2019/05/03 - 2019/05/03
89位(同エリア136件中)
susuさん
GW恒例の欧州旅行5年目は憧れのコーカサスへ。アゼルバイジャン~ジョージア~アルメニアの順に巡ります。半月に及ぶ旅行で3か国(+トランジット)しか廻らないというのは、個人的には少ないけど行きたい所が多すぎてそれでも日数が足りませんでした。航空券を手配した時点では、改元に伴うGW10連休なんてことが起こるとは夢にも思ってなかったので、有休を手加減してしまった。
評判のいいアタチュルク空港のラウンジを一度体験したく、ターキッシュエアラインズのビジネスクラスで行こうと以前から狙っていましたが、ANAの特典航空券には空きがなかなかありませんでした。だいぶ後になって知りましたが、TKのCクラス特典航空券はかなりのプラチナチケットらしいですね。
結局行きしか手配出来ず、復路はLOTポーランド航空~中国国際航空~ANAと乗り継ぐことに。全区間Cクラスで95,000マイル、諸税が48,280円。復路で時間があるのでワルシャワ市内も観光してきます。
04/23(火)成田→イスタンブールへ
04/24(水)イスタンブール→バクー
04/25(木)バクー→トビリシへ
04/26(金)トビリシ→カズベギ
04/27(土)カズベギ→トビリシ
04/28(日)トビリシ→ムツヘタ→トビリシ→ズグディディへ
04/29(月)ズグディディ→メスティア
04/30(火)メスティア→ウシュグリ→メスティア
05/01(水)メスティア→クタイシ
05/02(木)クタイシ→トビリシ
05/03(金)トビリシ→アラヴェルディ
05/04(土)アラヴェルディ→エレバン
05/05(日)エレバン
05/06(月)エレバン→ワルシャワ→北京へ
05/07(火)北京→羽田
長年の期待に応える素晴らしい旅になりましたが、過去に体験したことのない大事件レベルのアクシデントが5回くらい起こりました。本気で焦ったり打ちひしがれたこともありましたが、過ぎてしまえばいい思い出です。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7時過ぎに目覚めると外から雨音が聞こえましたが、いい天気の天気雨だったのですぐに止みました。
シャワーを浴びて8時半頃朝食へ。料理の種類は多くないけど、お母さん的雰囲気の女性スタッフの手作りらしいのが良かったです。宿泊客は皆、食事が終わると彼女に「スパシーバ」と声を掛けて出て行くのが意外。ジョージアでロシア語ってあんまり聞かないからな。私はいつも通り「ディーディーマドロバ」とジョージア語でお礼を言ったら、驚いて凄く喜んでくれました。 -
朝食後に4階の部屋まで戻るのが面倒だったので、つい部屋履きのビーサンのままツミンダ・サメバ大聖堂へ。
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珍しく団体ツアーがいました。観光地で団体ツアーを見るのは、もしかしてバクーの拝火教寺院以来?いやまさか…(記憶を辿る)。
ちなみに今旅で日本人のツアーバスは何度か見かけましたが、どのツアーもコーカサス3か国ではなくジョージア&アルメニアでした。 -
イチオシ
大聖堂は逆光だけど、風が気持ちいい。
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桃のようなピンク色の立木が綺麗です。昨日は景色が全体的に灰色だったから存在に気付かなかったかも。
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既に靴擦れの予感がしてるけど、景色が良すぎて一周してしまいました。せざるを得ない。
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青空に映えて綺麗!
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黄金の葡萄十字にガラスの色が映っています。
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一周してきてもまだ団体ツアーはガイドの説明を受けていました。長いな!
