2019/04/08 - 2019/04/10
88位(同エリア305件中)
4traさん
JR北海道在来線で乗ってないのは釧網本線だけになりました。今回の旅行記でソコを通ります。釧網本線は海や山そして湿原に鳥など豊富な自然に加えて鉄道の歴史も刻まれた、ラストを飾るにふさわしい素晴らしいローカル線でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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根室本線の起点である滝川駅です。1981年に石勝線が開通して以降は滝川側はまるで末端区間のようになってしまいましたが、さらに被災して分断され今は根室本線終点まで列車で行けなくなっています。
駅は新しく綺麗だったのですが、駅周辺を歩き回ると私の想像以上に寂れた感じでした。滝川駅 駅
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奥白滝、上白滝、白滝、旧白滝、下白滝と白滝駅シリーズ5連続で有名だったのですが、4駅が廃止され今はこちらの白滝駅が残るのみです。
石北本線は特急使わずに旭川と網走を移動できる列車は1日上下1本だけで、去年夏も旭川から網走まで1日で行けるのは特急以外はその1本のみでした。そのせいか満員電車並みに混んでたので、今回の旅では乗りたくなかった区間ですが、今年の春のダイヤ改正でなんと1日2本に倍増していました。
そのせいか、今回の旅では、峠越えの区間で外は吹雪いてましたが、車内は空いてて快適でした。白滝駅 駅
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上川から遠軽の間は75.9キロありますが、その間にはたった3駅しかありません。そのうちの一つがこちらの丸瀬布駅です。2000年に改築された駅舎だそうです。
駅に掲げられた看板から、観光するなら、SLと昆虫館がお勧めのようです。丸瀬布駅 駅
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1989年に名寄本線が廃止されたので分岐する線はなくなったのですが、石北本線を直通する列車も全てこの遠軽駅で進行方向が変わります。
なんでこんな所でスイッチバックなんだと思ったら、元々のちの北見駅からのちの湧別駅を目指す路線が大正時代に開通したのが遠軽駅を通る最初の鉄道だったという歴史があるからでした。
その後、途中駅の遠軽駅から西へ線路が延びる事になり昭和2年に丸瀬布駅まで開通しました。
のちの北見からのちの湧別まで走っていた路線は途中の遠軽駅から北は最終的に名寄本線と名前が変わり、
遠軽からのちの北見は、遠軽から西の路線と合わせて石北本線と呼ばれるようになったのでした。
そして現在、湧別駅のあった路線とか廃止され、奇妙に見えるスイッチバックの遠軽駅が残ったのでした。遠軽駅 駅
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大正3年に留辺蘂からこの駅まで開通。大正4年にこの駅から遠軽を通ってのちの開盛駅まで延伸開業。1946年に安国駅へ駅名変更。
1989年に駅舎改築。木のおもちゃ王国と駅舎に看板があり、その名の通り木のおもちゃが飾られていました。安国駅 駅
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大正元年、のちの北見駅から留辺蘂駅まで開通。1960年この駅に接続していた温根湯森林鉄道が廃止。特急も含めすべての列車が停まる駅で、この時もすれ違い列車がありました。
留辺蘂駅 駅
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相内駅です。読み方は「あいのない」駅で、今の私にピッタリです・・・
相内駅 駅
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始発に乗るために早朝宿を出て歩いて網走駅へ行ったのですが、時折雪の舞う物凄く寒い朝で泣きそうでしたので、待合室の暖房に救われました。
網走駅は、昭和7年12月1日や、大正13年11月15日や、大正元年10月5日とか調べる本とかによって開業日が違ってたのですが、駅の待合室にハッキリと掲げられていました。
調べると大正元年は初代網走駅が出来た年だが、昭和7年に新しく別の現在ある場所に網走駅が移って、初代網走駅は名前が変わり浜網走駅という貨物駅になって残りましたが、その元の初代網走駅である浜網走駅は1984年に廃駅になったそうです。
大正13年は網走駅から北浜駅に延伸開業した日だそうです。
JR北の大正元年説は名前を重視、昭和7年説は実態を重視した開業日という事かな。
かつて、この駅の0番ホームから出ていた湧網線は1987年に廃止されました。網走駅 駅
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特急も走る石北本線は網走駅まで地上線だったのですが、最果てのローカル線のイメージしかなかった釧網本線が網走駅を出て高架線になったので驚きました。でも高架はすぐ終わり(1967年に最初は仮乗降場として開業した)隣駅の桂台駅はもうすでに地上駅でした。
桂台駅 駅
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大正時代の1924年に開業した鱒浦駅です。この地で鮭鱒漁業が行われていた事にちなむ駅名だそうです。2015年に新駅舎になりました。オホーツク海沿いを走る唯一の路線が釧網本線ですが、駅舎の向こうに写っているのがそのオホーツク海です。
鱒浦駅 駅
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北浜駅に停車中です。オホーツク海に最も近い駅と言われるのに納得です。厳冬期にはこの海が流氷で埋め尽くされるのでしょう。
この駅から先は、左手にオホーツク海で右手には濤沸湖が見えてきます。北浜駅 駅
