2019/07/01 - 2019/07/06
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sanhaoさん
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放浪の旅もフランスから始まり、スペイン、ドイツ、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、クロアチア、トルコを周ってイタリアに入ってきました。
ローマも堪能したのでフィレンツェに移動しました。
フィレンツェは学生時に一度来ていますので約40年振りです。その時は12月の寒い時期だったこともあり観光客もほとんど少ない静かな街だった記憶です。今や人、人、人で記憶の中にあったフィレンツェとは様変わりしていました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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フィレンツェ駅からパンツァーニ通り/デ・チェッレタニ通りを歩いてきて、この場所でドォーモがドーンと現れます。皆が写真を撮るスポットですね。
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危惧していたのですが、やはり人でいっぱい。
ドゥオーモ、ウッフィツィ美術館、アカデミア美術館などは超人気ですんなり入れそうもありません。少々高いけれどフィレンツェカードを買って時間予約と優先入場で頑張りました。ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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ドゥオーモの頂上まで登ってきました。地上から頂上まで107m ビル30階相当
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天才建築家ブルネレスキによって造られた巨大クーポラとランタン(頂塔)
400万個の煉瓦を矢筈積みという特殊な積み方で壁を外殻と内殻の二重構造にして仮の支柱も立てることなくこの巨大ドームを完成させました。1418年着工1436年完成。さらに、このクーポラの頂きに青銅球と十字架が据えられたのは1471年。
この塔頂部に乗る青銅球は2トンもあるらしい。高さ約100mの頂上まで持ち上げるという作業は当時ダヴィンチが在籍していたヴェロッキオ工房が行った。持ち上げるためのクレーンの仕組みはブルネレスキが考案したものをダヴィンチが書き写したものがミラノに残っています。 -
二重構造のドームにある最後の急勾配の頂上に続く階段。登り切ると頂塔に出ます。これで、バチカンのサンピエトロ大聖堂と併せてイタリアの2大クーポラを制覇しました。
ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会
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頑張って登れば絶景のご褒美があります。ランタンから見下ろすジョットの鐘楼です。
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登ったは良いけど、降りるのも大変ですよ。
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ランタン部分です。
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ランタンから見下ろすフィレンツェの景色です。
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ドゥオモの天井に描かれているのはヴァザーリによる「最後の審判」。
「天国か地獄か、神によって裁きを受ける。」 -
もちろんこれも登りました。プロトルネッサンスの創始者と言われるジョットの設計の鐘楼です。
ところで、
この辺りを歩くときはご注意ください。どうしても上を見上げて歩いてしまいますので足元の注意がおろそかになります。というのは、地面に安物の絵を置いて売っている連中がいますが、もちろんあんな絵を買う物好きはいません。
私もやられました。絵を踏んだと言いがかりをつけて無理やり買わせようとします。たしかにその絵には隅に靴跡がありました。自分は見上げて歩いていたので踏んだかどうかわかりません。気分が悪いですがケンカするのも嫌ですからしょうがないかと思ったところ、よくよくその靴跡を見てみると私のスニーカーとは足跡が違います。もう少しで買わされるところでした。ジョットの鐘楼 建造物
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ミケランジェロが「天国の門」と呼んだサン・ジョヴァンニ洗礼堂の東門。1401年のコンクールでブルネレスキに勝ったギベルティが制作したもので、完成まで48年かかったとされます。現在のものはレプリカで、本物はドゥオモ美術館にあります。
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ヴェッキオ宮殿とシニョリーア広場。
右手はシニョリーアのロッジャです。ヴェッキオ宮殿 城・宮殿
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ヴェッキオ宮殿の「500人の間」ライバルであったダヴィンチとミケランジェロが、それぞれ別の壁面に「アンギアーリの戦い」と「カッシーニの戦い」を描かせる試みがあったが頓挫してしまった。その後、ヴァザーリの工房が上書きしたため今は見ることができません。
しかし、当時の技術でこれだけの大きさの天井を柱が無しで作ったのは驚異的です。確か、インフェルノでは天井裏での追っかけっこがありましたね。 -
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レプリカのダヴィデ像。本物はアカデミア美術館でみれます。
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40年前に訪れた時撮った写真。まだ観光客が少なくどこでも並ばず簡単に入場できました。