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観光を終えて宿に戻ろうとしたら、曲がる所を間違えて道に迷いました。よりによって靴擦れが辛いこんな時に…。宿に帰ったら鼻緒に当たる指の股の皮が剥けていました。除菌ウエットティッシュで気休め程度に消毒。
9時半過ぎにチェックアウト。夕べ頼んだ領収書はササっと書いてすぐにくれるのかと思ったら、パソコンで一から作成したようで出掛けにやっと受け取れました。 -
メトロでイサニ駅へ。国際バスが発着するオルタヂャラバスターミナルは、ここから南へ2km程の所にあります。
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駅前からバスターミナル行きのバスが出ている筈なんだけど、歩き方に載っているバス番号(19、50、55、71)のバスが見当たらない。割と都会なイサニ駅前にはあちこちにバス停があるので、どこで待てばいいのか分からん。
諦めて徒歩で南へ。途中にバス停があったので、背後から来たバスに「オルタヂャラ?」と確認して乗り込みました。メトロカードでバスにも乗れます。乗ってないから分からないけど、こういうマルシュルートカは現金のみかも。 -
オルタヂャラバスターミナルは交通量の多い大通りに面しており、バス停から歩道橋で渡れるようになっていました。
敷地の入口にタクシーの運転手らしき男性達が屯しており、アラヴェルディに行くと言うと「ミニバス、40ラリ」と勧誘してきました。アラヴェルディってエレバン行きと同額で30じゃないの?「30」と言ったらそれでOKっぽいリアクションだったけど、車に案内される訳でもなく、よく分からないのでスルーして奥へ。 -
オルタヂャラバスターミナルはとても広く、上の写真に写っている範囲はせいぜい全体の4分の1とか6分の1くらい。エレバン行きのバスがどこなのか教えて貰ったけど見付けられずに、また戻ってきたりしました。
昨日一昨日と英会話で苦労したので、そうだ私は英語を話せない地元の人を相手に現地語の「こんにちは」「ありがとう」+地名だけで乗り切るこういう旅が好きなんだと改めて思いました。そんな事を言ってるから英語が上達しないんだけど。 -
乗り場が見付けられずに戻ってきたら、さっき教えてくれた男性がマルシュが見える所まで案内してくれました。ありがとう!
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マルシュの前にはエレバン行きのチケットオフィスがありましたが、運賃はドライバーに払うらしい。乗客が集まったら出発するらしいマルシュにはまだ1人も乗っておらず、スカーフを置いてキープされているらしき席がありました。ドライバーに荷物を積み込んで貰い、席にエコバッグを置いて外で待つ。
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レストランやテイクアウトのお店、服屋や雑貨屋なんかも敷地内にあります。
乗り場は行き先の国ごとに分かれているようで、国旗が描かれていて分かりやすい。アゼルバイジャン、トルコ、イラン、ギリシャ…国境を接していない国にも直行バスがあるのが驚き。ギリシャとかイランは1日で着かないのでは?
特に賑わっているのはトルコ行きとアゼルバイジャン行きで、トルコに至っては国中の都市に大型バスが頻発しているようでした。逆にロシア行きのバスは見当たらない、距離的には近いのに。
トイレは0.50GEL(約22円)で、綺麗だけど紙は無い。 -
運賃以外の小銭を消費するべく、商店を回ってヒマワリの種(1.70GEL)やチョコレート(1つ1GEL)を購入しました。全部で3.70GEL(約160円)。
ヒマワリの種は殻付きでほんのり塩味。消えかかっているけど、パッケージ自体に油性ペンで値段が書かれているのが大胆。 -
イチオシ
敷地のあちこちに、ジョージア各地で見かけた石灯篭風のお祈りスポット?がありました。このバスターミナルのはどれも教会のような形をしていて、建築様式がそれぞれ違う。これは屋根の感じがマケドニアとかギリシャっぽい気がする。
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一通り歩き回って戻ってきても、エレバン行きの乗客は1人も増えていませんでした。ジョージアからアルメニアに行く人がこんなに少ないなんて意外だ。
風が心地良い外の段差に座って、大型バスの後部を開けて修理している人達や、天井に梯子を掛けて配線の修理をしている人達を眺めてぼんやりしていたら、アルメニア行きチケットオフィスのドアからおじさんが手招きしてくれました。ジェスチャーで、外は寒いから中で待つように勧めてくれているのが分かる。言われて気が付いたけど、確かに肌寒くなってきた所でした。
おじさんに時計を指差して出発時間を尋ねると、分からないそう。 -
おじさんが勧めてくれた、外のマルシュが見えるソファに座ってひたすら待つ。チケットオフィスはたまに人の出入りがあり、入口近くに座った男性達がパンを食べているのを見て、もう昼かと気が付く。エレバン行きのマルシュを見つけたのは10時半前だったのになあ、まさか昼を過ぎてしまうとは。14時出発くらいは覚悟した方がいいのかも。明日のアラヴェルディ→エレバンのバスも少なそうだから、着いたらバスターミナルで確認しないとな…。
バックパックに入っている非常食のハチャプリを取りに行こうと立ち上がったら、男性が私を呼び止めて、自分が食べているのと同じ揚げパンをくれました。ええっいいの?!ディーディーマドロバ!
