2019/03/22 - 2019/03/23
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sallyさん
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日光二社一寺のひとつ「大猷院」のライトアップを見た夜、民宿に泊まり、翌朝、宿の周辺を散歩して、気になっていた「本宮カフェ」に立ち寄り、、時間も行く先もあまり決めずにぶらぶら歩きをしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
PR
-
宿に到着したのは8時30分すぎくらいでしたでしょうか。
外国人御用達のバジェットな民宿のようで、英文説明がそこかしこにあふれていました。 -
宿の周辺にはお店がないようなので、今夜はコンビニフードで。
-
ジャンク・・・。
ものすごい量を買い込んだのはこんな時でないと買わないものもジャンジャン買ったから。三千円くらい買ったかな。
とりあえずビールで乾杯。 -
朝です。
-
朝ごはんです。
パンとフルーツ、ゆで卵。
コーヒー、オレンジジュース、牛乳の飲みものはおかわり自由。 -
このダイニングの照明器具は、デンマークのポールヘニングセンのph5じゃないかと。
なぜ知っているか。うちのもこれだから。
新築当時、奮発して購入し北欧モダンの放つ明かりにうっとり眺めていたけれど、今はすでに日常に。
ただ、ここのこの外側が青いのは廃盤ではなかったかな。すでにアンティークの価値ありか。宿泊した外国人にもよく声をかけられる照明器具だそうです。 -
ここが民宿っぽくてホッコリしちゃったのはこんなところ。
日本のお菓子、外国から来た方にも楽しんでほしいし、あくまで自己申告で購入してもらえるよう、カゴに小銭をいれるシステムなのも、懐が広くて良い。 -
さて、そろそろ出かけますか。
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お宿の名前は、タートルイン。
-
こちらはアネックス館(別館)で、500メートルほどのところに本館があるみたい。
この宿にした理由は、「かんまんが淵」の朝散歩をしてみたかったから。 -
「憾満ヶ淵ーかんまんがぶち」とは、男体山(なんたいさん)が噴火したときに流れ着いた溶岩と、そこをぬって流れる大谷川(だいやがわ)の”奇妙な景勝地”、、、ではなくて珍しく素晴らしい景色、”奇勝”の地です。
まずは、慈雲寺(じうんじ)の門を抜けます。 -
3月で随分暖かくなったつもりでいたのに、ここ日光は標高が高いところにあるので寒い寒い。
今いつの季節だったけ?とちょっと錯覚する。 -
この独特な岩が溶岩なのね。
大谷川(だいやがわ)が渦巻きながら流れていくのを見ているのは飽きないです。 -
このへんは明治時代の大洪水でいろんなものが流されてしまったらしいのですが、この東屋は、対岸の岩に彫られた梵字(ぼんじ)に向かい「護摩」を焚くためのものらしいです。
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東屋の名前は「霊庇閣(れいひかく)」
-
あの対岸のところに「梵字」が彫られています。
高名な僧が彫ったのかな。 -
ぐっとズームしてみたら、うっすら見えた(!)
ここには何度も来ているけれど、この梵字に気づいたのは初めて。 -
お地蔵さんを拝顔しながら、誰かに似ているなと思いドキっとしたり、そのお顔を写真に収めようとしてもいつも出来ないんだな、と思ったり。
1月に行った京都の三十三間堂にある千体の観音さまを思い出したり。 -
さて、日光中心部です。
「憾満ヶ淵」の散歩を終えて、宿をチェックアウト。
あちらは「神橋ーしんきょう」です。
奈良時代の僧、勝道上人(しょうどうしょうにん)がこの日光を開山しました。
勝道上人が初めてここにたどり着いたとき、この大谷川(だいやがわ)は激流で、その当時はもちろん橋なんてない未開の土地だったわけで、対岸に渡れなかったそうです。
そこで上人が拝んでいたところ、なんとかいう神様が現れ2匹の蛇を放ったそう。それでやっとその背中に乗って勝道上人は対岸に渡れたといういわれがあるそうです。 -
「神橋」を眺める対岸にあるのが「東照宮」の参道につながる道。
しかし今日は「東照宮」ではなく、「本宮神社」と「四本龍寺ーしほんりゆうじ」へ向かいます。 -
みあげると、スギ花粉。
自分は田舎者なので、花粉症とは今のところ無縁でおります。すみません。 -
「四本龍寺ーしほんりゆうじ」を友人に見せるために上がってきた階段。
そしてそこにあったのが「本宮カフェ」。
寒がりの友人がここで一休みを所望する。 -
一度来てみたかったので、Why not?ですわ。
思ったより奥行きのあるカフェ。昔の木造住宅の改築がいい感じだね。 -
お抹茶をいただきました。
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しばしまったり、、、とした後、「本宮カフェ」をでました。
テラス席は夏気持ち良さそう。
食事もできるのでまた季節が変わったら来てみよう。 -
さて、友人に見せたかったのは、ここ東照宮の手前で人知れずひっそりとある「四本龍寺」。
さきほど、神橋のところで勝道上人のお話を書いたけれど、勝道上人がここに小屋をたて、毎日拝んでいたらある日紫の煙が立ち上り、それが4本の龍になって男体山の方角に昇天していったという話。
