ヨーロッパ 放浪ひとり旅 イスタンブール編(2)

2019/06/20 - 2019/06/26

トルコまで来ました。

定年を機に前々からの夢を実現すべく、行きたかったヨーロッパに放浪の旅に出かけました。一応、3か月くらいの予定ですが体力、財力が続く限りの行き先も決めない行き当たりばったりの旅です。

イスタンブールでは、
いくつかの美術館、博物館も見学してきましたが、美術品にはそれほど見るべきものがありませんでした。
私見ですが、イスラム教は偶像崇拝を禁じています。ですから宗教的な彫刻や絵画は生まれる素地がありません。
建物の内装や調度品、装飾品のみに成らざるを得ないと思います。
やはり、イスタンブールは街そのものを楽しむ所のように思います。

ところで、トルコの後はローマを目指しました。
朝、いつものネコに別れを告げイスタンブールのホテルを出て空港直行バスに乗りました。空港の掲示板でローマ行きの便を探すのですが、有りません。インフォメーションで尋ねてみるとどうも空港を間違えたみたい。慌ててタクシーを捕まえて聞いてみると本来行くべき空港は80kmくらい離れているようです。焦ります。
何とかタクシーの運転手もがんばって走ってくれてフライトには間に合いました。
全ての路はローマに続いているというけど、全ての空港はローマにつながっていないようですね。
さらに追い討ちでローマの地下鉄がストで止まっています。ホテルまで30分以上歩いて疲れました。イタリア初日はハプニング連続でした。

エリア イスタンブール(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビザンチン聖堂の傑作と言われるアヤソフィア。
映画「インフェルノ」でも重要な舞台になりました。

7枚のモザイク画が有名だが、ガイド無しではどこにあるのか宝探ししているよう。

アヤソフィア 寺院・教会

正面天井に第一のモザイク画発見！

アヤソフィア 寺院・教会

モザイク画1、The Madonna & Child

アヤソフィア 寺院・教会

モザイク画2、The Christ & Leon Ⅵ

アヤソフィア 寺院・教会

モザイク画3、The Madonna & Child

アヤソフィア 寺院・教会

モザイク画4、Deesis

モザイク画5、The Virgin Holding Child

アヤソフィア 寺院・教会

モザイク画6、The Portrait of The Empress Zoe

モザイク画7、The Archangel Gabriel
最後のひとつが何処のあるのか見つからず本当に苦労しました。
諦めて帰ろうと思った時、たまたま見上げた修理の足場の隙間に見つけました。
皆さんも是非宝探しに挑戦してみてください。

アヤソフィア 寺院・教会

ブルーモスク。

スルタン アフメト モスク 寺院・教会

ブルーモスクの内部。

スルタン アフメト モスク 寺院・教会

トプカプ宮殿。これで3大名所は制覇しました。

トプカプ宮殿 城・宮殿

内部はほとんど撮影不可。

アヤソフィアのすぐ脇にある遺跡、地下宮殿にも行ってみました。
宮殿とありますが実際には地下貯水施設。
柱の土台にギリシャから調達メドゥーサの頭が逆さまに使われています。
映画「インフェルノ」ではウィルスの入ったビニール袋がこの地下貯水池に設置されていた。また、映画「007 ロシアより愛をこめて」にも出て来ます。

イスタンブル地下宮殿 城・宮殿

キリスト教徒から見ればメドゥーサは異教徒の神話のため、わざと逆さまにしたとのことでした。

イスタンブル地下宮殿 城・宮殿

考古学博物館を見学。
東ヨーロッパで栄えたオスマン帝国時代に集めた戦利品が展示してある。
メインはギリシャから持ってきたものが多い。
当時、オスマントルコはギリシャを支配下に置き、あのパルテノン神殿もトルコ軍が要塞にしていた時に撃ち込まれた砲弾で破壊されたためだそうです。

アレクサンダー大王の棺と言われるもの。

棺の展示いっぱい。

博物館の外部にも石棺や柱などギリシャから持ってきたものがいっぱい転がっている。オスマントルコ絶頂期に戦利品としてかっぱらってきたものでしょうが、
どうせ雨晒しで大事にしていないのならギリシャに返してあげればいいのにね。

これも雨晒し。

トルコの友人にアジアサイドの丘の上に建てられたばかりの新しいモスク見学に連れて行ってもらいました。イスタンブールでは最大規模とのです。

アジアとヨーロッパの境となるポスフォラス海峡のクルージングに行って来ました。
海峡にかかるポスフォラス大橋。右手がアジア、左側がヨーロッパ。

海峡にポツンと浮かぶクズ塔。通称乙女の塔。
当時の王様が預言者に「愛娘は16歳の誕生日までに蛇に噛まれて死ぬ」と言われ、難を逃れるためにこの塔に匿ったとのこと。16歳の誕生日に贈られた果物の籠に蛇が……。

乙女の塔 建造物

この街の観光で大活躍した「ミュージアムパス」と交通カード