2018/11/23 - 2018/11/23
566位(同エリア1091件中)
ニッキーさん
この旅行記のスケジュール
2018/11/23
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電車での移動
東京06:56発のこだま633号で出発
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富士山が見えました
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バスでの移動
09:27三河安城に到着。 ここからバスで高野山へ向かいます。
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やっと高野山の大門に到着
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中の橋駐車場でバスを降り、参道を歩いて奥の院へ。
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この旅行記スケジュールを元に
今年の秋は夫と関西へ旅行することにしました。
京都と大阪出身の私たちにとって関西はなじみの場所。
関東に暮らすようになってからも関西旅行はつい後回しにしてきたのですが、ようやく今年は関西へ旅してみようという気になったのです。
関西へ行くなら訪れたい所がいくつかありました。その一つが高野山です。私も夫も行ったことがありません。
高野山の宿坊に泊まる1泊2日のツアーを見つけ、さっそく申し込みました。一日目は高野山へ行き、二日目には奈良の談山(たんざん)神社、長谷寺、室生寺の紅葉を見に行く日程です。
旅行を申し込んだのは10月初め頃だったでしょうか?今年の紅葉が早いのか遅いのか、まだ見当もつかない時期でした。3連休だから夫も私も仕事を休まなくていい、1泊して帰った翌日が日曜なのでゆっくり休養が取れる、それだけの理由で11月23日(祝)~24日(土)に決めました。
でも、旅行が近づくにつれ、紅葉の進み具合が気になってきました。千葉県の我が家の周辺ではまったく紅葉の兆しがなかったからです。
奈良の紅葉も千葉と似たりよったりなのでは?紅葉には早いかもしれないと期待薄で出発しました。
本旅行記は旅の一日目、出発から高野山の奥の院参拝までの様子です。
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<旅行スケジュール>
★印が本旅行記で取り上げた場所
11月23日(祝) ★東京発(06:56)こだま633号で三河安城へ
★ ツアーバスに乗り換え、高野山へ
★高野山 奥の院
夜の壇上伽藍
<高野山宿泊>宿坊「宝城院」
11月24日(土) 朝の壇上伽藍
談山神社
長谷寺
室生寺
バスで三河安城へ
三河安城発(20:16)こだま682号で東京へ
- 旅行の満足度
- 4.0
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ツアーは東京駅に午前6:25に集合です。
千葉県に住む私たちは朝3時半起き。
始発電車で出て来ました。
3連休の初日ということでツアーへの申し込みが多かったのでしょう、2グループできていました。
それぞれに添乗員が1名つき、バスも別、宿坊も別の所に泊まります。
私たちは第1グループ。
28名という理想的な人数です。
午前6:56東京発のこだま633号で出発です。
途中乗り降りはあったものの、常に満席でした。東京駅 駅
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パッケージツアーの宿命で、座席は思うようになりません。
私と夫は隣同士の席にならず、3人席の通路側前後に分かれて座ることになりました。
朝ごはんを食べないで出てきたので、東京駅で朝ごはんを買っておきました。
私は新潟の「海老づくし弁当」。
出発直後、ちょうど隣りのご夫婦もサンドイッチを食べ始めたので、気後れしないで食べることができました。 -
ラッキー!
なかなか見られない富士山がはっきりと見えました。
うっすらと雪をかぶっています。三島駅 駅
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三河安城へは午前9時27分着。
ここからはバスで高野山へ向かいます。
新幹線では不運な席順でしたが、バスではなんと一番前の席に当たりました。
おかげで景色がよく見えて、面白い。
伊勢湾岸道は渋滞中。
3連休の初日だから無理もありません。
のろのろ進む車列を見てたら、前方にネコバスみたいな車が見えました。
いったい何かしら?三河安城駅 駅
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調べてみると、ディズニーのダッフィーバスでした。
外装もなんかふわふわ感があります。
前にはダッフィーの顔がついていて、テールランプはミッキー型の肉球になっていました。
右になったり左になったり、前や後ろになったりしながら、しばし並走。
運転席をのぞいてみると、ドライバーさんは袖に金の階級ラインが数本入った白いすてきな制服を着ていました。
それにしても、ディズニーリゾートから遠いこんな所を走っているなんて。
どこかでイベントでもあるのでしょうか? -
名港トリトンと呼ばれる橋を渡ります。
美しい斜張橋。
実際には赤、白、青に塗り分けられた3つの橋の総称です。
下に広がる名古屋港には車を運ぶ大型船が横付けしていました。名港トリトン 名所・史跡
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左手にレゴランド・ジャパンが見えました。
当初、入場料が高いと言われ、たしか値下げしたのですよね?
赤い屋根の建物はホテルかな?
