2016/02/26 - 2016/02/28
7位(同エリア408件中)
ローマ人さん
この旅行記では、イースター島観光2日目の出来事を記します。
少し昔の話になりますが、2016年4月に定年退職を迎えることになり、記念に、貯まっている有給休暇を取って夫婦でペルーのマチュピチュに行こうかと考えましたが、妻は飛行機に乗るのが嫌だとのことで、一人旅をすることになりました。
折角の機会なのでマチュピチュだけでなくチリのイースター島などの世界遺産をまとめて巡る地球一周の旅をすることにして、航空券は南米便の利用に便利なワンワールド世界一周航空券を利用することにしました。当初はエコノミークラス(価格は45万円くらい)を考えていましたが、ビジネスクラスが込々で82万円くらいだったので、奮発してビジネスクラスにしました。
日程は、妻の誕生日を祝った後に出発して、妻の応援に行く名古屋ウイメンズマラソン開催日前の期間に設定したので27日間の急ぎ旅になりました。
この旅で、タイ(バンコク・アユタヤ)→イタリア(ローマ・フィレンツエ・ピサ)→スペイン(バルセロナ)→ペルー(リマ・ナスカ・クスコ・マチュピチュ)→チリ(イースター島)→メキシコ(カンクン・チェチェンイツア遺跡)→アメリカ(ラスベガス・グランドキャニオン・アンテロープキャニオン・ホースシューベント)を巡ります。
航空券の手配は次の通りです。
2016/02/10 NRT18:05発 JL707便 ビジネス
2016/02/10 BKK23:20着
2016/02/13 BKK20:45発 QR833便 ビジネス
2016/02/13 DOH23:55着
2016/02/14 DOH01:20発 QR115便 ビジネス
2016/02/14 FCO05:40着
2016/02/17 FCO12:00発 IB3231便 ビジネス
2016/02/17 MAD14:35着
2016/02/17 MAD16:10発 IB2734便 ビジネス
2016/02/17 BCN17:30着
2016/02/19 BCN19:10発 LA8038便 ビジネス
2016/02/19 MAD20:30着
2016/02/20 MAD0:35発 LA2707便 ビジネス
2016/02/20 LIM6:55着
2016/02/22 LIM9:45発 LA2068便 エコノミー
(別手配)往復で45,000円くらい
2016/02/22 CUZ11:05着
2016/02/25 CUZ19:45発 LA2068便 エコノミー
(別手配)
2016/02/25 LIM21:10着
2016/02/26 LIM0:10発 LA2637便 ビジネス
2016/02/26 SCL5:40着
2016/02/26 SCL10:30発 LAN841便 ビジネス
2016/02/26 IPC14:05着
2016/02/28 IPC15:35発 LA842便 エコノミー
(現地でもチャンセル待ちをしましたが満席でダメでした)
2016/02/28 SCL22:20着
2016/02/29 SCL5:20発 LA2636便 ビジネス
2016/02/29 LIM7:05着
2016/02/29 LIM8:45発 LA2598便 エコノミー
(ビジネスの設定なし)
2016/02/29 CUN14:20着
2016/03/03 CUN12:40発 AA1343便 ファースト(ビジネス)
2016/03/03 DFW14:49着
2016/03/03 DFW17:05発 AA71便 ファースト(ビジネス)
2016/03/03 LAS18:07着
2016/03/06 LAS7:15発 AA145便 ファースト(ビジネス)
2016/03/06 LAX8:28着
2016/03/06 LAX12:02発 JL61便 ビジネス
2016/03/07 NRT16:50着
ホテルは
バンコク フォーポインツ・バイ・シェラトン・スクンビット3泊 42,000円くらい
ローマ アウグスタ・ルッチラ・パレス3泊 33,000円くらい
バルセロナ シラス・リボリ・ランブラ2泊 28,000円くらい
ペルー ミラフローレス・コロン2泊
マチュピチュ エル・マピ2泊
クスコ ノボテル・クスコ1泊
イースター島 アウカラベッド&ブレックファースト(自己でネット手配 160USドル:18,000円くらい)2泊
カンクン グラン・カリブ・リアル(オールインクルーシブホテル)3泊 83,000円くらい
ラスベガス トレジャー・アイランド3泊 59,000円くらい
ホテルは基本的にはJTBで手配しました。
ペルーは治安に不安があったので、送迎とガイドをつけて現地ツアーとホテルを含めて全て別途に手配しました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ラタム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2月27日(土)、イースター島観光2日目です。
7:00起床で8:00朝食です。
朝食は、セットの目玉焼き、ジュース、サラダ、パン、コーヒーと簡単なものですが、手作りでとてもおいしかったです。特に生絞りのジュースはおいしかった。 -
バターがモアイの形になっていて可愛い。
使うのがもったいなく感じます。 -
イースター島の全体図です。
島の南西部(左下)に、宿泊している島の中心街のハンガロア村があります。 -
9:00にガイドの瓜生さんが迎えに来て、2日目の観光開始です。
今日は1日観光で、島の東部を観光します。 -
今日も天気が良く観光には最適です.
