2019/07/19 - 2019/07/19
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shararaさん
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この旅行記スケジュールを元に
3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。
友人に誘われてよく分からないまま見に行った前回、以外にも芸術の面白さと奥深さにはまってしまい、今回はぜひ事前に作品鑑賞パスポートを購入し、予定を立てて見て回ろうと決めていました。
今年、第4回目の開催となる芸術祭が開幕しました。
ふれあう春:4月26日~5月26日
あつまる夏:7月19日~8月25日
ひろがる秋:9月28日~11月4日
春会期には、沙弥島・宇野港・犬島・小豆島を訪れました。
梅雨後期に始まった夏会期初日、男木島の北、小豆島の左横に位置する豊島を訪れました。
島の中心に壇山、麓には湧き水と棚田が広がる豊かな島。
前日からの大雨が続き、終日どんよりとした雲に覆われ太陽は最後まで顔を見せず…期待していた夏色の海は、また次までのお楽しみとなりました。
しかし雨に滴る紫陽花や草花の美しさ、島の動物たちに心癒され、晴天の日には味わえないしっとりとした島の一面を感じることができました。
何よりも島の人たちの温かな心遣いに、うるっと優しい気持ちになれた1日でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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高松港7時20分発~8時20分土庄港着。
一旦下船し、唐櫃港行きのフェリーに乗り換えます。
土庄港8時40分発~9時10分唐櫃港着。
雨、止みそうにない…。 -
当初、電動自転車で効率よく回って行く予定でしたが、レンタサイクル店から「雨の日は危険であるため貸し出しは行っていない。」とのこと。(*´ω`*)
とりあえず、一番近くにある作品へ向かいました。
14「勝者はいない-マルチ・バスケットボール」
島の人や来場者たちがバスケットボールを楽しめる場を創出。
あいにくの雨天で少し寂しそう。 -
この後続けて、15「心臓音のアーカイブ」へ行きたかったのですが、10時開始と分かり(T_T)…
一旦唐櫃港に戻って唐櫃岡方面に向かうことに。
島の日常を感じる小道を進んでいきます。 -
この夏会期を待ってくれていたかのような紫陽花。
-
20分程歩いていくと右手に棚田が見えてきました。
-
この辺りで行われている「豊島棚田プロジェクト」
棚田を復元し、再び稲作を行うことを目的に棚田の再生を2010年に始めたとのこと。 -
イチオシ
あれから9年が経過。
すっかり島を代表する風景になりました。 -
棚田の広がる辺り、左側には「豊島美術館」
今回は中へは入りませんでしたが、お天気のいい日にはぜひ訪れて頂きたい場所です。
静寂な時間が流れる中、無になり、自分を見つめ直すことができるような不思議な感覚…豊島だから可能になった美術館だと思います。豊島美術館 美術館・博物館
-
美術館前の全体図には、いくつかの作品に天候不良による「closed」のシールが貼られていました。
この地区の奥に位置する、12「ささやきの森」へ行くことを楽しみにしてたのに、閉館とは…(*´ω`*) -
イチオシ
気を取り直して次の作品に向かいます。
豊島といえばこの光景!
