2016/02/20 - 2016/02/25
13位(同エリア1176件中)
ローマ人さん
今回の旅行記は、ワイナピチュの登山、クスコ市内観光を経てリマに移動するまでの出来事を記します。
少し昔の話になりますが、2016年4月に定年退職を迎えることになり、記念に、貯まっている有給休暇を取って夫婦でペルーのマチュピチュに行こうかと考えましたが、妻は飛行機に乗るのが嫌だとのことで、一人旅をすることになりました。
折角の機会なのでマチュピチュだけでなくチリのイースター島などの世界遺産をまとめて巡る地球一周の旅をすることにして、航空券は南米便の利用に便利なワンワールド世界一周航空券を利用することにしました。当初はエコノミークラス(価格は45万円くらい)を考えていましたが、ビジネスクラスが込々で82万円くらいだったので、奮発してビジネスクラスにしました。
日程は、妻の誕生日を祝った後に出発して、妻の応援に行く名古屋ウイメンズマラソン開催日前の期間に設定したので27日間の急ぎ旅になりました。
この旅で、タイ(バンコク・アユタヤ)→イタリア(ローマ・フィレンツエ・ピサ)→スペイン(バルセロナ)→ペルー(リマ・ナスカ・クスコ・マチュピチュ)→チリ(イースター島)→メキシコ(カンクン・チェチェンイツア遺跡)→アメリカ(ラスベガス・グランドキャニオン・アンテロープキャニオン・ホースシューベント)を巡ります。
航空券の手配は次の通りです。
2016/02/10 NRT18:05発 JL707便 ビジネス
2016/02/10 BKK23:20着
2016/02/13 BKK20:45発 QR833便 ビジネス
2016/02/13 DOH23:55着
2016/02/14 DOH01:20発 QR115便 ビジネス
2016/02/14 FCO05:40着
2016/02/17 FCO12:00発 IB3231便 ビジネス
2016/02/17 MAD14:35着
2016/02/17 MAD16:10発 IB2734便 ビジネス
2016/02/17 BCN17:30着
2016/02/19 BCN19:10発 LA8038便 ビジネス
2016/02/19 MAD20:30着
2016/02/20 MAD0:35発 LA2707便 ビジネス
2016/02/20 LIM6:55着
2016/02/22 LIM9:45発 LA2068便 エコノミー(別手配)往復で45,000円くらい
2016/02/22 CUZ11:05着
2016/02/25 CUZ19:45発 LA2068便 エコノミー(別手配)
2016/02/25 LIM21:10着
2016/02/26 LIM0:10発 LA2637便 ビジネス
2016/02/26 SCL5:40着
2016/02/26 SCL10:30発 LAN841便 ビジネス
2016/02/26 IPC14:05着
2016/02/28 IPC15:35発 LA842便 エコノミー(現地でもチャンセル待ちをしましたが満席でダメでした)
2016/02/28 SCL22:20着
2016/02/29 SCL5:20発 LA2636便 ビジネス
2016/02/29 LIM7:05着
2016/02/29 LIM8:45発 LA2598便 エコノミー(ビジネスの設定なし)
2016/02/29 CUN14:20着
2016/03/03 CUN12:40発 AA1343便 ファースト(ビジネス)
2016/03/03 DFW14:49着
2016/03/03 DFW17:05発 AA71便 ファースト(ビジネス)
2016/03/03 LAS18:07着
2016/03/06 LAS7:15発 AA145便 ファースト(ビジネス)
2016/03/06 LAX8:28着
2016/03/06 LAX12:02発 JL61便 ビジネス
2016/03/07 NRT16:50着
ホテルは
バンコク フォーポインツ・バイ・シェラトン・スクンビット3泊 42,000円くらい
ローマ アウグスタ・ルッチラ・パレス3泊 33,000円くらい
バルセロナ シラス・リボリ・ランブラ2泊 28,000円くらい
ペルー ミラフローレス・コロン2泊
マチュピチュ エル・マピ2泊
クスコ ノボテル・クスコ1泊
イースター島 アウカラベッド&ブレックファースト(自己でネット手配 160USドル:18,000円くらい)2泊
カンクン グラン・カリブ・リアル(オールインクルーシブホテル)3泊 83,000円くらい
ラスベガス トレジャー・アイランド3泊 59,000円くらい
ホテルは基本的にはJTBで手配しました。
