ヨーロッパ 放浪ひとり旅 ブタペスト編

2019/06/04 - 2019/06/08

定年を機に前々からの夢を実現すべく、行きたかったヨーロッパに放浪の旅に出かけました。一応、3か月くらいの予定ですが体力、財力が続く限り行き先も決めない行き当たりばったりの旅です。

学生時代にヨーロッパを放浪したことがありますが40年以上前の事。ソ連崩壊前ですので当時の東ヨーロッパは自由な旅行ができる状況ではありませんでした。現在ではこのようにビザも不要で自由に旅ができるのは幸せですね。
プラハで東欧の魅力を知り、その足でハンガリーまで来てしまいました。
ハンガリー人の2/3はアジア系騎馬民族を祖先とするマジャル人で、子供の頃には蒙古斑が現れるそうです。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

空港からはバスに乗って地下鉄M3の駅がある『Kőbánya-Kispest駅』で下車します。だいたい20分くらいです。そこで地下鉄に乗り換え『Budapest-Nyugati』駅まで来ました。

ブダペスト西駅 (ニュガティ パーイアウドゥヴァル) 駅

プラハの反省として今回は出来るだけ街中に宿をとりました。『Budapest-Nyugati 駅』から歩いて5分くらいです。
いわゆる民泊で、2LDKの普通のアパートメントでした。

流石に2LDKの普通のマンションですからひとり旅では持て余すほど広い。
設備も充実していますので、カップルや家族連れでも十分です。
価格も安かったのですごくお得でした。
ちなみに、この民泊の名前は、Lord Residence ですので興味があれば検索してみて下さい。

窓からの景色です。駅からすぐ近くで非常に便利なのですが、一本裏なので静かです。昼間でも人通りは殆どありません。夜はこの静けさがチョット問題でした。

今回は市内観光バスに乗ってみました。
ヨーロッパではどの街にも走ってるHOP ON HOP OFFのバスです。

市内の主な名所をグルッと回ってくれます。

3日間乗り放題の切符を買ったのですが、結論から言って無駄でした。
手っ取り早く名所巡りにはいいのですが、1日券で充分です。
理由は、
1、渋滞が多く歩いた方が早い場合がある。
2、乗り降り自由ですが、一度降りてしまうと次のバスへの乗り継ぎが上手く行かない。バスの間隔が大きく待ち時間が長いことが頻繁。客が少ないシーズンは間引き運転しているようにも思える。
3、古いバスが多くエアコンなどの装置が具合が悪いバスが多い。
など。

バスの上から英雄広場。

英雄広場 広場・公園

結局、市内移動のメインの足はこのバスとトラム、地下鉄が便利。
72時間乗り放題切符で2000円くらいで安い。

トラム。慣れると結構便利で楽しい乗り物です。

ヨーロッパ一古い地下鉄。駅も車両もレトロです。

観光の起点となる、通称「くさり橋」。もちろん「腐り」ではなく「鎖」です。
ドナウ川を挟んでブタ地区とペスト地区からなる街ですが、そこに掛かる橋は全て先の大戦で破壊されてしまい現在のものは復元されたもののようです。

セーチェニー鎖橋 建造物

橋を渡ったらケーブルカーで山の上へ。自力で登る体力はありません。

ケーブルカー (王宮の丘) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

丘の上は、王宮、三位一体広場、漁夫の砦、マーチャーシュ教会など見所がいっぱいあります。

王宮の丘 旧市街・古い町並み

明日の晩にここでコンサートがあるそうですが行くかどうか迷っています。
というのも、プログラムがプラハと殆ど同じ内容だから。四季とカノンはどこでも定番のようです。

マーチャーシュ教会 寺院・教会

王宮の旧城壁を利用して造られた漁夫の砦。ここからドナウ川とペスト地区の眺めは素晴らしいものがあります。

漁夫の砦 建造物

漁夫の砦から眺める国会議事堂。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

ツィタデッラ (要塞) 建造物

この季節、日が長いので8時でもまだ明るく、ナイトクルーズは最終便の9時過ぎ出発に乗りました。これがちょっと怖い経験となりました。

ブタペストではドナウ川のナイトクルーズは必須です。
この国会議事堂を見るだけで元がとれます。

国会議事堂 (ブダペスト) 現代・近代建築

王宮もライトアップされています。

日もすっかり暮れライトアップされたドナウ川岸の景色はナイトクルーズも最高でした。

クルーズも堪能し岸に上がってみるとすっかり街は夜。賑やかだった通りも思ったよりも早く人が居なくなっていました。
アパートに歩いて帰宅しましたが、裏通りに入ると全く誰もいません。ハンガリーは治安が良いと聞いてはいますが全く人気のない裏通りを一人で歩くのはちょっと怖い思いをしました。ブタペストの夜は繁華街でも思ったより早いので注意が必要です。

セーチェニー鎖橋 建造物

この橋のふもとからクルーズ船に乗り込みます。

ブタペストもあと僅か。明日はブルガリアに移動します。
今日は有名な温泉につかってきました。この国は昔から温泉文化が有ったそうで、
元を辿ればトルコ式浴場でオスマン帝国の時代の遺産ですね。
実際行ってみると朝からいっぱいの人。屋外は温泉プール状態です。温度はぬるめで一番熱い風呂でも40度程度。

セーチェニ温泉 温泉

真ん中は流れるプールになっていました。

のんびり日向ぼっこ。

バス停で知り合ったフィリピンから来たおじさん。なかなか味のあるおじさんでした。ちなみに右がおじさんです。

今やどこでも目を引く、中、韓流オバチャン軍団。どこでも大きな声と目立つカラーですぐわかる。この方々からあの韓流の女の子達が生まれたとはどうしても結びつかない。
それにしても、日本人観光客も来ている筈だがほとんど目立たないね。

この日本車、日本で見てると変なデザインだと思っていましたが、ヨーロッパの街並みでは妙にマッチしています。

大好きなアナログレコード店を見つけました。

ブタペスト最期の夜は、アジア食材店で購入した冷ソーメン。
肉やソーセージも良いけどやっぱり日本の夏はこれ。
キッチンもあったので自炊してみました。昨今の日本食ブームでどの国に行っても寿司やラーメンは食べられますが、流石に冷ソーメンはなかなかありませんでした。

明日はブルガリアの首都ソフィアに移動します。

この旅行記へのコメント （2）

• ベリーニさん 2019/12/11 23:36:52

  締めは『素麺』

  sanhao さん、こんばんは(^^)
  
  ブタペストの街、美しいですねぇ‥
  ヨーロッパ1人旅のシリーズの中でも印象的な写真で胸にジーンと来ました。
  長い旅のなか『素麺』はさぞや美味しかったでしょうね！
  
  サングラス? ちょいワルでお似合いです♪(´ε｀ )

  sanhaoさん からの返信 2019/12/12 01:49:22

  RE: 締めは『素麺』

  コメントありがとうございました。
  
  40数年間振りの放浪でした。
  以前は自由に観光できなかった東欧諸国が、壁崩壊によって今ではこんなに簡単に行けるようななり平和ですね。
  しかし、中韓観光客の多さにはびっくりします。40年前には全く見ませんでした。
  時代は変わりましたね。
  これからも宜しくお願いします。