今何かと話題の国を訪れた過去の旅行記を再編集したシリーズです。<br />そのvol.1は「ウクライナ」。<br />現在ロシアが侵攻している元ソ連邦の国を2010年と2015年の2度訪れました。<br /><br />★2010年「バルト3国＆コペンハーゲンのついでにウクライナ・キエフ」<br />https://4travel.jp/travelogue/10458053<br />https://4travel.jp/travelogue/10458408<br />★2015年「モルドバより列車でウクライナ・オデッサ」<br />https://4travel.jp/travelogue/11089110<br /><br />★再編集シリーズ<br />ウクライナ（2010＆2015年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11740203<br />ロシア（1999＆2010＆2019年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11743177<br /><br /><br />

今、話題の国の旅行記を再編集しました。vol.1 　「2010年＆2015年のウクライナ　（キエフ＆オデッサ）」

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2010/05/02 - 2015/08/22

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たぬき２号さん

今何かと話題の国を訪れた過去の旅行記を再編集したシリーズです。
そのvol.1は「ウクライナ」。
現在ロシアが侵攻している元ソ連邦の国を2010年と2015年の2度訪れました。

★2010年「バルト3国＆コペンハーゲンのついでにウクライナ・キエフ」
https://4travel.jp/travelogue/10458053
https://4travel.jp/travelogue/10458408
★2015年「モルドバより列車でウクライナ・オデッサ」
https://4travel.jp/travelogue/11089110

★再編集シリーズ
ウクライナ（2010＆2015年）
https://4travel.jp/travelogue/11740203
ロシア（1999＆2010＆2019年）
https://4travel.jp/travelogue/11743177

エリア

オデーサ (オデッサ)(ウクライナ)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.5

ホテル: 3.0

グルメ: 4.0

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道飛行機

航空会社: ウクライナ国際航空

旅行の手配内容: 個別手配

最初のウクライナ訪問は2010年。バルト3国への旅の途中にラトビアの首都リーガで航空券を購入し、「今は亡き」アエロスヴィート航空でウクライナの首都キエフにやってきました。当時はまだ航空券のネット販売システムはなく、リーガ空港にあるオフィスに出向いての購入です。
ウクライナがソ連邦から独立したのは1991年で、
訪れた2010年時点の政情は比較的安定していました。査証なしでの入国が可能です。
経済的には恵まれているとはいえませんが、
肥沃な農地が多く、ヨーロッパ有数の穀物輸出国です。
首都キエフの人口は約280万人で、街はかなり発展しています。
東ヨーロッパ最古の都市で、
キリスト教聖地のひとつでもあります。
トラムや地下鉄も元気に走っていました。
キエフの北130㎞地点にあるチェルノブイリ原子力発電所で1986年に大規模な事故が発生しましたが、
それを記念した博物館が市内にあります。
現在は廃炉されていますが、トラブルのあった4号炉以外の3つの炉は国内のエネルギー不足のため2000年まで運転が継続されていました。福島での事故があった日本では考えられない後処理方法です。
ペチェールースカ大修道院などの世界遺産もあり、
楽しいキエフ滞在でした。
ロシア料理として名高いボルシチはウクライナ発祥なのだそうです。
さて、時は進んで2015年となりました。
2度目はバンコク・ベルリン・ベラルーシの首都ミンスク・モルドバの首都キシニョウを経由してのウクライナ訪問。バンコク～キエフ～ベルリン、ミンスク～キエフ～キシニョウ、オデッサ～キエフ～バンコクはウクライナ国際航空を利用しました。
※写真はベルリン到着時のものです。
機内でいただいたアメニティですが、なんとなく昭和の香りがします。ウクライナなのにw
さてキシニョウからは列車で、
途中未承認国家の沿ドニエストル共和国を通過し、
オデッサまで約4時間半の道程でした。
オデッサは人口100万人、黒海に面したウクライナ第3の都市です。
2014年にロシアがクリミア半島を実効支配したそのすぐ後の時期でしたが、
見たところ街は平和そのものです。
宿はこちらの「トーキョースター・エコノミーホテル」です。
奥行きが見えない程の通路に果てしない数の客室があります。全600室もあったでしょうか。
部屋は狭いながらもシャワー・トイレ付きで1泊150フリヴニャ（当時のレートで850円）ですから、なかなかリーズナブルな宿でした。
ところが600室分の対応を1人でおこなっており、受付は常にこのような状態です。ブチ切れる客もいましたが、スタッフは平然と受け流していましたw
避寒地としても発展してきたオデッサですが、
今は8月。かなり暑いです。
並木通りを散歩する市民で賑わっています。
みんな楽しそうですね。
「ポチョムキンの階段」というオデッサ随一の見どころの先には、
黒海が広がっています。
元はソ連邦の国で、温暖かつ地中海にも通じる黒海にも面したウクライナ。ここ最近は欧米に接近する姿勢を強め、NATO（北大西洋条約機構）への加盟を希望するなど、ベラルーシのような緩衝地帯にしておきたいロシアにとっては脅威を感じる動きでしょう。
しかしこの度のウクライナ侵攻はあまりに身勝手で世界の秩序を乱す行為に他ありません。
2022年2月東部の親露派支配地域であるドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立承認を一方的にロシアが行いました。
さらに2月24日は本格的なウクライナ侵攻を開始、まもなく首都キエフも陥落と言われています。
今回のウクライナ情勢はロシア・北朝鮮・中国と対峙する日本にとっても他人事ではありません。
今後も両国や世界の動きに注視したいと思います。