4)森の小さな教会もあった！ ヨセミテ公園内をシャトル＆ミニトレイルで回り氷河が創った絶景を堪能する

2018/06/21 - 2018/06/23

アメリカ西部のヨセミテ、イエローストン＆グランド・ティトンそしてグランドサークルを一人旅で回ってきました。今回はそのうちヨセミテ国立公園編です

ヨセミテも3日目になると地理にも慣れて公園内でミニトレイルを楽しめるほどになりました

澄み切った青空の下、氷河の造形ハーフドームや めくりめくりめく高さから落ちてくるヨセミテ滝、どこまでも透明なマーセド川、、、など期待以上のヨセミテの美しさに「来てよかった」としみじみ感動しました

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: デルタ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日も旅の始まりはリバーサイドホテル Yosemite View Lodge

早朝ホテルを出発、YARTS のバスに乗る（7:14）

これはホテル前の YARTS バス停

ヨセミテ ビュー ロッジ ホテル

Yosemite 公園内の YARTS バス停に到着（8:20）

近くに見えるのは Yosemite Valley Lodge のコテージ群

バスを Yosemite Valley Lodge 前で降りてそのあたりをミニトレイル（8:54）

クックス・メドウと呼ばれる草原に出るとアメリカ最大の滝 Yosemite Falls （ヨセミテ滝）が遠望できた

Falls と複数形になっているのは段滝（＝カスケード）になっていて、アッパー滝（落差436m）、カスケード（206m）、及びロウワー滝（97m) と3つに分かれている

上の写真はアッパー滝を写したもので、青空から轟音をたてて落ちてくる姿は迫力があった

クックス メドウ 草原・平原

ヨセミテ滝のアッパー部分をズームアップ（9:11）

落差があまりにも大きいので流れ落ちる水は霧となって落下する

滝の水は霧状になって落下するので風が強いとこのように風になびく（14:38）

センチネル橋を渡る際マーセド川を見ると驚くほど澄み切っていた（8:59）

川では釣りにいそしむ釣り人の姿があった

センチネル橋 国立公園

橋の上にあったマーセド川の説明パネル（9:00）

この地区を開拓したスペイン人が名付けたもので Merced とは 英語の Mercy にあたる言葉で「恩恵、慈悲」を意味する

マーセド川は恩恵も与えたが同時に災難ももたらしたのでスペイン人は流れを変えたり川底を低くしたりした

澄み切ったマーセド川の水面にヨセミテの象徴、ハーフドームがぼんやりと映っていた（9:21）

センチネル橋 国立公園

Sentinel Bridge センチネル橋）を渡ると森の中に小さなチャペルが見えた（9:41）

ヨセミテ教会というらしい

後ろにあるセンチネルロックとチャペルの尖塔が高さを競っているようだった

昔はやったチェリッシュの「てんとう虫のサンバ」の一節を思い出した

♪森の小さな教会で、結婚式を挙げました～　♪

実際ここで結婚式も挙げることができるらしい（後述）

ヨセミテ教会 寺院・教会

教会の前にあった掲示板（14:35）

日常の礼拝の時間のほかに結婚式の情報については電話してくれと PR していた

ハーフドームとこの教会をひとつのフレームに収めた（14:32）

教会の右にある大木が邪魔だったが仕方がない

ヨセミテ教会 寺院・教会

草原の中をチョコマカと忙しく動き回る小鳥がいた (9:44)