円形で平たい揚げパンの中には、甘くて半透明の白いクリームが入っていました。クリームの味と食感は、市販のシュークリームに入っているような本格的じゃないカスタードクリームに似ています。ジョージア料理(かな?)は種類豊富だなあ。
それからもひたすら待機。放置されているようでいて、寒いと気が付く前に正面のハロゲンヒーターのような暖房器具を点けてくれる至れり尽くせりっぷりでした。
しかし13時過ぎにトイレに行って戻り、ドライバーに時計を見せるジェスチャーで尋ねるも分からないという返事だったので遂に諦め、荷物を返して貰いました。
まさか2時間半待っても乗客が1人も現れないとは。偶然なんだろうか?ジョージアとアルメニアの関係性は悪くない筈。実際に行ってみないと分からないものだ…。
そして座席に置いていたエコバッグをそのまま忘れてきてしまったことに後から気付いて大ショック。数年前に100均で買ったものだと思うんだけど、とてもそう思えないくらい丈夫でしっかりしたエコバッグで、重くて嵩張る為に暫く使わず仕舞い込んでいましたが、いざ使ってみたら使い勝手の良さに感動した逸品です。帰国してから同じものを探しましたが、数年前の商品だけに今はどこを探しても売っていないのだった。買ったのが前過ぎて、本当に100均だったかも定かじゃないし。今旅は忘れ物が多いなあ。 -
バスターミナルに着いた時に声を掛けてきたタクシー運転手?達の所へ。改めてアラヴェルディに行きたいと伝えると、椅子とクッションを持ってきて座るように勧めてくれました。優しい、でもこれから一体どうなるの?
どうやら彼らはタクシードライバーではなく、ヒッチハイク代行をしているようで、間もなくアラヴェルディ行きの一般車を捉まえてくれました。運賃は80GELだそうだけどもうそんなにラリを持っていないのでドル払い、30USD(約3,330円)。マルシュの倍ちょっとなので安く感じる。尤もトビリシ~アラヴェルディのマルシュ運賃は、倍の距離のトビリシ~エレバンと同額なのでそもそも割高なんだけど。
料金はヒッチハイク代行のおじさんに支払い、その何割かを運転手に渡している筈ですが、実際の受け渡しは見逃しました。なので一応最悪の事態を想定して、運転手への謝礼は別払いになる可能性も覚悟しておこう。
車を捉まえてくれたおじさんが、別れ際にほっぺ同士をくっ付けてチュッとやる挨拶をしてきて笑ってしまいました。おじさん同士でこの挨拶をしているのをよく見かけます。
13時半に漸くトビリシを出発。3時間無駄にしたなあ、まあ色々と珍しい経験が出来たからいいか。 -
運転手さんは全く英語が話せませんが、意思の疎通には困りませんでした。「後部座席に置いてある上着のポケットから煙草を取って」と言うのも即理解できる。簡単なジェスチャーと「シガラ(煙草)」で。
トビリシは晴れていましたが、間もなくどす黒い雲の下に突入して大粒の雨が降り出しました。土砂降りなのにワイパーの動く間隔がゆっくりで、ぼぼ視界ゼロの状況になったりして恐ろしい。もっと早くは動かせないのかな。他の車も同じ状況なのか、全体的に徐行気味。
トビリシから20km程南下した所にあるMarneuliという町で一旦ハイウェイから下りて、問屋街のような所に立ち寄りました。雑誌(マガジン)を買いに行くそうでしたが、1冊ではなく大きくて重そうな荷物を沢山トランクに積み込んでいました。仕入れ業者なのかな。 -
豪雨すぎて窓外の景色が全く見えないくらいでしたが、暫くすると止んで晴れてきた。
それから国境手前の道沿いの商店に停まり、さっき仕入れた荷物を届けていました。 -
15時頃にジョージア・アルメニア間の国境に到着。ドライバーは車に乗ったまま、高速の料金所のような所を通って出入国審査を受けるようで、私だけ建物に入りイミグレへ。ジョージア出国は質問も無くあっさり。
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イミグレを出た所でドライバーと合流。
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車で国境を越えて、アルメニア側のイミグレへ。イミグレの部屋にトイレがあったのですかさず行っておく。普通の空港みたいなトイレ。