最初の観光場所は「アフ・フリ・ア・ウレンガ 」です。
ハンガロア村から空港の前の道を通って「アナケナビーチ」へ向かう途中、丘の上に1体だけポツリと立っていました。
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高さが4メートルほどのこのモアイの足元には、5本指の「手のひら」の彫刻がはっきりと残されています。
他のモアイには無い特徴です。 -
顔が笑っているようで愛嬌があります。
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次は「アナケナビーチ」です。
島で唯一の海水浴場だそうです。 -
島の北東部にあります。
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椰子の木が生えていて、ビーチ感があります。
椰子の木はココヤシで、タヒチから運ばれてきたのだそうです。 -
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亜熱帯地域らしいきれいな花が咲いています。
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ビーチが見えてきました。
まだ朝早いからか、泳いでいる人は1人もいません。 -
ビーチの直ぐ近くの小高い丘にモアイがあります。
最初に見えてきたのはモアイの背中です。 -
正面に回ってきました。
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これが「アフ・ナウナウ」です。
ビーチを背にして、アフの上に7体のモアイが立っています。 -
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7体の内、4体がプカラを載せています。
イースター島でプカラを載せているモアイは6体しかなくて、その内の4体がここにあるのだそうです。 -
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近くで見ると、おなかの前で手を組んでいるのが判ります。
ここのモアイが他の場所にあるものと比べて輪郭や彫刻がはっきりしているのは、1987年に土に埋もれた状態で発見されたためとのことです。 -
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この場所のモアイが発見された時に、一緒にモアイの「目」が1つ発見されたそうです。
イースター島には1,000体近くのモアイがあるなかで、現存する「目」は唯一これだけで、イースター島博物館に展示されているそうです。
モアイの「目」が1つしか残ってない理由は、モアイの目には「マナ(魔力・霊力)」と呼ばれるパワーが宿っていると信じられていたため、18世紀のフリモアイ(18世紀、島は人口増加などに伴う食料不足から部族間で抗争が勃発し、それがやがて「フリモアイ」と呼ばれるモアイ倒し戦争へと発展した)の時に真っ先に破壊されたものと考えられているそうです。 -
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モアイの正面の斜面を登ってきました。
海、モアイ、椰子の木と、最高の眺めです。 -
「アフ・ナウナウ」が立つ丘の更に上の斜面に、「アフ・アトゥレ・フキ」が立っていいます。
「アフ・アトゥレ・フキ」は、ノルウェーの考古学者トール・ヘイエンダールが発掘し、1956年に自らが唱えた「モアイの立て方」を実証するための実験として再建されたのだそうです。 -
このモアイは、伝説の「ホツマツア王」を表しているという説もあるそうです。
「ホツマツア王」とは、5世紀頃のヒバの国(マルケサス諸島)の酋長で、隣の島の酋長との戦いに敗れてその島を出ざるを得なくなったときに、7人の息子に移転先の新しい島を探すように命じたのだそうです。
そして見つけたのがラパヌイ(イースター島)で、「ホツマツア王」が最初に島に上陸したのがこのアナケナビーチだったといわれているそうです。
そうだとすると、「アフ・ナウナウ」の7体のモアイは7人の息子ということなのかもしれませんね。 -
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斜面を下って、「アフ・アトゥレ・フキ」の傍まで行って見ました。
足元には、ヘイエンダールを記念するプレートがありました。
初期のモアイのようで、他のモアイが細身で精悍な姿をしているのに比べ、ずんぐりむっくりとした姿をしています。 -
ビーチに戻ってきて、「アフ・ナウナウ」を改めて後ろから見てみます。
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アフの裏側の石組みにモアイの顔が積まれていました。
かなり風化していて、のっぺりとした顔になっています。 -
「アフ・テ・ピト・クラ」です。
島の言葉では「光のヘソ」と言う意味で、同時に「地球のヘソ」という意味もあるそうです。 -
道路から少し離れた一見わかりにくい場所にあります。
入口が狭くなっているのは、環境保全のために馬や牛が入ってこないようにするためだとか。 -
入口から海岸に向かって緩やかな坂を下っていきます。
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最初に、前のめりに倒れているモアイが見えてきました。
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傍にはプカラもあります。
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倒れたこのモアイは「モアイ・パロ」です。
高さ8m、体重80トンもあり、アフまで運ばれたモアイの中ではイースター島で最大のものだそうです。
このモアイをここにどうやって立てたのか、そもそもどうやってここまで運んだのか興味は尽きません。
再建する計画があるとのことですので、今後が楽しみですね。 -
中央の丸い石が、「テピ・ト・クラ」です。
直径75センチの丸い石で、その回りに同じように丸い小ぶりな石が4つ並んでいて、それらを囲むように直径3m、高さ50cmほどの円形の石垣が作られています。 -
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この石は、 イースター島を「世界のへそ」と名付けた、ホツマツア王が自ら設置したとされているそうです。
この石も「マナ(魔力・霊力)」のパワーを秘めているそうで、ここでは石が発する電磁波のせいでコンパスがクルクル回ってしまうのだとか。
更に加えて、この石に触れると不思議なエネルギーがもらえるのだそうです。
私もご利益にあずかろうと触ってみましたが、「顕現あらたか」ということはありませんでした。 -
「パパ・バカ」です。
初めて聞くとギョッとするような名前がついていますが、パパとはラパヌイ語で「岩」、バカは「カヌー」を意味するそうです。
「テ・ピト・クラ」から車で5分くらいの場所にあります。 -
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ここにはカヌーや、釣り針、ウミガメの岩絵があります。
この辺りの部族が大漁を願って描いたものだそうです。
ここにはその他に水を貯めておいた跡や、道具を研磨した跡も残っています。 -
広い敷地の中に通路が設けられていて、点在する岩絵を見て回ることができるようになっています。
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写真の左中央が「タコ」となずけられた岩絵です。
