サラリーマンでも行けるオーストリア(祝チロル初上陸！！雪降るインスブルック2/12夜)ⅩⅥ

2018/02/08 - 2018/02/14

オーストリアのチロル地方に初上陸♪
ずっとずっとインスブルックは気になってた街でした。
南ドイツ(今はバイエルン州が中心のね)と、北イタリアを結ぶアルプス越えの交通の要衝として、また人種と文化の十字路でもありました。
↑
ここ大事

ここはオーストリアなのでドイツの文化圏。
でもでもね、チロルはちょっと独特でして面白い話があります。
もともとチロルと呼ばれるのは、中世以来ハプスブルク家の所領であった「チロル伯爵領」にあたる地域で、その後の第一次世界大戦後にオーストリアとイタリアに分割されまして、今に至ります。
オーストリア側の北チロル (Nordtirol) と東チロル (Osttirol) はもちろんオーストリアのチロル州に属しているんですが、イタリアに割譲された地域のうち、南チロル (Südtirol) はボルツァーノ自治県として、今はイタリア領なのです。
一口にチロルと言っても、オーストリアとイタリアにまたがる地域のことなんすねぇ、へぇー♪
学生時代に意外にもちゃんと勉強をしていた私(笑)
ちなみに地理が専門です(｀^´)ｴｯﾍﾝ

さて目一杯楽しんだベネチアを後にして、夕方メストレから車を走らせます。
メストレからインスブルックまでは約380km。
毎日の事ですけど、まあまあ遠い。

かの有名なブレンナー峠を越えたくてインスブルックを目指します。
さすが峠道、途中から雪がチラつく悪条件も、私にしたら待ってましたの期待通りの展開♪
だいたい４時間で無事にオーストリアはインスブルックに到着。
今晩のお宿はHOTEL ENGLさん。
旧市街から川を挟んだちょっと歩くけど、まあ歩けるなら良いかという立地。

着いた時間は当然ながら、もう夜中ですけど当たり前のごとく外出。
この夜の不要不急の外出自粛(APR'20)の世の中ですけれど、この時はしっかり夜間外出致します。
腹減ったもんでね(;^_^A
イン川に架かるイン橋を渡りまして、インスブルック旧市街へ向かいます。
インスブルックとは、イン川に架かる橋＝インスブルックが由来。
そして女帝マリア・テレジアにこよなく愛された街としても知られています。
中世を偲ばせる多くのゴシック様式や、イタリアの影響を受けたルネッサンス様式の観光名所を楽しむことができるとのこと♪
旧市街には王宮、黄金の小屋根、聖ヤコブ教会、宮廷教会、マリア・テレジア通りと見所が目白押し。
私のようにイタリアからの宿場町の様に使う街ではありません、本来(｡-ω-)ﾏﾁｶﾞｯﾃﾏｽﾜﾀｼ

まあ、とにかく腹減ったのでチロルの郷土料理を食べたかったという旅行記なのでした♪♪


あともう少しだけ続く

エリア インスブルック(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

インスブルックを目指して約380kmを移動します。
イタリアとオーストリア国境近くのガソリンスタンドで給油。
国境であるブレンナー峠に近づくに連れて、雪が降ってきました。

ヨーロッパはディーゼルエンジンが結構多いですよね。
今回のレンタカーもディーゼルを補給♪
↑
今さらご紹介

イタリアとオーストリアの国境である有名なブレンナー峠を越えて、なんとか約380kmを進みました。
無事、インスブルックに21:00頃なんとか到着。
チラチラと雪が舞い散るインスブルック♪

ホテル エングル ホテル

本日のホテルは旧市街から徒歩圏ながら、イン川の向こう側にあるホテルエングル(HOTEL ENGL)。

ホテル エングル ホテル

車はホテルの地下駐車場に停めさせてもらう♪

ホテル エングル ホテル

ホテルというより、ガストホフのお宿。
実はこういう雰囲気の方が好きなのよ♪

ホテル エングル ホテル

角部屋の201号室にアサイン♪
角部屋も好き。

ホテル エングル ホテル

とっても安ホテルだったので、狭小でも許せる。
旅の１泊目のグリンデルヴァルトのホテルと同じ狭さ。
あっ、でも寝るだけなので構いません(゜O゜;！

ホテル エングル ホテル

ちゃんと専用バスルームもあって、

ホテル エングル ホテル

ハンドシャワーだったしね♪

ホテル エングル ホテル

宿のレストランはまだやってたけど、ここは持ち前の折角なら精神で、もう夜中ではあるが今から繰り出す(笑)