イミグレの行列は長くないけどなかなか進まず、厳しそうな印象でしたが、いざ自分の番になってみると非常に和やかな雰囲気でした。この後エレバンではなくアラヴェルディに行くと言ったら、隣の係官まで巻き込んで喜んで(?)いました。質問は滞在日数とホテルの住所くらい。アゼルバイジャンに行っていると何か一言あると聞いていましたが、何も無し。
イミグレの先に両替所がありましたが、ラリはレートが悪いようだったのでスルー。すぐに後悔したけど再入場は出来ませんでした。
イミグレ同様車の審査もジョージア側より厳重なのか、混んでいて時間が掛かりました。出入国に掛かった時間は両国合わせて30分程。 -
国境越え直後の楽しみは、さっきまでいた国との違いを探すこと。
アルメニアに入ると明らかに路面の状態が変わりました。鯨の腹のように、延々と縦に筋が入っています。路肩まで同じ状態なので、タイヤで擦り減った訳ではなさそう。舗装する時に敢えてこうしたのかな? -
道の両脇は山で、土砂崩れで片側が塞がれている区間が何か所かありました。ドライバーの目的地はアラヴェルディの町より手前の脇道の先にあるらしく、遠回りさせて申し訳ない。お礼とお詫びの気持ちを込めて、唯一日本から持ってきた非常食の甘納豆(小さいテトラパック)をあげたら、お返しに軸が折れたチュッパチャップスをくれました。
アラヴェルディの手前でガソリンスタンドへ。給油中は外で待つのが普通なのか、降りるように促されました。確かに時間が掛かる。トイレを勧められましたが、扉が歪んでいるのか閉まらないので諦めました。もうすぐ着くし。 -
道の先に墓地が見えました。肖像が彫られた墓石は他の旧ソ連圏と同じだけど、ポーズを決めた全身像は珍しい。っていうかこの写真ちょっと怖いな。お墓の写真自体は今更なのになんでだ?と思ったら、墓石が正面(道路の向かい)じゃなくて何故かこっちを向いてるんですね。
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アラヴェルディはソ連時代に銅工業で栄えた町で、街並みもソ連風なんだそう。
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デヴェド川沿いに細長く広がるアラヴェルディの町に入ったのは16時半過ぎ。
地図アプリを見ながら進んで、バスステーションを300m程通り過ぎた歩道橋の前で降ろして貰いました。結局運賃の追加請求は無く、わざわざ車を降りて見送ってくれたドライバーと握手をして、笑顔で手を振り合って別れました。ありがとう! -
歩道橋に上ったら雨が降り出しました。それからは降ったり止んだり。
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歩道橋の下にあるのは単線の線路。こちらが予約したホテルがある西で、
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こちらが東、バスステーションと国境はこの方向。
アラヴェルディは崖の上と下に町があり、道路だとかなり遠回りになるのでロープウェイで行き来するらしい。写真右上に籠が小さく写っています。私も初めは崖の上のホテルを予約していましたが、バスステーションまでの交通の便が悪そうなのでやめました。
ちなみにアルメニアのホテルは、宿泊費と別に清掃代を徴収する所が結構あるっぽいので注意。金額は私が見た限りでは400~2,000円で、現地払い。せっかく安いホテルを見つけても倍額くらいの清掃代を取られるのが許せないので、予約時にそういうのが無いホテルを探すのに苦労しました。そういう追加徴収だとHotels.comの10泊貯めて1泊無料の平均額に反映されませんしね。 -
アラヴェルディは今旅で回ったどの町よりもローカルな雰囲気。世界遺産の修道院があるから旅行者は来る筈だけど、観光地化されている様子はありません。