一直線に海へ向かっていくような、爽快感を感じられる場所! -
途中に見つけた木株。
何だろう…木耳?? -
トウモロコシ畑の間を進んでいきます。
周りの風景が刻々と変わり、飽きることがありません。 -
唐櫃岡集会所前まで来ました。
ポイントとなる場所には、必ず案内があるため、迷わず作品へ辿り着けます。 -
歩いていくと何やらおしゃれなカフェらしき建物。
「食堂101号室」
友人が前回に来たことがあるらしく、「美味しかったよ!」と絶賛。
でも今日は別の場所を予約してあるので寄れません。(*´ω`*) -
「食堂101号室」と今日ランチする「島キッチン」の間にある作品。
09「あなたの最初の色」
蔵にチューリップや風景などカラフルな映像を投影する空間展示。 -
島にはこんな、精巧に積まれた石垣を多く見ました。
昔の人たちが一つずつ積み重ねて作っていったのかと思うと、これも立派なアートだと思う。 -
08「空の粒子/唐櫃」
空に粒子が舞うかのように円形の彫刻をつなぎ合わせ、貯水タンクを囲んで設置しています。 -
そのすぐ横には「唐櫃の清水」があります。
清水霊泉 (唐櫃の清水) 名所・史跡
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豊島に湧き出る大師ゆかりの水。
この湧き水は「霊泉越水」と呼ばれ、ここに来られた弘法大師が喉の渇きを覚えて、自ら地面を掘られたところ、水が湧き出したと伝えられているそう。 -
次の作品へ向かう途中、牛さんたちに出会いました。
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この島に来て、初めて出会った(観光客以外)のは人ではなく、マイペースで草を食べ続けている放牧牛でした。
誰にも邪魔されることなくゆったりと流れていく島時間。
この後、11「ストームハウス」へ。(写真、撮り忘れました(*´ω`*))
古い家屋に入り、嵐が来て過ぎ去るまで、おびただしい稲妻や雷鳴が体感できます。
外もかなりの雨だったため、現実と作品がまるで同化したような気持ちになりました。 -
予約の時間になり、ようやく「島キッチン」へ。
お天気良ければ、ここ素敵な場所なのです。 -
「島キッチンセット」を頂きました。
11時の時点でかなり空腹…どれも美味しかった!
特に真ん中の白身のフライは、揚げたてのサクサクでした。島キッチン グルメ・レストラン
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お腹も満たされ、硯方面へ歩いて行きます。
途中で見つけた、おしゃれな石のベンチ。 -
イチオシ
新芽も水滴を浴びて、美しく見える。
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この石垣も芸術ものです。
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時間はちょうどお昼。
事前に予約していた「檸檬ホテル」へ。
入り口は閉まっており、事前に伝えられていたエントラスコードを打ち込むと開錠するようになっています。 -
近くには紫の紫陽花。
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イチオシ
雨の日に一番美しく見える花。
青い紫陽花の花言葉「辛抱強い愛情」 -
エントランスから数十m歩いた先に、古民家をリノベーションしたホテルが見えて来ました。
ここでイヤホンガイドを受け取り、2人でヘッドホンを装着。 -
番号を押して、ガイドを聞きながら進んで行きます。
「幸せの黄色い電話」
ノスタルジックな世界。 -
レモンの香りに包まれた、黄色い部屋「檸檬写真館」
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このレモンで「ほほ檸檬」
忘れかけていた、ほろ苦い青春の思い出を感じられる場所。
この檸檬、精巧に作られたものでした。 -
最後にあるカフェスペース。
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ホットのレモネードを頂きました。
少し肌寒かった身体が温まりました。 -
オーナー夫妻のこだわりが詰まった、檸檬一色の静かで素敵なホテルでした。
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少し元気になって、再び歩き始めます。
藻に覆われた池もアートに見えてきました(^ ^) -
雨に力をもらったかのようなひまわり。
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「檸檬ホテル」から30~40分程歩き、ようやく硯地区の海岸沿いに来ました。
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04「ウミトタ」
築45年の日本家屋を改装した一棟貸しの宿。
北側に海が広がり南側に棚田があることから「ウミトタ」と名付けられたそう。
撮影禁止の屋内は、最新のモデルハウスのような素敵なコテージといった感じでした。
外見とのギャップ凄いです! -
そのすぐ隣にある、05「豊島シーウオールハウス」
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古い家屋にドラムやオルゴールなどの楽器、映像作品が展示されています。
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個人的にとても気になったのがこれ!
昔のオルゴールなのだそう。素敵です!
