11月の夏休み08 <大分/別府・地獄めぐり >

2019/11/20 - 2019/11/20

11月の夏休み07 https://4travel.jp/travelogue/11581608 からの続きです。

佐賀県を出発して、大分県別府市に入ります。

エリア 別府温泉(大分)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 自家用車 徒歩

おはよーございます。
朝5時半です。

佐賀市のサガシティホテルを出発します。

サガシティホテル 宿・ホテル

7時。
雲の隙間から朝日が差し込みます。

晴れているものの、前方に見える由布岳の山頂は雲の中です。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

その先にある由布岳P.A.にて休憩します。

由布岳パーキングエリア 道の駅

ちょうど東峰と西峰の分かれ目辺りに雲がかかっています。

晴れる事を祈りつつ出発します。

8時。
まだ時間があるので、別府湯けむり展望台に寄ってみます。

湯けむり展望台 名所・史跡

山々もキレイです。

湯けむりは遠くにちょこっとだけある感じでしたが、街並みと扇山がキレイでした。

移動します。

扇山 自然・景勝地

9時ちょい過ぎ。
別府駅東口のすぐ横にある駐車場に着きました。

まだ時間があるので、別府駅周辺を見てまわります。

昭和電工ドーム大分でも数試合が開催されたので、まだその時の熱気が残っているようでした。

昭和電工ドーム大分 名所・史跡

そしてその隣にいるオジサンの像。

油屋熊八氏の像です。

別府や由布院を、基礎から現在の繁栄を作った元となったお方です。

油屋熊八像 名所・史跡

本日、早起きして 佐賀から大分までやってきたのは、油屋熊八氏に多いに関係がある事なのです。

海側の方から派手なバスがやってきました。

9:20。
別府駅4番バス乗り場に到着したこのバス、側面に大きく書いてあるように亀の井バスの「別府地獄めぐり」定期観光バスなのです。

その名を「鬼バス」と言います。
ちゃんと角まで生えております。

油屋熊八氏は昭和3年(1928年)に別府観光のためにバスを購入し、その目玉として地獄めぐり遊覧バスを運行しました。
そこへ「少女車掌」を乗せたことが大ヒットします。

