北陸路・飛騨路（２２）金沢・天徳院のからくり人形と長町武家屋敷跡

2015/04/14 - 2015/04/14

金沢の天徳院は前田家三代藩主利常の正室だった珠姫の菩提寺です。このお寺での何よりの見どころは日に数回上演される珠姫にまつわる悲しくも心打たれるからくり人形です。
長町武家屋敷跡は外敵の侵入に備えて曲がりくねった道の中にあります。
いずれも江戸時代に外様大名としての宿命を背負った加賀藩の立場を物語っています。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

天徳院は金沢城からおよそ２ｋｍほど東南にあります。
訪れた4月中旬。山門の脇に立つしだれ桜が美しく咲いていました。

天徳院 寺・神社・教会

天徳院は三代藩主前田利常公の正室だった珠姫さまの菩提を弔うために建てられたお寺だそうです。
珠姫様は徳川二代将軍秀忠の次女で、謀反の疑いをかけられそうになった前田家が初代と利家公の正室お松の方を江戸に人質に出すのと引き換えに利常公の正室として迎え入れたそうです。

珠姫さまが江戸幕府と加賀藩の融和に尽力された物語がからくり人形として上演されていました。残念ながら内部の撮影は禁止だったので写真は載せられませんが、金沢を愛し、金沢のために尽くした珠姫さまの物語にはついつい目頭が熱くなってしまいました。
今この記事を書いていても再び目頭が熱くなるほどです。

感動の物語を見終わって再び、山門のしだれ桜を眺めると来た時とは違った感慨がありました。

定期観光バス「かなざわめぐり半日コース」の旅を続けます。

路線バス (北陸鉄道) 乗り物

寺町を通って行きます。
外敵や一揆へ備えると防衛のためにお寺を集めていざという時の拠点にする政策がとられていたそうです。

犀川大橋を渡って

長町武家屋敷跡

長町武家屋敷跡 名所・史跡

かつて加賀藩士が住んでいた屋敷跡で今でも人が住んでいるそうです。

曲がりくねった道は外敵に備えるためだったそうです。

景観を保護するための壁の補修は大変な努力がいるそうです。

じぶ煮などが食べられる四季のテーブル

四季のテーブル グルメ・レストラン

定期観光バスのコース特典でお茶とお菓子がふるまわれました。
頂いた金沢ケーキがおいしくって。お土産に買って帰りました。

（つづく）