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マグロの岩絵だそうです。
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木製の台が設置されていて、より高いところから岩絵が見やすくなるように配慮されています。
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これから「ラノ・ララク」向かいます。
海岸に沿った道路を進んでいきます。 -
空の青と、海の藍のコントラストがきれいです。
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途中、道路の海側の遠くに、連なったモアイが見えてきました。
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これが「アフ・トンガリキ」です。
イースター島の南東部に位置し、島最大の15体のモアイが立つ遺跡です。
先に「アノ・ララク」を観光するので、ここでは遠景だけの観光です。 -
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観光客がいますね。
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観光客と比較するとモアイが巨大であることが実感できます。
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中に一体だけプカラを載せたモアイがあります。
これがプカラを載せたモアイ6体の内、「アフ・ナウナウ」の4体に次ぐ5体目です。
こげ茶色のコサック帽をかぶったようでとてもキュートです。 -
広い敷地の周囲は1メートルくらいの高さの石垣で囲まれています。
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「ラノ・ララク」が見えてきました。
イースター島の南東部に位置する小高い山です。
「アフ・トンガリキ」の目と鼻の先にあります。 -
「ラノ・ララク」に到着。
観光する前に、入口付近に設けられたレストハウスで昼食をいただきます。 -
ピクニックランチ付きです。
おかずは鳥のささ身のから揚げです。
簡単なものでしたが、見た目もきれいで、とてもおいしかったです。 -
さあ、イースター島観光のハイライト「ラノ・ララク」に向かいます。
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「ラノ・ララク」の山麓には、製作途中のモアイや運び出す途中だったと思われるモアイが約400体残っていて、かつてはモアイの製作工場だったと言われているそうです。
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最初に北側の山頂に向かいます。
登っていくと、早速、通路の傍らに前向きに倒れたモアイがありました。
とても大きいです。
そこからさらに上っていくと・・・。 -
山頂に大きな池があります。
イースター島は海底火山の噴火と隆起でできた島で、この「ラノ・ララク」も火山ですので、これは噴火口跡にできたカルデラ湖です。
名前の「ラノ」とはラパヌイ語で「湖」を意味していて、「ラノ・ララク」とは、本来はこの湖のことを指すのだそうです。 -
火山の「ラノ・ララク」は火山岩の一種の凝灰岩で成り立っていて、この柔らかくて加工しやすい凝灰岩がモアイの材料になっているとのことです。
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この池の周りに見える黒い点状のものは全てモアイです。
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拡大するとこんな感じでモアイが並んでいます。
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山頂から、もと来た道を麓に向かって下っていきます。
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途中にも半ば埋もれたモアイがありました。
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山の中腹に遊歩道が数本通っているので、それを巡りながら観光します。
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沢山のモアイが見えてきました。
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遊歩道を更に進んで行くと、見えてきたのが・・・。
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『モアイ・ピロ・ピロ』という名前が付けられているモアイです。
このモアイは、見えている部分だけで6mありますが、首から下は埋まっていて実際は全長12mあるそうです。 -
正面から見たところ。
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顔の左側を見たところ。
鼻が高くシャープで男前の顔をしています。 -
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振り返って見る「モアイ・ピロ・ピロ」。
遠くから眺める姿もいいですね。 -
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石切場のような場所が見えます。
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中央に、彫りかけのままで残されたモアイがあります。
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居並ぶモアイの姿が壮観です。
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このモアイは、雑誌やテレビでよく紹介されています。
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ここのモアイはアフの上に立っていないので、アフの保存のためにモアイに近寄れない他の遺跡よりも、モアイのすぐ傍まで近寄ることができるのが良いです。
ただし、モアイはもろい凝灰岩で造られているので触ったりするのは厳禁とされています。 -
モアイらしいモアイの姿をしていると思います。
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お決まりのポーズで記念撮影です。
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斜面の下にも横たわったモアイがあります。
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切り出したモアイを運ぶ途中だったのかもしれませんね。
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後ろから見たモアイの耳が長くて可愛いです。
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海の方を眺めると、そこにも数々のモアイが埋もれています。
