春はもうすぐ？　大分＆宮崎　前編・リベンジの大分

2018/03/10 - 2018/03/10

年末年始のバンコク、1月の沖縄、2月の佐賀＆長崎に続き…3月の今回、大分と宮崎を旅してきました。

今回の旅のきっかけは、一昨年のJALグローバルクラブ(JGC)のメンバーになるための「修行」で空港には降り立ったものの、滞在経験がない宮崎に行って、九州全県に自分の足跡を残したい…と思ったこと、ホテル宿泊に利用できるポイントの有効期限が迫っていて、消滅前に消化したかったこともあります。
昨年（2017年）夏の台風の影響で、日豊線は、一部区間が長い間不通になっていましたが、12月に復旧したことを受け、行程を、宮崎一本から、大分から宮崎を巡る内容に変更した上で計画を練り直し、3月の…とある週末を迎えました。

暖かくなったのか、まだ寒いのか、よく分からない日が続き、かつ出発数日前に発生した新燃岳の噴火も加わり、良い旅になってくれるのか、一抹の不安が、頭を過ぎりますが…

前編の大分の旅です。
2年前に初めて大分県に来たとき、悪天候に阻まれ、さばを食べ損なっています。
その「リベンジ」を果たすべく、大分に向かいますが、果たして…？

エリア 大分市(大分)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

【2018年3月10日】
土曜日の朝、8時頃の羽田空港。
空港は、週末の旅に出かける人たちで、たくさん。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

サクララウンジから。
空が曇っている。
ひょっとして今回も…？？？

羽田空港国内線ラウンジ 南ウィング (サクララウンジ) 空港ラウンジ

とにもかくにも、大分に向けて、出発です。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

飛行機がゲートを離れる頃、青空が見え始めてきました。
希望の光が見えてきた…かな？

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

飛行機からの風景。
これ、島と島が橋で繋がっているから、しまなみ海道かな？
ここも一度、お邪魔してみたいです。
（違っていたら、ゴメンナサイ）

しまなみ海道 名所・史跡

もうすぐ、大分空港に着陸です。
赤い橋が、印象的です。

空がカラっと晴れている。
こんな良い天気の旅は、久しぶりです。
嬉しくなります。

大分空港 空港

大分空港に到着しました。

2年前の旅では、悪天候の上にサバを食べ損ないましたが、まずは、天候面でリベンジを果たし、いい滑り出しです。

大分空港 空港

空港からＪＲ大分駅まで、ノンストップで向かうバスが、飛行機の到着に合わせて、運行しています。
そのバスで向かう途中の車窓。
陽の光が眩しくて、嬉しいけど…暑くなってきた。

同じく、バスの車窓から。
別府あたりです。
2年前、愛媛県の八幡浜から、船で別府に来ましたが、そのときにお世話になった別府港が、遥か下に、見えます。

この辺りの地形が急峻なことを伺わせる風景ですね。

鉄輪温泉 温泉

ＪＲ大分駅に着きました。

まず、やりたいことは…何が何でも、さばを食べること。
この立派な駅の中にある観光案内所で、さばを食べられるお店について聞いてみたところ、大分駅周辺にお店は何軒かあるものの、関さばを食べるのであれば、完全予約制のお店がほとんどなので、必ず事前に電話をして、確認した方が良いとのことでした。
ランチ営業しているお店の場所を、地図上に印を付けてもらい、案内所を後にしました。

大分駅 駅

駅の近くから順に、電話をかけてみましたが、土曜日のこの日は、予約が既にいっぱいで用意できない…と、つれない返事のお店ばかり。
関さばのハードルの高さに、ビックリ。

5件目の電話で、やっと手ごたえが。
「関さばの準備はありませんが、豊後さばならご用意できます。関さばと豊後さばは、あがった港や釣り方が違いますが、同じ種類のサバで、それほど大きな変わりはないです。いかがですか？」
「これから、すぐに行きます」と、迷わず、返事し、お店に向かいました。

