2025/11/30 - 2025/11/30
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こまたびさん
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今年2025年は巳年。
巳年が終わる前に、蛇にゆかりのある奈良県桜井市の大神神社に行ってきました。
今回は、狭井神社や大直禰子神社など大神神社の摂社にもお参りして、今なお記紀神話の世界が残る三輪の地を堪能しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
車で向かったので大神神社のシンボル・大鳥居を抜けた先にある第二駐車場に車を停めて参道へ。
この日はお祭りの日ではなかったにもかかわらず車も人も多かったです。
参道には出店があったり広場でマルシェが開催されていたりで賑わっていました。
大神神社は二の鳥居の近くにJR万葉まほろば線の三輪駅があるので鉄道で訪れることも可能です。
ただし電車は1時間に一本あるかないかなのでご利用の際には時間の確認をお忘れなく。 -
まずは大神神社二の鳥居そばにある「そうめん処 森正」へ。
ここの正面入口の門は、近松門左衛門の文楽「冥土の飛脚」に出てくる「三輪の茶屋」の門だそうで。実際の三輪の茶屋は別の場所なんですが、門だけがここに移築されたそうです。そうめん處 森正 グルメ・レストラン
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おそうめんをいただくには肌寒い季節なので、にゅうめんと柿の葉寿司のセットをいただきました。
けっこう量があって食べ応えがあります。美味しくいただきました。 -
食事を終えて、いよいよ大神神社へ。
こちらは二の鳥居。二の鳥居前の参道は工事中でした。 -
拝殿へと続く階段。
まだ紅葉がきれいでした。 -
大神神社は大物主大神を祀る日本最古の神社のひとつ。
三輪山をご神体とするため本殿がなく、拝殿から大神神社を拝むのですが、これは神社の古い祈りの姿を留めているといわれます。
画像は大神神社の拝殿。大神神社 寺・神社・教会
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大物主大神は国譲りの神話で有名な大国主神と同一神ともいわれますが、そうではないという説もあり謎の多い神様です。
日本書紀には、大物主大神が巫女的な存在とされる倭迹迹日百襲姫命に夜這いをした伝承があります。
大物主大神は夜にしか姿を見せず、不思議に思った倭迹迹日百襲姫命は朝に姿を見たいと望んだところ、翌朝に大物主大神は櫛笥の中に小蛇の姿となって現れ、これに驚いた倭迹迹日百襲姫命は尻もちをつき、その際に女陰に箸が刺さり亡くなってしまいました。倭迹迹日百襲姫命は三輪山の近くにある箸墓古墳に埋葬されたといいます。
卑弥呼の墓説もある箸墓古墳の絡むなかなか興味深い伝承ですが、この伝承から大物主大神は蛇である、とされています。
画像の巳の神杉は大物主大神の化身である白蛇の棲み処としていまなお信仰を集めます。
この日も蛇の好物である卵がたくさん供えられていました。
因みに箸墓古墳は三輪の北を流れる纒向川を超えた向こうにあり、三輪の地からもそのこんもりとした姿がよく見えます。 -
大神神社をお参りした後は山辺の道を歩いて狭井神社へ。
大神神社の摂社で、境内の薬井戸の御神水が病気に効くとされ、今でも篤い信仰を集めています。
因みにここの社務所に申し込めば三輪山に入山することができます(今回はしてません)。狭井神社 寺・神社・教会
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狭井神社の境内にある市杵島姫神社。水の神である市杵島姫を祀ります。
この辺りはどこか神秘的で静謐な雰囲気が漂います。市杵島姫神社 寺・神社・教会
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狭井神社の次は久延彦神社へ向かいます。
途中にあった大美和の社展望台からの眺め。大和盆地が見渡せました。大美和の社展望台 自然・景勝地
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久延彦神社に到着。
