東北が好き！（３）釜石線ＳＬ 銀河で乗り鉄（前編）童心に帰って列車旅。こんなにワクワクすることを忘れてた！

2018/06/02 - 2018/06/02

今回の旅の動機ともなったメインイベント。ＳＬ銀河に乗ります。
花巻駅から乗った列車はもう、別世界。本当に童心に帰って昔盛んに乗り鉄してた頃を思い出します。
ご紹介したい写真が満載なので前中後の３編に分けて記事にします。
まずはＳＬ銀河の始発駅花巻から途中、花巻市内の土沢駅までをレポートします。

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月２日土曜日午前６時４５分。
ホテルメトロポリタン盛岡のお部屋から。
今日はとってもいいお天気。予報では暑くなると言ってます。

ホテルメトロポリタン盛岡　本館 宿・ホテル

午前９時過ぎにチェックアウトして直結の盛岡駅へ。

盛岡駅 駅

なんかのキャラクターかな？

今日６月２日と明日３日の２日間。盛岡で東北絆まつりが開催されるそうで、大混雑が予想されています。
東北各地の祭りが大集結するみたいです。
知らないで泊ってたので、見学の予定を組んでませんでした。（泣）

東北本線上り普通列車でＳＬ銀河の始発駅花巻へ向かいます。

折り返しとなる２両編成の電車が入って来ました。

おまつりのためなのか電車は東京の通勤ラッシュを思わせる混雑で到着しました。
たくさんの人が降りていきました。

折り返しの北上行は座席がだいたい埋まる程度の乗車率。
ロングシートは好きじゃないなぁ。

駅ごとに乗客が減って４駅目の日詰駅を過ぎると空席の方が多くなりました。

車窓は田園風景。

石鳥谷駅。（いしどりや）
あぁ、懐かしい！
と言ってもこの駅に降りた記憶はなくて、はるか昔の中学生の頃、国鉄時刻表を開いては空想旅行をしていた日々があって、その中で東北本線の小鳥谷駅（こずや）と石鳥谷駅が妙に気になってどんな駅かと夢想していたことを、この瞬間思い出しました。
ちなみに小鳥谷駅は盛岡から東北本線（現いわて銀河鉄道）でだいぶ北上して一戸に近い所にあります。

石鳥谷駅 駅

そんなことを思っていると花巻空港駅に停車。
あれ反対側に停まっているのはまぎれもないＳＬ銀河です。最後部から振り返っての撮影です。
盛岡の基地から花巻まで回送となっているＳＬ列車をこちらの列車が追い越していくんです。
というわけで、一足早くＳＬ銀河にご対面。

花巻空港駅 駅

花巻駅に到着。１番線からは快速はまゆり号盛岡行きが出発していきました。

花巻駅 駅

ホームでは郷土芸能の鹿踊（ししおどり）が太鼓の音とともに披露されています。

盛岡方向から客車（正確にはディーゼルカー）を先頭にしてＳＬ銀河が入って来ました。

最後尾に蒸気機関車を連結しての到着です。

Ｃ５８の雄姿です。

ここからはＣ５８が先頭になります。

SL銀河 乗り物

ヘッドマークも誇らしげ

昭和１５年川崎車両製
戦中生まれの機関車を現役で走らせる苦労はいかばかりかと思います。

客車（ディーゼルカー）は４両
ＳＬ銀河専用に改造されたキハ１４１系。
国鉄時代に客車として製造されたものをＪＲ北海道時代にエンジンを搭載してディーゼルカーとし、その後ＳＬ銀河用にＪＲ東日本に譲渡されたという流転の人生を送ってきた車両です。

ホームの顔出し看板

機関車から指定された最後尾の１号車へ向かいながら写真を撮ったのでやっと駅名標が出てきました。

ご当地言葉のＷｅｌｃｏｍｅ看板。ここにも。

車両番号の「キハ」がディーゼルカーを表しています。

元乗り鉄ですがあんまり車両には詳しくないのでこのくらいにしておきます。

最後尾の”顔”も特徴的。

１号車、車内に乗り込むと
月と星のミュージアム

定員制のプラネタリウム（各１０分）も整理券方式で実施されます。
人気でした。

１号車の様子。

各車両にはギャラリーも

さっそくプラネタリウムの整理券をもらっておきました。

定刻１０時４７分、花巻駅を出発。
鹿踊の方がお見送り

すぐに東北本線と別れて釜石線に入りました。

似内（にたない）駅通過。
「にたない」という読み方も東北独特の気がします。

北上川を渡って

沿線の人々がみんな手を振ってくれます。
なんだか嬉しくなります。
基本、週末に１往復するだけなのでそれほど運転頻度があるわけではないこともあるのでしょうが。

最初の停車駅、新花巻。
東北新幹線との乗換駅で団体客を中心にかなりの人が乗り込みました。

新花巻駅 駅

釜石線をオーバークロスしている立派な新幹線の駅。

新花巻を出発すると沿線には撮り鉄さんと手をふってくれる人とが入り混じって。

子どもたちも手をふってくれます。
私も思わず手をふり返してました。

こんなにいいお天気の元でこんなに気持ちのいい光景を見ながら列車に揺られていると、なんだかむかーしさんざん乗り鉄してた頃のワクワクを思い出して楽しい気分になってきます。
こういうのを童心に帰るというのでしょうか？

盛岡駅で買っておいた駅弁で遅い朝ごはん。
前沢牛がとってもおいしかった。

土沢駅に停車。
花巻駅を出てからまだ２５分しか経ってませんが、なんだかここまででも盛りだくさんの楽しい列車旅です。

土沢駅 駅

車内では１枚目のＳＬ記念乗車表（花巻～遠野間分）が配られました。
あっ乗車表じゃなかった乗車証です（てやんでーい江戸っ子でぇ。「ひ」と「し」の区別が・・・(笑)）

土沢駅は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の始発駅のモデルだそうです。
「ブリーラ　リヴェーロ」とはエスペラント語で「光る川」と言う意味なんだそうです。

（つづく）