2019/08/27 - 2019/09/11
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16日間の日程のうち、3泊したブリュッセルから日帰りでアントワープに行ってきました。
目的はもちろんルーベンス☆
「王の画家にして画家の王」と呼ばれ、非常に優秀で7カ国語を操り、宮廷画家としてだけでなく外交官としても活躍した人。
大規模な工房を持ち、たくさんの弟子を抱え、分業で絵を完成させるという、私たち一般人からすると画家のイメージとはかけ離れたスケールの大きな人だと思うのです。
ルーベンス作品の中にはすべてルーベンス1人で描いたものもありますが、「人物の顔だけ」や「下絵だけ」彼が手掛けた作品もあり、その見分けもつかない私。。。
でもその違いが少しでも分かるようになればいいな、とたくさんの絵を見比べるために出かけました。
ただこの日は気温が低い上に大雨が降り、観光にはなかなかハードな環境(><)
それでもなんとかルーベンスの軌跡をたどったアントワープ旅でした☆
今回の旅はロンドン3泊、マドリード4泊、ブリュッセル3泊(アントワープ日帰り)、パリ4泊(最終日は空港ホテル泊)です☆
※1ユーロ=120円(カード請求時)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ブリティッシュエアウェイズ イベリア航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月5日(木)
本日も無料朝食をいただいております♪
そういえばここはシェフのオムレツがありませんでした。ヒルトン ブリュッセル グランド プレイス ホテル
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この時のブリュッセルは晴れていたんですけどね・・・
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さて、ブリュッセル中央駅へ。
ブリュッセル中央駅 駅
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きっぷを買って、こんな感じの電車で出発です。
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40分ほどでアントワープに到着しました。
美しすぎるアントワープ中央駅 by りぽちゃんさんアントワープ中央駅 駅
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駅は地下3階くらいなのにとっても明るいです。
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まずはインフォメーションへ立ち寄ります。
バス・トラムが乗り放題で、美術館や教会の入場料が含まれているアントワープシティカード27ユーロを購入したかったのですが、着いたのがお昼前だったので「今からじゃそんかにたくさん廻れないよ!それぞれの施設でチケットを買う方がムダにならなくて済むよ!」とおじさまスタッフに言われて購入出来ませんでした。
くぅ~、こうなったら何がなんでも廻ってやるー!(笑)親切なおじさまスタッフがいました by りぽちゃんさん観光案内所 (アントワープ中央駅) 散歩・街歩き
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早く観光を始めたいのに早速足止めをくらいました。
駅舎がステキすぎるんです(*≧∀≦*) -
メインストリートに出ようと移動したらまたステキな場所が。
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天井側も見事でキリがありません。
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メインストリートのメール通りを進むとダフィット・テニールスの像が。
両サイドも歴史あるヨーロッパの建物、という雰囲気でテンション上がります♪デビッド テニールス二世像 モニュメント・記念碑
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続いてアンソニー・ヴァン・ダイクの像も。
この人はルーベンスの弟子で(後ほどルーベンスの家で絵を観ます)、その後イングランド国王チャールズ1世の首席宮廷画家になっています。
雲行きが怪しいな、と思っていたら案の定降ってきました。アンソニー ヴァン ダイク像 モニュメント・記念碑
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雨宿りしないと前には進めないくらいの激しい雨!
天気予報では最低気温が8℃でしたが、雨のせいでより寒く感じます(~_~;)
ヨーロッパとは言え、9月初旬で気温ヒト桁ってかなりの冷え込みです(マドリードは30℃超えてたのに!)。
C&Aの前で雨宿りしたのも何かの縁・・・ -
ダウンジャケットを買ってしまいました(^◇^;)
29.9ユーロ(約3600円)で安かったのでいいですよね~。
しかも家族とお揃い(笑)。 -
さて、雨もやんだので駅に近いところから攻めていきます!
