
2018/11/24 - 2018/11/24
368位(同エリア680件中)
ニッキーさん
長谷寺へは娘時代、両親と妹と一緒に室生寺と合わせて訪れたことがあります。寒い季節だったので、ひと気がなくて深閑として、とても良かった記憶があります。今回は3連休の中日、それも紅葉の時期とあってかなりの人出でした。
ところで、私にとって長谷寺はぜひ訪れたい場所でした。それも特に紅葉の季節に。
実は以前、「紅葉の長谷寺」というジグソーパズルを持っており、そのシーンを一度自分の目で見てみたかったのです。「この角度からのまさにこの場面」を見ること、ジグソーパズルになったドンピシャのシーンを見つけた時の感動はなかなかのものなんですよ。アニメやドラマのファンがロケ地を聖地として訪れる気持ちに近いかもしれません。
このたび念願叶って、紅葉の季節の長谷寺訪問。
そして見つけました~、ジグソーパズルのあのシーン!人気のビューポイントは人が絶えることがなく、写真にはうまく撮れませんでしたが、しかと見て来ました。
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<旅行スケジュール>
★印が本旅行記で取り上げた場所
11月23日(祝) 東京発(06:56)こだま633号で三河安城へ
ツアーバスに乗り換え、高野山へ
高野山 奥の院
夜の壇上伽藍
<高野山宿泊>宿坊「宝城院」
11月24日(土) 朝の壇上伽藍
談山神社
★長谷寺
室生寺
バスで三河安城へ
三河安城発(20:16)こだま682号で東京へ
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
談山神社からバスで30分ほど、長谷寺に到着しました。
長谷寺は真言宗豊山派の総本山です。
訪れるのは娘時代に来て以来、2度め。
ジズソーパズルの聖地として、私がぜひ再訪したかった場所です。
添乗員さんからチケットをもらい、60分弱の自由見学になりました。
仁王門から入ります。長谷寺 仁王門 名所・史跡
-
おー、これこれ。
長谷型灯籠です。
場所はここではありませんが、ジグソーパズルの写真にも写っていた燈籠。
仁王門にこれを見つけてまず感激。 -
仁王門を入るとすぐに登廊(のぼりろう)が伸びています。
言ってみれば仁王門と本堂を結ぶ屋根付きの階段なんですが、これが絵になるんです。
昔冬に来た時は人っ子一人いなかった登廊。
この日は人の波が絶えることがありません。
これでも、ちょっと人が少なくなるのを待って写真を撮りました。長谷寺 登廊 寺・神社
-
登廊からは、これまた雰囲気良さそうな場所が見えます。
あっちの階段も良さそう。
紅葉もきれい。
でも、私たちはまずは本堂へ。
ジグソーパズルのシーンを探して、登廊をさらに上へ登って行きます。 -
後ろを振り返って、ようやく人の少ない写真を撮ることができました。
優雅な長谷型灯籠がぽつりぽつりと吊るされています。
勾配が緩やかで、登りやすい階段です。
でも、逆に歩幅が合わず登りにくいと言っている人もいました。 -
だいぶん上がってきました。
いい眺めです。 -
登廊は途中2度折れ曲がって上中下の3廊あり、全部で399段あるそうです。
上の方に行くと、階段は普通の勾配と幅になっています。 -
本堂が見えてきました。
崖にせり出した造りになっていて、せり出した部分は舞台になっています。 -
一層高い所へ登って来ました。
お天気も良く、気持ちがいいです。
ご朱印をもらいたかったのですが、たくさんの人が並んでいたため、やっぱりここでも諦めました。
この前に訪れた談山神社でも混んでいて断念したのです。 -
上から見た登廊の屋根。
屋根のある階段なんて、参拝者のことを考えた親切な造りですよね。 -
こちらが本堂(江戸時代の再建 国宝)です。
ご本尊は十一面観音菩薩。
高さが10メートルもある大きな仏様です。
ちょうどお坊さんによる津軽三味線の演奏会が開かれていたため、板の間は人でぎっしりでした。
演奏者のお坊さんが「津軽三味線と聞いて、イケメンの兄弟が出て来るのではないかと期待した人もいらっしゃるかもしれませんが、僧侶の演奏ですみません」とお客さん達を笑わせていました。
私たちはご本尊にお参りし、本堂の舞台へ出てみました。長谷寺 本堂(舞台) 寺・神社
-
本堂の舞台から五重塔が見えます。
これこれ。
私が探しているシーンに非常に近いです。 -
冬枯れの木々に混じった紅葉の向こうに五重塔が見えるという点は探しているシーンと同じです。
でも、ちょっと違う。
記憶の糸を手繰りながら、ドンピシャの場所を探しました。 -
イチオシ
ああっ、これ!
探しているシーンにますます近いです。
紅葉と冬枯れの木々の向こうに五重塔があり、手前には回廊の手すりと長谷型灯籠。
こんな感じでした。
でも、何かが足りません。
確か右手に回廊の木の床が写っていたはず。 -
これです~。
この眺め!
手前には回廊の手すりが影を落とし、頭上に長谷型灯籠、冬枯れの木と紅葉の向こうに五重塔という構図。
以前持っていたジグソーパズルの写真がまさに長谷寺のここからの眺めなんです。
この回廊は五重塔を臨む絶好のビューポイントで、常に誰かが写真を撮っているため、ジグソーパズルのように人のいない写真は撮れませんでした。
でも、このシーンが見られただけで嬉しいです。
私の憧れ地図がまた一つ埋まりました。 -
1000ピースのジグソーパズルでは、この木々の部分のピースを埋めるのが難しく、パズルの難度を上げていました。
さ、憧れのシーンも見られたことだし、では、これからあちらに見えている五重塔の方へ行ってみます。 -
五重塔へ向かう途中にあった建物。
弘法大師御影堂(みえどう)です。
真言宗の宗祖、弘法大師の入定(にゅうじょう)1150年忌を記念して昭和59年に建てられたと説明書きがありました。
真言密教では、飲食を絶って肉体をこの世に残し、座したまま永遠の瞑想に入ることを入定(にゅうじょう)というそうです。
62歳で入定した弘法大師。
前日高野山を訪れて、シルエットのように見える弘法大師ご入定の姿にお参りしてきただけに、ここを訪れた時には弘法大師のことが少しわかるようになっていました。 -
イチオシ
五重塔へやって来ました。
美しい塔です。
パンフレットによると、昭和29年、戦後日本に初めて建てられた五重塔で、「昭和の名塔」と呼ばれているそうです。
この位置からなら五重塔にかかる紅葉が写し込めます。
ここも長谷寺のビューポイントですね。長谷寺 五重塔 寺・神社
-
少し離れると、もっとバランスよく見えます。
-
イチオシ
五重塔の前からは、さっきまでいた本堂の舞台が見えました。
「花の御寺(みてら)」として有名な長谷寺。
紅葉だけでなく桜や牡丹など、一年を通じてさまざまな花が楽しめます。
平安時代から人々の信仰を集め、なんと源氏物語や枕草子にも登場するそうです。
そんな古い歴史を持つお寺へ来られたとは、ジグソーパズルの件とは別の意味でも感激です。 -
見上げると、青い空に真っ赤な紅葉。
ジグソーパズルの撮影地、長谷寺。
私にとっての憧れの聖地である紅葉の長谷寺へ来られて良かったです。
憧れのシーンで人が入らない写真を撮れなかったことは残念ですが、自分の目で見られただけで満足でした。 -
感動を胸に、次は室生寺へ向かいます。
(次の旅行記に続きます)
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