ホテル エングル ホテル

イン川沿いを少し歩くと、間もなくイン橋。
ここがインスブルックの名前の元♪
イン川に架かる橋＝インスブルック

イン橋 現代・近代建築

イン橋がガチガチに凍ってました(;^_^A
滑る滑る。
受験生じゃなくて良かったよ。

イン橋 現代・近代建築

今晩はちら雪模様ですが、もうすぐ春なので少しずつオーストリアアルプスの雪解け水が流れ込んで来てるのかね。
夜だけど緑色の綺麗な水に見えた。

イン川 滝・河川・湖

さて、ホテルから10分弱で旧市街の中心エリアに到着。
おろ(　ﾟ 3ﾟ)？
誰も歩いてないやんけ？

まあ人がいようがいなかろうが関係なく、折角なら精神を早速発揮しまして、夜のインスブルック散策スターティン♪♪
もう既にイタリアと街並みが違うよね。
ここはオーストリアなのでドイツの文化圏。
でもねでもね、チロルはちょっと独特でして面白い話があります。
チロルと呼ばれるのは、中世以来ハプスブルク家の所領であった「チロル伯爵領」にあたる地域で、第一次世界大戦後にオーストリアとイタリアに分割されまして、今に至ります。
オーストリア側の北チロル (Nordtirol) と東チロル (Osttirol) はもちろんオーストリアのチロル州に属しているんですが、イタリアに割譲された地域のうち、南チロル (Südtirol) はボルツァーノ自治県として、今はイタリア領なのです。

トラウトソンハウス♪
ふむふむ( -_・)?
ハンストラウトソンと、チロルの貴族で建築家であるグレゴリーチューリングによって、1541年に現在の形と高さに建てられました。
2つの建物には壮麗な出窓を設置していて、左の建物にはアーチを架けて、マドルッツォ家とその妻の家の家紋で飾られています。

ほう、これか？
確かにこの通りの建物だけ、非常に美しいのよね。
良いね♪
ヘルツォークフリードリヒ通り。

で、メインはこちら♪
旧市街のど真ん中に鎮座されるインスブルックの象徴とも言うべき、黄金の小屋根♪
旧市街には建物から張り出したエルカーという出窓が付いた建物が多く見られますけど、特にこの黄金の小屋根は当時の皇帝マクシミリアン一世が広場で行われるイベントを見物するために作らせた、いわば皇帝専用の桟敷席♪

黄金の小屋根（マクシミリアン博物館） モニュメント・記念碑

屋根が黄金というのが富の象徴。
手すりや窓枠にも精巧なレリーフが埋め込まれていて、皇帝の権力を見せつける出来映えになってるのですΣ(O_O；)ｽｹﾞｪ♪

黄金の小屋根（マクシミリアン博物館） モニュメント・記念碑

インスブルックはこの通り、エルカーと呼ばれる出窓とパステルカラーの可愛い街並みがとっても良いね(*≧з≦)ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ

そして見上げると、市の塔がででーんと建つ。
昼間なら上まで登れて、美しい旧市街と、遠くはアルプスまで見られちゃうらしい(O.O;)ｳﾗﾔﾏｼｲｺﾄｺﾉｳｴﾅｼ

市の塔 現代・近代建築

もともとこの塔は14世紀中ごろ、旧市庁舎の火の見櫓として建てられたそうで、16世紀中ごろには銅葺の二重円屋根に作り替えられ、17世紀に入って時計が設置されました。
時計が後付けというのが意外。

市の塔 現代・近代建築

もう帰るだけなので、実は現金ユーロも底を尽きてきた。
旧市街のカードが使える、まだ開いてるレストランを探してます。
なんとか見つけたのは、GASTHAUS GOLDENES DACHL！！
その名もガストハウス黄金の屋根(笑)
黄金の小屋根のすぐ隣にあるから。

伝統のオーストリア料理が食べられそうなお店♪
雰囲気は100点満点♪

閉店間際だったらしく、店員さんはちょっと迷惑そう(-人-; )ｺﾞﾒﾝﾖ
食ったらすぐ帰るからさ。

まずはとりあえずビール♪
ここビール激戦区のオーストリアにおいて、最もよく飲まれているゲッサー社のメルツェンビールですね。
定番中の定番でして、どこでも飲めるんじゃないかしら？
ウリは100％オーストリア産ホップなどの原料が用いられたことでして、苦味の効いたビール本来の味と、フルーティーさが人気のビール( ﾟДﾟ)ｳﾏｰ

で、お通しというか付け合わせというか。
ドイツ圏というば、ザワークラウト(*ﾉωﾉ)ｷｬｰ♪
食べたかった食べたかったこれ

メインはどうしようかのぅ？
tyrolean specialityだって♪
bauern gröstlにしよ！

チロリアンスペシャリティって、書いてあったら頼まずにはいられない。
ここチロル地方の郷土料理のTiroler gröstlとはじゃがいも、ベーコンなどを炒めたものでチロル風肉じゃがとも言われているそうで、見た目や味はジャーマンポテトにも近いと思います。
このTiroler gröstlはシンプルな料理で素朴な味なので食べやすいと思いましたよ( ﾟДﾟ)ｳﾏｰ♪

食欲も満たされたとこで、少しだけ夜の散歩タイム。
チロルで一番の大聖堂！！
聖ヤコブ教会へ。

大聖堂（聖ヤコプ教会） 寺院・教会

足場が組まれて修復工事中でしたが、威風堂々の大きな大聖堂♪
チロルでのゴシック様式の先駆けといわれる建造物であり、チロル地方におけるローマ・カトリック教会の総本山として、この街の人々の信仰のよりどころ。