そのお店に行ってみると、この写真の通り、何とも独特の外観です。
話のタネにも、このお店で正解でした（笑）

開店より、10分ほど早い時間でしたが、快く入らせてくれました。
感謝！感謝！

こつこつ庵 グルメ・レストラン

ランチメニューより、さばの海鮮丼を注文しました。
メニューの名前は、「琉球丼」でした。
テンション、あがるぜ！

こつこつ庵 グルメ・レストラン

醤油とわさびをかき混ぜ、それを丼にかけて、いただきます。
普段は、焼いたさばしか食べてませんが、今日は生です。
鮮度が違うと、こんなにも違うのか！とビックリするくらい、美味しいさばです。
関さばを食べるためだけに、大分まで来る方が多いと、２年前に別府で乗ったタクシーのおっちゃんが言っていましたが、その言葉が十分に理解できる美味しさでした。

２年前のリベンジ、これで、達成です。

こつこつ庵 グルメ・レストラン

こちらのお店、店内も、昭和をイメージした内装で、味わい深いです。

こつこつ庵 グルメ・レストラン

大分城址公園が、さばを食べたお店から程近い場所にあるようなので、食事を終えた後、お城を見に行ってみることにしたのですが、遠巻きに見えるお城は、亡霊のようです･･･

近付いてみると、何と、鉄骨で組み立てられたお城です。

大分城址公園 府内城跡 名所・史跡

さらに近付いてみると、電飾が飾り付けられていますので、工事用の足場でないことは、分かりました。

自宅に戻ってからWikipeliaで調べてみたら、お城は、明治初期の一部取壊や第二次世界大戦の空襲で現存せず、その後、復元を志すも予算等の理由で実現できない状況が続きましたが、そんな中、昨年の12月からのライトアップのために造られたのが、この鉄骨のみのお城らしいです。
次に来るときは、ぜひ、ライトアップされたお城を、見てみたいですね。