まずはルーベンスの家へ。
こちらのガラス張りの建物で入場チケット8ユーロ(約960円)を購入します。マイヤー・ヴァン・デン・ベルグ美術館との共通チケットがあります by りぽちゃんさんルーベンスの家 建造物
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チケットと言ってもこのレシートを入口の係員さんに見せると、ビリッと少し破るだけのシステムです。
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おじゃましま~す♪
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こういう女性の顔つきがルーベンスっぽいな、と思うのです。
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1つ1つのお部屋はそれほど広くはありません。
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でも壁には絵がずらりと並んでいます。
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この写真、まったく記憶にないのですがなんだろう?? A´ε`;)゚・゚
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中には入れないようになっていたと思います。
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階段を上がって上階へ。
趣があってステキです。 -
アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)が描いた『マルグリット・ド・ロレーヌの肖像』も飾ってありました。
描かれているのはルイ13世の弟、オルレアン公ガストンの2番目の妃だそうです。 -
暖炉(?)もステキです。
左の係員さんがいる扉から次へ向かうと、 -
渡り廊下から中庭が見えていました。
個人の邸宅にこんな大きな彫刻があるってスゴイですよね!?(写真下中央に人がいるのでその大きさがおわかりいただけるかと) -
さて、ふたたび1階に下りてくるとルーベンスの自画像がありました☆
長らく修復中だったようですが、戻ってきていて嬉しい(>▽<)♪
ルーベンスってあんまり自画像を描いていないのですが、人気のある画家で外交官のお仕事もしてたら、注文品以外の自画像なんか描いてるヒマないのかなぁと思ったり。。。 -
幾何学模様のステキな床の奥へ進むと、
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天井の高いホールのようになったお部屋にも大きな絵がたくさん飾られていました。
どうやらここがスタジオで、弟子たちとともに絵画を制作していた場所のようです。 -
神話や聖書を題材にした絵もありました。
上が丸くなっているのはどこかの祭壇用に描かれたものでしょうか? -
聖家族の絵も。
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入口側を振り返ってパチリ☆
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元のお部屋に戻って次へ行こうとした時に目に入った絵。
おそらくユディトに首をはねられたホロフェルネスだと思うのですが、ここに1つだけあるのちょっとビックリしませんか?(笑) -
イチオシ
重厚な扉と立体的な壁紙。
壁紙スゴイ!って思って触ったら、係員さんに「ダメだよ!」とたしなめられました(^o^;) -
中庭に出てきました。
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美しい東屋がありました。
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建物側を振り返ってパチリ☆
写真上が建物の左部分、下が右部分ですが、建築様式が全然違うので改築してつなげたのでしょうか?
充分楽しんだので次へ移動します。 -
さて、お次はマイヤー・ヴァン・デン・ベルグ美術館へ。
こちらはルーベンスの家と共通券があるのですが、先ほどうっかりルーベンスの家単体の入場券を買ってしまっていました。
レシートを見せて受け付けのお姉さんに恐る恐る聞いたら、優しい笑顔で追加分の2ユーロで対応してくれました。
荷物をロッカーに預けて見学開始です♪ルーベンスの家との共通チケットでお得に☆ by りぽちゃんさんマイヤー ヴァン デン ベルグ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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この美術館で観たかったのがコチラ。
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ピーテル・ブリューゲル(父)の『狂女フリート』。
1562年に描かれています。
ここでもまたブリューゲルが観られるなんて! -
そしてもうひとつ、ピーテル・ブリューゲル(父)の『12のことわざ』。
古くから伝わることわざを描いたもので、何を表しているのかな?と想像しながら楽しんで観てました♪ -
そしてこちらにはピーテル・ブリューゲル(子)の『ベツレヘムの人口調査』もありました。
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昨日訪れたブリュッセルの王立美術館にも同じく息子が模写した『ベツレヘムの人口調査』がありましたが、昔は印刷や複製技術がないので、基本的には模写することになるんでしょうね。
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ピーテル・ブリューゲル(子)『鳥罠のある冬景色』
こちらも父親の描いたものは昨日ブリュッセルで観ました。
父やら子やら模写やら、ややこしくてこんがらがりそう(笑)。 -
このロココ的なお部屋には天井画がありました。
どちらかというとこういう方が落ち着きます(*´ω`*) -
ティーセットや扇など、当時の小物も。
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別のお部屋へ移動する途中にあった絵。
どちらも聖母子を描いたものですが、右がハンス・メムリンク(1433-1494)のもの。
あまりにも小さくて見逃しそうになりました。
説明書きに(アトリエ)となっていたので、こちらも工房作かもしれません(メムリンクも工房を持っていたのでしょうか?)。 -
マイヤー・ヴァン・デン・ベルグ美術館を後にして、アントワープ大聖堂に向かいます。
途中また雨が激しく降って、地図も見られず迷いまくり(@_@)
思いがけずネロとパトラッシュの像にたどり着いたのでパチリ☆
写真ではわからないのですが、かなり雨が降っているので人を入れずに撮ることが出来ました(怪我の功名!?)。なんだこれ(笑) by りぽちゃんさんネロとパトラッシュの像 モニュメント・記念碑
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で、振り返ったらありました、アントワープ大聖堂( ̄▽ ̄;)
雨なのでサッと撮ってパッと入場します(笑)。アントワープ最大の観光ハイライト by りぽちゃんさん聖母大聖堂 寺院・教会
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エントランスで入場料6ユーロ(約720円)をお支払い。
現金のみでした。
何も言ってないのに日本語のパンフレットを渡されてビックリΣ( ̄。 ̄ノ)ノ -
おぉ~っ、ステキ!
