2019/07/10 - 2019/07/14
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binchanさん
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7月11日 木曜日 旅行2日目
充実の2日目はまだまだ続きます。
ビーチアクティビティ、美しい自然、海鮮料理、これだけでも充分人々を引き付ける澎湖ですが、実は文化的な見どころもたくさんあります。その中でもかなり上位の人気を集めているであろう場所が二崁伝統聚落保存區です。
さっき見て来た小池角の古厝(古い建物、主に民家のこと)は、意図的な保存もされていませんし、そもそも観光スポットとして地図にも載っていません。それに比べて二崁は大正時代に建てられた邸宅(文化財)を含む多くの古民家がリノベーションされ、土産物店や飲食店として活用、あるいは公開されています。相当観光化されてるんだろうと覚悟していたものの、想像以上に観光地だった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
14:44
小池角(池西・池東村)の集落を離れ郊外の道を歩きます。
これは西嶼図書館。郊外の幹線道路に面してますが集落からは遠くて不便そうなんだけど。 -
14:46
二崁村の入口まで来た。
この石碑みたいなもの、小池角でも見たけど何だろう?調べてもわからず。 -
14:49
保存區の駐車場。
想像より数倍多い観光バス!! -
これ見よがしの保存家屋と大量の観光客に恐れをなして、とりあえず空いていた駐車場前の店に入ってみる。
海膽とはウニのことで、実は馬公でもこの手の海鮮の店は見かけたんですよね。ただ、そういう店は団体さんの予約でいっぱいで、一人ではとても入れない。ウニは好物なのでぜひとも一度食べたかったので、ここで食べてみます! -
お店の人がおいしそうなのを選んでくれます。
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寿司ネタとかで高級なのはムラサキウニで、これはちょっと種類の違うバフンウニ。調理場で殻を割って食べられない部分を取り除いてくれます。食用になるのは卵巣または精巣の部分。
嬉しそうに写真を撮っていたら、観光客のおじさんに「写真撮らせて!」と声をかけられた。 -
おじさんが撮りたかったのは「ウニ」の中身。注文せずに写真だけ撮りたかったんだね。なかなかの図々しさですが、そこがまた台湾のいいところ。撮影料がわりに私の写真を撮ってもらいました!
この服装で肩を日焼けしました。薄色のカーディガンがUVプロテクトだと勘違いしていたおかげで、皮がむけるほど日焼けしました(泣。 -
おじさんに勧められウニを手に持った写真を撮影。おじさんは注文もせずウニを持って写真撮ってた。
ウニは一つ200元。そこそこの夕食が食べられる値段。それほど美味ってわけでもないので、ウニに特に思い入れがないのであれば、写真撮ってたおじさんが正解かもね。私はここ以外では澎湖のウニにありつけそうになかったので、食べて大正解でしたけど。 -
休憩もできたし、保存區へ行くか…
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観光バスのラッシュアワーだったのか、とにかく人が多い。想像以上の観光化…。
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人が少ないところはほっとする。
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修復されていない場所もあってそれが逆にリアル。
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澎湖の伝統建築に詳しくないのでよくわかりませんが、サンゴ石を積んだ低い壁に高い門という形が独特の様式なのでしょう。家の屋上に人が立っていますが、中を公開している建物で屋根に上がる外階段を見かけました。それも特徴の一つ?
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多くの建物がお店になっていました。日本的な街並み保存を想定するとやりすぎ感ありますが、こういうペイントをする古い建物って台湾に多いですよね。
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これはかなり観光化された路地。人が多くて…。
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観光客から逃れるように、保存區の外へ。コミュニティセンターの建物は1960年代のものかな?