ペルーは治安に不安があったので、送迎とガイドをつけて現地ツアーとホテルを含めて全て別途に手配しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 観光バス タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2月24日(水)、今日はワイナピチュに登ります。
入山時間が7:00から8:00の間に指定されているので、5:00に起床して5:30に朝食をとりました。
このホテルの朝食は種類も豊富でおいしいです。 -
フルーツにサボテンの実がありました。
珍しいので食べてみましたが、ジューシィでしたが味はありませんでした。 -
6:30にシャトルバスに乗ってマチュピチュ遺跡に向かいます。
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7:00にはマチュピユ遺跡に到着。
ワイナピチュに登山するにはマチュピチュ遺跡を経由していかなければなりません。チケットはマチュピチュ遺跡とワイナピチュに登山できるものです。
今日もガイドをお願いしていたのですが、ワイナピチュは危険度が高いため、ガイドはつけられないとのことでした。
従って、今日は1人で観光します。 -
今日は入口から進んだら、昨日とは逆に「貯蔵庫」の脇を下り、「貯蔵庫」下の道を通り、遺跡をショートカットしてワイナピチュ入口に直行します。
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早朝のマチュピチュ遺跡は少し靄がかかって、荘厳な感じがします。
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リャマが自由に走り回っていました。
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ワイナピチュ入口の手前にある「聖なる石」です。
今日は天気がいいので、昨日は見えなかったヤナンティン山が正面に見えています。 -
この石はヤナンティン山を模したとも言われているそうです。
確かに形が似ていますね。 -
ワイラナにもリャマがいました。
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「聖なる石」の裏の道を下っていきます。
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15分くらいかかってワイナピチュの入口に到着しました。
早朝にもかかわらず、結構な数の観光客がいます。
ワイナピチュには7:00~8:00に200人、10:00~11:00に200人、合計400人の入場制限が設けられていました。 -
この小屋で名前、年齢、国籍、入山時間を記帳しなければなりません。
遭難防止のようです。それだけ険しい山ということでしょうか -
記帳するノートです。
72番目で7:34に入山します。
写真は下山後に撮ったものです。 -
入口を過ぎてからは、しばらく下っていきます。
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下りきったところが谷になっていて、そこからワイナピチュに上っていきます。
結構な急坂です。 -
足元が険しく、ワイヤーを伝って登るところもあります。
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上を眺めると険しく切り立っています。
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遥か下にはウルバンバ川の流れが見えます。
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上の方にアンデネスの石垣が見えてきました。
こんな高いところにも畑を作っていたんですね。インカ恐るべし。 -
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更に、急な石段を登っていきます。
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下を見ると、続いて登ってくる人が見えています。
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ワイナピチュ中腹のアンデネスに到着しました。
石垣がしっかり組み上げてあります。流石にインカですね。 -
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アンデネスでひと休みします。
ここからの眺めも素晴らしく、多くの人が写真を撮っていました。 -
アンデネスから下を見ると・・・。絶景?怖い?
