ニュージーランド・アクティビティ満載の旅　12月31日（テカポでルピナス咲き乱れる道をハイキング）

2019/12/26 - 2020/01/07

大晦日、クライストチャーチからテカポにグレイトサイツ社のインターシティ・バスで向かいます。
グレートサイツ社からバスのチケットを購入するととても安いのですが、購入の仕方が独特です。私は４トラ・トラベラーでリア友の「ひゅうひゅう」さんから聞いていたからよかったけれど、こんな買い方って他に聞いたことありません。

１．グレートサイツ社に会員登録
２．バス乗車時間分のチケットを購入（１年間有効）、クライストチャーチ⇒クィーンズタウンまでのルートなら、一番短い１５時間（132ドル）で大丈夫。
３．乗りたい路線を予約。

一応、予約票は印刷して持って行きましたが、添乗員さんが名前のリストをもっているのでチケットを見せることはありませんでした。
このバスに乗れないと、旅の予定が狂うどころかクィーンズタウンにたどり着けないと帰国できないので、早々と7月初めに予約しましたが、そこまでしなくても大丈夫だったみたいです。でも、ほぼ満席でやっと右窓側をキープ。

テカポでは２泊ゆっくりと過ごします。

写真は、コーワンズヒル・ウォークウェイの森の中で群生していたルピナス

エリア テカポ(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: ニュージーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

クライストチャーチのバス・インターチェンジに早めに到着。７：３０出発なのに何を勘違いしたのか７：００と思い込んでいて、７：００に来たバスに乗ろうとするとテカポに行かないって！あせってインターチェンジ内のグレートサイツ社のカウンターに行って名前を言うとリストにチェック入れて、ここで待てと・・・
７：３０のバスに無事乗車。待っている間に、母娘で旅行している日本人（オークランドで出会った母娘とは別）と会ってお話しました。今日はマウントクックのハーミテージホテルに泊まるんですって！　今日は大晦日。私が航空券購入した３月末にはもうハーミテージホテルは満室だったので、いつ予約したのか聞いてみると1年前ですって。迷っている間にマウントクック・ビューの部屋はなくなってしまったということでした。

2時間ほど走って、途中で30分の休憩。

休憩したカフェと土産物屋の建物。

朝、ホテルでパン1個かじっただけなので、カフェでトーストサンドを食べました。冷蔵ケースに入っていましたが、温めてくれたので美味しい！　飲み物も買いましたが、まだバスに長くのらないといけないので飲まずにがまん。

バスの運転手さんも朝ごはん食べてるので、安心。
それなのに、早めに外に出たのにバスが出て行ってしまいました。回りにバスに乗っていた人たちいるので焦らず見ていたら反対側にバスを回しただけでした。
見ていなかったら、反対側にバスが待っていることわかったか疑問ですが、乗った後に人数確認しているので、置いて行かれることはなさそうです。
このバス一日に一本しかありません。

牛の割合が増えていると聞いていましたが、ほんとに、羊より牛の方をよく見ます。

車窓から、高い山が見えてきました。

運転手さんが、この先、右側にルピナスが見えると教えてくれました。近づくとスピードを落として、とてもゆっくりと走ってくれました。

降りてゆっくり見たい！と思いましたが、後でここへくることができました。

バスは、テカポの「善き羊飼いの教会」近くで停車。約15分見学時間があります。私はここで降りると運転手さんに言いましたが、この後、ホテルの近くまで行くのでまたバスに乗ってと言われました。
ここで降りない人は、15分間でテポカ湖と教会の見学で忙しい！　

写真は、テカポ・ビレッジと善き羊飼いの教会の間を繋ぐ、歩行者専用の橋。バスが渡っている車専用の橋からの撮影です。

テカポのバス停は公共駐車場の脇です。
駐車場の先に、2泊するレイク・テカポ・ビレッジ・モーテルがありました。
まだ１１：３０なので、左側の建物にあった受付（フロントという感じではありません）に行くと、チェックイン１４：００だからまだ早いといわれました。
わかってますよー。スーツケース預かって！　と、入り口の隅に置きました。

湖畔に最近できた、ブラックスカイ・プロジェクト
星空ツアーの集合場所はここ。カフェもあります。

サーモン丼で有名な「湖畔レストラン」へ行き、今夜か明日の夜の予約ができるか聞いてみたら満席でした。大晦日と元日ですから当然ですが。今なら入れるみたいでしたが、さっきトースト食べたばかりでランチはまだ食べたくありません。残念。