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浜小清水駅です。小清水の市街は8キロほど内陸にあります。そういう事もあり、この駅から伸びる小清水軌道といわれるのが作られたが、1952年に廃止されました。
浜小清水駅 駅
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知床斜里駅からオホーツク海と別れて、山間部へ入って行きます。多くの学生の乗降がありました。この駅と標津駅を結ぶ計画だった根北線は途中の越川駅までしか開通せず、日本一の赤字線とも言われ1970年に廃線になりました。一度も列車が走る事がなかったコンクリート製の越川橋梁はその後、登録有形文化財に指定されました。
知床斜里駅 駅
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中斜里駅です。昭和4年に駅が開業した事をきっかけに小市街が出来たそうです。この駅でも学生が一人乗り込んできました。
中斜里駅 駅
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南斜里駅に停車中です。駅周辺は写真の通りで、普通電車も通過するのがあり、下り4本上りは2本しか停車しません。駅の利用者は1人以下だそうです。
南斜里駅 駅
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清里町駅です。上斜里から駅名変更したそうです。前の駅名で斜里4連続の方が良かったと思うのは、鉄だからでしょうか。
清里町駅 駅
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昭和4年に札鶴駅として開設され、昭和31年に改称された札弦駅です。開業当時はコノ駅が終着駅で網走本線という線名だったそうです。
札弦駅 駅
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上札鶴駅から改称された緑駅です。この駅から伸びていた上札鶴森林鉄道は1955年に廃止されました。駅名にちなんでか、駅舎には木が描かれていました。
隣駅の札弦とか、変更前の駅名の上札鶴なら、たとえ知らない人でも、駅名聞いて「なんとなく北海道の駅かな」と思う人もいると思うのですが、緑駅だと九州でも東京都でも日本全国どこにあってもおかしくない名前で個性がないです。
でも地元の人は、もしかしたらその北海道らしい名称は田舎くさく感じて、どこでもありそうな平凡な駅名に憧れたのかもしれませんね。
この駅から先は峠で25‰の坂を登りそして下ります。緑駅 駅
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車掌者を転用した駅舎だった南弟子屈駅です。隣の弟子屈駅は摩周駅に改称されました。摩周駅からの区間は、廃止され国が買い取った釧路鉄道(標茶駅まで走ってた)の路盤を転用したところが多いそうです。
駅の利用者は1人以下だそうです。南弟子屈駅 駅
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直角に交わる謎の線路跡が残る標茶駅です。1989年に廃止された標津線の跡ではないでしょう。1936年に廃止された殖民軌道標茶線か、1942年に廃止されたというチャンベツ線の跡の気がします。
この地には他にも、標茶町営簡易軌道が上御卒別 までと沼幌支線合わせて30.6キロもの距離を、小さな気動車や機関車が走っていたというが1971年に全廃されました。
今は釧網本線のみが走る駅ですが、道東の鉄道発祥の地で、鉄道の町だったという標茶駅の歴史が、
調べても解らなかった、この謎の直角交差する線路跡に凝縮されているのかもしれません。標茶駅 駅
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茅沼駅です。隣の五十石駅は2017年に廃止されました。駅舎にも「タンチョウの来る駅」と掲げられていますが、私自身は冬に渡ってくる鳥だと思いこんでたので、まさか4月にも見れるとは想像もしてなかったので、とてもテンションが上がりました。写真では1羽が写っているだけですが、別の方向にも4羽程固まっていました。
後で調べると、日本では絶滅したと思われていたが1924年に釧路湿原で再発見。冬になると大陸から飛んできて釧路湿原などで越冬するが、周年生息(留鳥)して日本で繁殖もしているようで、保護のおかげもあり近年は増えているそうです。茅沼駅 駅
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塘路駅です。釧路湿原の東側にある駅ですが、ココから西へ簡易軌道久著呂線が釧路湿原を突きって伸びていたそうです。流石に軟弱地盤で1965年に廃止されるまで文字通りの馬力だったそうですが、湿原を通って29.6キロも線路があったのは凄いです。
逆にこの駅から東へも簡易軌道阿歴内線が延びていたそうでこちらは12.2キロで1961年に廃止されたそうです。
東西南北に線路が敷かれていた交通の要所だったようで、駅裏には木炭などを保管する倉庫も昔は建っていたそうです。塘路駅 駅
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遠矢駅です。過去に釧路から隣の釧路湿原駅まで列車に乗って来て観光した事があります。湿原駅は当時は臨時駅でしたが、今は普通駅です。でも普通駅なのに5月まで停車しないそうで、私の乗った普通電車も通過して遠矢駅に着きました。
これにて取り敢えずJR北海道の在来線乗り潰しという今回の旅の目的は果たしましたが、ご存知の通り東鹿越から上落合信号所の間が不通です。
この残り僅か16.4キロを乗れる日が来ることを願っています…遠矢駅 駅
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