祭神の久延毘古命はカカシを神格化した神様で、ずっと田んぼに立って世の中を見ているから物知りということで知恵の神様として信仰されています。 -
久延彦神社からの眺め。大鳥居や二上山が見えます。
久延彦神社の次は大直禰子神社へ向かいます。 -
大直禰子神社は大直禰子命(若宮様)がお祭りされています。
記紀神話によると、崇神天皇の時代に疫病が流行ったとき、どうすれば収まるかと倭迹迹日百襲姫命に占わせたところ、大物主大神が現れて自分の子孫である大直禰子に自分を祀らせよ、と告げられました。
お告げの通り大直禰子を探して三輪の大物主大神を祀られたところ疫病はおさまり、以後、大直禰子が、その後はその一族=三輪氏が三輪を祀るようになり、これが大神神社の始まりとされます。
鳥居の手前にあるのは「おだまき杉」。
活玉依毘売という姫のもとに美しい若者が夜な夜な訪れ活玉依毘売は身ごもりますが、朝には姿を消してしまうこの若者の正体を知りたいと、訪れてきた若者の衣におだまき(糸巻き)に巻いた糸を通した針を刺し、翌朝その糸をたどると三輪山の社まで続いていました。若者の正体は大物主大神でした。
ふたりの間に生まれた子の子孫が大直禰子命で、糸巻きには糸が3回りだけ残っていたためこの地を「三輪」と呼ぶようになった、といわれています。
この「おだまき杉」は、この伝承のおだまき(糸巻き)の糸がここまで続いていた場所とされています。
大物主、なんか夜這いばっかしてない? と突っ込みたくなりますが、こんな風に、この辺りは歩けば記紀神話にゆかりのあるものに出会える不思議な場所です。 -
大直禰子神社の鳥居。「若宮社」とありますね。
大直禰子神社が若宮社と呼ばれるのは大直禰子命が大物主大神の子孫だから。 -
大直禰子神社の本殿。神社というよりはお寺っぽいですね。
実は、大直禰子神社は明治以前は大御輪寺という大神神社の神宮寺で、大直禰子命とともにご本尊として十一面観音がお祀りされていました。
明治の廃仏毀釈で神社となった経緯があるわけで、この本殿も神社ではなくお寺の建築様式なのはそのため。 -
かつてここにお祀りされていた十一面観音菩薩立像は、現在同じ桜井市にある聖林寺にいらっしゃいます。
画像は2022年に奈良国立博物館で開催された「特別展 国宝聖林寺十一面観音―三輪山信仰のみほとけ」の時のものですが、この左側の仏様が十一面観音菩薩立像。右はこちらも大御輪寺にいらっしゃった地蔵菩薩立像で、現在は法隆寺におられます。どちらも国宝です。 -
大直禰子神社の次は三ツ鳥居で有名な檜原神社へ。
少し距離があるので車で移動します。
移動中に見た三輪山。美しい円錐の姿はまさに神奈備。三輪山 自然・景勝地
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車では、いったん国道169号に出てぐるっと遠回りで15分ほど。Googleマップが5分の近道を出したりしますが、その道は細すぎて車が通れないのでご注意を。
駐車場に車を止めて檜原神社へ向かいます。 -
参道そばにあった柿の木。
奈良といえば柿。ちょうどおいしい季節です。 -
階段の先にある檜原神社の鳥居。
檜原神社 寺・神社・教会
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上った場所から見た鳥居。
ここをくぐって真っ直ぐ行くと、檜原神社の三ツ鳥居があります。 -
日本書紀によると崇神天皇の時代、それまで宮中にお祀りしていた天照大神を娘の豊鍬入姫命に託して倭笠縫邑に遷したとされますが、ここ檜原神社がその倭笠縫邑と伝わります。
その後、天照大神は伊勢へ遷されますが、ここでも引き続き天照大神をお祀りしたため元伊勢とも言われます。
大神神社と同じく本殿はなく、三ツ鳥居を通して三輪山を拝する古い祈りのかたちを今に伝える場所です。 -
三ツ鳥居の横には、豊鍬入姫命を祀る豊鍬入姫宮がありました。
大神神社から始まった三輪の神社巡りはこれで終わりです。
この辺りは今なお神話の息づかいを感じられる不思議な場所でした。巳年のうちに訪れることができてよかったとしみじみと感じました。
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