ビクトリアからバンクーバーへ（BCフェリーコネクターにて）

2018/10/09 - 2018/10/17

３泊したビクトリアともお別れ、いよいよ留学中の娘に会いにバンクーバーへ移動です。
来るときはバンクーバーからエアカナダの国内線飛行機で来たので、船にも乗りたくてBCフェリーコネクターを利用しました。

エリア バンクーバー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ビクトリアで３泊したジ・オズウィーゴホテル。この全てそろった広いキッチンは、自炊もできてとても便利でした。結局、朝食３回、夕食２回を自炊しました。

9時45分発のBCフェリーコネクターを予約していたので、フェアモント・エンプレスの裏側にあるバス乗り場も前日に下見していました。
普通に歩けばホテルから徒歩10分ちょっとぐらいなのですが、娘への差し入れがスーツケース２個分（１個は受託手荷物最大重量の23キロぎりぎり）もあり、
「荷物多いし歩いて行けるかなぁ。。タクシー呼んだ方がいいんちゃう？」
と私は何回か（少なくとも３回は）言ったのですが、
母が「歩いて行けるで！」と言うので
（貧乏性はタクシーを嫌う(￣▽￣)）
徒歩30分以上かかっても大丈夫なように、かなり余裕を見て8時半頃チェックアウトしました。
フロントでも「タクシーを呼びましょうか？」と聞かれましたが、「いえ、歩いて行きます。ありがとう(^^ゞ」と。。

カナダは日本よりかなりバリアフリーが進んでいると聞いていました。実際、市バスにも電動車椅子で付き添いの人なく一人で乗ってくる人を何回か見ました。バス前方の座席は折り畳み式になっていて、車椅子が見えると皆さっと立ち上がって座席を折り畳み後ろに移動する様子には感動しました。
重い荷物を両手でゴロゴロ押しながら、バリアフリーに期待していましたが・・・
歩道には細かい溝のような模様がずっとあり、引っかかる引っかかる・・・
(; ･`д･´)・・・(; ･`д･´)・・・
最近買った新しいスーツケースはまだ押しやすいのですが、２５年以上前の一番重いスーツケースが、何度も引っかかって前につんのめりそうになりました。
「あ～汗かくわ～、ちょっと休憩。。」と1分程立ち止まり、またゴロゴロ。。

The Oswego Hotel ホテル

かなり早めにホテルを出たので、休み休み歩いても気持ち的には余裕でした。
4日間、毎日見た州議事堂もこれで見納め。。もうここに来ることはないかもと思うと少し寂しい。。（また来たいけど、旅行するなら別の行ったことのない場所を選ぶ可能性の方が高いので。。）

州議事堂 建造物

さらば　フェアモント・エンプレス！
さらば　ビクトリア・インナーハーバー！



無事BCフェリーコネクターのバス乗り場に着きました。
私達はかなり早く着きましたが、それよりも早く来ている人が既にバス乗り場に並んでいたので、その後ろに並びました。
チケットは日本でBCフェリーコネクターのホームページで予約しクレジット払いしていました。
「このまま乗ったらいいだけと思うけど、一応中で聞いてくるわ～」と
母に荷物を見て貰って事務所に入り
「もう予約していますが・・」
と印刷してきた予約確認書を差し出すと、パソコンでチェックして降りる場所を私に確認し
「Perfect！バスに乗る時に名前だけ言えばOKですよ。」
と言われました。
パーフェクトと言われるとなんか嬉しいですね(#^.^#)

バス乗り場の近くの歩道に停まっていた、宣伝用の模型のバスだと私は思っていたのですが、
「これ、ほんまに道路走れるんちゃう？すごく小さいけど」
と母が写真を撮りました。

言われてみれば、確かに本物のハンドルのようなものが見えます。。


しばらくすると、係員が降りる場所を聞きながら、荷物にテープをつけて行きました。降りる場所によって色が違います。
荷物を預ける時に、白人女性が「それ気をつけてね」と言ったので、大事な荷物で取り扱いに注意してと言っているのかと思ったら、
「すごく重いから腰に気をつけて。膝を曲げて持ち上げてね」
と係員を気遣っていたのでした(*‘∀‘)