ソ連崩壊以降アラヴェルディの人口はじわじわ減り、今は崩壊前の半分以下(1万人ちょっと)しかいないらしい。尤も100年前は1000人程度の人口だったらしいけど。 -
商店はありますが、外食できる所はあまり無さそう。バスステーションの辺りまで戻ればあるのかな?
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どの建物も同じような赤っぽい石で造られています。アルメニアでよく採れるらしい。エレバンの建物は赤いと聞いたことがあるけど、地方もそうなのか。
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えげつない角度の急坂を登り、地図アプリの通りの場所に行くと民家がありました。あれ?
テラスにいた住人に尋ねると、坂のもっと上らしい。 -
この大きな建物か!全くホテルに見えない、病院か何かみたい。正面奥の入口以外には何の表記もありません。
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オールドシティホテルアラヴェルディ、Hotels.comで予約して朝食バストイレ付きで1,599円。アラヴェルディでは知られたホテルのようです。
外観の印象よりは明るくて綺麗な室内ですが、テレビは画面にチャンネル番号(?)が表示されるだけで見られませんでした。 -
無料の水がありました。ペットボトルじゃなくてビンなのは珍しい。
手前はドライバーさんに貰ったチュッパチャップス。 -
朝食の希望時間を尋ねられたので7時と答えたら、通常より早いらしくたじろがれましたが、普通に了承してくれました。いいのかな?
エレバン行きの始発バスが8時発らしいんだけど、確かな情報ではないから後でバスステーションに確認しに行かないと。 -
時刻は既に17時過ぎ。アラヴェルディを観光できるのは今日だけなので急いで出掛ける。
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坂の途中で向かい合っている銀行。左のATMが混んでいたので右でお金を下ろし、窓口が営業している左で細かくして貰いました。
ラリの両替は断られてしまいショック。国境近くの町なのに!エレバンでは出来るだろうか?心配だ。 -
坂を下り切った所にタクシーが停まっていて、数人のおじさんが屯していたので声を掛けました。靴屋の店主が積極的に対応してくれましたが、運転手は行きたくなさげ。もう夕方なので、今日はこれ以上働きたくないらしい。しかし他の面子が乗り気なので交渉はどんどこ進む(笑)
ハフパト修道院とサナヒン修道院がそれぞれ1,500ドラム(以下AMD)、2つの修道院を廻ってここに戻ってきて3,000AMD(約720円)だそう。安い!歩き方やネットで調べていた情報の半額。地元の人の相場はこれくらいか更に安いんでしょうね。
金額が決まり、渋る運転手に靴屋の店主が「いいじゃないか、行ってきなよ」と説得する展開になりましたが、後ろに別のタクシーが停まり乗客を降ろすと、それまで及び腰だった最初の運転手が積極的に交渉へ!(笑)上手く話が纏まり、交渉してくれたおじさん達に「シノルハカルチュン」とアルメニア語でお礼を言ったら、一番喜んでくれたのはその運転手さんでした。面白いな! -
さっきのおじさん達も新しい運転手さんも全く英語が話せませんが、何故か会話は成立しました。「カザフスタン人かい?」と訊かれたけど、もしそうならもっと言葉が通じるよ!(笑)旧ソ連圏以外の外国人は本当に珍しいのかも。
アラヴェルディの男性達は皆、指先と爪が大きい特徴的な手をしていました。指が太くて爪と皮膚の境が黒く、長年鉱山で働いているのが想像できる力強い手。タクシーや靴屋は副業というか、シーズンオフとか引退後の仕事なのかも。 -
まずは遠くのハフパト修道院へ。国境からの道を引き返します。
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山道をグイグイ曲がって山頂の修道院へ。もうすぐという所で、急に車が坂を登れなくなくなってしまいました。アクセルを踏んでも前に進めず、むしろ後ろに下がる。故障?
