2019/10/04 - 2019/10/04
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shararaさん
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3年に一度開催される瀬戸内国際芸術祭。
友人に誘われてよく分からないまま見に行った前回、以外にも芸術の面白さと奥深さにはまってしまい、今回はぜひ事前に作品鑑賞パスポートを購入し、予定を立てて見て回ろうと決めていました。
今年、第4回目の開催となる芸術祭が開幕しました。
ふれあう春:4月26日~5月26日
あつまる夏:7月19日~8月25日
ひろがる秋:9月28日~11月4日
春会期には、沙弥島・宇野港・犬島・小豆島へ。
夏会期には、豊島・大島・女木島・男木島・小豆島・直島を訪れました。
芸術祭も、いよいよ最後の秋会期が始まりました。
本州と四国が接近する備讃瀬戸の海域に大小28の島々からなる塩飽諸島があります。狭い海域に多くの島が点在し、その間を潮が複雑に流れ、ぶつかり合い「潮が湧く」ように見えることから「塩飽」と呼ばれるようになったと言われています。
秋会期からはその塩飽諸島の中の、西側の四島が新たに加わりました。
この塩飽諸島の中心であったのが「本島」
塩飽水軍の本拠地として栄えた面影が残るまち並みや、優れた木造船をつくる塩飽大工にちなんだ作品が展開されています。
- 旅行の満足度
- 5.0
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この日もいつものように、早めに自宅を出発。
丸亀港近くの瀬戸芸専用駐車場に車を停めて、海岸沿いを歩いていきます。
大きなタンカー船が並んでいました。 -
「丸亀港合同待合所」で乗船券を購入。
途中、本島~高見島へ移動予定のため、片道のみの購入です。¥560丸亀港 乗り物
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9:00発のフェリーに乗船。
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35分程の船旅!
東側に見える瀬戸大橋と並行して進んでいきます。 -
吹き抜ける風もいつも間にか秋風に変わっていました。
気持ちいい! -
本島泊港へ到着。
人の波に乗るように、向かいの待合所でレンタサイクルを借ります。¥500
自転車に乗って、早速港近くの作品へ。
01「Vertrek 「出航」」
帆船・咸臨丸をかたどった鋼の彫刻。
宙に浮くように設置され錆の風合いが魅力的。
日本で初めて太平洋を往復した咸臨丸には、本島を含む塩飽諸島出身の船員が多く乗船していたそう。 -
イチオシ
03「そらあみ(島巡り)」
春会期に沙弥島で見た、東の島々の漁師らが編んだカラフルな漁網。 -
秋会期に本島をはじめとする西の島々の漁師らによる漁網とつながって、なんと全長120メートルに編み上がったとのこと。
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イチオシ
天候の移り変わりと潮の満ち引きによって、見え方が刻一刻と変化。
瀬戸大橋を望む波打ち際で、風と波を受けて優雅に揺れていました。 -
この集落の手前で自転車を停めて歩いて廻ります。
05「漆喰・鏝絵かんばんプロジェクト」
店や民家の軒先に漆喰や鏝絵を使った看板を据え付けるプロジェクト。
島の人々の暮らしや歴史、かつての島の姿を聞き取り、優しいタッチで描かれた看板。 -
先程の古民家の反対側には、思わずほっこりとする空間が。
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06「咸臨の家」
咸臨丸に乗り組んだ水夫の生家。 -
家屋内の壁を東洋・西洋の様々な技法を使った樹や海、波などをモチーフにした様々な色の絵画。
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イチオシ
船上の平等を意味する「咸臨」は価値観や文化等の違いを認め合うことを表現しているとか。
教会のモザイク画などを発想の原点にした作品。 -
こちらは「虫送り」
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「いろいろそろう島デパート」
柔らかなイラストが漆喰の素材感とよくマッチしている。 -
しっとりと周囲に馴染んだ、趣あるまち並み。
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04「海境」
網元の家だったという築100年を超える古民家に、塩飽の海を再現するインスタレーション。 -
危険と隣り合わせの漁師の暮らしや文化を思い起こさせてくれる作品。
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イチオシ
ここで一番気になったこの作品。
どのようにして作られたのか…。素敵でした。 -
暗い屋内にレーザーとスモークをあてることで、海面の潮の流れや波頭に見えてくる…とのことでしたが、写真、うまく撮れていません(≧∀≦)
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再び自転車に乗って、中学校方面へ移動。
途中、郵便局前のポストにもありました。
「気持ち(心)届けます」かな?