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マチュピチュ遺跡にはまだ靄がかかっています。
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マチュピチュ村とマチュピチュ遺跡を繋ぐ、ハイラム・ビンガム・ロードが見えます。
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下の石造りのテラスに人がいます。かつての見張り台でしょうか。
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その先にはウルバンバ川が見えています。
転げ落ちたら、確実に川まで行っちゃいますね。 -
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更に上の方にもアンデネスが広がっています。
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もう少しで山頂です。
更に登っていきます。 -
山頂が見えました。
山頂には大きな石が積み重なっていて、石が積み重なってできたトンネル状の狭い隙間を抜けると頂上に到達します。 -
登り始めてから約1時間ちょっとで山頂に到着。
背景には靄のかかったマチュピチュ遺跡が見えています。 -
頂上で、ナスカの地上絵観光ツアーで一緒だった日本人の大学生と再会しました。
奇遇です。 -
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山頂では、沢山の人が絶景を楽しんだり、石に乗って記念撮影したりしています。
国際色豊かです。 -
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マチュピチュ遺跡の反対側を覗くと絶壁になっていました。
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まだ靄がかかっています。
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下を覗くと、谷は更に深くなっています。
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ワイナピチュ頂上からのマチュピチュ遺跡の眺めです。
日本からはるばるやってきて、この素晴らしい景色が見られて感激です。 -
ワイナピチュの標高は2,700メートルくらいなので、マチュピチュ遺跡のとの高低差は300メートルあります。
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靄が少し取れてマチュピチュ遺跡の全体像が細部まではっきりと見えます。
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絶景を堪能し下山します。
下山方向の指示に従い、石段を少し下ると・・・。 -
少し広くなったところがあり、眼下にウルバンバ川が見えます。
石垣に座ってみました。
ウルバンバ川まで下に遮るものはありません。 -
この高低差はすごいですね。
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途中、標識が設置してありました。三角点みたいなもの?
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ワイナピチュは標高2667.58メートルのようです。
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下山途中からのマチュピチュ遺跡の眺めです。
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下山途中に石積みの建物がありました。
現在は石積みしか残っていませんが、かつては2階建てで食料を保管する貯蔵庫に使われていたそうです。
ウルバンバ川が下流のブラジル側に流れています。 -
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ハイラム・ビンガム・ロードがはっきりと見えます。
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写真左側がウルバンバ川の上流で、ワイナピチュの後ろを迂回した川は右側の下流に向かって流れ、最後はアマゾン川に流れ込みます。
アンデス山脈が分水嶺になっているんですね。 -
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最後に靄がかかったマチュピチュ山を眺めます。
マチュピチュ山の標高は3,000メートルを超えているので、ワイナピチュよりも更に約300メートル高いことになります。 -
10:40に無事に下山しました。
頂上での滞在も含めて往復で3時間ほどの登山の旅でした。
入場制限がある11:00が近くなり、これから登山する人も多くいました。
ワイナピチュは、転落防止の手すりなどはないものの登山道がしっかり整備されていて、前評判とは違ってそんなに危険な山だとは感じませんでした。
今日は天気が良かったからかもしれませんが、雨天だと石段が滑りやすくなり危険度は高まるのかもしれません。
私くらいの年齢でも、体力的に無理ということはありませんでしたので、これからマチュピチュ遺跡を訪問される予定の方で、日程的に余裕がとれる方には、是非登山して絶景をご覧になることをお薦めします。 -
スタートが早かったのと、今日は昨日と違って天気が良いので、帰り道にマチュピチュ遺跡をもう少し観光してから帰ろうと思います。
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「メイン広場」を通っていきます。
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「3つの窓の神殿」を後ろから見たところです。
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インティワタナを見上げます。
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「皇帝の部屋」がある区画が見えてきました。
向こうにはアンデネスと、その一段高いところに「見張り小屋」が見えます。
後方にはマチュピチュ山が聳えています。 -
振り返って見るワイナピチュ。
あの山の頂上に登ったのかと思うと感慨深いです。 -
「皇帝の部屋」を周ってから上に登っていきます。
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「3つの窓の神殿」です。
太陽が昇ってくる東向きに建っていて、3つの窓は夏至の日の出の位置を完璧に示しているそうです。 -
「主神殿」です。
天地創造の神、ヴィラコチャを祀っています。三方に建つ石積みの壁で出来た神殿です。 -
地震の影響で少し壊れているようです。
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かなり大きい石だということが分かります。
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「神官の館」の石壁越しに、マチュピチュ山がきれいに見えます。
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遺跡の西側の「石切り場」です。
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「エコーの部屋」です。
四角いくぼみに顔を入れて声を出すと共鳴します。 -
右側は「メイン広場」です。
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「インティワタナ」に向かって登っていきます。
写真は振り返ってみた景色です。かなり上ってきました。 -