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すぐそこだから歩いて行って来てという運転手。いいけど大丈夫かな。坂は全く大した角度じゃないのにずるずる下がってしまうタクシー。
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進めなくなったのが修道院からほんの100m程の所で良かった。周囲は長閑な住宅街で、辻にご近所さんや子供達が集まってお喋りしたりしていました。
修道院の手前には何やら新しくて立派な建物が。学校? -
修道院の前には土産物屋がありました。アルメニアに入って初めて観光地らしいものを見た。
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イチオシ
アルメニアは、301年に世界で初めてキリスト教を国教とした国として有名です。ハフパト修道院が建てられたのは970年代だそう。
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歴史が古い上に異教徒に弾圧された期間が長いので、アルメニア教会は建築様式などの面で独自の進化を遂げたらしい。
ここが主祭壇だと思うんだけど、通路以外の光源が無く暗い。床に墓石が敷き詰められています。 -
静かに雨が降っていて風情がある。
見学者は全くいませんが、間もなく車を停めてきたドライバーさんが来ました。 -
イチオシ
高台にあるので眺めが凄い。崖の上というか台地に町が乗っかってる!見たことのない景色に驚愕。
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小窓がある祭壇。
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イチオシ
人気が無くて遺跡みたい。現役の修道院なのかな?
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無造作に置かれているハチュカル。アルメニア中に沢山あるハチュカルの中でも、11~13世紀に彫られたハフパトのハチュカルは特に有名らしい。
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敷地内には幾つかの建物があります。最初に見たのは一番古い聖ニシャン聖堂、ドームがあるこの建物は聖グレゴリウス教会かな。
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鐘楼。
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修道院を出る頃には一時的に大粒の雨に。ドライバーのおじさんはフードを取ったら髪が真っ白で、思ったより年配だったので雨に濡れてちょっと心配。
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アラヴェルディがあるのは、アルメニア北部のロリ地方。読めないけどこんなに沢山の教会や修道院(跡?)があるようです。
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雨の中を車に向かって歩いていると、遠くから子供の声が聞こえたので右を見たら、かなり離れた所にある民家の窓に女の子の姿がありました。前に向き直ると、再び「ハーーローーーー!!!」と叫ぶ女の子。あっ私に言ってたのか!(笑)さっき辻にいた子供の1人のようだ。
手を振ったら「キャー!!」と熱狂して手を振り返してくれました。嬉しい。 -
どす黒い雨雲。こんなでも車に乗り込む前に止みました。
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下りはスムーズに走りましたが、平地に出たらまた車が進まなくなりました。平地なのに油断すると車がバックする、どういう原理??修道院を出発する時に「一旦町に戻って車を交換するか、修理する」と言ってたけど、その町まで行けない。そして今にして思うと、言葉が通じないのにこの内容が理解できたのが凄い。
停まった所に偶々野良犬がいて、車が下がってもついてきてこちらをじっと見ていました。健気に尻尾を振っていて、食べ物か撫でる手を期待しているのが分かるけど、ごめんそれどころじゃない。 -
車道の真ん中で立ち往生しているので、対向車が何台か声を掛けてきました。それからおじさんが降りて、開いたドアとハンドルを掴んで車を押しだしたので驚き後ろを見たら、3人くらいの男性が一緒に押してる!慌てて私も降りようとしたら、おじさんに「いいから座ってて」と頑なに止められる。私が女性だからか、それとも客だからか。渾身の力で押してハアハア言ってるし1人だけ座ってるのが申し訳ないので、いっそ押させてくれた方が気が楽なんですけど。でも車の扱いが分からない奴に押させたら逆に危ないのかな。進みにくい時にフンッと前に体重移動して、気休め程度に手助けするくらいしか出来ない。
近くに自動車整備工場らしき建物があったけどスルー。どこまで押すのかと思ったら、間もなく前方にアラヴェルディに着く前にも寄ったガソリンスタンドが見えました。日が差してきたし。 -
修理代が無いらしく、おじさんに運賃の先払いを頼まれ快諾。700円程度で済むらしいのが凄い。「サナヒン、No?(サナヒン修道院には行けない?)」と尋ねると「行ける!」と言うおじさんですが、あんな故障がそんなにすぐに直るものだろうか。日が長いとはいえもう19時近くだし。
