Japan　コミュニティー・ウォーキング　シリーズ（25）ふたたび秩父　滋眼寺の聖人たち

2019/11/10 - 2019/11/10

マンションのボランティアグループから自然発生的にはじまった
ハイキング&ウォーキング。

目的が似通っていて
所属するジャンルがあっちゃこっちゃ違う方々とのおしゃべりは
なかなか魅力的です。

今回は
前回行けなかったSZKさんと実踏してくれたTJTさんと
唐辛子婆の3人で歩きました。
どうしてこうなったかと言うとね
秩父札所を1年で全部まわったTJTさんは秩父が大好き。
TJTさんとの実踏はこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11521860

なので鉄道の回数券を買っていたんですけど
今年はイタリアに行ったりして使いきれずに終わってしまいさう。
それはあまりにもったいない。
んぢゃあSZKさんは行ったことないし唐辛子婆は滋眼寺の
権者の写真が撮りたいし、行っちゃおう！

★Japan　コミュニティ・ウォーキング　シリーズのサイトマップ
http://4travel.jp/travelogue/11059703

エリア 秩父(埼玉)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 私鉄 徒歩

秩父駅で。
行きにラビューに乗れなかったので
帰りこそはと時刻表をチェックする二人。

駅の近くに不思議な動物がいました。

こちらはいつも駅のモールで買う「秩父もち」の本店だそうです。

滋眼寺にまたやってきたのにはわけがあります。
マニ車みたいなものを収めたお蔵の中にいらっしゃる方々の
写真を前回は撮り損ねたのでリベンジ。

来てみました。
さうしたらこれはマニ車ではなくて回転式の書庫とでもいふべきものでした。
お経の本を取り出すのが大変なのでまわして取りだせるやうにしたんだそうです。
輪蔵にはお経が1630巻納められているそうです。

何語で書かれているものなんでせう？現代日本語版があれば読んでみたいものぢゃ。さうでなければただの見世物としての価値しか見いだせぬ。

「天部につたへておかう。ただし1億年はかかるが。」

傅（ふ）大士

「回転式書庫を考案したのはこのワシぢゃ、うっふっふ。」
この方「笑い仏」とも呼ばれてるんですって。
でも目元が笑ってなくて、どこぞのラグビーの選手みたい。

傅（ふ）大士さまのおかげで便利になったわ。
輪蔵を回すのは結構重くて疲れるけど。

そしてその輪蔵を囲むように立っていらっしゃる方々は
秩父札所を作った13人の権者ださうで。
文暦元年（1234）十三権者が秩父の魔を破って
巡礼したのが秩父の観音霊場の始まり。
秩父の魔ってどんな魔物だったのかしらん？


この方は妙見大菩薩。
北極星または北斗七星を神格化した仏教の天部の一人だそうです。
「妙見」とは「優れた視力」の意。
善悪や真理をよく見通す者ということださうです。

熊野権現や蔵王権現もいらしたんですけど
お蔵の中は暗いしいらっしゃる場所が高いしで全員は撮れませんでした。

この方は善光寺如来。
長野の善光寺のご本尊の写し、かな？
「どんなことでもOKだよ。」

医王上人

この方のことがよくわかりませぬが優しさうなお顔。
手にしていらっしゃるのは多分お薬のはいった壺でせうね。

閻魔大王

仏教、ヒンドゥー教などでは地獄、冥界の主として
死者の生前の罪を裁く神。
日本の仏教においては地蔵菩薩の化身とみなされているさうです。
はて、変われば変わるものぢゃなあ。

それにしても歯が全部虫歯の上、下の前歯が4本も抜け落ちてる。
さぞや甘いものがお好きなんでせうね。
あっ、罰あてないで歯医者さんに行ってくださいまし。

良忠僧都がどんな方なのかはわかりませんでした。

ともかく13名の方が秩父札所を作ったそうで
23番札所の音楽寺にはこの方々がお地蔵さんのお姿で並んでいらっしゃいます。

熊野権現・蔵王権現・妙見大菩薩・善光寺如来・閻魔大王・倶生神（くしょうじん）・花山法皇（かざんほうおう）・白河法皇・徳道上人・性空上人（しょうくうしょうにん）・医王上人（春日開山）・良忠僧都（りょうちゅうそうず）・通観法印。

性空（しょうくう）上人

貴族の子として京都で生まれ藤原大納言の息子の勉強相手として仕える。
しかしある日大納言家の家宝のすずりをあやまって割ってしまう。
息子は「割ったのは私です」と申し出たため父から首をはねられた。
自分のせいで友の命が失われたことを悔やんで出家。
九州の霧島山にこもって30年の修行後
文殊菩薩のお告げにより書写山という山に住むことにした。
粗末な庵で法華経を唱えて過ごしていたがその徳が世間に広まり
花山法皇など多くの人々が庵を訪れた。
(ひょうご歴史ステーションより抜粋）