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ワイナピチュが見えます。
ここからは「メイン広場」と「ワイナラ」とを一緒に見ることが出来、最高の眺めだと思います。 -
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「インティワタナ」です。
マチュピチュ遺跡の一番高い場所にあります。
「太陽を繋ぎとめる石」という意味もっていて、日時計として使われていたとか様々な説がありますが、本当の使用方法は分かっていないそうです。 -
ワイナピチュ方向に下っていきます。
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下まで降りてきました。
この辺りは「農業試験場」と呼ばれている平坦な場所です。
かつては、マチュピチュのような高地でも収穫できる農作物の品種改良が行われていたのだそうです。 -
振り返ると、「メイン広場」の広さが分かります。
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ワイナピチュ入口の手前でUターンします。
この辺りには大きな石がゴロゴロしていて、建築途中に放棄された未完成の神殿といわれているそうです。 -
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「コンドルの神殿」を通っていきます。
巨大な自然石を利用して、コンドルが羽ばたくように造られた神殿です。
今にも飛び立ちそうな躍動感があり、何度見てもいいものです。 -
アンデネスの道を通って出口に向かいます。
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ワイナピチュも見納めです。
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「貯蔵庫」の下まで来ました。
ここから階段を少し登れば出口です。 -
2日間マチュピチュ遺跡とワイナピチュ登山を堪能し、遺跡を後にしました。
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ホテルに戻ってチェックアウトして、昼食を取りに行きます。
アルマス広場を通って、旧マチュピチュ駅のプラットフォームにあるレストランに行きます。 -
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ペルーレイルの列車が行き来しているのを間近で見ることが出来ます。
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たくさんのレストランが営業しています。
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こちらはマチュピチュ駅方面です。
アグアス・カリエンテス川に兼用の鉄橋が架かっています。 -
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このレストラン、La Retama del Cheで昼食をとります。
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店先は直ぐ線路です。
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クスケーニャをいただきます。
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テラス席でいただきます。
お昼時ですが、観光客はマチュピチュ遺跡観光に行っていて、食事をする人は少ないようです。 -
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目の前をペルーレイルが通っていきます。列車が見える絶好の場所です。
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アホのソパ(ニンニクスープ)です。
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3度目のロモ・サルタドです。
大きな牛肉が入っています。これは、どこで食べてもおいしいです。 -
テーブルの下に犬がやってきて昼寝をしています。
土地柄か、犬ものんびりしているようです。
クスケーニャ10ソル(320円くらい)、ソパ20ソル(630円くらい)、ロモ・サルタド38ソル(1,200円くらい)、グラスワイン15ソル(470円くらい)合計83ソル(2,620円くらい)でした。 -
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昼食を終えてから、ホテルで荷物を受け取りマチュピチュ駅に着きました。
待合室では、管楽器のサンポーニャで民族音楽を演奏していました。心が癒される音色です。
こんなに長いサンポーニャもあるんですね。 -
15:20発パチャール駅行きペルーレイルのビスタドーム号に乗車します。
席はA-40です。
14:50には駅で改札しなければいけないようです。
チケットは現地の旅行会社に手配してもらいましたが70米ドル(8,000円くらい)のようです。 -
4人掛けの固定シートです。
座席は革張りで座り心地がとても良いです。
新しい車両のようで、車内はとても清潔で、テーブルには可愛い模様のテーブルクロスが敷かれています。 -
定時に発車しました。
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ビスタドーム号には、景色が楽しめるように天井にも窓が設けれれています。
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飲み物と軽食がサービスされます。
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窓からは外の景色がよく見えます。
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車内では車掌さんがマスクをかぶって民族舞踊カパック・コーヤを踊っています。
その他に、写真はありませんが、男女の車掌さんがアルパカの毛で作られた民族調の服を着て、モデルのように車内を往復します。
まるでファッションショーのようでしたが、その後で着ていた服やストールを車内販売していました。割と高価だったような・・・。
この演出や車内販売は往路ではやっていませんでしたので、復路のみなのかもしれません。 -
オリャンタイタンボ駅を通過。
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すぐ横をウルバンバ川が流れています。
この辺りは川幅が比較的広く流れは荒くありません。 -
前方の絶壁にカプセル様のものが3つ見えてきました。
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17:30パチャール駅に到着しました。
ここでガイドさんと合流し、専用車で1時間くらいかけてクスコのホテルに向かいます。 -
ガイドさんによれば、絶壁のカプセル様のものはロッククライミングをする人向けのホテルだそうです。
そこまでしてロッククライミングをする人がいるんですね。 -
途中、クスコ市内に入ったところで、乗った車のタイヤが道路の窪みにはまって動けなくなるアクシデントがあり、結局2時間くらいかかってホテルに到着しました。
車が動けないでいると、近所の人たちが総出で人力で車を持ち上げて走れるようにしてくれました。
クスコの人たちはとても親切です。
夕食をとりにアルマス広場に向かいます。雨に濡れたカテドラルのライトアップがきれいです。 -
ガイドブックに載っていた、アルマス広場から近い場所にあるプカラで食事します。
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ランプシェードのインカの聖獣プーマをモチーフにした絵が可愛い!