それに由来して、千手観音をお祀りするためのお寺を立てたのだとか。
こちらは由来としては、「東照宮」より1,000年くらい前になるってわけか。 -
訪れるひとは少ないけれど、
なかなか見ごたえありですよ。 -
拝殿の床下が2メートルくらいあって驚いたり。
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いわれのある岩があったり、
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でもここで見せたかったのは、こちら
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三重塔なんです。
真っ赤な朱塗りの塔。 -
その隣には、観音堂。
こちらは「素木造り」というのだそうですが、ぐっと地味です。千手観音像が収められているというけど、本当かな。
朱塗りの三重塔と観音堂、このコントラストが絶妙。 -
さて、「神橋」のほうに戻りましょう。
車は金谷ホテルのあたりに停めたので。
そしてお昼はこの写真右手にみえる赤い屋根の古い建物で、、 -
こちら。
この「神橋」のすぐ目の前の二階建ての古い建物の土産屋とレストランが気になっていた。 -
「レストラン匠」
天井の「折り上げ天井」の具合が「上げて折れる」のではなく「折れてから上がる」というカーブを描いていて興味深かった。
店員さんが丁寧で感じが良かった。
古いのが好きなひとは一度は来てみたいかもしれない。 -
頂いたのはポークカツレツです。
薄味で上品でした。
しかし昨夜から食べっぱなしの週末ですな・・・。 -
この「レストラン匠」の建物はとても古くて、食事のあとも別の部屋に展示されていた骨董などを眺めたりしてなかなか飽きない。
最後の一枚は、こちら。
「東照宮」を参拝する大名たちの様子を描いた絵。
ポイントは、白いテント、、ならぬ、白い幕。
それも大きな大きな徳川の「葵の御紋」入り。
遠くから参内した大名たちはこれをみて「やれやれ、徳川ブランド強調しすぎじゃね」と思ったのかどうか。すごいブランド力、ロゴマーク。
しずしずとお参りする後ろ姿。当時の様子を垣間見る一枚でした。
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この旅行記へのコメント (6)
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- sallyさん 2019/03/31 19:46:41
- 大谷川
- ひびき56さま、ご返信遅れて失礼いたしました。日光後にひどく長引く風邪を。。。
日光東照宮のまわりのタダでみられるところ(この旅行記の本宮や三重塔など)は外国人向けのウォーキングツアーに入っているくらいなんですよね。外国人向けの方が恩恵あるのが日光だったりもしますが。
-
- 墨水さん 2019/03/24 21:58:42
- ブランド力・・・・。
- sallyさん、今晩は。
ブランド力、大事ですよね~~ッ。(笑)
此所に参拝できるのは、御三家、直参旗本(それも、かなりの重臣のみ)なので。
「なんだかな~~~っ」と思う外様は、対象外です。(笑)
外様は、階段下で待機ですね。(笑)
以上、外様血筋の墨水でした。
- sallyさん からの返信 2019/03/31 19:39:48
- RE: ブランド力・・・・。
- 墨水さん、こんばんわ。
この絵に反応するひとがいるとは、や、でも嬉しいです。
こういう絵をみてると骨董を集める方の意味がちょっとわかる気がします。この絵からはその当時の情景が垣間見える気がして。先頭の方はどんな方だったのだろうか、着物の色に立場の意味があるのか、とか。
偉大なリーダーがいて、そのもとには沢山の方がいて、、ただ全てのひとが「おかたさま・・・」と拝しているかは別ですよね、ふっふっふっ。
- 墨水さん からの返信 2019/03/31 22:01:44
- Re: ブランド力・・・・。
- sallyさん、今晩は。
>着物の色に立場の意味があるのか、とか。
黒は、束帯ですね。(五位以上官位を有している貴族。)
先頭は、家光と言う事になりますね。
赤は、衛士(今で言う警護役、ガードマンですね)
その後ろが近習(馬周り役とも言う。)
その後ろに、重臣が続き。
また束帯なので、御三家と言う事になります。
墨水。
-
- ひびき56さん 2019/03/24 10:00:05
- 私も歩いてみたい
- 大谷川の蒼い水の流れや奇岩を見てみたいです。
日光東照宮周辺にこのように興味が尽きない場所が沢山あるのですね。
Sallyさんの物の捉え方と発見力が優れていて旅行記を読むと自分も行きたくなってしまいます。コンビニの爆買にも共感を抱きました。
- sallyさん からの返信 2019/03/31 19:48:11
- 大谷川と奇岩。
- ひびき56さま、ご返信遅れて失礼いたしました。日光後にひどく長引く風邪を。。。
日光東照宮のまわりのタダでみられるところ(この旅行記の本宮や三重塔、大谷川沿い)は外国人向けのウォーキングツアーに入っているくらいなんですよね。
外国人向けの方が恩恵あるのが日光だったりします。
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