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二興宮。
創建は大正時代。何度も修復再建され今の姿になっています。 -
1962年(民國51年)に建てられた二興宮の門。当時建設のために寄付した人の名前などが刻まれていました。となりのゴミ箱もかわいい。
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遠くに建物が見えました。てっきり観光化されずに残った普通の民家だと思っていたのですが、調べてみると「陳氏宗祠」で比較的最近建てられたらしい(2000年代初期?)。一時は民宿もあったようですが今は検索しても出てきません。
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漁港にやってきました。
どこからかエリーゼのためにが聞こえて来たと思ったら、ゴミ収集車登場!澎湖でもやっぱりその曲なんだ。 -
15:11
まだまだ潮は低いですね。 -
海の向こうに馬公の町が見えました。
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集落に戻ってきました。
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戻ってみたら少し観光客が減っていた。やっぱりさっきは観光バスのラッシュアワーだったんだな。
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サンゴの欠片などで作られた塀。
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文化財の二崁陳宅。中を見学できます(無料)。
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陳氏は明末期(1640~50年代)に大陸から渡ってきた一族で、当初は大池村や竹灣村などに移住しました。二崁村にまとまった集落を作って暮らすようになったのは19世紀中ごろとのこと。現在も住民はすべて陳姓だそうです。
もともとやせた土地であるこのあたりで、農業と漁業だけで暮らしていくのは大変でした。人口が増えるにつれ台湾本島にわたって商売(主に薬業)を行う人が増え、二崁集落の人口は減少していきました。成功した移住者が故郷に戻って建てたのがこの邸宅です。明治43年(1910年)建築です。 -
門を入ると作業場のような場所があります。
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井戸や洗い場も残されていますね。
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厩でしょうか。馬をつなぐための取っ手のようなものがあります。
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明治大正時代はこういったバロック風の洋館が流行りだったんですよね。
中国語で時計を表す「鐘」は「金」と「童」が組み合わさった漢字なので、子孫繁栄の寓意で建物に時計が装飾されています。
その下には「嶺邦紀念」とあります。陳嶺、陳邦の兄弟がこの邸宅を建てました。 -
最初の門をくぐります。門の中は物置のような感じ。
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すぐ中庭があります。
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庭に面した建物の一方は台所でした。
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かまど。
私は見落としてしまったのですが、部屋の中からも利用できる井戸があるらしい。 -
もう一つ門を通った先にも中庭があり、それに面した建物には寝室のような部屋が。
高床で和室っぽい作りですね。 -
ベビーベッドのようなものまで。
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これは何だろう?電話置き?
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一番奥の建物は祖廟でしょうか。
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祭壇のようなものと古い写真。
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右の大きな写真は陳嶺さん。
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左側は陳邦さん。
兄の嶺さんは1872年、弟の邦さんも1875年生まれ。嶺さんの服装や髪形はどっぷり清時代ですが、邦さんは若干近代的なような。 -
邸宅外側。
台湾独特の彩陶「交趾陶」のエメラルドグリーンの窓飾りが鮮やか。 -
邸宅を裏手から見たところ。
二崁は耕作できる土地も狭く小さな入り江しかない小集落。台湾本島で成功したからこそこれだけの邸宅を建てられたんですね。 -
褒歌館。
澎湖褒歌は詩吟のような澎湖の歌謡。中に入ってみなかったので展示内容は不明。 -
二崁漢薬紀念館。
二崁出身者の多くが薬材商として活躍しました。中を見たはずですが展示内容に記憶がない…。 -
石敢當。
魔除けや自然災害を鎮めるためなどの祈りが込められています。自然環境が厳しい澎湖には多く、二崁だけでも9つあるそうです。
ほかにもたくさん見どころはあったんですが、人の多さにめげてしまいなんとなく眺めるだけで退散。
バス停へと向かいます。 -
15:48
保存區を出たところに石滬の模型みたいな池がありました。実演とかするのかな。
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広い第二(?)駐車場。どんだけ観光客が来るんだろう。
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二崁聚落のすぐそばに「二崁内」というバス停があるのですが、そこを経由するバスが少なすぎるんです。一日4往復便しかなくて次の馬公行きは18:30。二崁が居心地よければその時間までいてもいいと思ったんですけどね~。というわけで、少し離れたところにある「二崁外」バス停まで歩きます。
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澎湖でよく見かける木。フサフサしていて緑があざやか。ナンヨウスギの一種かな?
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16:06
15分ほど歩いて二崁外バス停到着。
このバス停16:11着予定のバスに乗る予定。バスアプリでバスの現在位置を調べるも、機器が故障していたのか反映されておらず。20分近く待ってやっとバスに乗れました。疲れた!
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