2019/07/10 - 2019/07/14
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binchanさん
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7月11日 木曜日、旅行2日目になりました。
2009年から台湾全県の縣政府の撮影を目指しています。
台湾の縣の縣城(県庁所在地)は、ただ観光をしていると素通りどころかかすりもしない場所にあったりします。そこに敢えて足を運ぶことによって何か新たな発見があるのではと思って始めたのですが、他に見たい場所がありすぎてなかなか縣城めぐりが進みません。いまだ3つの縣政府が未撮影。今日はそのうちの一つ澎湖縣政府の撮影をして、全縣撮影を一コマ進めます。
縣政府を撮影し馬公市内を少し散策した後は、路線バスで遠出します。主に澎湖縣公車(県営バス)で移動しバス停からはひたすら歩きます。縣公車の情報はこちら。
https://www.phpto.gov.tw/index.jsp
縣公車のバスは全て馬公總站が始発か終点。各路線は番号ではなく「外按線」とか「龍門線」と行き先の名前がついています。
縣公車の路線以外にも(私が確認できた限り)、以下の路線があります。
期間限定(2019年は4~9月)の市内循環バス(小海豚市區巡回公車)
https://www.phpto.gov.tw/home.jsp?id=10180
ツアー形式の台湾好行路線(媽宮・北環線)
https://www.taiwantrip.com.tw/line/73?x=5&y=1
期間限定(2019年は7~8月)の台湾好行路線(湖西小鎮好行)
(運行期間外はウェブ情報なし。本旅行記02にパンフレットの写真あり)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5:50
澎湖縣政府撮影。
夏の台湾、朝5時台はまだそれほど暑くない動きやすい時間帯。宿にいるなんてもったいないです。 -
建物は1933年(昭和8年)に澎湖廳舍として建てられたもの。文化財です。
早朝なので内部を見られなかったのが残念。後から見に行こうと思っていたのですが行けずじまい。 -
駐車場から建物の裏の方へ行けたので撮影。
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縣政府前[石周]堡(トーチカ)。
これもまた文化財。1948年から1949年にかけて重要な場所を守るためにいくつかのトーチカが作られました。文化部文化資産局のサイトによると、民間暴動対策だったとのこと。当時はこんな風に縣政府とかを撮影して歩いていたら捕まったんだろうなあ。
ほかのトーチカは道路の拡幅などで取り壊されたようですが、ここは歴史的重要性を鑑みて保存されています。 -
通りを挟んで見たトーチカ。右奥が縣政府。
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縣政府の隣にあるのが澎湖開拓館、日本時代の澎湖廰廰長の官舎をリノベーションした展示館です。
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夏休みシーズンは21:00まで開館しているとのことですが、残念ながら7/10~12(ちょうど私の滞在期間!)は展示替えのため閉館でした。そいういうことはシーズンオフにやればいいのに。
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1933~34年建築、和洋折衷のモダンな官舎です。
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澎湖開拓館の裏側。
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電力会社の設備ボックスかなあ。謎の魚のペイントが可愛い。澎湖各所で見かけます。
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こういうオブジェもいろいろな場所で見かけます。
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6:05
馬公天主堂。カトリック系の教会です。 -
1950年代に始まった教会で、この建物は1964年に完成したもの。
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天主堂(カトリックの教会)にはだいたいマリア様の祠がありますね。
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これは1950年代の建物でしょうか。馬公は新しいビルや住宅が目立ちますが、ところどころに1950~60年代のものらしい建物が残っています。稀に、くずれかけた閩南建築の家も見かけます。
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朝食の店を見つけたのでサンドイッチで朝ごはん。
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6:12
自由塔。
中華人民共和国(大陸中国)は朝鮮戦争に人民志願兵軍という形で介入しました。その時捕虜となった志願兵の多くが大陸帰還ではなく台湾への亡命を希望したそうです。しかし大陸の共産党によって捕虜は永らく留め置かれ、なかなか台湾にわたることができませんでした。1954年1月23日にようやく解放され、それを記念してこの塔が建てられたとのこと。 -
正面には「自由塔」と書かれており、背面に「中華民國四十三年一月二十三日 澎湖各界青年建」とあるのですが、なぜか何もない側面しか撮影してこなかった…。
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自由塔の周りにあるバス停。
馬公に出入りする路線バスのほとんどがここを経由します。行き先別にいくつものバス停が立ち並び、乗降客も多い。 -
奥に見えるのは新しくできた大型商業施設(Pier3)。免税店も入っていて、大型高級ホテルも併設です。大陸客を見込んでいるんだろうなあ。
自由塔からこれが見えるなんて、時代の遷移を感じますね。 -
6:18
水源路を歩いてきました。その名の通り自來水(水道)局の建物があります。
澎湖の上水道は日本時代(1927年)に整備されました。当時の設備が残っているそうですが、このあたりにあるのかなあ。 -
バス停を目指していたら、その水道設備らしいものを見つけました。
地下の貯水トンネルから水をくみ上げる施設と思われます。文化財です。 -
遠景。
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すぐ近くに別の建物も。これも古そう。前面に「水を大事に」の広告があります。今でも水道局の設備なんでしょう。
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陽明バス停に向かう途中のお寺。旅の安全を祈願。
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6:28
陽明バス停着。
ここから總站6:35発の通梁線に乗車(6:40頃)。昨日買った3日乗り放題券を見せて乗ります。悠遊カードも使えます。運転手さんによって、券面をじっくりチェックする人もいれば、ほとんど見ない人も。 -
通梁線は馬公から白沙郷の通梁までの路線で、終点まで約45分かかります。澎湖島、中屯嶼、白沙嶼を通って、西嶼への橋(跨海大橋)の手前まで行けます。地元の人の乗降が多く澎湖の人々はよく路線バスを利用するんだなあと実感。観光客はほとんどいなかったと思います。
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7:21
通梁終點バス停下車。
バスはそのまま7:20発の馬公行きとして折り返していきました。往路と復路で経由が異なるため、終點を経由して先のバス停まで行く人もいます。必ずしも終點で降りなくてもいいのです。 -
ここで馬公6:55発の外按線に乗り換える計画。20分の時間差を利用して跨海大橋の写真を撮るつもりでしたが、経由の違いからかなり差を詰められ、実際の時間差は10分足らず。橋詰まで行く時間がなかったので港あたりで橋を撮影。
澎湖島に近い5つの島は橋でつながっています。西嶼以外は島同士が近いので、それと気づかないくらい短い橋なのですが、ここだけはかなり長いのです。それで「跨海大橋」と名がついています。台湾最長の橋です。
橋が架けられるまでは船で渡っていたんですが、この吼門水道は潮流も速いし風の影響もあって難しい航路だったそうです。 -
橋の部分を拡大。吊橋じゃないんですね。
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跨海大橋バス停で外按線を待ちます。バス停牌が見当たらなかったので近くにいた人にどこで待てばいいか聞いて乗りました。通梁はバス路線の経由が複雑でどっちからバスが来るかしっかり調べておかないと危険です。
7:29 馬公6:55発の外按線乗車。 -
車窓から撮影。
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1970年に完成した初代橋脚が見えます。激しい潮の流れで浸食され、1983年に新しい橋を着工、1996年に完成しました。全長2494メートル、歩道もありますが歩くと30分近くかかりそうです。
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旧橋脚とは別に、少し沖の方に箱型の構造物が見えました。あれは何なんだろう?調べてみたのですがわからず。
この後は西嶼と小門嶼の見どころを巡ります。
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