大聖堂（聖ヤコプ教会） 寺院・教会

聖ヤコブはキリストの１２使徒のうちの１人でして、この大聖堂はその聖ヤコブに捧げられた教会だそうで。
返すがえす、中を見られないのが残念です。

大聖堂（聖ヤコプ教会） 寺院・教会

1460年頃、チロルの領主であったジークムント太公と、ハプスブルク皇帝マクシミリアン1世の下で後期ゴシックのスタイルで建設されました。1754年~73年にマリア・テレジアによってバロック様式に改築されたためミニシェーンブルンの味わいを持っています。その時期に豪華な大広間、礼拝堂、サロンなどが増築されました。

王宮 城・宮殿

お隣の「王宮教会」は神聖ローマ皇帝マキシミリアン一世の遺志を継ぎ、後の皇帝フェルディナント一世が、マキシミリアン一世の霊廟として建てた、ドイツルネサンスの最高傑作と呼ばれるゴシック様式の教会なんだとか。
外観はあまり大きくない教会ですが、中に入ると荘厳なムードだそうで、28体の「黒の男たち（仲間たち）」と呼ばれる等身大の青銅像が置かれていてチロルで一番厳かな雰囲気を出してるらしい(O.O;)ﾐﾀｶｯﾀ

宮廷教会 寺院・教会

この石造りの旧市街はドイツの影響を受けたと思われます。

もう通りのお店は一部のレストランとバーなどの飲み屋以外、もう終わってるのでインスブルックの置物は買えない( ｡ﾟДﾟ｡)ﾜｰﾝ

モコモコスリッパでお馴染みのフェルホフのお店もインスブルックにあった♪
ここの可愛いのよね(´- `*)

ほんの小さい範囲でしたが、ぐるっと一回りしてきました。
ホントは駅とかカジノも行って来るくらいのガッツはあるのですが、なにぶん明日の朝が早いので自重いたしました(笑)

市の塔 現代・近代建築

古い井戸みたいな、泉みたいなのが街にあるところがスイスやオーストリアっぽさだと、勝手に思ってます♪

インスブルックで一番の繁華街のマリアテレジア通りも、夜ともなればひっそりとこの通り。
地方都市の雰囲気よね、これ(´- `*)

マリア テレジア通り 散歩・街歩き

タウンホールの時計塔も輝いてみえる。
この通りの向こう側には凱旋門もあるみたい。
行ってないけど…。

マリア テレジア通り 散歩・街歩き

真っ赤な路面電車が最高に格好いい♪
誠に勝手ながら、私のインスブルックのイメージは黒と白なんだけどね。

マリア テレジア通り 散歩・街歩き

暗がりながらイン川越しのアルプスの山並み♪
全然見えない(笑)
昼間で晴れてたら最高の景観に違いない。

イン川 滝・河川・湖

雪の中を寒さを噛み締めながらホテルへ帰りました♪
明日も寒いと良いなぁ(´- `*)

この旅行記へのコメント （2）

• ペコリーノさん 2020/04/07 10:26:41

  インスブルックにまで！

  てつやんさん、こんにちは
  
  すごーい！インスブルックにまで足を伸ばしていたなんて！
  このちょうど1年後、私も行きました！
  懐かしい。レストランのゴールデンダッヒルも行きました。
  そこから大聖堂まで向かう道の一番大聖堂に近いところのアパートに泊まってました。静かでしたよ～。
  夜に人通りが少ないですが、怖い感じはしなかったですね。
  大好きな街です。また行きたいですし、年老いた両親を連れていくならここだと思います。
  
  ペコリーノ

  てつやんさん からの返信 2020/04/07 18:45:38

  大爆走♪

  ペコリーノさん
  
  
  こんばんはー！！
  いつもどうもです。
  
  
  > すごーい！インスブルックにまで足を伸ばしていたなんて！
  
  余勢を駆ってインスブルックまで行ってしまいました(笑)
  
  
  > このちょうど1年後、私も行きました！
  > 懐かしい。レストランのゴールデンダッヒルも行きました。
  > そこから大聖堂まで向かう道の一番大聖堂に近いところのアパートに泊まってました。静かでしたよ?。
  > 夜に人通りが少ないですが、怖い感じはしなかったですね。
  
  はい、存じてますよ♪
  私は、通り道がてら泊まって、ご飯食べただけなので、インスブルックの良さなんて、なんら分かってませんけど、ペコリーノさんのインスブルックはとても良かったですよね。
  旧市街の雰囲気もドイツの様に賑やかとまではいかず、落ち着いたそれこそオーストリアって感じで。
  
  
  > 大好きな街です。また行きたいですし、年老いた両親を連れていくならここだと思います。
  
  そうですね、私も今度は昼間に行きたい街ですね。
  次はオーストリアのアルプスに行きたいです。
  
  
  てつやんでした