2019/07/23 - 2019/07/23
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shararaさん
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3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。
友人に誘われてよく分からないまま見に行った前回、以外にも芸術の面白さと奥深さにはまってしまい、今回はぜひ事前に作品鑑賞パスポートを購入し、予定を立てて見て回ろうと決めていました。
今年、第4回目の開催となる芸術祭が開幕しました。
ふれあう春:4月26日~5月26日
あつまる夏:7月19日~8月25日
ひろがる秋:9月28日~11月4日
春会期には、沙弥島・宇野港・犬島・小豆島を訪れました。
夏会期2回目は、オフィショナルツアーに参加し大島から女木島、男木島を巡り、島歩きと作品を楽しみました。
大島は、高松港の北東約8㎞に浮かぶ、面積が約0.62平方㎞、周囲7.2㎞の小さな島。
1909年にハンセン病の療養所が設立され、1946年以降は国立療養所大島青松園として、長らくハンセン病に対する社会的偏見と差別から、入所者が強制隔離されてきた場所でもあります。
今回、この大島を初めて訪れました。
この島で何があったのか、この島で生きてきた人たちがいかに助けあって支え合って生きてきたのか……作品を通して、入所者が感じてきた言葉にならない程の苦しみや悲しみを知りました。
歴史と現実を知り、次の世代へ伝えていくことがこの島の持つ意味であり、入所者の思いであると感じました。
- 旅行の満足度
- 4.0
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今日も高松港から出発です。
チャーター船に乗って出発です。高松港 乗り物
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30分程で大島港に到着。
名の通り大島という島ですが、住所は「高松市庵治町」なのです。 -
港からまっすぐ進むと「国立療養所 大島青松園」があります。
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現在、入所者は全員この療養所内で生活しています。
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イチオシ
港から左に折れ、「社会交流会館」へ向かう途中にある立派な松。
「屋島の戦い」に敗れた平家方の勇者を葬ったところに植えられたと伝えられる「墓標の松」に覆われた松林が今も残っています。 -
「社会交流会館」の入り口。
「よってんまい」は讃岐弁で「寄ってみて」という意味です。 -
ここはハンセン病に関する、展示室と図書館を備えた資料館。
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昭和33年前後の大島の様子を、150分の1サイズで再現したジオラマが展示されていました。
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納骨堂に向かって移動します。
白い線は「盲導線」と言われており、車道のセンターライン ではなく、視力の弱い入所者が 歩行できる道だと分かるよう引かれたもの。
奥に見える道路脇の白い柵は「盲導柵」と言われており、目の不自由な人が杖で柵を確認 しながら歩くための柵とのこと。
ちなみに、車は一般車両は乗り入れておらず、島内を走っている軽自動車はナンバーが付けられていませんでした。 -
島内の分かれ道や建物の前など には「盲導鈴」と呼ばれるメロディが流れるスピーカーが設置され ています。
ゆったりとした優しい音色のオルゴールが、ずっと島内に流れていました。 -
5分程で「納骨堂」に到着しました。
現在の納骨堂には、1,443名のお骨が納められているそうです。
家族と縁を切って入所されている方も多く、亡くなった後も引き取り手がないお骨や分骨を希望した入所者のお骨が納められていることを聴きました。
亡くなられた方たちを偲び、祈りを捧げました。 -
「南無佛」「鎮魂の碑」「小林博士の碑」
小林博士は、医師として初めて園長を務め、島で生涯を閉じられた方。
初代所長は警察官僚だったため、小林博士こそ真の初代所長と慕う入所者も多かったと言われています。 -
全国のハンセン病療養所すべてに納骨堂があるとのこと。
療養所ですが、園内で一生を終えることが前提での入所であったそうです。 -
納骨堂手前には、キリスト教の教会堂や大島神社など建造物が並ぶ一帯があります。
宗教地区と呼ばれており、入所者は主に入所後、それぞれが宗教に属し心のよりどころとする大切な場所になっています。 -
01「青空水族館」
1982~83年に建てられた長屋形式の軽症者用の寮。
自立した生活が可能な入所者が住んでおられたそうです。 -
大粒の涙を流し続ける人魚。
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入所者の想いが描かれた絵たち。
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内に秘めた言いようのない想い…。
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それぞれの想いの深さは測り知れない。
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02「森の小径」
かつて入所者が山に登り鑑賞していた山ツツジを山から移植するなど、島に自生し潮風に強い植物たちが植えられています。 -
03「Nさんの人生・大島七十年」
高知県出身のNさんから入所時から隔離政策が行われていた時代の生活の様子を、同じ高知出身の作者、田島氏が聞き取って制作したもの。 -
~木造便器の部屋~
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見ていて辛かった…。
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04「稀有の触手」
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一人ひとりから放たれた魂に触れられる作品。
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05「つながりの家」GALLERY15「海のこだま」
島に唯一遺された木造船。 -
06「歩みきたりて」
終戦後、モンゴル抑留中にハンセン病が発覚し、大島で暮らした歌人の作品。 -
海岸の漂流物や廃材等を使った作品もありました。
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「解剖台」
大島では療養所に入所するときに「死後、遺体を解剖することを承諾する書類」への署名を求められたことがあったそうです。
解剖室の解体時、解剖台は西海岸に捨てられていましたが、2010年の瀬戸芸開催前に30年ぶりに発見され、展示に至ったとされています。 -
イチオシ
小径の一角にひっそりと咲いていた紫陽花。
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入所者がここまで通って育てているという、盆栽の松も飾られていました。
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ふと下を見ると、中玉から大玉の見事なスイカが育っていました。
大島で暮らす人たちや訪問者が散策を楽しめる庭づくりを目指しているとのこと。 -
かつて700名程の入所者がこの島で過ごしていたとか。
入所者の寮には、24畳の部屋に12人が暮らしていた頃もあったと聴きました。
1人2畳程のスペースが、終の棲家。
自分だったら、家族だったら…。 -
「社会交流会館」に戻ってきました。
08 「物語るテーブルランナー in 大島青松園」 -
作者の鴻池氏が、大島で出会った入所者の方や看護師、介護士の方々から個々の物語を語ってもらい絵にして、その下絵を元に刺繍などでランチョンマットを制作したもの。
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一人一人の人生が、一枚のランチョンマットに刻まれていました。
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09「つながりの家」カフェ・シヨル
部屋の片隅には、入所者が浸けられたと思われる梅干しの瓶が並んでいました。 -
一通りの見学を終えた後、再びフェリー乗り場へ向かいます。
「白砂青松」 -
大島から見える空は高くて、遮るものは何もないためとても広く感じる。
ここは瀬戸内海?と思う程、海は透き通っている。 -
イチオシ
白砂青松と青い空が美しい大島。
「この島が歩んできた記録・記憶を次の世代へ伝えること」が入所者の想い。
そこは柔らかな空気に包まれた、静かな時間がゆったりと流れている島でした。
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