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日本人のオーナーシェフが経営している店だそうで、メニューに写真が載せてあるので注文に困りません。
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前菜の盛り合わせです。結構な量があります。
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アヒ・デ・ガジーナです。
鶏肉を少し辛味の効いたクリームソースで煮込んだペルー伝統の料理です。辛味と鶏肉の甘みがマッチしてとてもおいしかったです。
ペルー料理は日本人の口に合うと思います。
雨のせいか、私の他にはお客が2組。そのうち1人の日本人の男性がクイ(テンジクネズミの仲間)のグリルを食べていました。アンデスのご馳走だそうですが、結構な大きさで丸焼きで出てきますので、私はとても手が出せません。 -
ペルーの有名な料理人が経営しているというチチャです。ここにでも食事してみたかった。心残りです。
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クスコで宿泊した、ホテル・ノボテル・クスコです。
アルマス広場から歩いて5分くらいの場所にあってとても便利です。建物は16世紀の建物を改装したもので、コロニアル風に天井から光が差し込む石畳の中庭とそれを囲む回廊がある落ち着いた趣のあるホテルです。
部屋は清潔で部屋・ベッド共に広々としていて居心地が良かったです。1泊しかできなかったのが残念なくらいです。 -
2月25日(木)、ゆっくり起床。
今日は午前中を中心にクスコ市内を観光してから、イースター島に向かうためにリマに戻ります。
ホテルの朝食です。種類も多くおいしくいただきました。 -
今日は雨が降っていますが、市内観光に向かいます。
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アルマス広場の少し手前に噴水がある公園がありました。これはプーマでしょうか?
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アルマス広場に到着。
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カテドラルです。
インカ時代のビラコチャ神殿を取り壊して建てられ、1550年の着工から完成までに約100年かかったそうです。
内部には300トンの銀を使った豪華な祭壇があり、壁に飾られた宗教画の「最後の晩餐」にはクスコの伝統料理のクイを囲んだキリストや聖人たちが描かれています。
入場料は25ソル(790円くらい)です。 -
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カテドラルのはす向かいにラ・コンパーニア・デ・へスス教会があります。
正面の2つの塔には鐘楼があり、後ろのカラフルなタイルで飾られたドーム状の屋根は礼拝堂となっています。 -
広場の周囲の建物には回廊が設けられていて、レストランやお土産屋が点在しています。
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10:00に出発する市内観光バスがあったので、市内をぐるっと巡ってみることにしました。
料金は20ソル(630円くらい)です。 -
この観光ツアーでは、市内を巡りながら、クスコ市街をパノラマ展望できる「キリストの丘」に登り、インカ時代の要塞跡のサクサイワマン遺跡を車窓観光して戻ってきます。
しかし10:00になっても一向に発車する気配がありません。乗客が5名しかいないので、乗客が増えるのを待ってから出発するようです。
30分経過しても出発しないので、時間がないので早く出発するように文句を言いました。 -
やっと出発しました。
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一旦は坂道を南東に下っていき、「Paccha Cusco」の噴水がある交差点を曲がって上に登っていきます。
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眼下にクスコ市街が見渡せるようになってきました。ほぼすべての屋根がレンガの茶色一色になっていて印象的です。
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「キリストの丘」に着きました。雨はいつの間にか上がっていました。
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記念に買った羊毛100%のチューヨ(ペルーの帽子)をかぶってみました。
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ここからのパノラマビューは最高です。
クスコの街が、周囲を高い山に囲まれた盆地に造られていることが良くわかります。それでもクスコの標高は約3,400メートルあります。 -
駐車場のツアーバスの向こうにサクサイワマン遺跡らしきものが見えます。
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この広場では、インカの祭り「インティライミ(太陽の祭り)」が行われるそうです。
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更にバス移動すると。
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サクサイワマン遺跡の標識がありました。