さっきバスから見えた、歩行者専用の橋を渡ります。

橋の上から。右端に「善き羊飼いの教会」、遠くに雪を抱いた山。

ルピナスが前景になるように、座って撮影。
この写真が撮りたかった！

角度を変えて。

善き羊飼いの教会の正面。
日差しが強くて熱いので、教会に入って瞑想（ぼーっと）してました。時間はたっぷりありますから。

湖畔に降りて撮影。
レイク・テカポ・ビレッジ・モーテルの写真、こんな感じだったなあ。建物はちょっと絵にならないからかな。

熱いのでチェックインの時間まで日陰に座って本でも読んでいよう、と思って場所を探すと、松林の中に座るのにちょうどいい石がありました。

松ぼっくりが大きい！　しかも枝でなく幹に付いている！

手のひらに乗せると、大きさがわかるでしょ！

ここに1時間ほど座って読書。
読んでいた本は、原田マハの「暗幕のゲルニカ」

成田第一ターミナル、出国後の本屋さんで購入しました。この本屋さんは免税で消費税10パーセントだから70円もお得。

やっと14時過ぎたので、チェックイン。
モーテルなので、アパートみたいな作りです。スーペリアスタジオ指定。外階段上って2階の2つ目のお部屋。（この写真で中央）

なかなか良いではないですか。2泊するのでうれしい。
でもお値段はそれなり・・2泊で571.2ドル。このあたりホテルは少ないし高いんです。でも、バス停から近くロケーション抜群なので選びました。

窓側から入り口付近を撮影。一人だから、十分な広さです。

ベランダもあって、椅子が2脚おいてあります。
電子レンジもあります。
ポットとティーセットももちろん。

食器類や、ワインオープナーなどもそろってます。

一番うれしかったのは、トースターがあったこと。

チェックインの時、明日（元旦）は、ルームメイクはお休み、予備のタオルは引き出しの中にあると言われました。タオルさえあれば2泊程度ではルームメイクは必要ないし、かえって気が楽です。

トイレとシャワーブース。ここのシャワーは固定じゃなかったと思います。

普通の洗面所

ベランダからの眺め。
テカポ湖ビュー♪
ブラックスカイ・プロジェクトの建物ができる前なら、もっとよく見えたのでしょう。でも、別の部屋だったら湖全然見えなかったかもしれません。

さて、大晦日なのでスーパー早く閉まってしまうかも・・と買い出しへ。
いつも通りの20時まで開いていましたし、元旦も開いていました。

この写真は、スーパーの近くで。ハナビシ草が綺麗に咲いています。

スーパーで買ったもの。
トースターがあったので食パン購入。２斤分、たった１.75ドルでした。ハムやクリームチーズ、マヨネーズであえたシーフード、バナナに量り売りの大粒チェリー、牛乳やレモネード、など・・５０ドル近く買いこみました。
湖畔レストランのサーモン丼が食べられなかったので、サーモンも買ってきました。
これで大晦日と元日の食糧の心配はありません。

では、いざハイキングへ！

まず、湖畔を散策。
どうしても撮りたいルピナス越しのテカポ湖。

ルピナスいっぱいの風景を見るのが夢でした。

お天気もいいので、夜は星空が見れるかな？

ブラックスカイ・プロジェクトのドームとピンクのルピナス

これは、ルピナスではありません。
Viper's Bugloss（シベナガムラサキ）という花です。これもあちこちに咲いていました。

Viper's Bugloss（シベナガムラサキ）の花
近寄ると全然ちがいます。

時刻はすでに１７：３０
日没は２１時近くといえども、もうハイキングコースに向かわなければ。
ハイキングコースの入り口は、バスで通った車専用の橋の近くです。

コーワンズヒル・ウォーク　アンド　サイクルウェイ
この地図の、右側の直線部分中央あたりが現在地。

入り口の看板です。

きれいな花発見！

シロツメクサ、アカツメクサのような花ですが、濃淡のあるピンクが綺麗です。

車専用の橋の下はダムのようになってます。
その先に歩行者専用の橋、遠くに雪を抱いた山々。

入り口付近の道は、普通の家が建っていて庭でくつろいで景色を見ている人たちがいました。
そこを抜けると、山道らしい上り坂。

この青い柱をたどっていけば、間違いないようです。
LAKE TEKAPO WALKSと書いてあります。

野ばら発見！
あでやかな濃いピンクの野ばらは、園芸種にもひけをとりません。

あれ？　森の中なのにルピナス咲いている。

すごい！　こんな森の中にルピナスの群生があるなんて思いませんでした。
しかも湖畔のルピナスより生き生きとしています。少し影になって花期が遅めなのかな。
良かった！　このハイキングコースに来て。

両側にルピナスが咲く小径。夢のようです。

でも、日は高くとも１８時近く。一人で森の中を歩いているのでちょっと不安・・

ずーっとルピナスの中を歩いて開けた場所に出ました。

イギリスBBCのモンティパイソンで、ルピナスをたくさん抱えていたエピソードがあったのを覚えています。やっと動画を見つけました。
Monty Python - Dennis Moore　で検索すると出てきます。ルピナスを金持ちから巻き上げて貧乏な人に配る義賊、デニス・ムーア！

