2019-2020年末年始バルセロナ&マヨルカ島 その8 元旦にマヨルカ島へ移動してパルマを歩き周る

2020/01/01 - 2020/01/01

2020年元旦の朝をバルセロナで迎えた。
どうせ元旦はどこも開いていないだろうと見込んでこの日はバルセロナからマヨルカ島へ移動日に充てた。
が、元旦の朝に飛行機で移動する人なんかいないのか空港にほとんど人がいない。
気のせいかと思ったけど飛行機も搭乗率が１～２割。
ここまで人が少ない飛行機に乗ったのは久々。
マヨルカ島って人気ないの！？って心配になったけど帰りの飛行機はいっぱいだったからそんなこともないんだろう。
マヨルカ島へ着いたらまずはホテルへ。
早すぎてチェックインできなかったのでまずは街歩き。
元旦の朝のヨーロッパの街のセオリー通りどこも開いてない＆人が少ない。
入れるところがほとんどないので必然的に歩き周る。
文字通りの「街歩き」。
というか街歩きしかできない。
まぁ好きだからいいんだけどね。
それではそんな街歩きの旅行記をどうぞ。

エリア パルマ・デ・マヨルカ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

マヨルカ島行きのゲートはB68。
これが端っこの1番遠いゲートだった。
LCCって安いせいか遠いゲート割り当てられることが多い気がする。
端っこにあるゲート案内にありがちな途中でゲート番号の案内が無くなった状態になったけどそのまま進み続けたらゲート発見。
ゲート番号の案内は最後までして欲しいわぁ…。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11607816
の続き。

バルセロナ エル プラット空港 (BCN) 空港

今回は予約はイベリア航空でしたけど共同運航便なので実質的にはブエルリング航空の利用。
初めての利用でしかもLCCなのでどんなものかちょっとドキドキ。
出発時刻の40分前が搭乗時間に設定されていた。
ゲートに着いた時は既に搭乗時間を過ぎていたけどまだ搭乗は始まっていない模様。

こちらが本日の搭乗機。
ゲート前はまだ搭乗が始まってない割にはえらく人が少ない。

少し待つと搭乗開始。
座席は3ー3配列。
が、搭乗する人めっちゃ少ない。
搭乗率1ー2割ってところじゃないかな？
これだけ少ないのは久々。
マヨルカ島人気ないのか？とこの時は思ったけど帰りは満席だったのでただ単に元旦の朝一番から飛行機に乗って移動する人がいなかったってだけだと思われる。

こちらが座席。
まぁ狭い。
が、ガラガラで当然ながら隣なんて来ないので窮屈ということもなく。
まぁ正確に言うと最初は通路側にいてたんだけど別の席に移っていった。
LCC=安い=満席という認識だったのであまりものガラガラっぷりにびっくりした。

座席は当然TVなどなくテーブルがあるだけ。

ポケットには安全のしおり。

離陸前に機内で初日の出。
今年がいい年であります様に！
とこの時は思ったけど…今思えばこの時既に中国では新型コロナウィルスが発生し始めていたんだよね…。
おそらく歴史に残る2020年。
そんな波乱の年の幕開けであったとはこの時はカケラも思ってなかった。

離陸を待つ間に完全に日が昇った。
搭乗人数少ないので搭乗もあっという間に終了。
定刻通りに動き出して…

テイクオフ！

天気もいいのでバルセロナの街がよく見える。
昨日行ったモンジュイックの丘も。
空から見るとよく分かるなぁ。

ブエルリング航空はLCCなので機内サービスは一切なし。
まぁ1時間くらいなんで全く問題ないけどね。
バルセロナいいお天気だったけどマヨルカ島に近づくにつれて雲がふえてきた。

そして離陸からわずか35分でマヨルカ島到着。
早い！
予定より15分早かった。
マヨルカ島は1年のうち300日が晴れの日と言われているんだけど…曇ってる(T-T)。