2時間ちょっと前に来たばかりのガソリンスタンドなので、スタッフに「また来た」と思われてる気がする。立ったまま日記を書いてマイペースに過ごしていましたが、おじさんは申し訳ないと思ったのか、ガソリンスタンドの裏を流れるデヴェド川に案内してくれました。それからも写真スポットを教えてくれたりしてさらに親切に。 -
予想外に10分も掛からず修理完了し、別車のように飛ばしてサナヒン修道院へ。
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アラヴェルディの上町、サナヒン地区の中心部。ちょっと虹が見えました。
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サナヒン地区の外れにあるサナヒン修道院。
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僧房らしき建物と畑がありますが、人気は全くありません。畑はちゃんと手入れされてるから完全に無人ではないはず。夜は帰るのかな?
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サナヒン修道院は、ハフパト修道院より10年早く建てられたそう。どちらも世界遺産です。
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10世紀にキリキア王国(現在のトルコ南東部にあったアルメニア人の国)の庇護のもと創設されたサナヒン修道院は、院内に学校も設けられて学問の発展にも寄与したそうです。
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床に墓石が敷き詰めらた構造はハフパト修道院と同じですが、こちらの方が明るい。天気のせいもあるかもしれないけど。
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イチオシ
柱にも十字架が彫られています。
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明り取りの天窓。
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ハフパト修道院よりは人がいる(1~2人)けど、こちらも静か。
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油絵?のイコン。
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1829年と彫られた墓石。
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凄く雰囲気のある修道院です。
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イチオシ
ここも遺跡みたいだけど現役なのかなあ。
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イチオシ
殆どRPGの世界なんですけど。行ったのが遅い時間だから人がいないだけかな。
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イチオシ
サナヒン修道院も複数の建物から成っています。左の建物は大図書館、往時は500人も生徒がいたらしい。
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裏手の斜面には広大な墓地がありました。ドライバーのおじさんがあちこち案内して、写真を撮るよう勧めてくれます。
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墓地にもハチュカル。
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墓地からの眺めがいい感じ。あの建物はサナヒン修道院の中核であるハリハトス聖堂かな。
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屋根瓦にびっしり数字が書かれていました。修復の跡かな。
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晴れているように見えて、依然降ったり止んだり。
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管理人が帰ったらしく門が閉まっていましたが、普通に開けて出られました。
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イチオシ
サナヒン地区から下りる途中でビュースポットに停まってくれました。
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崖の上と下に町がある凄い眺め。本当に綺麗でした。
「アラヴェルディ」は本来この川沿いの下町であって、修道院がある崖の上の集落はそれぞれ「ハフパト」とか「サナヒン」という町らしい。地図を見ると他の集落にもそれぞれ名前が付いています。 -
それから何かのモニュメントが見えるスポットに連れて行ってくれました。
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アラヴェルディに戻ってきたのは20時過ぎ。おじさんに「コーヒーを飲まないか」と誘われましたが、見た感じお店もう開いてなくない?