この山伏はどなたやったかいのう？

唐辛子婆がお蔵の中で撮影している間に
TJTさん、SZKさんは参拝して薬師あめをいただいてました。
お線香はたしかpaypayでも買えると書いてあったけど
これもpaypayで買えるのかしら？

さて、秩父神社の近くのおそば屋さん「大むら」でまた
わらじカツなどをいただき秩父ミューズパークめざして
荒川にかかる秩父公園橋を渡ります。

わらじカツのおいしさうな写真はこちらです。
https://4travel.jp/travelogue/11512460

前回訪れた時、河川敷に家も畑も駐車場もあったので
大雨が降ったら大洪水にならないのかと心配したのですが

こちらがちょっとだけえぐれただけで済んだやうです。
よかったですね～！

でも音楽寺のほうに上がる道は土砂崩れの危険があるため

迂回して車道を通らねばなりませんでした。
片道通行となっているので

移動式の交通信号が設置されていました。

音楽寺をチラ見してミューズパークに到着。
あっ罰あてないでくださいまし。帰りの特急に間にあわないと困るんで。
今年はなかなか紅葉がはじまらなかったけど
さすがに秩父まで来るとこんなにきれい。

ところでうふふ、これこれ。
唐辛子婆はこれを滑り降りてみたかったのよね。
滑り口まで上がるには
螺旋階段をグルグル登らなければならないんですけどね。

実踏で来た時はTJTさんが「服が汚れるからイヤですよ。」
といったので涙をのんで諦めたのよ。
しか～し、イタリアはドロミティのトレッキングに行く人が
「服が汚れるからイヤ」と言うとはなあ◎◎＾＾

い・意外とスピードがでる！
合流地点で子どもとぶつかって二人とも空中に跳ね上がって
地面にまっさかさま！
ってことになったら大変だ。

わ～い！
SZKさんが撮ってくれて
「老女もすなる滑り台」とコメントをつけて送ってくれました。
Gパン、特にこれといって汚れませんでしたよん。
もっかい滑りたいなあ。

わっ、次回はこれに乗りたい。

あ、このカートもほしい。
昭和記念公園ファン倶楽部オフ会でのピクニックに便利じゃない？
ワインだおつまみだ大袋入りのサラダだと持って歩くの大変なんだもの。
みんなが持ってきたものも全部乗せちゃるから誰か買ってくれないかなあ？

「唐辛子婆さん、帰路は特急ですからね。」TJTさんがあせる。

帰りは秩父公園橋じゃなくて桜久保橋を渡ることにしました。
駅の観光案内所で
「ミューズパークの斜面を下るルートは崩落の危険があるのでやめてください。」
と言われていたのでまた車道へ迂回です。

えっ？
インプラントにする前にAPFで歯が残せるの？
それを知っていたら母に教えてあげるんだったのに。

山中のお洒落なペンションみたいな歯医者さん、APFって何か教えて。

桜久保沢橋を渡ります。
地図で見たら小さい短い橋のやうだったので
もっと素朴な木の橋かグラグラ揺れる吊り橋をイメージしてたのに
車も通れるフツーの橋でした。

秩父駅のモールでイチローズモルトのジェラートをいただきま～す。
前回KUCさんがダブル食べてたのが羨ましかったの。
ああおいしかった！
今回もウイスキーの試飲ができなかったのが残念。
また来なくっちゃ♪

帰りはラビューに乗れました。
窓が大きくて眺めが良いはずなんですけど爆睡＾＾。
車内はどこもかしこも新しくてきれいで、まっ黄色でした。

この旅行記へのコメント （2）

• momotaさん 2019/12/10 01:33:24

  お顔拝見

  唐辛子ばあやさま、こんばんは～
  
  楽し気に滑ってますなぁ～(≧▽≦)
  私もこんなのあったら絶対やる！服の汚れなんか気にしないわ～
  これで顔がわかったぞ。
  昭和記念公園で見かけたらツンツンするね～♪
  
  ラビューってこんなに足元まで大きな窓なんだぁ
  乗ってみたいなぁ～。
  秩父桜の頃とか良さそうだから来年行ってみようかなぁ。
  
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2019/12/10 21:23:38

  Re: お顔拝見

  ｍｏｍｏちゃんいらっしゃいましこんばんはぁ♪
  
  >これで顔がわかったぞ。
  
  うふふ、こんど昭和記念公園に来るときは連絡してね。
  生きてるうちに正気のうちに会っておかなくっちゃ。
  秩父地方の青雲時の枝垂れ桜もきれいよ～。
  
  私も来年河津桜をみにそっちに行きたいの。
  お目にかかれたらうれしいわん♪
  
  唐辛子婆