9:15無事マヨルカ島到着。
空港はやっぱり閑散としている。
これも元旦の朝だからかな？

パルマ デ マヨルカ空港 (PMI) 空港

ターンテーブルのエリアも閑散としている。
ボードに書いてある案内少なすぎ～。

柱には不思議なオブジェ。
海のイメージなのかな？

到着する飛行機が少ないからか荷物もすぐに出てきた。

なので荷物を持って出口に向かう。

ここからマヨルカ島の中心部であるパルマの街までは電車はないのでタクシーかバスの2択。
当然のようにバスで移動するのでバスのマークに従ってバス乗り場へ。

表示通り歩くとバス発見。
A1と書いてあるのでパルマ・デ・マヨルカに行くバスだ。
ラッキー。

乗る前に自動券売機発見。
往復のバス券買えるっぽいんだけど買い方が分からず…。

車内でも往復券買えるかなぁ？と思って乗る時に運転手のおじちゃんに往復券が欲しいと言ったけど「ない」との返事でこのレシートを渡された。
車内では往復券は買えないのかな。

しばらくするとバスは出発。
空港に着陸してからバスが動き出すまで20分足らず。
大きいスーツケースを持ってこれだけ早く空港から脱出できることってなかなか無いと思う。

バスに乗ってからは地図アプリとにらめっこ。
ホテルに1番近いバス停の位置がイマイチよく分からなかったので近くで止まったら降りよう作戦。
結果…終点だった。

これがバスの路線図。
地下鉄とかはないので市民の足はバス。
パルマ・デ・マヨルカの旧市街はさほど大きくないので徒歩でも十分観光できる。
バスに乗るのは空港やベルベル城に行く時くらいかな。

バス停からは歩いてホテルへ。
ホテルまでは細い路地を歩く。

この路地が絵になる場所が多くってスーツケース持ってるのに所々で思わずパチリと写真を撮ってしまう。
後で写真見返したらこの場所なんて何回も撮ってた(^^ゞ

人通りは少ないけど危険という雰囲気ではないかな。

そして本日のホテルパラオ・サ・フォントに到着。
旧市街の中にある小さなホテル。

パラオ サ フォント ホテル

空港からスムーズに来られたので10時前には到着した。

なので当然チェックインは出来ない。
なのでフロントのお姉さん荷物だけ預ける。
市内地図ももらえたのでお昼ご飯にオススメのお店も教えてもらう。
ただ今日は祝日なのでお店も開いているかどうか不明とのこと。
街歩きに出発する前にまずはパルマの街の情報収集。
ロビーでWi-Fi繋いで30分程いろいろ調べてから出発！

時刻は10:30過ぎ。
朝早いとは言えない時間だけど人通りが少ないのは元旦だからかな？

まずは海の方に歩いて行ってみる。
途中出た広場にあったの像は地図を見るとJaume Ferrerと書いてあった。
王様かな？

広場を抜けると海沿いに出た。
大きな建物の前に…

大砲や錨。

更に歩くとSa Llotja。
昔は魚市場だったらしい。
残念ながら入口は閉まっていた。

扉の上には天使像。
この天使像フランスのランス大聖堂の「微笑みの天使」とよく似ている。
何か関係があるのかな？

ランス大聖堂の旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11381193

それにしても人通りが少ない。
お店もほとんど開いてない。
街全体が静かな印象。

そんな中開いているおみやげ屋さん発見！

お客さん誰もいてないけど（笑）。
一通りのお土産は揃っている。

ここでハガキ0.2ユーロ、切手1.5ユーロを購入。
あとでホテルでハガキ書かなきゃね。

歩いてすぐの所にあった細長い形の公園Jardines de S'Hort del Rei。
ちょっとアルハンブラ宮殿の庭園を思い出させるようなイスラムチックな雰囲気。

そこに謎の現代彫刻Jonica。

とりあえず1番の見所のマヨルカ大聖堂を目指す。
大聖堂へと続く道の階段がなかなか素敵。

階段を上がって左に曲がるとマヨルカ大聖堂到着。

パルマ デ マヨルカ大聖堂 寺院・教会

今日はミサはあるけど見学は出来ないので大聖堂の周りを1周。

パルマ デ マヨルカ大聖堂 寺院・教会

とにかく大きいので全体を写真に収めるのも大変。

パルマ デ マヨルカ大聖堂 寺院・教会

地面には昨日の大晦日の大騒ぎの跡が残っている。
上の写真は何かよく分からない…。
下の写真はぶどう。
そういえばスペインって年越しの深夜0時に鳴る12の鐘の音（ドセ・カンパナーダス）に合わせてブドウを全部食べる習慣があったなぁ。
なんでも新年の12カ月を意味する12粒のブドウを鐘の音と共に食べることができると、その年は縁起がよいとされているらしい。
このぶどうはその名残りなんだろうなぁ。

