東北が好き！（１１）阿武隈急行で福島へ～田園と阿武隈川沿いを走る高速ローカル線

2018/06/04 - 2018/06/04

東北の旅の４日目。仙台から南下して槻木駅で阿武隈急行に乗り換えて福島に向かいます。阿武隈急行は国鉄丸森線（槻木ー丸森）を引き継いだ後福島まで開業した第三セクター鉄道です。新線の開通が１９８８年と比較的新しい路線なので高速で走るローカル線です。
車窓は田園風景が主体です福島宮城県境付近では阿武隈川に寄り添うように走ります。

エリア 福島市(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月４日午前９時過ぎ。旅の最終日。仙台駅へ。

仙台駅 (JR) 駅

阿武隈急行への乗換の槻木駅へ向かうため、東北本線の上りに乗ります。

折り返し白石行き。

仙台から２０分も走ると田園風景。
そういえば宮城県のブランド米ササニシキってお寿司によく合うんだとなんかのテレビで見ました。

槻木駅。
ここから阿武隈急行に乗り換えです。

槻木駅 駅

阿武隈急行の２両編成の電車。

槻木駅までの切符しか持ってなかったので車内を回って来た車掌さん（ワンマン運転だったので精算業務だけの特改車掌さん）から福島までの切符を買い求めました。
今では珍しくなった駅名に穴を開けるタイプのパンチ式車内補充券でした。

槻木駅を出発

阿武隈急行線は福島ー槻木　間の５４．９Ｋｍを結んでいます。
１９８６年に当時の国鉄丸森線（槻木ー丸森）を引き継いだ第３セクターとして開業し、１９８８年に福島ー丸森間の延伸開業を果たすと同時に全線電化開業して現在に至っています。
このため、福島ー丸森間は比較的新しい路盤の線路なので高速での走行が可能です。

ボックスシート主体の座席はとっても嬉しい！

しばらくは東北本線下り線、阿武隈急行線、東北本線上り線の３線並行区間を行きます。
写真で見えている線路は東北本線上り線。

阿武隈川の支流白石川を渡って。

東北本線上り線と別れます。

すぐに東北本線下り線をオーバークロス。

最初の停車駅、東船岡。
「桜と菊の名所」駅ごとにキャッチフレーズがついています。

東船岡駅 駅

岡駅。
「明日の宇宙を拓くまち」：近くに宇宙開発の独立行政法人があるようです。

岡駅 駅

横倉駅「古代文化の香り」

横倉駅 駅

「花の里」角田駅。
このあたりの中心町らしく多くの乗客が降りていきました。

角田駅 駅

角田駅で下り電車と行き違い。

丸森駅。
かつての国鉄丸森線時代の終点でした。

丸森駅 駅

もう何十年も前のはじめてのひとり旅の時に丸森線に乗ってここまで来ました。
踏切を渡った先に駅舎があった記憶があります。

ベンチのなまこ壁が印象的。

丸森から先は新線区間に入りました。阿武隈川を渡ります。

トンネルが連続する区間で、運転席側の遮光カーテンも閉じられました。

阿武隈川に寄り添うように走りますが、緑が多すぎて川の景観が遮られることが多いのも自然のなせる業なので致し方なし。

あぶくま駅「川とのふれあいの郷」

あぶくま駅 駅

あぶくま駅を出てすぐに長いトンネルを通って。

トンネルを出てすぐに宮城、福島県境を越えて福島県伊達市に入りました。

阿武隈川の景観が続きます。

「民話の里」兜駅。

兜駅 駅

阿武隈急行の本社がある梁川（やながわ）駅。

梁川駅 駅

二井田駅で下り列車と行き違い。
あぶくま鉄道線は全線単線です。

二井田駅 駅

遠くの方に山の稜線を見ながら気持ちのいいローカル線の旅です。

「ファッションニットの町」保原駅

保原駅 駅

高子駅。
「伊達市発祥の地」そうだったんですか。初めて知りました。

高子駅 駅

阿武隈川を渡って福島市内に入ります。

東北新幹線の高架が見えてきて。

東北本線と合流。
福島駅までの５Ｋｍ弱はＪＲ東北本線と阿武隈急行線の線路の共用区間です。

新幹線の福島駅が見えてきて。

終点福島駅に着きました。

同じホームの向かいは福島交通飯坂線。

改札口も福島交通と共用していました。

（つづく）

福島駅 駅