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遺跡の端の方まで来ましたが、ここにも石切場があるようです。
良く見ると、石切場の少し奥に横たわったモアイが見えます。 -
近づいていくと・・・。
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掘りかけの大きなモアイです。
背中がくっついたままになっています。 -
しかも、かなり大きいです。
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これが「モアイ・テトカンガ・ア・アラノ」です。
製作途中ではありますが、その大きさは約22メートルあるそうで、「ラノ・ララク」で最大のモアイだそうです。
岩から切り出されたモアイは山の中腹まで滑り下ろされ、そこで最終的に顔などが彫られて、予め穴を掘っておいた穴に落とすようにして立てられたのではないかと考えられているそうです。 -
「モアイ・テトカンガ・ア・アラノ」がある場所から見下ろした風景です。
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沢山のモアイがあります。
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更に左側の風景。
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ここにもモアイがあります。
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ここにも、彫りかけのモアイがあります。
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その隣には、彫りかけのモアイが2体一緒にあります。
他のものと違って、横から一枚岩をくり抜いているように見えます。 -
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この掘りかけのモアイは、モアイの作り方がわかって面白いですね。
モアイはこうやって岩を彫り進めていき、最後に背中を彫って岩から切り出すんだそうです。 -
このモアイも完成していたならかなりの大きさになったのだと思います。
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これは、おなかに船が彫られているモアイです。
これは珍しいようです。 -
おなかに彫られた船には3本マストがありますが、かつてのイースター島には、3本マストの船などなかったのだそうです。
したがって、この船が彫られたのは、 西洋人がイースター島を発見した1722年以降だということになるようです。 -
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この場所のモアイの風景ももなかなかですね。
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この倒れ具合が好きです。
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これは「トゥク・トゥリ」と呼ばれる初期のモアイです。
このモアイには下半身があります。 -
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英語では「ニーリング・モアイ(膝をついたモアイ)」と紹介されていますが、見た感じでは正座をしているようにしか見えません。
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丸顔で愛嬌があります。
周囲のモアイとは容貌がかなり違っていますね。 -
後ろから見たところです。
背中とお尻に丸みがあります。 -
どう見ても正座をしているようにしか見えませんね。
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直ぐ近くで見ることができます。
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「トゥク・トゥリ」がある場所からは、遠くに「アフ・トンガリキ」を望むことが出来ます。
15体のモアイがまるでチェスの駒のように見えています。 -
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山裾まで降りてきました。
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ここにもたくさんのモアイがあります。
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立ったモアイと倒れたモアイのコントラストが面白い。
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このモアイのはるか後方を見上げると、そこには・・・。
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「モアイ・テトカンガ・ア・アラノ」がありました。
山の上の方にあるのが良くわかります。 -
望遠で撮るとこんな感じ。
遠くからもその大きさが実感できます。 -
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遊歩道を入口方向に戻っていきます。
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これで「ラノ・ララク」の観光は終了。
晴天の中で観光出来て、とても幸せなひと時でした。 -
「アフ・トンガリキ」に戻ってきました。
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この道路脇に1体だけで立つモアイは『モアイ・ホトゥ・イティ』といいます。
1970年に開催された大阪万国博覧会に出品されていたのだそうです。 -
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周囲はかなり広くなっています。
15体のモアイに向かいます。 -
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望遠で撮るとこんな感じです。
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石造りの幅100mのアフの上に、15体のモアイが立っています。
モアイたちが島の内陸部を向いているのは、集落を守るように立てられているからだそうです。
一番大きなもの(右から5番目)で高さが約9メートルもある大きなモアイは迫力満点です。 -
更に近づいていくと。
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15体の一つ一つの顔や背丈がそれぞれ違っています。
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「ラノ・ララク」のモアイよりも、少しノッペリとした顔をしているようです。
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ここにも仰向けに倒れたままのモアイの姿があります。
このモアイは、向こうに見える「ラノ・ララク」からこちらのアフに運ばれる途中だったのかもしれませんね。 -
正面から見た15体のモアイ。
これだけ揃っていると、流石に見ごたえがあります。 -
16体のモアイ?