思わずニッコリ! -
走っているといろいろな思いがけない場所にあった「かんばん」
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学校前には、様々な手作りの作品が置かれていました。
「空き缶アート」の数々。 -
こちらは空き缶を風鈴仕立てにしたもの。
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一つ一つ丁寧に作られています。
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イチオシ
秋風になびいて、軽やかな明るい音色を響き渡らせていました。
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校門前にも「ようこそ本島へ」
子供達も一緒に作ったのかな? -
イチオシ
「SHIWAKU」
塩飽諸島の本拠地「本島」
今回この島を訪れるにあたり、恥ずかしながら初めて「塩飽」の意味を理解しました。まだ知らないこと、今まで知らなかったことが多いと感じる今日この頃…。 -
丸亀港で頂いた「本島飲食店マップ」をフェリーで見ていて、途中にあれば立ち寄ろうと話していたカフェ。
「島そだち」 -
一軒家の民家にお邪魔して、その奥のリビングをカフェとして訪れる人に解放。
そこの奥様が手作りのケーキやジャムを作っており、頂くことができます。
この日は「りんごケーキ」りんごたっぷり、
程よい甘さの優しい味わいあるケーキでした。 -
今はイチジクの収穫期。今朝獲れたものと言って見せてくれました。
甘くて美味しそう! -
そのイチジクを煮詰めたり、ジャムにして希望があれば販売もしているとのこと。
赤ワインで煮詰めた「イチジクのシロップ煮」を味見させてくれました。
買って帰りたかったけど、これからの移動や時間を考え、泣く泣く断念。
ここで、島民全体で訪れる方たちに楽しんでもらうため、住民が色々取り組んできたこと(空き缶アートやブイのアレンジ)等、地元ならではのお話を楽しく聞かせていただきました。 -
自転車に乗って「甲生」方面の作品へ。
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途中で見かけたコスモス畑。
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イチオシ
ちょうど咲き始めたコスモスたち。色合いが鮮やか。
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07「恋の道」
海に通じる水路に浮かぶ折り紙で折られたような直線的な形状の船。 -
見る角度によって色や見え方が変化するレンチキュラーという素材で作られた船。
赤く燃えるような熱っぽさ、同時に頼りなく波に揺れる様子がどうなるとも知れない恋の行方を表現しているとか。 -
次に、この海岸沿いの道を進んだ突き当たりにある作品へ。
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08「産屋から、殯屋から」
てるてる坊主のような赤い人形が無数に並んだ空間。 -
その真ん中を切り裂くように、地面に沈み込むように掘られた溝の先へ、お墓のような暗い部屋に入っていきます。
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上を見上げれば、赤一色の世界。
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外の明るい空間と、ろうそくに照らされた暗い地中との移動…
過去から未来、生と死の世界を行き来するようにも思える。 -
再び海岸沿いの道を走っていると見えてきたのは
09「善根湯×版築プロジェクト」 -
煙突のような高さ8メートルの塔。
塩飽水軍で有名なこの地には優秀な船大工が多くおられ、その後も宮大工や家大工として活躍したという、その歴史を忘れ去られないために建設されたもの。 -
これからは、右手にずっと瀬戸大橋を見ながらのサイクリングが続きます。
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道端に可憐に咲いていた、白い曼珠沙華。
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いいお天気!