バスに乗ると前の方は優先座席（値段が少しだけ高い）で、残りは自由に座ります。なぜ値段が少し高いと知っているかというと、出発の数日前に夜中にベッドで予約画面をスマホで見ていたら、朝のバスが満席で夕方までない！と焦って気になって眠れずに起きてパソコンで見直したら、間違ってpriorityの方を選んでいただけで、普通の席は空いていたのです。寝るのが朝方になりました(;^_^A

バスの中で、Times Colonist を配ってくれました。日本の新聞の幅が約半分の大きさで、開いて見るのに邪魔にならなくていいなと思いました。大分類で冊子が分かれているのも見やすいです。中に広告も挟まっていて、「ビクトリアを出発するのに、ビクトリアの広告？」と大きな声で言った人がいて、バス内笑い声に包まれていました。


BCフェリーコネクターは、バスに乗ったままフェリーに乗り込みます。もちろんフェリー内はバスを降りて自由に過ごせます。最初に荷物を預ければ、バンクーバーのダウンタウンで降りる時まで、荷物の積み替えが要らないし、確実に席があるので、値段は高いですが、荷物が多かったので迷わずこれに決めました。
ちなみにお値段は、大人二人で　C$146.75（時間変更やキャンセルが可能な保険6ドルとフェリー代34.4ドル、税金5.35ドル、いずれも二人分を含みます）約12900円でした。保険はいつもはつけない派ですが、台風による関空封鎖で何があるかわからないと弱気（？）になっていて付けました。
ビクトリアの市バス、フェリー、バンクーバーの市バス、スカイトレインを利用すると料金は合計一人23.7ドル、二人で47.4ドルなので、約1/3で済みますが、乗り換えが３～４回、荷物を運ぶ労力が掛かり、接続時間が悪ければ時間も長く掛かり、バスやスカイトレインは座れないかもしれません。

バスの運転手さんが、フェリーの中のことをざっと説明してくれました。戻って来れるように自分のバスの位置をよく覚えておくようにとも言ってました。
バスの駐車場は船の一番下の階で、まずはデッキを目指して階段を上りました。途中の階は、レストランやコーヒーショップ、土産物店、ゲームコーナー、仕事ができるようなスペースもありました。
写真はデッキから写した、隣の船なのか、船に乗る車の為の待ちスペースなのかよくわかりません。。

デッキは広々していました。

動き出したのがほとんどわからないぐらい、ゆっくりと揺れもあまり感じずに進み出しました。
前半は島の間を進んで行きます。グーグルマップの現在位置を母に見せながら、
「今この辺。島が見えなくなったらだいたい半分ぐらい」と説明しました。
乗船時間は約１時間半です。

途中で同じBCフェリーとすれ違いました。

船全体の写真が撮れて良かったです。
自分の乗ってる船の写真はこんな風には撮れないですから。。

カナダの国旗が風になびいています。
デッキの上にもテーブル席があります。

景色の見やすい、テーブル席のさらに前方の周りがガラスで覆われている所で座っていましたが、寒くなってきたので中に入ることにしました。
ガラスの覆いのない所はすごい風でした。夏なら気持ちがいいのかもしれませんが、10月だと寒すぎました。

何か食べる程、お腹も減っていなくて、一通り船の中を見て歩いた後は、テレビの見える席でしばらく座っていました。
到着15分ぐらい前にアナウンスがありバスに戻りました。バスに乗ったまま、船から降りると、バンクーバー空港で降りる人は小さいバスに乗り換えるように言われて降りて行きました。