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途中でお店に寄りました。地元の野菜や焼き物などを販売していました。
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サクサイワマン遺跡です。
車窓のみの観光です。 -
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大きな石を3層に組み上げた遺跡は、波を描くように360メートルにわたって続いています。
1日3万人を動員して完成までに80年かかったという説もあるようですが、迫力ある現物を見るとそれも納得してしまいます。 -
サクサイワマン遺跡から坂を下るときにも市街地がきれいに見えました。
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ツアーのスタート地点に戻ってきました。
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これから「12角の石」を見に行きます。
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これがハトゥン・ルミヨック通りの中ほど、宗教美術博物館の外壁に埋め込まれている「12角の石」です。
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かなり大きな石で、周囲の石との隙間を埋めるために入り組んだ形になったようです。石と石の間にはほとんど隙間がありません。インカ時代の加工技術が高度であったことが窺えます。
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通りを更に前に進み、宗教美術博物館を回り込んで、インカ・ロカ通りに入ってきました。
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「蛇の石」です。
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「蛇の石」の直ぐ側には・・・。
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「ピューマの石」がありました。
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新旧の石組みが一望できる場所がありました。
インカ時代の石組みは、石が大きく隙間が全くありません。その上の小さな石の石組みはスペイン統治時代に積まれた石組みだそうです。 -
こんな石もありました。10角の石?
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インカ・ロカ通りを出て、右に曲がり宗教美術博物館の入口に向かって歩くと、直ぐ右側に扉を囲む石組みがあります。
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扉の向かって右側の石組みに14角の石が組み込まれています。周囲の石との隙間は見事と言うほどにありません。
実は、最初に「12角の石」の場所を探していた時に、親切な若者がいて「14角の石」までずっと付いて案内してくれました。でも最後に自分が描いた高額な絵を買ってほしいと薦めてきました。
私はお断りしましたが、日本に限らず、この手の人には十分注意した方が良いと改めて思いました。 -
昼食をとりにアルマス広場に戻ってきました。
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広場中央の噴水です。
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噴水の上には、金色に輝くインカ皇帝のパチャクティの像が飾られています。
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ラ・メルセー教会&修道院です。
黄金の守護神像があるそうです。 -
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ガイドさんから教えていただいていた食堂で昼食をとります。
クスケーニャビール(6ソル)、ポヨ・ブロスター(フライドチキン)8分の1(11ソル)、合計17ソル(540円くらい)です。
8分の1でこのボリュームですから、ペルーの鶏はとても大きいのでしょうね。
鶏料理は、先日食べた炭焼きもそうですがとてもおいしいです。 -
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ラ・コンパーニア・デ・ヘスス教会です。
精密な彫刻と宗教画が組み合わされた祭壇は存在感があります。
入場料は10ソル(320円くらい)です。 -
教会の脇の通りに進むと・・・。
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ロレト通りです。
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サンタ・カタリーナ修道院とラ・コンパーニア・デ・ヘスス教会に挟まれて延びるこの通りは、石畳の狭い路地で両側には200メートルにわたって見事な石組みの壁が続いています。
インカ時代の雰囲気を最も残す通りの一つといわれているそうです。
気を付けていないと見落としてしまうような場所にあました。インカ時代の思いにふけることが出来ました。 -
ロレト通りをずっと下っていくと、サント・ドミンゴ教会に至ります。