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振り返ってパイプオルガンをパチリ☆
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十字架の上にある星型の装飾がカワイイです。
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この絵は昨日ブリュッセル王立美術館で観たもの!?
でも後でよく見たら構図はほぼ同じでも登場人物が違っていたりします。 -
ドーム状の天井も美しいです(*゚▽゚*)
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そしてやってきました、ルーベンスの『キリスト昇架』。
ネロ、わたしも観たよー!!(笑) -
右側部分。
馬の動きが見事に描かれているな~と思ってパチリ☆ -
続いて『キリスト降架』。
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こちらだけ日本語の説明がありました。
昇架の方には本当になかったのか、念のため確認に行きましたが確かなかったと思います。 -
こちらもルーベンスです。
特にタイトルはなかった気がします(見落としてるだけかも…)。
調べたら『キリストの復活』でした。 -
ふたたび先ほどの祭壇画のところへ。
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『聖母被昇天』。
なんか惹かれるんですよね。。。
昨日のベルギー王立美術館同様、しばしこの絵の前でボーッと眺めてました。 -
Abraham Mattyssens(1581ー1649)『マリアの死』
ちょうど祭壇の裏側くらいだった気がします。 -
大聖堂内にはこんな感じでたくさんの三連画が並んでいました。
じっくり観ているともっと時間はかかると思いますが、満足したので大聖堂を後にします。 -
雨が止んだと思ったらまた降り出す…という不安定なお天気の中、雨宿りしつつようやくたどり着いたブラボーの像。
市庁舎を目印に探していたのですが、それらしきものが見つからずにあさっての方向へ行っていました。
なぜこんなにも見つからないのかと思ったら、工事中の目隠しで一面真っ白でした(。-_-。)グローテマルクトにあるブラボーの像 by りぽちゃんさんブラボーの像 モニュメント・記念碑
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ギルドハウスとブラボーの像、そしてやたらと存在感のある(笑)トラックをパチリ☆
美しい広場ですが。。。 by りぽちゃんさんマルクト広場 (アントワープ) 広場・公園
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横手に廻ったら肉屋のギルドハウスがあったのでパチリ☆
市庁舎の裏手に by りぽちゃんさん肉屋のギルドハウス 建造物
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次に目指すのは聖パウルス教会。
こちらにもルーベンスの絵があるということなので行ってみます。
入場は無料です。15連絵画『ロザリオの冠の神秘』 by りぽちゃんさん聖パウルス教会 寺院・教会
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入口から入ってすぐのところから外に出られるようになっていて、昔の建物なのか、ちょっと石の表情が違うファサードが見えていました。
こちらは確か入れなかったので、写真を撮っただけ。 -
身廊内部へ。
白と黒の大理石で作られています。 -
これはサブの祭壇だったかな?
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メインの祭壇はこちら。
『キリスト降架』の絵もさることながら、祭壇の装飾も凝っていてステキ!