レゴで作ったようなデザインです。レゴランド(R) ジャパン テーマパーク
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また少し行くと、ナガシマスパーランドへ至る出口に並ぶ車がずらり。
ここ、アンパンマンこどもミュージアムやアウトレットもあるようで、世代を超えた人気エリアなのでしょう。
きょうは混雑は避けられないでしょう。
それにしても高速出口から渋滞なんて、この方々のこれから一日の苦労が思いやられます。
人ごとではありません。私たちのバスも渋滞に巻き込まれています。ナガシマスパーランド テーマパーク
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お昼時、私たちは車中で昼食。
事前に注文してバスに積み込んであった「はんなり弁当」です。
名古屋名物の味噌カツも入っていました。
結局、亀山出口あたりまで渋滞は続きました。
亀山というとAQUOSの亀山モデルが有名ですよね。
車窓からシャープの巨大な工場が見えました。 -
午後12時半、亀山市の関ドライブインで30分の休憩と買い物。
お弁当を予約しなかった人の中には、ここで昼食を取った人もいると思います。
私たちはすでに車中で昼食を済ませているので土産物を見て回り、ソフトクリームを買ってバスに乗り込みました。
再び出発。名阪関ドライブイン グルメ・レストラン
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三重県の伊賀上野を通り、奈良県に入りました。
この辺り、ちょっとだけ紅葉しています。
明日行く奈良の紅葉はどうかな? -
和歌山県かつらぎ町の道の駅で最後の休憩。
道路が混んでいたため、もう午後3時を過ぎています。
高野山へはもう一息です。道の駅 紀の川万葉の里 物産販売所 道の駅
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高野山は標高900メートルの山の中にあります。
ここからカーブが連続する上り道になります。
車体が長いバスは、急カーブの内回りを曲がるのが大変。
この時間、高野山から次々に車が下りてくるため、対向車が途切れるのを待ったり、ぎりぎりの所をすり抜けたり、広い所では脇へ寄って詰まった後続車を先に行かせたり。
私たちは一番前の席に座っていたため、次々に起こる難題を乗り越えて行くドライバーさんの苦労が手に取るようにわかります。
手に汗握る30分間でした。 -
午後4時、ようやく高野山の大門に着きました。
ここで高野山のガイドさんを乗せ、奥の院へ向かいます。
ガイドさんは70歳ぐらいの元気な女性でした。
今日は昼間から大変な混みようだったそうで、奥の院との間を何度も往復してガイドしていたそうです。大門 名所・史跡
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高野山は今から約1200年前に弘法大師(空海)が最初に真言密教の道場を開いた場所です。
高野山全体が仏教の聖地とされていますが、中でも奥の院は特別な場所。
今も人々を見守っている弘法大師の廟がある聖域です。
「中の橋」の駐車場でバスを降り、私たちはガイドさんの案内でここから奥の院の参道に入ります。
11月だというのに、高野山の気温はこの時4℃。
結構寒い。中の橋駐車場 名所・史跡
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両側に石灯籠が並ぶ参道。
午後4時20分、奥の院はすでに薄暗くなってきていて、灯籠には灯りが入っていました。
ガイドさんが「私たちが歩くのは参道の途中からです。だから上杉謙信のお墓も武田信玄のお墓も石田光成や明智光秀のお墓も見ません」と言ったので、ちょっとがっかり。 -
しばらく進むと、企業墓が並ぶ地域にやって来ました。
ロケットが立つのは新明和工業の慰霊碑。 -
こちらはヤクルト。
ヤクルトの容器がドーンと乗っています。
最初は職務中の事故で亡くなった殉職者の追悼が目的なのかと思ったのですが、ここの碑に書いてある文章を読むと、殉職者はもちろん企業繁栄に尽くしたすべての従業員の魂の供養のため、感謝をこめてこのような霊場を設けたようでした。 -
UCC上島珈琲。
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こちらは企業墓ではありませんが、東日本大震災物故者慰霊碑。
みんな、手を合わせました。 -
キリングループ供養塔。
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奥の院は杉の林に囲まれています。
中でもひときわ大きいこの杉の木。
樹齢900年だそうです。 -
化粧地蔵。
参拝者によりお化粧されています。
夕方の薄闇の中で見ると、ちょっと怖い。 -
今年(2018年)9月の台風21号では高野山も大きな被害を受けたそうです。