こんな階段で柵を超えると

森を抜けて開けた丘にでました。ちょっと安心。

テカポ湖と遠くの山が良く見えます。

池塘もありました。

後ろから女性２人が歩いてきました。これで一安心。

羊もいました。

なんだか南米っぽい絵です。

コーワンズ天文台も見えました。
明日、元旦の夜は、ここの星空ツアーに参加予定です。
マウントジョン天文台のツアーの方が良かったのですが、１７５ドルもするので迷っていたら売り切れてしまい、コーワン天文台のツアーにしました。こちらは９９ドル。
こんなに迷ったのに、翌日は曇りで星が全く見えずツアーはキャンセルになりました。

丘を下っていくと、ルピナスがたくさん咲いているのが見えました。
テカポ到着する少し前に。バスが徐行してくれた道に出たのです。

ルピナスの中で人々が写真を撮っていますが、柵があるのでどこから入るのかな？

入ってはいけません。

車道をいけばテカポ・ビレッジに直行ですが、まだ歩きたいので車道を渡ると、柵を超えるための踏み台がありました。

松林の中に、松ぼっくりがいっぱい。

時おり、ウサギが道を横断します。カメラ出しても遠いしうまく写らないでしょう。

テポカ・ビレッジから、ちょっと離れた湖畔。
またまたルピナス。

野ばらも。

湖畔に沿った小径をあるいて、帰りましょう。

ここに止まってはいけません。
ちょっと作り物のようにみえましたが、ほんとの鳥でした。

テカポの旅行記で、よく見ていたバウンダリー犬の像。
到着した時は逆光でいい写真が撮れませんでしたが、今はいい感じ。

もう１９時半なので、ホテルに戻って休憩しましょう。

スーパーで買って来た食材をお皿に盛りつけて、大晦日のディナー。

年が明ける瞬間は、星を見上げて迎えようと思い、「善き羊飼いの教会」の先まで歩いていきました。山用のヘッドライトをもってきていますが、多くの人が同じ目的で歩いてきているので、必要な時だけ下向きで点けます。
大きな石にもたれて空を見上げられるところを見つけて座って星空観察。Tシャツと薄いフリースだけで寒くありません。上着は枕にしました。一生懸命目を慣らして星を見ようとしているのに、人のことを考えない人が懐中電灯を横に向けて照らして頭にくるなあ・・
あいにく雲が多く、星空は１/3ぐらいしか見えていません。オリオン星座は良く見えましたが、天の川も南十字星も見えない・・・世界一の星空見たかった・・明日に期待。

スマホで時刻を確認。０：００になると、そこここから、ちょっと声が上がりましたが、それだけ。静かに新年を迎えました。日本が新年を迎える４時間も前です。
雲が晴れるどころか多くなってきたので、しばらくして部屋に戻りました。

明け方ラインの着信音で起こされました。日本時間０時を過ぎて、日本にいる家族が氏神様の初もでに行こうとやり取りしていたのでした。

翌日もテカポでゆっくり過ごします。

この旅行記へのコメント （2）

• ひゅうひゅうさん 2020/02/02 21:18:18

  コーワンズヒル・ウォーク

  夏さん、こんばんは
  
  コーワンズヒル・ウォークを登った所に、あんなにルピナスが咲いていたんですね
  一面のルピナス！
  凄いわ！
  あのコースは私も歩いたけど、そんなに咲いてなかったわ
  
  ところで、教会の門が出来ていましたね
  海外からの観光客のマナーが悪くて、作ったようですね
  
  年が明けるのをテカポで待つなんて、どんな気分なんでしょう。
  　　
  　　　ひゅうひゅう

  夏への扉さん からの返信 2020/02/02 23:46:11

  RE: コーワンズヒル・ウォーク

  ひゅうひゅうさん、こんばんは。
  
  コーワンズヒル・ウォーク、ひゅうひゅうさんの旅行記にはルピナス出ていませんでしたね。ここのルピナスは湖畔より生き生きとしていたので、ひゅうひゅうさんの行った時期にはまだ早かったんでしょう。マウントクックでも、クィーンズタウンに行く途中でも咲いていました。
  
  > ところで、教会の門が出来ていましたね
  > 海外からの観光客のマナーが悪くて、作ったようですね
  
  夜間は教会の近くに行けないようにしたのかな。
  
  > 年が明けるのをテカポで待つなんて、どんな気分なんでしょう。
  
  星を見に来ているのに、なかなかライトを消さない人がいてムカついていました。
  それはともかく、もっと星がみえれば気分も盛り上がるのに。
  ひたすら暇でした（笑）