ネットで調べると American Robin (コマツグミ）というらしい

森の小さなチャペルを後にし、草原を通って Swinging Bridge (スインギング・ブリッジ）に着いた（9:52）

前日聞いたツアーガイドの話では昔は swing (揺れ動く、つり橋）したそうだが、洪水で流され再建された後は swing しなくなったとのこと

スウィンギング ブリッジ 建造物

同じ位置から iPhone6S で撮った。条件がよいと十分キレイな写真が撮れる

Swinging Bridge 上にあった説明パネル（10:02）

過去の冬の洪水の歴史が書かれていた
雪融け水が洪水となって壊滅的ダメージを与えることもある

マーセド（慈悲）どころではない

橋を通り過ぎクックス・メドウ を歩いていると路傍に高山植物が咲いていた（10:15）

遠くにはハーフドームが見えた、これは iPhone で撮影

クックス メドウ 草原・平原

高山植物にピントを合わせハーフドームをぼかして撮影（10:08）

これはデジタル一眼で撮影

ヨセミテ滝の近くまでミニトレイルすることにした（10:18）

トレイルは整備されていて分かりやすい（10:24）

ヨセミテフォール 滝・河川・湖

すると突然リスが現れた（10:28）

このあたりのリスは観光客ズレしておらず、すばしこくって撮影が大変だった（10:27）

さすが木登りも上手だ

今度は木々の間に Steller's Jay（ステラーカケス）がいた（10:31）

このあたりで見かけることは珍しくもなく、あちこちで見かけた（11:13）

これは Yosemite Valley Lodge の中庭で見かけた (11:15）

屋外のテーブルの下の観光客が落とした食べ残しを拾って食べていた

ヨセミテ ロッジ アット ザ フォールズ ホテル

公園内を走る無料のヨセミテシャトルの案内図

グリーンで示した Valley Shuttle (年中運行）と ブラウンで示した El Captain Shuttle (夏季にみ運行）の２路線がある

ヨセミテ滝全景（10:32）

アッパーフォール、カスケード（中央部分）、ロウワーフォール と三つの部分に分かれて落ちる段滝で全体の落差は 739m でアメリカ第一位

ローワー滝のそばまで行った（10:37）

ヨセミテフォール 滝・河川・湖

これは「迷子石」と呼ばれ、氷河によって削られた岩が長い年月をかけて氷河に流され別の場所に運ばれたもの。ニューヨークのセントラルパークでも見かけた (10:43）

こんなに大きな岩を動かす氷河の力には驚くばかりだ

公園内は無料のシャトルバスが頻繁に走っている

El Captain （エル・キャピタン）を見るために今度は El Captain Shuttle に乗った

E3の停留所でバスを降りた（12:01）

E3バス停、駐車場にもこのようなトイレがある（12:00）

これはバス停そばにあったゴミ箱

野生動物が人間の食料の味を覚えると自分でエサを取ることを忘れるのでこのように厳重にフタをして残飯をあさることの内容に管理している

しかしここからでは近すぎて巨大な一枚岩の全景が見えないことが分かった（11:53）

再び El Captain Shuttle に乗って E5 というエル・キャピタンを遠望できるバス停まで移動した（12:32）

真正面にドーンとエル・キャピタンの威容が拝めた
高さ 2,307m の一枚岩だ。地上を走るクルマの大きさと比較してほしい

するとここにボランティアグループがいて望遠鏡を据付けこの巨大なエル･キャピタン絶壁に挑むクライマーの姿を覗かせてくれた（12:50）

手持ちのデジ一眼 D7100のズームを一杯伸ばしても(＝35mm換算で300mm）これが限界で、クライマーは豆粒ほどにしか見えない（中央の豆粒のように見えるのがクライマー）

エル・キャピタンの巨大さが理解されるだろう

Cathedral Rock と呼ばれる巨岩と前を流れるマーセド川（12:27）

El Captain Meadow に咲いていた高山植物（12:33）

ルピナスの仲間だろうか

ここにも American Robin （コマツグミ）が現れて挨拶してくれた（12:40）

マーセド川に架かる橋の下でアメリカ・ガモの親子を発見（13:02）
親鳥は日本のカルガモよりも黒い印象

子供は2羽いたが、日本のカルガモと同じだった(13:01)

再び El Captain Shuttle に乗り今度は#10のバス停 Yosemite Village で下車
ここにはスーパーがある

のどが渇いたのでスーパーで飲み物を買った（13:31）

ヨセミテ ビレッジ ストア お土産店

スーパーにあったインタラクティブな案内液晶パネル（13:26）

自分の知りたい画面（地図、レストランなど）をタッチすると情報が得られる

ヨセミテ ビレッジ ストア お土産店

もう一度 Swinging Bridge まで歩いた（14:26）

マーセド川ではボートに乗り ゆったり思い思いにレジャーを楽しむ人の姿が見られた

スウィンギング ブリッジ 建造物

ロサンゼルス郊外に約2年住んだことのある娘によると西海岸の海はそばを流れる寒流の影響で夏でも冷たく海水浴には適さないという（14:47）

むしろこのように川遊びのほうが温かいらしい

ヨセミテ滝をバックにみんな楽しそうにレジャーを楽しんでいた（14:47）

マーセド川の河原に降り立った（14:42）

河原の砂は非常に細かく砂時計の砂のようにサラサラと流れる
ヨセミテのパンフレットでは beach と書かれているが海の砂浜よりもずっと細かくキレイなビーチだった

スウィンギング ブリッジ 建造物

めくりめく高さから落ちてくるヨセミテ滝と静かに流れる清らかなマーセド川（14:43）

二つの水の流れは青い空と深い緑に囲まれ例えようもなく美しかった

朝のうちはハーフドームが逆光だったので改めてセンチネル橋まで行き撮りなおした（14:28）

ただし水面が波立って逆さハーフドームは写せなかった

センチネル橋 国立公園

今回はそばまで行くことの出来なかったヨセミテの象徴、ハーフドーム（14:49）

これは遠く離れたクックス・メドウという草原から撮影

クックス メドウ 草原・平原

今日はサンフランシスコまで帰らないといけないので残念ながら早々と帰路に着いた（15:21）

これは Marced 行きの YARTS バス停

YARTS のバス、Aの文字がハーフドームを模している

このYARTSのバスに乗り Yosemite View Lodge で途中下車、ホテルに預けた荷物を引き取り次のバスで Merced まで乗りその後 AMTRAK でサンフランシスコに戻るという忙しい行程だった
・・・これについては「 5)♪ホテルはリバーサイド、バスを何度も乗り換えて だけどシスコに戻れない、、Oh, View Hotel 編」をご参照下さい

https://4travel.jp/travelogue/11376412

ヨセミテ ビュー ロッジ ホテル