お墓の向こうに台風21号で倒れた杉の木がそのままになっていました。 -
奥の院の参道は「一の橋」から御廟まで約2キロあります。
「中の橋」の駐車場から途中合流した私たちが歩くのはその半分ですが、参道の両側に無数の墓石や供養塔が。
その数なんと20万基とも言われています。 -
歴史上有名な人物のお墓もたくさんあります。
これは加賀前田家二代目利長(前田利家の嫡男)の墓所。 -
右が家康の次男、秀康の廟。
左がその母のお万の方の廟。
鳥居の2本目の横木「貫」が左右に突き出しているのと突き出していないのがあります。
ガイドさんが理由を説明してくれましたが、忘れました。(-_-;)
ちなみに伊勢神宮と靖国神社の鳥居は突き出してないそうです。 -
このお墓は苔むしています。
肥前島原 松平家の墓所。 -
豊臣家墓所は目立つ場所にありました。
この階段を上った奥にあるとのこと。
私たちは上る時間がなく、階段の写真だけ撮って素通りです。
帰り際に遠くからちらっと見えました(5枚下の写真)。 -
織田信長のお墓がこの先にあるようです。
でも、参道から脇道へ入った所にあるため、これも私たちのガイドツアーでは見ることができませんでした。 -
御廟橋(ごびょうばし)から先は聖域となるため、撮影は禁止です。
ガイドさんの勧めで、みな一礼して橋を渡りました。
この先の右手に徳川家光の乳母であった春日局の供養塔がありました。
御廟橋から奥にお墓があるなんて、すごい。
一番奥に弘法大師の御廟と拝殿にあたる燈籠堂があります。
燈籠堂を見た後、ガイドさんの案内で裏へ回ってお参りし、さらに地下へ。
真言密教では飲食を絶って肉体をこの世に残し、座したまま永遠の瞑想に入ることを入定(にゅうじょう)と呼ぶそうです。
62歳で入定した弘法大師。
地下の祭壇の奥、薄絹の向こうにシルエットのようにぼんやり見える弘法大師ご入定の姿がありました。
私たちは祭壇の前に置かれた大きな数珠と五鈷杵(ごこしょ)に触れて、お参りしてきました。
弘法大師の入定の姿が本物かどうかはわかりませんが、今なお大師様が生きて人々を見守っているという高野山信仰の象徴であることは間違いありません。御廟橋 名所・史跡
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再び御廟橋を渡り、写真を撮ってもよい場所までやって来ました。
帰りは行きに通った参道の一本外側の道を帰ります。
この建物は御供所(ごくしょ)と言います。
弘法大師の食事はここで作られ、一日2回大師様の所へ運ばれるそうです。 -
無縁塚。
高野山では今もあちこちから無縁仏が掘り出されるそうで、そういう仏像を積み上げています。
「ほら、あそこにもあるでしょう?」
ガイドさんが指差す方を見ると、なるほど木の根元に仏像の形をした石がごろんところがっていました。 -
帰りは一本外側の道を歩いたため、行きに見えなかった豊臣家の墓所が遠くに見えました。
正面の階段の上がそれです。
一族の五輪塔がいくつか建つ中で、一番大きいのが豊臣秀吉のお墓だそうです。 -
バス駐車場へ戻って来ました。
時刻は午後5時半近く。
駐車場に面するお店「楊柳」へ寄ってお買い物タイム。 -
高野山名物、ごま豆腐の試食をさせてもらいました。
試食と言っても結構たっぷり。
なかなか美味しいです。
生のごま豆腐は冷蔵で2日間しかもたないため、ここで購入した生ごま豆腐は明日の朝宿坊に届けてくれると言います。 -
私たちは、日持ちを考えて、生じゃないごま豆腐を購入しました。
これなら常温で3週間ほどもちます。
本来ならこの後、壇上伽藍を見学する予定だったのですが、午後6時に宿坊で夕食の予約を入れてあるため、もう壇上伽藍へ行っている時間はありません。
ここで一組のご夫婦から提案。
明朝の出発を30分遅らせ、壇上伽藍を見学する時間を取ってはどうかと。
宿坊が壇上伽藍のすぐそばなので、見学だけなら、今晩ライトアップされた壇上伽藍を見ることができるのですが、明朝の出発を30分遅らせ9時出発にすれば、午前8時半から開く金堂と根本大塔の内部拝観ができます。
それはいいということで、即採用となりました。
もちろん2日目の行程がきつくなりますが、後は何とかなるでしょう。 -
ごま豆腐を購入した人しない人、いろいろでしたが、バスで宿坊の宝城院へ向かいます。
高野山のメインストリートには商店が並びます。
薬屋が多いそうで、何軒もの薬屋を見かけました。
中には銀行や診療所、高校まであるそうで、これがお寺の中だとはとても思えません。 -
夕方で御朱印授与所が閉まってしまうため、添乗員さんが朱印帳を預かって、私たちが御廟にお参りしている間にご朱印をもらいに走ってくれていました。
おかげで高野山奥の院の御朱印がもらえました。
添乗員さん、ありがとうございました。
本旅行記はここまで。
次の旅行記では、ライトアップされた夜の壇上伽藍、宿坊での宿泊、それに翌朝の壇上伽藍拝観の様子を綴っていきます。
(次の旅行記へ続きます)
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