エリザベス女王公園の近くを通ったので、キャンビー・ストリート橋を渡ったと思います。ダウンタウンに近付いてくると、背の高いビル群が見えました。
「わぁ。。ビクトリアと違って、むっちゃ都会！」
って、私も都会の大阪に住んでいるんですが、なんか外国はカッコよく見えます。
東京はカッコよく見えないのに(笑)
BCプレイス・スタジアムや、バンクーバー市立図書館もチラッと見えました。
「ほら、あれ！図書館！」と母に教えてる間にすぐに通り過ぎました。
母は見れずでしたが、図書館は建物の形がかわっているので、後で行くつもりです。
フェアモントホテル・バンクーバー前でバスを降りました。
ビクトリアでバスに乗ってから、3時間45分で到着。
フェアモントホテルから、私達の泊まるフォーシーズンズまでは、「just 1 block」だとビクトリアでバスに乗る前にも言われましたが、初めての土地でスーツケース２つを両手でゴロゴロ押しながらの１ブロックは結構あるように感じます。。
グーグルマップを見る為に立ち止まり方向確認でぐるっと回ってみる。。
現在地のマーク、進行方向を示す向きが肝心な時には当てにならない。。(ーー;)
ビクトリアと違い人も多い。。(@_@)
人が多いと、急いでいないのになんか慌ただしい。。(；ﾟДﾟ)　
あ、信号かわる！　次にしよう。。
必死に渡る。。(; ･`д･´)

フォーシーズンズ発見！
ほっとしたのも束の間、階段あるやん。。(~_~;)

この写真は夜撮ったものです。
（着いた時には、必死で写真を撮る余裕もなかったです）

「お母さん、ちょっとここで待ってて。聞いてくるから・・・」
ホテルの玄関前にいたベルボーイさんに
「チェックインしたいんですが、どこから行けばいいですか？」と聞くと、
「ロビーは二階なので、中のエスカレーターを上がってください」と。
「荷物が多いのでエレベーターはないですか？」
「荷物？どこにあるの？」
「あっちの階段の下に母を待たせてます。」
「OK、僕が運びますから」と別のお兄さんも連れて二人で来てくれました。
私のスーツケースの国旗の転写シール(日の丸ともう１つ）を見つけて、
「これブラジルの国旗ね、僕ブラジルから来ました！」と嬉しそうにニコニコしてすごく早口で言いました。
ブラジルの人は茶色の肌のイメージだったのですが、そのお兄さんは白人でした。
「あ、これ主人のです」
「ご主人、ブラジル人？」
「いえ、日本人ですけど、サッカーが好きなので、たぶん・・・」

ロビーまで運んでくれるのかと思っていたら、玄関前で止まるので、きょとんとしていたら、
「僕たちは、フォーシーズンズのベル・ボーイです！」

そんなんわかってるわ(￣▽￣)

「お部屋まで荷物を運んで欲しいですか？そしたら、ここで預かります」

なんだ、ここで一旦お別れなのね・・・部屋どこかわかるのかな？と思っていたら、荷物にタグをつけて、控えをくれました。
チップここで渡した方がいいのかな？・・ま、部屋に持ってきてくれた時に渡せばいいか・・


身軽になって、エスカレーターでロビーに上がり、チェックインしました。その時に荷物の控えをフロントに渡す仕組みです。

後から気付いたのですが、フォーシーズンズの１階から一般の人はエレベーターに乗ることはできず（押すボタンがなく鍵がある）、降りるだけになっています。怪しい人がいきなり客室に行けないように、必ず入る時はロビー前を通るようにしてあるのでしょう。

12階のシティービューの部屋でした。
窓から外を眺めると、周りのビルも高いので12階よりもっと低く感じました。

荷物を広げる前に写真、写真。。。

わぁ、ベッド高い。お母さん、落ちんといてや～。。
枕こんなに要らんけど。。

たまには私も登場しておきます(笑)

カプセル式のコーヒーメーカーがあり、コーヒーのカプセル４つと紅茶のカプセル２つが置いてありました。
さっそくいただき、休憩しました。

「お昼ご飯、食べに行く？」
「もう2時前やから、今しっかり食べたら、また晩御飯食べれなくなるで。。」と母。
というわけで、コーヒーと一緒に、行きの飛行機で貰った大きいクッキーを食べました。
なんて少食な私達(^-^;
普段は普通に食べるんですけどねー。乗り物で移動しているとお腹もあまり減らなかったです。


ベル・ボーイが荷物を届けてくれましたが、残念！あのブラジルから来たお兄さんではないアジア系のお兄さんでした。
チップを２ドル渡しましたが、チップってベル・ボーイ仲間で分けるのかなぁ。。？
階段を運んでくれた、フレンドリーなブラジルのお兄さんに渡したかった。。


さて、一息ついて、ダウンタウンを散策。。　　（つづく）