九州縦断旅（２９）長崎グラバー園と大浦天主堂

2018/01/13 - 2018/01/13

九州の旅６日目。長崎定期観光バス「よかとこコース」の続きです。
孔子廟からほど近い国宝・大浦天主堂へ。１５９７年日本で最初に殉教した日本二十六聖人たちに捧げられた教会で１８６４年に建てられています。
さらに隣接するグラバー園へ。ここには幕末の商人として長崎に訪れたトーマス・Ｂ・グラバー他の住宅他の歴史的建造物が保存展示されています。

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスを駐車場で降りて。
駐車場から大浦天主堂へと続くこの坂道は道の両側にお土産屋さんが立ち並び多くの人で賑わう場所です。

けっこうな上り坂なんですが、お店をきょろきょろ見ながら歩いていると「坂がきつい」と思う間もなく上って行くことができました。

たどり着いた国宝・大浦天主堂。
１５９７年日本で最初に殉教した日本二十六聖人たちに捧げられた教会で１８６４年に建てられています。

大浦天主堂 寺・神社・教会

ちょっぴり残念なことに訪れた今年（２０１８年）の３月までは工事が行われていて、「せっかくの景観が」と言いたいところですが、世界文化遺産への正式登録直前だった（その後２０１８年６月に正式登録）ので、文化財保護のための工事ということです。今後のために大切なことと割り切ります。「また来てください」ということですね。(笑)

入り口前の説明書き

撮影可能なのはここまで。内部には美しいステンドグラスがありました。

特徴的な屋根だけは見えていたのでせっかくなので撮影しておきました。

大浦天主堂の右出口へ進むとすぐにグラバー園の入口につながっています。

グラバー園 名所・史跡

広い園内。
むか～～し訪れたときは「グラバー邸」と言われていたように記憶していますが、他の建物もあわせて「グラバー園」として保存公開するようになったみたいですね。

何本かのエスカレーターで上ることができるので便利！

坂の町長崎を感じる景観

祈りの泉の前には蝶々夫人の三浦環の像

旧グラバー住宅

グラバー園 名所・史跡

高台にあるグラバー園。

方角が示されていました。

旧グラバー住宅の前からは長崎港をはさんで三菱の造船所が良く見えていました。

大きな船

稲佐山の頂上も見えます。
ここからの夜景が素晴らしいのだそうです。

坂本龍馬や薩摩藩、長州藩とも交流があったトーマス・グラバー。
「武器商人」というイメージばかりが先行していましたが、その他に多くの近代技術を日本に紹介した功績もあることはあまり知りませんでした。
キリンビールの前身であるジャパン・ブルワリーの設立と発展に貢献したこともその功績の一つだそうです。キリンビールのロゴの麒麟はグラバー邸にあった狛犬がモデルなんだとか。

グラバー像

邸内には天井の隠し部屋がありました。
龍馬も隠れた「かも知れない」と言われてるんだそうです。

天井の隠し部屋

「ここグラバー邸および庭園は三菱造船所１００年を記念して長崎市へ寄贈された場所」と。

旧ウォーカー住宅

グラバー園 名所・史跡

旧リンガー住宅

旧リンガー住宅

グラバー園 名所・史跡

旧リンガー住宅

旧オルト住宅

旧オルト住宅

グラバー園 名所・史跡

旧オルト住宅

旧スチイル記念学校

旧スチイル記念学校

グラバー園 名所・史跡

途中にある長崎伝統芸能館の中を通って帰ります。ここもグラバー園の施設みたいです。

長崎伝統芸能館 美術館・博物館

長崎くんちの展示がありました。

長崎くんちの展示

グラバー通りのお土産屋さんを見ながら坂を下って駐車場へ戻ります。

（つづく）