こちらの祭壇画は時々替えてます、という説明があったような気がしますが、もはや記憶が曖昧です。。。(そもそも替えられるのでしょうか?) -
祭壇に向かって左手側、絵がズラっと並んでいました。
15点の絵画からなる連作『ロザリオの冠の神秘』で、左から右に向かってイエス・キリストの生涯が描かれているとのこと。
でも確か最初の方の1枚がなかったような気がします。 -
左:アンソニー・ヴァン・ダイク(1599-1641)『十字架を担うキリスト』
右:ヤコブ・ヨルダーンス(1593-1678)『十字架上のキリスト』 -
連作とは別にルーベンスの『羊飼いの礼拝』(1609頃)もありました。
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イチオシ
この精巧な装飾扉の奥にも絵や彫像などか飾られていましたが、家族も疲れて飽きてきたようなので(笑)次へ行きます。
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遅めのランチで訪れたのは雰囲気の良さそうなカフェBARET。
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家族はベルギービールですが、ビールの飲めない私はもちろん泡~♪
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サンドイッチメニューの中からToday’s Special12.5ユーロ(約1500円)を選びましたが、定番メニューのクラブハウスサンドとどう違うんだろう?という具材でした(笑)。
もっとアントワープ名物みたいなものを頼めば良かったな…と後悔しましたが、フリッツが付いてるからヨシとします! -
お腹を満たした後は、ファサードにルーベンスが関わった聖カルロス・ポロメウス教会へ。
中には入らず外観を撮っただけですが、内部のレースの展示室も素晴らしかったようです。
この時点ですでに16時半過ぎで、次の目的地である聖ヤコブ教会は17時までなので、後ろ髪を引かれつつも移動します。ルーベンスが携わったファサード by りぽちゃんさん聖カロルス ボロメウス教会/レースの展示室 寺院・教会
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地図を頼りに移動しますが、アントワープでは結構迷いました。
聖ヤコブ教会が見えてきましたが、入口はぐるっと廻ったところにあるようです。ルーベンスが眠る場所 by りぽちゃんさん聖ヤコブ教会 寺院・教会
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16時45分です。
急げ~ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘ -
急いでいるけどファサードをパチリ☆
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中に入って入場料3ユーロをお支払いしようとすると、「もうこの時間だからいいよ」と無料にしてくれました(^人^)
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ここに来たかった理由はルーベンス家の墓所があるから。
この『聖人に囲まれたマリア』の絵は、お墓に飾ることを想定してルーベンス自身が描いたそう。 -
ルーベンス先生、今回の旅ではあなたの絵をたくさん観て来ました(。-人-。)
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ルーベンスの家で観た自画像(レプリカ?)も飾ってありました。
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この教会では、父親に連れられてやって来た9歳のモーツァルトがオルガンを演奏したことがあるそうです。
そんなことを知ったのは、訪問から3ヶ月以上も経った旅行記を書いてる今ですが。。。
時間ギリギリまで見せていただきありがとうございました☆ -
駅の手前で見かけたこちらの建物は特にガイドブックなどにも載っていなかったと思いますが、後で調べるとオペラ座のようでした。
内部の見学が出来るかどうかまでは確認していませんが、もし入れていたらきっとキレイだったんだろうなと思います。アントワープ中央駅に向かって左手 by りぽちゃんさんオペラ 劇場・ホール・ショー
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アントワープ中央駅に到着。
着いた時に内装を見て思いましたが、外観も駅とは思えない程ステキな造りです。美しすぎるアントワープ中央駅 by りぽちゃんさんアントワープ中央駅 駅
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色んな方の旅行記で知って行ってみたかったロイヤルカフェ。
元々は王族たちが使用していた待合室だそうです。
見た目フォーマルっぽく見えますが、駅構内なのでそこまでかしこまった感じではありませんでした。
が、駅の1階にはスタバもあるし、こちらは年齢層高めでゲストの中では私たちが一番若かったと思います(笑)。王族たちの元待合室! by りぽちゃんさんロイヤルカフェ(アントワープ中央駅) カフェ
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イチオシ
さっきサンドイッチ食べたのでここでは喉を潤すのみ。
アテがないとダメな私は突き出し?のスナックをポリポリ。
キールロワイヤル8.6ユーロ(約1030円)、ビール4.7ユーロ(約560円)でした。 -
お昼からの観光で5施設に入場し、かかった金額は16ユーロ。
すべて徒歩移動で済んでバスやトラムにも乗らなかったし、インフォメーションのおじさまの言う通り、アントワープシティーカード27ユーロを買わなくてよかったです(〃▽〃)
寒かったし雨に降られて大変でしたが、アントワープを充分に堪能してブリュッセルに戻ります。 -
ホテルに戻ってきました。
お腹の空いた家族がテイクアウェイ出来るお店を探して買ってきてくれたイタリアン。
ギャルリーサンチュベールに近いジャンニーノというお店のものですが、何故か頼んだものと違うソースで作られたパスタも含め、全部トマトベースで赤い夕食でした( ̄▽ ̄;)ヒルトン ブリュッセル グランド プレイス ホテル
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