こちらは大聖堂の裏側。
この裏側の路地を通って旧市街散策へ。

ここも人通りが少ない。
元旦のヨーロッパの街って本当に静かだなぁ。

次に目指したのはイスラム教徒の浴場跡。
案内板を頼りに向かったけど…この案内板通りに歩くとえらく遠回りになった。

遠回りでも辿り着いたからいいけど。

入口には浴場のイラスト入りのタイル。

回教徒浴場 (アラブ浴場) 史跡・遺跡

が、残念ながら入口は閉まっている。
イスラム教関連なら元旦でも開いてるかも？と思ったけど…。

今日はきっとどこも開いてないんだろうなぁと諦めの気持ち。
それなら祝日でも閉まらない場所に行けばいいか、とやって来たのがこちらの城壁の上の遊歩道。

ここからはマヨルカ大聖堂がよく見える。

大聖堂の反対側には人口の貯水池。

城壁の上からマヨルカ大聖堂を思う存分眺めてから…

再び旧市街散策へ。
次の目的地はこの通りの先。
通りの名前表示の上に妙な男性のお面。

そんな通りの突き当たりにあったのがサンタ・クララ修道院。

地図を見ると結構大きいみたい。

入口が開いていたので中に入ってみる。
マヨルカ島に着いてから始めて入った教会。
なんか天井からモールみたいなのが吊るされている。
バルセロナの教会にはこういうのはなかったなぁ。

祭壇の下にはベレン。

教会を出ると横の建物にこんな入口を発見。

この感じは…見覚えがある。
そう思って奥に行くと…

こんな窓口発見。
これは…修道院で売っているお菓子を買えるってやつだね。
扉の裏にはメニューと値段が書いてある。
…スペイン語で。
もちろん読めないのでGoogle翻訳で翻訳して分かるものを購入。

横にあるベルを押すと修道女さんが対応してくれる。
英語OK。
修道女さんが注文したものを乗せて台を回すのでお菓子を受け取る。
お菓子を受け取ったら台の上にお金を置くと台がまた回る。
で、お釣りがある場合は更に台を回転してお釣りを受け取る。
修道女さんが外の人と顔を合わせずに購入できるシステム。
スペインにはこういう修道院がちょいちょいある。

購入したのはアーモンドクッキー　4.5ユーロ。
修道院オリジナルの箱に入ってた。
日本に帰ってから食べたけどどこか懐かしい素朴な味で美味しかった。

次に通りかかった聖フランシスコ教会は残念ながら開いていない。

教会の前にはフニペロ・セラ修道士とフアネーニョ・インディアンの少年像。
少年像は裸。
おそらく新大陸への布教活動を表しているんだとは思うけど…人種差別の匂いが…。
これはあまりよくないのではなかろうか？

こちらはCan Barcelo。
見ての通りのモデルニスモ建築。
来てから知ったんだけどパルマ・デ・マヨルカはモデルニスモ建築も多く残っていることで知られているらしい。
住居として現在も使用されている建物だけど最上階部分のモザイクのタイル画が素晴らしい。
その下の開いている出窓にかけられている布団がすごい生活感を出している。

窓枠部分のタイルも綺麗。

こちらが建物の入口。
ドアも素敵。
が、当然ガッチリ閉まっている。
玄関ホールだけでも覗きたかったなぁ。

歩いていると散乱している本を発見！
自由に借りていい図書館なんだろうけど…なんでこうなったのか！？
こういうものなんだろうか？

どこかの教会の裏手に出た。

こちらが正面。
地図を見ると聖エウラリア教会みたい。
バルセロナの大聖堂と同じ聖人の名前が付いているのね。

入口が開いている！
ラッキーとばかりに早速中へ入る。

ここも天井からモールみたいなのが吊ってある。
マヨルカ島はどうやらこれがスタンダードらしい。
他の人の旅行記では見かけなかったからクリスマスの時期だけなのかな？

奥まで入って入口を振り返るとバラ窓が。

こちらが中央祭壇。
黄金に輝く祭壇。

祭壇の後ろの身廊には小さな礼拝堂が並んでいた。

そのうちの1つ。

ステンドグラスも美しい。
が、見学していると程なく追い出されてしまう。
どうやらちょっと前までミサをしていたのでたまたま開いていただけみたい。
やはり元旦に普通に開いている教会は少ないんだろうなぁ。

こちらのアーチはアルムダイナ門。
門とは言っても建物と建物をつなぎ渡り廊下みたいな…。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11611208