残念ながら、鳴らしていないそうで…聞きたかった! -
「ウミトタ」のすぐ西側にコテージ風の建物が。
海を見ながらお食事ができる「海のレストラン」でした。海のレストラン グルメ・レストラン
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家浦地区へ向かう途中にあった可愛い看板。
疲れきっていた気持ちが、少し癒される。 -
「豊島駐在所」もアート仕様。
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家浦港前を通り過ぎて見えてきた、02「豊島横尾館」
古民家を改修して、屋内では絵画、屋外の石庭や池をアートにした美術館。豊島横尾館 美術館・博物館
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この円筒状の塔の内部は下から上まで一面に滝の写真が貼られています。
圧巻です!(見せられないのが残念…) -
「針工場」に向かう道沿いにあった「てしまのまど」
昔の海苔の作業場を改装したアートスペースになっていました。
出来たての手作りパンも売られていました。 -
この辺りで道が分かれておりキョロキョロしていると、前から来た軽自動車が停まり、中から男性の方が「どこ探してるの?」と。「針工場」へ向かっていると伝えると、「そっち行くからよかったら送るよ。」と。
道を聞くと、比較的近い場所だったので丁重にお断りしました。優しさに感謝。
豊島小・中学校の校庭には、今はもう懐かしい「二宮金次郎像」 -
学校から数分歩くと右手に見えたのは、03「針工場」
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宇和島の造船所に約30年間放置されていた漁船の船体用の木型と旧メリヤス針製造工場をコラージュしたもの。
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異質な2つが出会うことで新たな磁場となっているそう。
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奥の白い建物内には、船体用の木型が展示されています。
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甲生方面に行くバスを調べていたら、ちょうど前をバスが過ぎ去り(*´ω`*)
次のバスが来るのを待つか、歩くかで決断を迫られ…
結局歩くことに。足は既に棒のように疲れていました。
山に向かって歩くこと数十分、後方からまた軽自動車が止まり…。
さっきの男性とは違う方?が同じように「どこ向かってるの?」「甲生にある作品へ…」「結構あるよ!よかったら乗って!ついでだから…」
私たちはもう先程のようなお断りする元気もなく、すんなりお言葉に甘えることに。
車内では、豊島の案内もしてくれました。
瀬戸芸のパスポートを首に下げて歩いていると、島の皆が気にかけてくれているように感じました。おそらく4~50分は要していただろう距離。
どれ程助かったか、嬉しかったか…本当にありがとうございました! -
そして甲生地区の集会所左奥にある、16「豊島八百万ラボ」へ。
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先端科学とアートとのコラボレーション。
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イチオシ
改修された古い民家は、研究室と神社をイメージした造りになっています。
訪れた方たちが願い事をしたためた、縁結び絵馬が掛けられていました。 -
甲生集会所前バス停まで戻り、そこから少し歩いていくと左手に見えてきたのは、
17「塩田千春+田根剛」氏の作品。 -
「記憶」をテーマに3年後の完成を目指しているそう。
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イチオシ
忘れかけていた、遠い記憶を呼び起こしてくれそうな作品。
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再度、先程のバス停から家浦港までバスで移動。
港入口にある「豊島マルシェ」
豊島の様々なグッズが販売されています。家浦港 名所・史跡
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港が見渡せる場所に、01「豊島愛ランドスケープ」
お天気が良ければ、このハイチェアで海を眺めながら隣の「豊島鮮魚」のお弁当が食べられるそう! -
家浦港からバスに乗り、唐櫃港へ移動。
帰りのフェリーまでまだ50分程あったため、朝行けなかった「アーカイブ」へ向かいます。
まだ歩ける力が残っていました。 -
15「心臓音のアーカイブ」
前回から気になっており、今回どうしても行きたかった場所。
世界中の人の心臓音を収蔵し、公開しています。
色々な国の方の心臓音を聴きました。
生きるのは尊いこと…。 -
港へ戻る途中「唐櫃美術館」の隣に置かれていた、船のスクリュー。
ただ置いてあるだけなのか、アートなのか…(*^^*) -
古民家を改装したおしゃれなカフェ。
こんな感じのカフェをいくつか見ました。
何処も居心地良さそうなカフェ。
移住してきた人たちが始めていそうな感じ…。 -
イチオシ
唐櫃港に戻る途中、最後に出会ったニャンコたち。
この子たちの表情と仕草がこの島の生活の全てを物語っているかのよう…。
島に溶け込んでいた作品たち、また島の人の温かさ、牛さんやニャンコの表情に優しい気持ちになれた旅でした。
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