2018/05/13 - 2018/05/13
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sallyさん
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日光1泊2日の2日目は、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)へお参りします。
二荒山神社にはだいたい2月の寒い頃に来ることが多いのですが、今年は予定していた時期にインフルエンザに罹患してしまい5月までずれ込みました。
2日目の廻り順など
1)朝、東照宮周辺のお散歩
2)宿の朝ごはん
3)二荒山神社でお祓い
4)二荒山神社「神苑(しんえん)」をひと回り
このあと、三代将軍徳川家光の霊廟「大猷院ーたいゆういん」に向かいますが別旅行記になっています。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
おはようございます。
朝7時10分、ホテル「清晃苑ー東照宮にいちばん近い宿」です。
周辺の散歩に出かけることにしました。 -
勝手に撮れてるカメラの1枚(シャッターがきられてしまうことがある)
東照宮に向かいますが、日曜のこの時間、人がほとんどいませんね。 -
勝道上人(しょうどうしょうにん)です。
東照宮が出来るずーーーーーーっと前に、ここから西へ行きもっと標高の高いところに男体山(なんたいさん)があるわけですが、そこを霊場として開いた方です。
相当昔のひとって事になるわけですが、当時は相当な山奥だったわけで、ワイルドだぜぃ、の部類の山伏だったのではないのでしょうか。(あくまで憶測) -
二社一寺(世界遺産)のひとつ、輪王寺です。
今は全面修復中ですが、その姿はまるで”サティアン”と思ってしまうのは世代のせいでしょうか。ここには大きな大きな観音像(?)が三座、鎮座されていた記憶です。
-
袈裟をきたお坊さんが、護摩堂へ出勤する風景。 -
ゆるやかに登っていく長い参道をたどり着くと東照宮です。
徳川の葵の御紋ですね。
そしてここらあたりは、「標高634メートル」地点らしい。
”東京スカイツリーの高さと同じです”って看板がありました。 -
すごく荒々しく存在感があった杉の木。
こういうのを眺めているといいですね、ちっぽけな自分の悩み・・とかになる感じで。
後ろ側は五重塔。 -
5重の塔は一番上の垂木(たるきー屋根をささえる骨組み)だけが放射線状になっています。
2番目から5番目の屋根の垂木は平行です。
一番上まで行ってあえて、垂木を平行にせず放射線状に張ることによって「欠け」をつくり完璧にしないという意味でそうなっています。 -
写真を撮った背中側に徳川家康のお墓ですので
この鳥居をくぐる参道の線を一直線に南に行くと江戸の徳川城、今の皇居という事になりますでしょうか。 -
東照宮内の配置図。
うーん、修復が必要そうですね。
東照宮はまだ開く時間でもありません。東照宮をあとにし、ブラブラ散歩しながらホテルに戻ります。 -
東照宮裏手にある「東照宮社務所」及び「東照宮美術館」。
こちらの屋根のかけ方がやはり見飽きない。
端正で美しい。
お庭を抜けていきます。 -
緑の小道。
車で来るとこんな路地を歩く事がないので新鮮です。
この小道周辺はなかなかに湿気が強そうで(木々が鬱蒼としている、とはいえそれは紅葉がほとんどだったが)、空き家みたいなのが多かった。猫が好きそうな道でした。 -
この東照宮周辺を歩いてみて知ったのは、ほとんど「◯◯院」と入り口門にある事。
このお宅も「◯◯院」とあって、苔むす緑のアプローチの先にはしっとり朝雨に濡れた仏像が。
この「◯◯院」というのは長野県善光寺のまわりによくあるような宿坊みたいなものを兼ねた施設なのでしょうか。「◯◯院」といっても寺という感じではなくて。。。
ホテルに戻ったらフロントの人にでも聞いてみようと思いつつ忘れてしまった。
===========
こちらは門跡(もんぜき)寺院というそうです。何かというと、昔天皇家や公家の
庶子が出家して寺院に入り、僧侶になるわけですが、出自が高い位の方なので、僧侶とはいっても結婚をし、子をもうけることが出来たようです。
かといって、世襲でその寺院を継ぐことはならないとされていた。ただし、そういった高い位の方がご先祖であることをきちんと示す必要があったために、「◯◯院」と門跡を名乗り代々受け継いだそう。
4トラベラー「墨水」さんが書き込みで知りました。 -
藤が咲き乱れていました。
-
8時30分、ホテルに戻り朝ごはんです。
湯葉の佃煮(珍しいらしい)や湯葉こんにゃく(サラダにある白いうどん状のもの)があり、焼きシャケがあり、明太子もシラスも一口ずつあり、温泉卵あり、、、
「たくさん召し上がってくださいね」と女性従業員の方が声をかけてくださり、美味しくいただきました。 -
ホテルを10時にチェックアウト。
