金剛證寺（こうごうしょうじ）は伊勢市の朝熊（あさま）山頂近くに建つお寺で古くから伊勢神宮の鬼門を守る寺として信仰されてきました。<br />「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭に唄われ、お伊勢参りとともに訪れる習慣があったそうです。<br />また、この辺りでは江戸期以降、宗派を問わず葬儀の後に朝熊山に登り、金剛證寺の奥の院に塔婆を立てて供養する「岳参り」「岳詣（たけもうで）」などと呼ばれる風習があるそうです。

愛知・伊勢志摩の旅（２７）伊勢神宮の鬼門を守る朝熊山・金剛證寺：「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」

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2017/12/02 - 2017/12/02

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この旅行記のスケジュール

2017/12/02

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金剛證寺（こうごうしょうじ）は伊勢市の朝熊（あさま）山頂近くに建つお寺で古くから伊勢神宮の鬼門を守る寺として信仰されてきました。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭に唄われ、お伊勢参りとともに訪れる習慣があったそうです。
また、この辺りでは江戸期以降、宗派を問わず葬儀の後に朝熊山に登り、金剛證寺の奥の院に塔婆を立てて供養する「岳参り」「岳詣（たけもうで）」などと呼ばれる風習があるそうです。

エリア

伊勢神宮(三重)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

交通: 5.0

同行者: 一人旅

交通手段: タクシー

旅行の手配内容: 個別手配

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倭姫宮の参拝を終えて今回のお伊勢まいりは終わり。
伊勢の市街地から朝熊山へ向かうために、タクシーで伊勢志摩スカイラインを上って行きます。

伊勢志摩スカイライン自然・景勝地
ところどろこ色づいた樹々を見ながら
どんどん高度を稼いで伊勢湾の海が見えてきました。
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朝熊山頂付近に建つ金剛證寺（こんごうしょうじ）。

金剛證寺寺・神社・教会

 伊勢神宮の鬼門を守る朝熊山・金剛證寺 by HAPPINさん
階段を上って行きます。
創建は６世紀半ば頃。その後平安時代に弘法大師によって中興された後、１４世紀末に禅宗に改宗されています。
仁王門
仁王門の内側には
あとで調べて分かったのですが、安置されていてのは雨宝童子像。
雨宝童子とは、天照大神が日向に降臨されたときのお姿なんだそうです。
ご本尊の脇侍にも雨宝童子像があるそうで、かつての伊勢神宮との関係性を表すものなのでしょうか？
参拝者も少なく静かな境内を進みます。

連間(つれま)の池にかかる連珠橋
橋の向こうの雨宝堂に雨宝童子像が安置されていると書かれています。
お大師様のお寺といった雰囲気です。
仏足石
奈良薬師寺の仏足石を模刻したものだそうです。
本堂への階段を上ります。
香呂
本堂前には
智慧寅
福丑

が見守っていました。
本堂は工事中でしたが中に入ることはできました。
写真撮影はここまで。

明星堂
伊勢神宮の鬼門除けのために明星天子を祀っていると書かれていました。
この山道を行くと朝熊山経塚に至るそうです。
健脚の方は行ってみてください。
奥の院のある極楽門の横には天衣菩薩
極楽門
この先が奥の院。
門をくぐった先は下り坂が続いていたので、門をくぐってすぐに戻って来ました。
門をくぐった者はみな極楽浄土に行けるみたいなのでこれでよしと、します。

（つづく）