大分城址公園 府内城跡 名所・史跡

「大手門」と呼ばれる入口は、現存しています。

大分銀行赤レンガ館です。
東京駅丸の内口のあの建物を設計した方が、この建物も設計したらしいですが、そう聞くと、何か通じるものを感じます。

大分銀行 赤レンガ館 名所・史跡

大分駅前に戻ると、中津の有名な唐揚げや、焼き鳥のテントが並んでいました。

大分駅 駅

牛カルビなど、惹かれる串焼きがありますが、さばをいただいた後なので、自重しました。

大分駅 駅

これから、宮崎まで3時間ちょっとの特急の旅、電車のホームを確認します。
トイレののれん、大分なので、温泉旅館をイメージしてるんですかね？

大分駅 駅

ホームには、特急が勢揃いしていました。
壮観です。

大分駅 駅

旅費の節約と、時刻や座席選びの自由度の高さから、自由席です。

大分駅 駅

特急の車内です。
中央の仕切りのようなスペースには、スーツケースなどの大きな荷物を収納できます。

大分駅 駅

地域限定のフレーバーウォーターです。

大分駅 駅

大分駅を出発して、しばらくは、建物が多い風景が続きます。

臼杵駅です。
懐かしい雰囲気で、好きです。

臼杵駅 駅

臼杵を出発し、建物が少なくなると、宮崎までの車窓を楽しむ旅が始まります。
漁港の風景、時間の流れが、ゆったりしています。

日豊線は、海の近くを走るときもあれば、緑が豊かな内陸部を走るときもあり、どちらも、都会育ちの自分を、癒してくれます。

時には、急なカーブを描く川に沿って走るときも。

これは、直川駅だったかな？
のんびり度、満点！

直川駅 駅

どこまで走っても、後から乗ってくる人は殆どいなく、この特急は、空気を運んでいる状態、のんびり旅を楽しむ私にとっては、最高の空間です。
廃止になりませんように。

さっきとは全く違う雰囲気の川を渡ったり…

遠のいた海に、また近付いたり…楽し過ぎです。
今のこの時間が止まってほしい。

これは、役割を終えたリニア方式の鉄道実験線の設備を利用した、太陽光発電設備だそうです。
日豊線では、こんな独特な景観も、楽しめます。

都農駅 駅

そして、また、海が。
しかも、こんなにそばまで、迫ってきます。

こう言う、「かつて、そこに何かあった」ことを思わせる風景も、大好物。
ここは日向市駅、宮崎まで、もう少しです。

日向市駅 駅

宮崎駅に到着。
大分から、3時間の旅でしたが、あっという間でした。

宮崎駅 駅

駅を後に、この日、お世話になるホテルに、向かいます。

宮崎駅 駅

木漏れ日が差し込む高千穂通り、春は、近くまで来てますかね？

この日は、JALシティ宮崎にお世話になります。
全額、ポイント利用で、財布が痛くならない宿泊です。

ホテルＪＡＬシティ宮崎 宿・ホテル

シングルルームなので、部屋は広くありませんが、調度品は良いもので、ベッドは、寝転がると、あっという間に眠りに落ちます(笑)

ホテルＪＡＬシティ宮崎 宿・ホテル

デスクには、こんな紙が。
明日は、忘れてはいけない日ですね。

ホテルＪＡＬシティ宮崎 宿・ホテル

スマホの充電をしながら、1時間ほど寝た後、レセプションで、グルメ情報を収集し、晩ごはんを食べに、外出します。

ホテルＪＡＬシティ宮崎 宿・ホテル

お酒を飲めない私にとって、夜に定食形式の食事を楽しめるお店を探すのは、実は、苦労するのですが、宮崎の繁華街の橘通では、あっさりと見つけました。しかも、地元の食材をウリにしているお店。
大変、ありがたい。

宮崎風土 あっぱれ食堂 グルメ・レストラン

お店は繁盛していて、着席するまで、30分、かかりました。
おかげで、腹ペコ。

写真の炭火焼きは、じどっこではなく、「ひなたポーク」と言う、豚のバラ肉。
とろけるような味わいですが、私のお腹に、どれくらい、バラ肉が増えるかが、ちと心配（笑）

宮崎風土 あっぱれ食堂 グルメ・レストラン

定食に加えて、メヒカリのから揚げと…

宮崎風土 あっぱれ食堂 グルメ・レストラン

佐土原ナスの揚げ出しもいただきました。
満足です。

宮崎風土 あっぱれ食堂 グルメ・レストラン

腹ごなしに、繁華街を歩くと、宮崎牛のお店が目立つ他は、キャバクラのお誘いが多し！
予算ないので、パス。
（予算があっても、行かないよ）

足つぼをやってくれたお姉さんがフレンドリーな方で、施術中、寝るつもりだったのが、ずっとお喋り。
明日の予定を聞かれたので、「全然決めてないけど、海を見に行きたいって思っています」と答えると、宮崎市の南にある青島を薦めてくれました。それだけでなく、明朝の出発前でも買い物できる、24時間営業のスーパーの場所も、教えてくれました。
宮崎の人、親切だぁ。

グダグダを覚悟していた明日、やることができ、それも、ちょっと早めの出発になりそうなので、そろそろ、ホテルに戻って、寝ます。
盛り沢山の一日、楽しかったです。
おやすみなさいませ。

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2018/06/17 11:09:18

  亡霊のようなお城？

  ☆正に亡霊を生み出そうとするのかな？（今更って感じで～）40数年前まで住んでいたのでちょっと気になり？（くだら無い企画だとがっかりですが）～
  
  ☆大分まで関鯖を食べに行く努力、どちらかというと宮崎でのんびりするのが良いよ！

  yeppoon_loverさん からの返信 2018/06/17 11:36:29

  Re: 亡霊のようなお城？

  salsaladyさん
  
  こんにちは。
  
  大分府内城の鉄骨は、ライトアップのための基礎だったみたいで、次回、ライトアップを実施している時期に、夜にお邪魔してみたいです。
  （Yahooで、「大分府内城 ライトアップ」で、画像検索してみてください）
  
  「食べられない」と言われると、どうしても食べたくなる…私のどうしようもない性分なんです（笑）
  ＢＳＥ騒ぎで、牛丼屋さんから牛丼が消えようとしていた時期、1週間くらい毎日、松屋に通っていました。同じ時期に香港にお邪魔したときも、最初の食事、迷わず、吉野家でした。
  アホでしょ？
  
  鯖ですが、幸崎駅周辺で気軽に楽しめる様子がテレビで紹介されていたので、機会を作って、お邪魔してみようと思います。