風も爽やか、絶好のサイクリング日和でした。 -
ここ本島にもありました。
小豆島でもどこかでも、よく見かける写真スポット! -
笠島地区に到着。
この集落手前に自転車を停めて散策開始。 -
笠島は塩飽水軍の拠点として古くから開かれた港町。
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江戸末期から昭和初期に建てられた漆喰塗りの白壁やなまこ壁のある町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。
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笠島まち並保存センター「真木邸」
江戸時代後期に建てられた商家。
なまこ壁と2階造りの土蔵が特徴的。 -
10「Moony Tunes」
古い民家の2部屋に展示。
床面には直径2m超の円形の大理石… -
もう一方には天井から赤い糸でたくさんの火山岩が吊されています。
「石と月」「海と宇宙」の関係を暗示しているとのこと。 -
町家の間を抜けて歩いていると…
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ここでおしゃれなアートを発見。
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「フリッツ・ハンセン庵」
デンマーク出身のデザイナー・フリッツ・ハンセン氏による、笠島地区の古民家をリノベーションしたもの。 -
中は、フリッツ・ハンセンの家具で統一されていました。
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瀬戸内と北欧の文化が融合された空間。
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ちゃんと和の良さも生かされていて、落ち着く心地良い時間がゆったりと流れていました。
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迷路のように入り組んだ道を進んで行きます。
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「吉田邸」
塩飽大工最後の家。
細密な動植物画で知られる江戸中期の画家、伊藤若冲(1716~1800年)が描いた作品が展示。 -
11「笠島ー黒と赤の家」
船大工の作業場だった民家。
玄関先には、すだれのようなタイの花輪が飾られています。 -
中庭には黒い大きなインスタレーション。
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大切に保存されてきた古民家にも、違和感を全く感じず馴染んでいる。
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中から空を見上げてみる。
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曲線から生み出された影もアート仕様。
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作家のホーム・タイと日本。
本島の歴史や伝統、文化が両国の工芸品や色彩を使って組み合わされている。
工芸品のキッド枕…座り心地も良かった。 -
横を見ると格子状の窓…ここでも塩飽大工の技を垣間見ることができる。
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そしてここでランチを頂きました。
「瀬戸内鮮魚のタイ風カレー」
タイ風のスパイスも感じながら、酸味と甘味が絶妙で美味しかった。
(外で食べるご飯は何でも美味しく感じるのです…) -
飲み物は「タイ風ミルクティ」と「ライムティ」
どちらもかなり甘め。
ライムティの方がまだ酸味がある分飲みやすかった。 -
帰りにもう一度、花輪を眺めて…。
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虫籠窓に格子構え、網の目のように張り巡らされた町家建築。
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さりげなく飾られた草花にほっこり。
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12「軌道(革命グラウイタス)/パラベンツ(屏風)/引力の反映」
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塩飽大工の建てた伝統的な日本家屋。
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イチオシ
本島の石を使って惑星の軌道や宇宙をイメージ。
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柱や梁、畳、建具、掛け軸など直線で構成された家屋に鏡が配置。
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実像と虚像が交差する世界。
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自分自身も鏡が反射して、どこを歩いているのか分からなくなるような不思議な世界。
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一通り見終えた後、笠島地区を後にして…
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自転車置き場に戻ってきました。
駐輪場脇に座っていた、お目々パッチリニャンコ。 -
この後、一番奥にある作品へ向かいます。
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13「水の下の空」
瀬戸大橋を望む浜辺に3隻の船を模した立体作品。 -
表面に砂が塗られていることで、砂で作られたように見える船。
地面から浮かび上がっている船体が、海辺の風で凧のようにゆったりと揺れ… -
島の美しさが相乗効果をもたらしている、瀬戸芸でないと味わうことのできない作品。
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泊港へ向けて走り抜けます。
こんな景色を味わえるのも、島旅の醍醐味! -
イチオシ
港手前に、何やらおしゃれな洋館を発見。
ここは本当に本島??
一瞬、北欧の世界観に浸りました(^-^) -
この後、高見島行きの高速フェリーに乗るのですが、15分程あったため、急いで見過ごしてしまった作品に向かいます。
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02「シーボルトガーデン」
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海辺から山側に進路を変え、急な坂を登った先に現れた庭園。
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江戸時代に来日し、瀬戸内海の美しさをたたえる文章を残したドイツの医者・博物学者シーボルト。
彼が持ち帰ったと言われる日本の植物を育てる庭を展開。
ゆっくり見ることができなかったのが残念。 -
ようやく港へ戻ってきました。
短い時間だったけど、「本島」の景色も町並みも作品も満喫できました。
この島ではバスも走っていますが、やっぱりレンタサイクル!
他の島に比べて急な坂道も少なく、程々の距離感で、効率的に回ることができてオススメです。
この後、高速船に乗船し高見島へ向かいます。
続きは続編へ。
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