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お腹の前で手を組んでいます。
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ここに立っているモアイは、18世紀のフリモアイ(モアイ倒し戦争)で引き倒されていましたが、更に、1960年のチリ大地震に伴う津波で、アフも含めて完全に破壊されていたのだそうです。
その後、倒れている像を起こして祭壇に戻すプロジェクトが発足した際に、日本の重機メーカーの株式会社タダノが協力して150万USドルの資金援助をし、内陸部の数百メートルに渡ってばらばらになっていたモアイを、津波前に撮影された写真を元に、モアイの首と胴を樹脂でつなぐなどして、1995年には15体を細部にわたって復元したのだそうです。
株式会社タダノは、再建のためにブーム(腕の部分)が34mも伸びて、50tの重さまで釣り上げられる大型クレーンを島に運び込んだそうです。
日本人として誇らしく感じました。 -
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アフの石組みの様子が良くわかります。
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モアイの近くにはこんなものも。
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この石はモアイの一部分のようです。
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後ろから見た姿も迫力があります。
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絵になる景色ですね。この島に来た甲斐があったというものです。
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モアイの後ろに写っている岬は、ポイケ半島といい、かつてイースター島の支配階級だったエエベ族が滅ぼされる前に立てこもった場所だそうです。
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これで「アフ・トンガリキ」の観光は終了。
名残惜しいです。 -
今日最後の観光場所の「アフ・アカハンガ」です。
ここには、18世紀にフリモアイによって倒されたモアイが、当時のままの状態で残されています。
当時、モアイの眼からでると信じられていたマナ(魔力・霊力)を断つために、全てのモアイは顔を下にするように引き倒されたのだそうです。 -
場所は「ラノ・ララク」の近くの海岸で、地図の左下の場所です。
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これは住居跡です。
楕円形をしていることから「ボートハウス」と呼ばれているそうです。
組まれた石には穴が開けられており、そこに竹などを刺して柱とし、葦などを使って屋根や壁を造ったのだそうです。
ビッシリと石が敷きつめられている部分は庭とのことです。 -
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顔だけのモアイが転がっています。
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かなり風化が進んでいるようですね。
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18:00で2日目の観光は終了。
夕食は、ガイドの瓜生さんから薦められらた、イースター島名物のエンパナーダの店「Ariki O Te Pana(アリキ・オ・テ・パナ」)に行きます。
写真は、店があるハンガロア村のメインストリートのアタム・テケナ通りに向かう途中の風景です。
エンパナーダとはピロシキのようなもので,中にはひき肉やチーズが入っている南米の伝統料理だそうです。
イースター島のエンパナーダには、マグロなどの魚が入ったものがあり、これはこの島でしか食べることができないのだそうです。 -
途中、花を見たりバナナの実を見たりしながら、10分くらい歩きます。
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到着した店は、テーブルが5つ位の小さなところでした。
先客に外国人のグループがいました。
その後、大学生らしき日本人の女性グループも食べに来ていました。 -
私は、折角ですのでマグロのエンパナーダを注文しました。
もちろん、エンパナーダを口にするのは初めてです。
注文してから作るようで、エスクードビールを飲みながら少し待っていると、熱々のエンパナーダがお皿に乗って出てきました。 -
巨大な餃子のような形をしています。
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食べると、中にはチーズと一緒に大きなマグロがゴロゴロとたくさん入っていています。
熱々なので、注意して食べないと火傷をしそうです。 -
ビールともよく合ってとても美味しかったです。
量が多いので、1個だけでしたが満足感がありました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
次の旅行記は、イースター島観光3日目からメキシコのカンクンに移動するまでの出来事を記します。
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