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別名、コリカンチャ(「コリ」は黄金、「カンチャ」は場所の意)と呼ばれるこの教会は、インカ時代には「太陽の神殿」として黄金色に光り輝いていたのだそうです。
16世紀にインカを帝国を滅亡させたスペイン人が神殿を破壊して教会を建設し、神殿の財宝や黄金はスペイン本国に持ち帰ってしまったそうです。
入場料は10ソル(320円くらい)です。 -
この教会の土台は、インカ時代の石組みがそのまま残っていて、見学することが出来ます。
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隙間なく整った石組みが見事です。
地震で教会の建物が倒壊した際も、土台はびくともしなかったそうです。 -
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コロニアル風にパティオの周囲を回廊が巡っています。
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教会の裏庭は広場になっていて、冬至にはインティ・ライミ祭の会場ともなっているとのことです。
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インカの世界観を表す金の板(レプリカ)がありました。
インカの世界観では世界は三層に分かれていて、コンドルが守る天上の世界、ピューマが守る地上の世界と蛇が守る地下の世界だそうです。 -
中庭の回廊の天井はこんなアーチの造りになっています。
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もう少しだけ時間があるので、最後にサン・ブラス教会に向かいます。
インカの雰囲気がある路地を通って進みます。 -
サン・ブラス教会は、ハトゥン・ルミヨック通りを抜けて、更に坂を上っていった高台にあります。
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1560年に建てられた教会は地味な印象です。
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教会入口がペルーらしく飾られていてきれいでした。
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狭い路地を通ってホテルに戻ります。
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途中、眼下に市街地が広がってきました。
結構な高低差があります。 -
予定通り、ホテルで荷物を受け取り、タクシーで空港に到着。
到着した時間は16:30くらいでした。
フライト案内を見ると、私が搭乗する予定の19:40発LA2068便リマ行がキャンセルになっていて乗ることが出来ません。
リマからサンチャゴを経由してイースター島に向かうために、リマの空港から日を跨いだ0:15発の飛行機に乗らなければいけないので、非常に焦りました。
キャンセル待ちをして、幸いにもLA2066便に乗ることが出来、旅を続けることが出来ました。
このキャンセル待ちが大変でした。
チェックインカウンターの前には長蛇の列で、並んでいてもなかなか前に進みませんし、カウンターのスタッフも特別に急ぐ様子も見てとれません。
先を急ぐこともあり、このまま待っても埒があかないので、列を離れてカウンター脇のスタッフにリマ空港で国際線の乗り継ぎすることを伝えると、その場でキャンセル待ちを受け付けてくれました。
しかしながら、結果確認のために1時間後に手続きに来るようにとのことでまた長蛇の列に並ぶことになりました。
ただ、キャンセル待ちの順番は1番にしてくれていたようで、並んだ後にチェックインすることが出来た次第です。 -
19:15発、リマ行LA2066便に搭乗。機種はエアバスA320型です。
座席は1番前の窓側の1Kでした。 -
インカコーラと機内食。
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お菓子の種類が往きのフライトと違っていました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ひでちゃんさん 2020/09/15 22:50:06
- ワイナピチュ登ったんですね
- 素晴らしい写真有難うございました。私は一般的なツアーだったのと、前知識が無かったもんで。現地で。あ、行ってみたいと思ったんですが。そんな時間はありませんでした。もう年齢的に無理ですから諦めます。遠かった記憶が在ります。南アのケープタウンも遠かったですね。
ひで
- ローマ人さん からの返信 2020/09/16 06:33:32
- コメントをいただきありがとうございます
- ひでちゃんさん、初めまして。
いつも私の拙い旅行記をご覧いただき、また「いいね!」をいただきありがとうございます。
同じ場所を訪問された方からコメントをいただき、マチュピチュで感激した思い出が蘇ってきました。
ワイナピチュは、旅行計画時には過去に転落者もいる危険な場所だという評判があり、申し込みを躊躇するほどでしたが、実際に上ってみるとそれほど危険性は感じませんでした。
季節や天候によって変わるのかもしれませませんが・・・。
及ばずながら、さらに旅行記を投稿していきたいと思っていないので、これからもご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ローマ人
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