と思ったら、なんとご自宅に招待してくれました。えーっ大丈夫なの?場所はタクシーに乗ったポイントの近く。 -
団地のような階段が真っ暗で不安でしたが、家のドアを開けると一気に明るく、ご家族がいらっしゃったのでホッとしました。奥さん、娘さん夫婦、赤ちゃんの5人暮らしのよう。
夕食後にまったり過ごしていたらしいご家族は、突然の外国人の登場に驚いていましたが、折り畳み式のテーブルを出してコーヒーの準備をしてくれました。ひたすら恐縮。お菓子やフルーツ、コーヒー、ワイン、ビール、ジュースなどどんどん勧めてくれます。コーヒーはココアのように濃厚で美味しい。
「シノルハカルチュン」「フクースナ(美味しい)」を連発してニコニコすることしか出来ない外国人に対して、皆さんとても親切。最初は申し訳なく気まずかったですが、お酒の力で次第にリラックス出来ました。
人様のお宅なので遠慮してカメラを封印していたら、それまでの撮りっぷりとの差をおじさんに笑われ、「撮って撮って!」と勧められました。それでも遠慮してしまいましたが、娘さん夫婦も私を入れた記念写真を撮ってくれたので、私ももっと撮らせて貰えば良かったと後悔しました。 -
娘さんはとっても若い!赤ちゃんは外国人を初めて見たのか、かなり長いことびっくり顔でした。手を握ってくれてとても可愛い。抱っこするとたまに泣かせちゃう。
旦那さんはスマホで日本語の音声読み上げ翻訳アプリを使ってコミュニケーションを図ってくれました。住んでいる所、名前、年齢などを訊いてくれましたが、年は言えなかった。私も年がすんなり言えない年頃になってしまったか。 -
お母さんは、戸棚の引き出しから日本に関するものを色々出してきてくれました。70年代に、日本と東南アジア5か国を回る船旅に参加したことがあるらしい。日本では東京、長崎、日光鬼怒川に行ったそうで、日本語のパンフレットなどを色々見せてくれました。凄い!物持ちがいい!
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ラジオやカメラ、車といった家電製品のパンフレットも。物凄く時代を感じる内容に興奮。「これからは女性も車を運転する時代」みたいな。メーカーが欲しがるくらいの貴重さなんじゃないでしょうか。
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21時を過ぎて「そろそろ」と辞去しようとすると、明日の朝もコーヒーを飲みに来ないかと誘ってくれました。本当に嬉しくて有難いけど、明日は朝からエレバンへ向かうんです…。
娘さんとお母さんが上着を着て赤ちゃんには帽子も被せ、坂の上のホテルまで送ってくれました。娘さんが手を繋いでくれたりお母さんが腕を組んでくれたり、とても温かくて嬉しい。ホテルのドアを開けて私を中に入れ、ドアを閉めて見送ってくれました。
ひたすらニコニコすることしか出来ない外国人にどうしてこんなに親切にしてくれるんだろう。アラヴェルディは外国人が全然いなくて注目されるけど、目が合うと微笑み返してくれてアウェイ感がありませんでした。
旅程計画中に立ち寄るかずっと迷っていたけど、アラヴェルディに来てよかった。バスステーションに結局行き損ねたし、街歩きや買い物が全く出来なかったけど満足です。よく考えたら、今日は人に貰ったものしか食べてないな。
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