しかし、こんなに離れた自分の写真をどのように撮ったのか記憶にありません。一人旅でしたが、他人にカメラを預けて撮って貰うようなことは無かっと思う。 -
チェッリーニの「メドゥーサの首を持つベルゼウス」
1554年からここに置かれています。
「ダヴィデ」が共和国のシンボルであったのに対し、コジモ1世の注文で作られたこの像はメディチ家の権力の象徴であり、反抗する者への警告だったそうです。
この像の素晴らしさは、チェッリーニの金銀細工師としての卓越した技術です。これだけ複雑な形態の像をメデューサの首以外をたった一つの鋳造で仕上げてあります。 -
「サビーネ女の略奪」ジャンポローニャ作1583年
一つの大理石から3人を掘り出した評判になった作品。 -
ダヴィデ象の右手にはバンディネッリの「ヘラクレスとカクス」の像
この像は当初から評判が悪くフィレンツェの人達からは「大きなジャガイモ袋」と呼ばれているようです。 -
海神ネプチューン(アンマンナーティ作)の泉です。1575年にトスカーナ大公コジモ1世が海軍創立記念として完成させました。
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メルカート・ヌォーヴォ(新市場)にある「幸運の子豚」。レプップリカ広場のすぐ裏です。
オリジナルはローマ時代に作られた大理石の像でウッフィツィ美術館にありました。この子豚(イノシシ)は40年前にも見た覚えがありますが、記憶の中ではもっと小さかった。40年の間によく育ったかな?レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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このブロンズのレプリカ像の鼻を触ったり、鼻の上にコインを落とし下の排水溝に上手く入ればまた訪れることができるそうです。40年前は上手く入ったのかもしれないけど今回はダメでした。
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ヴェッキオ橋も人でいっぱいです。
ヴェッキオ橋 建造物
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橋の上は貴金属店が立ち並びます。元々、肉屋さんが多かったそうですが、匂いにたまらず追い出されたそうです。
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路上パフォーマンスも芸術的!
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この写真のホテル。駅前のBaglioni Hotel です。
実は40年前に来た時泊まったホテルです。当時はアリタリアホテルという名でアリタリア航空直営でした。友人達と3人で一部屋に泊まって一人3,000円くらいでした。懐かしいのでちょっと中に入ってみましたが、昔のままほとんど改装されておらず重厚感があり良い雰囲気でした。フィレンツェ サンタ マリア ノヴェッラ駅 駅
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ヴェッキオ橋から眺めたアルノ川に沈む夕日。奥に見える橋はサンタ・トリニタ橋。ミケランジェロのデザインを基にアンマンナーティが設計した橋で、フィレンツェで最も美しい橋と言われます。第二次世界大戦で破壊されたが、元通り再建されました。
40年振りのフィレンツェ。当時の印象が強烈に残っていて期待いっぱいだったのですが……。
学生時代の貧乏旅行で来た時は12月の寒い時だったこともあり観光客などほとんどいないような街でした。その時感じた素朴なルネサンスの香りがもう一度味わいたくて来てみたのですが、今や、完全な人気観光地化しており、風情は無くなってしまいました。
勿論、建物や美術品の素晴らしさはそのままですが、街自身が持つ雰囲気はすっかり変わってしまいました。
思い出は思い出のままにしておいた方が良かったです。ヴェッキオ橋 建造物
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ウフィツィ美術館の渡り廊下から眺めるドゥオモ。有名な撮影ポイント。
ちなみに、この建物は市庁舎に隣接する官邸であり、ウフィツィとは英語のオフィスの語源らしい。ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「ヴァザーリの回廊」
ヴェッキオ宮殿からウフィッイ美術館を経てビッテイ宮殿をつなぐこの回廊はヴァザーリによってたった6ヶ月で完成させたそうです。 -
ピッティ宮殿から眺めたボーボリ庭園。
ピッティ宮殿 城・宮殿
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コジモ1世お気に入りの小人バッスコ。
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ホテルの窓からのレプップリカ広場。ドゥオーモもすぐそこに見えます。
ホテルはこの広場に面した普通のアパートを利用した民泊のような感じ。
「レジデンス ラ レププリカ 」
便利で安いのでおススメです。レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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ホテル前のレプップリカ広場。19世紀末に中世からの市場やユダヤ人ゲットーを取り壊して作られた比較的新しい広場。夜遅くまで賑やかでした。
写真左端の白い建物が今回の宿。ドゥオモまで徒歩1分の超便利なロケーションでした。レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園
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凄いレコード屋さんを見つけました。店の奥が深く凄い量のアナログレコードでした。ロック系はなんでもありビックリしました。
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こういう店に入ると宝探しのようにワクワクします。
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