北陸路・飛騨路（１０）ＪＲ高山本線ローカル列車で富山へ

2015/04/11 - 2015/04/11

高山からはＪＲ高山本線で富山までおよそ２時間半のローカル列車の旅です。
今では「君の名は。」の聖地となった飛騨古川駅を通り、宮川と寄り添いながら、岐阜・富山県境の分水嶺を越えて、そしてＪＲ東海とＪＲ西日本の境界を超えて神通川に寄り添って富山へと向かいます。

エリア 富山市(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

高山駅から富山駅へ向かうために高山本線の普通列車で途中の猪谷駅へ向かいます。

高山駅 駅

最近のディーゼルカーの外観はスマートなんですけど。

JR高山本線 乗り物

ドアは自分でボタンを押して開けます。
寒冷地を通りますから。

外観はスマートだけどながーいロングシートがずらっと。
これじゃ車窓が楽しめやしない！

なのでせめてもと先頭に陣取りました。
景色を見たい人は特急に乗って下さい、ということなのでしょうが、その特急の本数が少なすぎるから鈍行の旅をしてるんですけどねっ！

プチ鉄ちゃん旅のスタートです。

ここから山岳地帯へと向かいます。

車内はガラガラ。しばらくのどかな風景の中を行きます。

上枝駅
子供たちが手を振っています。

上枝駅 駅

上枝と書いて「ほずえ」

高山本線は全線にわたって単線です。

飛騨国府駅

飛騨国府駅 駅

この駅で上り列車と行き違い。
向こうは国鉄時代の昭和生まれのディーゼルカーキハ４０系。
まだまだ、頑張っていました。

★元鉄ちゃんのひとりごと
国鉄時代から活躍していたキハ４０系でしたが、訪れた直後の２０１５年６月に高山本線から引退、翌年の２０１６年にＪＲ東海からは全車が引退しました。

飛騨国府駅でまとまった降車があってガラガラだった車内がさらに寂しくなってしまいました。

飛騨古川駅。

飛騨古川駅 駅

この後「君の名は。」の聖地となって訪れる人が増えたそうですが、ほとんどの人は車で来ちゃうんだろうな。

飛騨細江駅で上り特急列車との行き違いを待ちます。

飛騨細江駅 駅

飛騨細江―角川　間
宮川に寄り添って走ります。

山間部へ入って来ました。

雪が残る角川駅。

角川駅 駅

坂上ー打保　間

坂上ー打保　間

打保駅

打保駅 駅

杉原駅

杉原駅 駅

杉原－猪谷　間で県境を越えて岐阜県から富山県に入ります。
宮川から名前を変えた神通川の上流と寄り添います。

富山県に入って最初の猪谷駅。ここでＪＲ東海からＪＲ西日本に変わるので、列車もここで終点。

高山から１時間少しの列車旅でした。

猪谷駅 駅

昔ながらの駅舎が残る猪谷駅。
この駅からは旧国鉄神岡線を引き継いだ第３セクターの神岡鉄道が分岐していましたが、２００６年２月をもって廃止されてしまいました。

右側が高山から乗って来た列車。
これから向かう富山方面へは左側の線路から出発します。

反対方向から折り返しとなる富山行きが入ってきました。

ここからはＪＲ西日本の列車です。

今度はボックスシートだっ。やたー！

神通川に架かるアーチ橋を車窓に見ながら。

訪れたのは４月下旬。桜も咲いていました。

途中駅で特急列車との行き違い待ち。

標高を下げてくるにつれて神通川もだんだんと川幅が広くなってきました。

急流だった上流・中流の面影はなくゆったりとした流れになってきました。

富山駅直前で北陸本線から転換したばかりの、あいの風とやま鉄道と並走して神通川を渡ります。

暗くなり始めて灯りがともる富山駅に入ります。

富山駅に到着しました。
いつの間にか多くの乗客が乗っていたことにホームに降りてあらためて気づきました。

（つづく）

富山駅 駅