これが現在の「亀の井バス」であり、「別府地獄めぐり観光」であり、バスガイドの発祥でもあります。

なのでナンバープレートの数字も「19-28」になっています。
しかもラグビーワールドカップ(寄付金付き)ナンバーです。

そんなわけで 自分の車でも廻れるのですが、ここはひとつバスガイドさんと共に地獄を巡ってみようと思いました。

ガイドさんにチケットを渡し、乗り込みます。

定期観光バス 別府地獄めぐりコース (亀の井バス) 乗り物

車内奥へと進みます。

「ようこそ地獄へ！～WELCOME TO HELL!～」って言われましても(笑)…

鬼さんとか閻魔大王さんとかがこっちを睨んでるし…

きっと彼らなりに歓迎してくれているのでしょう。

座席の前後の間隔も余裕があります。

カーテンもトラ柄です。

平日の朝便ですが、４割くらいは座席が埋まっています。
おかげでゆったりとバス観光できそうです。

出発します。

(電線がジャマですいません)日本で唯一の二重式観覧車がある「別府ラクテンチ」の横を通って…

ラクテンチ テーマパーク

最初の地獄、「海地獄」へ着きました。

各地獄の入場料金はバスツアー代金(\3,690-)に含まれているので、入り口でチケットを見せるだけでOKです。

海地獄 名所・史跡

トラ柄の旗を持ったガイドさんの後をついていきます。

蓮の花咲く平和な庭園を抜けると…

もうすぐ目的地なのですが…

その前に「お土産地獄(笑/←ガイドさん談)」を通らないと行けないような設計になっています。

さすが観光地！

海地獄 売店 グルメ・レストラン

出ました、海地獄です！

キレイな色をしています。

池を一周してみます。

湯気湯気地獄(←私命名)に突入します。

湯気と熱湯が凄いのは分かりましたが、他は何だかさっぱり分かりません。

抜けました。

2階展望台からの眺めです。

次の地獄へ移動します。

「鬼石坊主地獄」です。

鬼石坊主地獄 名所・史跡

このように灰色の熱泥が沸騰する様子が、坊主頭に似ているので そう呼ばれる事になったそう。

こっちは口を開けて、何か叫んでいるようです。

移動します。

次は「かまど地獄」です。

かまど地獄 温泉

1丁目。

2丁目。

3丁目。

他にも飲む温泉や…

のど・お肌に良い温泉もありましたよ。

他にも係のおにいさんが、フツーの湯気を…

瞬間的に大量に発生させる秘儀を見せてくれたりします。

お土産地獄を何とか通り抜け、外へ出ます。

画像左側の「御幸の鐘」、一回だけ鳴らすと地獄の鬼が幸せを運んできてくれるそうです。

もう、幸福なのか 地獄なのかメルヘンなのか 何だかわからないっす！


混乱してきたところで移動します。

今度は「鬼山地獄」です。

鬼山地獄 名所・史跡

ここも湯気の量が多くて、常に霧の中にいるような感じで、カメラが曇りまくりです。

湯気ゾーンを通り抜けると、大ワニの剥製が展示してあったりします。
全長約５ｍだそうです。

その先には、伊豆の熱川バナナワニ園よろしく 大勢のワニさんが飼育されていました。

熱川バナナワニ園 動物園・水族館

この個体もデカいです！

移動します。

次の地獄に行く途中に、この「金竜地獄」の前を通りました。

今までの中で一番湯気の勢いが凄く、湯量も多いのだそうですが、数年前に地獄組合から脱退し、営業を終了していて、現在では付近の温泉へ供給するのみとなっているそうです。

金竜地獄 名所・史跡

次は白池地獄です。

白池地獄 名所・史跡

今までの中では一番平和な地獄ですが…

平和すぎるゆえ、コレといった押し出しが弱いからなのか、熱帯魚の展示が猛烈にプッシュされています。

アリゲーターガーや…

ピラルク。

…とその剥製。

次の地獄へ移動します。

これまで５つの地獄を徒歩で巡ってきましたが、最後の2つは少し離れた場所にあるので、バスに乗って移動します。

着きました。
血の池地獄と、間欠泉が世界的にも有名な龍巻地獄です。

血の池地獄 名所・史跡

血の池地獄はともかく、間欠泉がウリの龍巻地獄は、熱水が溜まって吹き上げるまで約30～40分くらいかかります。

なので、もし吹き上げが終わってしまった直後に入園しちゃうと、ボーっと30分くらい待たなくてはなりません。

その対策として、2か所ある駐車場に向けて信号機を設置してあり(赤丸の中)、これを見て先に龍巻地獄に行くか、それとも血の池地獄を見てから行くかを判断するそうです。

龍巻地獄 名所・史跡

ちなみに1つ前の写真の「消灯」は「まだ時間かかるので、先に血の池地獄へ行った方が良い」で、「青」が「そろそろ噴出するよー」、そしてこの写真のような「赤」が「現在噴出中だがもうすぐ終わりそう」だそうです。

これ、もっとお客さんに広く周知した方が良いと思うのですが、皆さんご存知ない方が多いみたいです。
今後行かれる方は参考にして下さいませ。

ということで、血の池地獄の方を先に見ることになりました。

血の池地獄 名所・史跡

ここまでの道中、バスガイドさんが「別府にはもっとたくさんの地獄があるが『地獄組合』に加盟していないところは周遊ツアーの対象になっていない」とか…

別府の地獄 名所・史跡

「地獄組合の加盟料に納得がいかなくて辞めるところもある」とか…

「それでも周遊チームに加盟していた方がメリットが大きいので、途中から入ってくる場合もある」といった話をしてくれました。

意外と生々しい状況(苦笑)に、なんだか「鬼灯の冷徹」に出てくるような話だなぁと思っていたのですが…

なんと売店で「鬼灯の冷徹スタンプラリー」をやっていました！
そりゃそうか…、「地獄」の話を描いたコミック・アニメだものなぁ～。
アニメ http://www.hozukino-reitetsu.com/
コミック https://morning.kodansha.co.jp/c/hozukinoreitetsu

事前に知っていれば私も参加したかったなーと思って調べてみたら、この企画自体は2015年のもので、撤去するのも何だし…的なカンジで置いてあるっぽいです。


しかも http://abstreem.co.jp/archives/630/ ←このお知らせを見ると、当時は8地獄あったものが、現在は「山地獄」が組合を脱退してしまった模様。

う～ん、リアル地獄って…(苦笑)。


でも鬼灯様と座敷童子ちゃん達のパネル、大変良いです！
モーニングでの連載が終わってしまって悲しいですが、時たま読み返しております。

隣の龍巻地獄へ移動します。

が！血の池地獄の「お土産地獄」にて買っちゃいました。
鬼バスクッキーです。

細かいところまで再現されています。
「まさか、クッキーありきでバスのデザインが決まったのでは!?」と思うくらい良く出来ています。

入ります。

まだまだ吹き上がる気配が全くありません。

数分後、「間もなく噴出開始です」と館内アナウンスがあり…

出始めました！

本当は30～50メートルくらい吹き上がるらしいのですが、近隣に迷惑がかかる為、蓋をしたそうです。

これが無ければ大迫力だったのですがねー…

バスに戻って帰ります。

亀の井バス・北浜バスセンターを経由して…

12時半。
別府駅に帰ってきました。
ありがとー、楽しかったよー。



11月の夏休み09 https://4travel.jp/travelogue/11589901 へ続く

別府駅 (大分県) 駅