左は靴かなあ　ユダヤ教の戒律の厳しさはイスラム教どころではない

セファルディム　ユダヤ人のうちスペインポルトガルを中心に定住した人々の風俗

苦難の歴史だったろうねえ．．私もユダヤ人の歴史をあまり知らない．むしろ民族的にはさまざまの遺伝的要素があり，ユダヤ教という紐帯で宗教的，習慣的，文化的，民俗的に結びついた人たちがユダヤ人ということであり，あとえばアシュケナージ（ロシア東欧系）とセファルディムでは相当の違いがあるということしか知らない．ユダヤ人の中世近世の歴史．ゲットーと追放についてもっと知るべきだと思った．浅学を恥じる．

1122外へ，隣のお店

エルグレコ美術館に向かいつつ，振り返ってSefaldi博物館（Transito教会）の写真をとる

Santa Maria la Blanca教会の拝観券

6ユーロ

Sefaldi博物館（Transito教会）の拝観券　無料