ホテルを車で出て東照宮の敷地をぐるりとまわりこんで5分ほどで着いたのが
「二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)」。
そもそも日光へ来るメインの目的はここでした。 -
-
ご祈祷の受付をして控え室で待ちます。
控え室からのお庭の景色。
お宮参りで来た家族などを何とはなしに眺めつつ。
祈願は「交通安全」「家内安全」です。 -
ご祈祷してくれたのは、
小出恵介さん似の宮司さんでした。(イケメンだった、声も良かった)
「交通安全」の祈願は、車のお祓いがお願いできます。
あの白い折々の神が付いたあの神具で、サっサっ、と払ってくれるんです。
運転席までしっかりやってくれました。前回3年前は車内までやった記憶はないけれど、とてもスッキリした気分になりました。
お祓いが済んだので、ご祈祷を申し込むともらえる”タダ券”で、二荒山神社裏側の「神苑(しんえん)」のお庭を散策することにしました。 -
「神苑」入ってすぐ右手に出てくる「二荒山神社」の『御本殿』。
さきほどご祈祷頂いたのはこの御本殿にいらっしゃる神様に対してでした。
しかし今は修復中だったのですね。(ご祈祷頂く前室”あいの間”からは外がわからない) -
御本殿修復拝観”入り口”とあります。
なにやら近くで見られるみたいですので、工事用足組の階段を上ってみることにします。 -
野地板(屋根の下板)が剥がされて、垂木が見える状態になっているようです。
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修復イメージ。
-
すると、なにやら野地板のさらにしたに拭くのかな、ええと「小羽板」なるものが
おかれている。
そして説明を読むと、こうして張られることになる小羽板に「願い事・氏名」を「小羽板」にサインペインで書いて奉納できるらしい。 -
大修復の無事故祈願と、これまでお世話になったお礼を記入して納めてきました。
今年11月ごろに修復完了予定だそうなのでそしたらまた見に来よう。
ちなみに良くできていて、ご祈祷料1,000円の領収書は次回の神苑入場券になる仕組みになっていました。 -
神苑(しんえん)は色々と神社的アミューズメントパークになっている所でもあります。
うーん、もうちょっと言えばお賽銭箱があちこちにおけるような仕組みかな(おい! ごめんなさいませ)
でもこの御神木はすごかった樹齢800年の木の中歩いて「穢れーけがれ」を落とすというもの。友人は穢れがないという(ほんとうか)んで、わたしだけやってみた。というか子供でもやってるしね。
おそらく、手前の女性が立っているところがこの木の切り株かと思われます。
800年・・・ですからね。年輪を眺め、長生きしたって人間100年。なんか「いいや、まぁ、色々な事は・・・」と思えてきます、こうした樹木の前に立つと。
この後は徳川三代目将軍「家光」の霊廟である『大猷院』に向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- sallyさん 2018/05/17 20:59:24
- 塔頭寺院、”たっちゅう”と読むのですね?
墨水さん、興味深いお話というか説明、ありがとうございました。
そうですか、「院」とはいっても単に寺を意味するのではない(もちろん
寺もありましたが。)
門跡(やんごとなき家柄からの庶子などが出家して僧侶になられた)で
あった先祖の血統をついている家なのですね。
その中には門構えを残してほとんど普通の住宅のようになっているものもあれば
宿坊みたいな体裁を整えている寺院もある、、という理解でよろしかったでしょうか。
はぁーーー
勉強になりました。
しかし、そうなると、近所はもう何百年前からのお付き合いということに
なるのでしょうか。。。なんか想像がつきません。
-
- 墨水さん 2018/05/17 20:13:00
- 院。
- sallyさん、今晩は。
○○院は、門跡(塔頭)と言います。
主に、天皇家、公家、将軍家の庶子が門跡となり、寺院に入り僧侶等に為ります。
是を「門跡寺院」と言います。
この門跡と言えども、人の子なので、妻帯します。
昔は、僧侶は妻帯禁止でしたが、門跡は別格扱いでした。(笑)
妻が居れば、子が居ます。(結果として。)
しかし、子は父親の地位格式を継承できません。
※子が継承してしまうと、本家の継承権を継ぐ事を意味し、お家騒動の基となるので継承禁止です。
そうは言っても「子の地位が無いのは不憫すぎる。」と考えるのは、いつの世の親の考えです。
そこで、○○院と名乗って「門跡血統を継いでいる子孫の居る、塔頭寺院。」の形式で、身分保障をした制度でした。
※明治以前は、身分が総ての時代。
戦後に為ると身分制度は完全に無くなり、門跡の名称だけが残ります。
生活が苦しいので、宿坊を運営する様に為っていきます。(笑)
墨水。
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