東北が好き！（７）三陸鉄道南リアス線・復興から4年そしてもうすぐ（祝）南北全通

2018/06/03 - 2018/06/03

釜石からは三陸鉄道南リアス線に乗って南下して盛（さかり）をめざします。
東日本大震災で一時全線で不通となった南リアス線ですが、震災から３年あまり経った２０１４年４月に全線での運転再開を果たしました。未だに不通となっているＪＲ山田線の釜石ー宮古間の復旧工事後の２０１９年３月２３日から三陸鉄道に移管しての運転再開が決まり、北リアス線、南リアス線も含めて盛ー釜石ー宮古ー久慈の１００Ｋｍ以上の長い「リアス線」としての運転が始まります。
そんな期待を背負った南リアス線への再訪です。

エリア 釜石(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月２日。午前６時半。
１泊したホテルフォルクローロ三陸釜石の朝食レストラン「カマイシテラス」

ホテル　フォルクローロ三陸釜石 宿・ホテル

朝食バイキング。
イカ刺しやたらこなども。

パン、メロン

午前９時前にホテルをチェックアウトして三陸鉄道の釜石駅へ。

釜石駅 駅

三陸鉄道グッズの展示

ここから南リアス線で盛（さかり）をめざします。

たった１両のディーゼルカー

この車両の左側のエンブレムは三陸鉄道復興にあたって多くの支援をしてくれた中東のクウェートへの感謝を表すものです。
遠く離れた国にまで広がる支援の輪に光を見出します。

車内はクロスシートが並びます。

先頭からの眺め

２０１９年３月２３日に山田線の釜石ー宮古線を引き受けて盛ー釜石ー宮古ー久慈間で「三陸鉄道リアス線」としての開通が決まっています。津波被害の大きかった地域の足がようやく戻って来ることに沿線の方の期待はどれだけ大きいことでしょうか。

地元の方の利用だけでは経営が困難な三陸鉄道。観光客の利用もおおいに期待されています。

ＪＲ釜石線のホームが見えていました。

ディーゼルカーの向こうには昨日乗って来たＳＬ銀河のＣ５８が今日の花巻行きを控えて休んでいました。

終点の盛まではおよそ５０分の旅です。

釜石駅でもらった沿線案内のパンフを見ながら列車旅を楽しみます。

定刻９時１７分釜石駅を出発するとすぐに昨日見た甲子川に架かる鉄橋を渡ります。

甲子川（かっしがわ）

次の停車駅平田（へいた）

平田駅 (岩手県) 駅

次の唐丹（とうに）駅の手前には防波堤
この後の沿線には何か所もありました。

唐丹駅

唐丹駅 駅

長い鍬台トンネル（３９０７ｍ）に入ります。

震災の日、トンネル内を走行していた車両が津波の難から逃れることができたと書かれています。

美しい吉浜湾が見えてきて

吉浜駅。
４年前の復興直後に訪れた時には若いお母さんと小さな子供たちが旗を持って出迎えてくれていました。あの少女はもう小学生くらいかな？

吉浜駅 駅

三陸駅で下り列車と行き違い。

三陸駅 駅

このあたりもものものしい堤防が。

甫嶺（ほれい）駅。難読駅ですね。

甫嶺駅 駅

所々にこんな水門も設けられています。
４年前は工事中の個所がかなり多かったように記憶していますが堤防に関して言えばかなり工事は進んだようにも見えます。

恋し浜駅。
”恋愛のパワースポット”として有名になりました。
元は小石浜だった駅名を２００９年に改称したものです。

２～３分の停車時間が設けられており、ホームに出て散策します。

恋し浜駅 駅

この地区で取れるホタテの貝殻を絵馬にして人々の願いを受け止めています。

幸せの鐘と天使の透かし彫り

盛方向を臨む。

綾里駅

綾里駅 駅

駅前には綾里大権現神輿保存庫がありました。

新緑のまぶしい緑の中を行きます。

陸前赤崎駅

陸前赤崎駅 駅

太平洋セメントへの貨物引き込み線を跨いで

盛川を渡って

これから乗るＢＲＴ大船渡線の専用道路と並行して

終点の盛駅に着きました。

盛駅 駅

駅には三陸鉄道グッズがあったので買っちゃいました。

かわいらしい三陸鉄道盛駅

（つづく）