二見浦（ふたみがうら）と神宮の旅１日目

2018/02/23 - 2018/02/25

母を伴って伊勢を巡った旅の一日目。
一ノ関から東北、東海道新幹線、快速「みえ」を乗り継いで二見浦（ふたみのうら）駅へ。
二見興玉神社、夫婦岩、境内の龍宮社をを詣で、列車で宿泊地の伊勢市駅へ戻り、居酒屋「向井酒の店」で地元の美味を堪能しました。

エリア 三重

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

06:48 一ノ関発
↓はやぶさ102号
08:56 東京着
今回はこまちタイプ（E6系）の指定席に乗りました。
E6系に乗るのは平成28年（2016）以来、2度目です。
4列でゆったりしていいのかなと思って、E6系の指定を取っていただいたんですが、まあそこそこといった感じですか。
なんせ在来線直通規格だからしゃあない面もありますが、定員が少ないのでゆったりという当初の目標は果たせたんじゃないかとおもいます。
いつかこのグリーン車にも乗ってみたいような気もします。　

一ノ関駅 駅

09:33 東京発
↓ひかり507号
11:17名古屋着
東京駅では37分も乗り換え時間があります。
快速みえは1時間に1本しかないので、9:10発のぞみ19号にのっても、名古屋で49分待ちぼうけをくらうので、210円安いひかりで行きます。
それでも名古屋で20分乗り換え時間があるので、駅弁は名古屋で買うとしましょう。

東京駅 駅

11:37 名古屋発
↓快速みえ7号
13:14 二見浦着
普通、伊勢市に参る方は、快適な特急が毎時2本、急行が毎時1本と本数が多い近鉄を使いますが、目的地が二見浦なので、乗り換えの面倒がないこの列車を使います。

名古屋駅 駅

名古屋での乗り換えを利用して駅弁を買いました。
レトロな掛け紙に引かれてつい買っちゃいました。
豊橋の駅弁、壺屋弁当部の「三色稲荷寿し」

味はというと、結構甘っ辛い味付けでお茶がすすみますねえ。
わさびやじゃこ、付け合わせの紅生姜がいいアクセントになっており、濃いわりに食べあきない味となっております。

さて、二見浦駅に到着しました。
地名は「ふたみがうら」ですが、駅名は「ふたみのうら」で、紛らわしいです。
駅舎は近代的で、一見波をイメージしたのかと思っていたんですが、ご当地「夫婦岩」をイメージしたものだそうで。

二見浦駅 駅

二見興玉神社に向かう参道は古い木造旅館が立ち並び、懐かしい風情を醸しております。
こういう風景がいつまでも残って欲しいものですね。

朝日館の脇道から海がみえたので、海沿いをぶらぶらします。
白砂青松、紺碧の海と空が心地よいです。
フェンスが少々邪魔ですが、安全のためなのでやむを得ず。

神社に近づくと、邪魔くさいフェンスがなくなって砂浜の景色を楽しめます。
遠くにうっすらと鳥羽からの連絡船がみえますねえ。

京都の先斗町から寄進された灯籠を見かけました。
神宮と同じく、熱心な氏子さんがいらっしゃるんですねえ。

二見興玉神社 寺・神社・教会

灯籠の近くに県内の酒造会社から奉納された酒樽がございました。
こういうのは各都道府県を代表する神社、例えば明治神宮、氷川神社、盛岡八幡宮、大崎八幡宮などで見かけますが、こちらにもございました。
さすが、神社本庁の別表神社です。
境内の龍宮社には神宮の御用酒である「白鷹」の樽がずらっと並んでおりました。

二見興玉神社 寺・神社・教会

まず、手水舎で水を清めましょうか。
参道の案内に、間違って上の蛙に水をかける方がおるみたいですが、こちらの水のなかから頭を出してるほうに水をかけながら、願もかけるそうです。
蛙は二見興玉神社の御祭神、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)の御使いです。

二見興玉神社 寺・神社・教会

◎二見興玉神社の御祭神
猿田彦大神
天照大御神の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天から降りられる際(天孫降臨)、道案内をいたしました神様で、開運招福・家内安全・交通安全の御利益があります。
宇迦御魂大神(うがのみたまのおおかみ)
境内社の天の岩戸にまつられておりました神様で、穀物を司る神であり、衣食住の守護神。
外宮の御祭神「豊受大神」と同じ神様です。
◎二見興玉神社の概要
夫婦岩の沖合い700メートルの海中に鎮まる「興玉神石」を拝する神社です。
興玉神石は、猿田彦大神の化身とも、大神が天孫降臨の際にお立ちになられた石といわれております。
古くは神宮に向かわれる人々が禊を行った地でありました。

二見興玉神社 寺・神社・教会

◎夫婦岩とは
男岩は高さ9メートル、女岩は高さ4メートルで、日の大神及び、興玉神石を遙拝する鳥居の役目をしております。
元旦の初日の出で知られておりますが、朝日は5から7月が見頃だそうです。

夫婦岩(三重県伊勢市) 自然・景勝地

境内社の龍宮社です。
御祭神は龍神大神、大綿津見神(おおわたつみのかみ)です。
大綿津見神は海の守護神で、漁業船舶関係の方々の信仰も篤い。
寛政4年(1792)大津波により、二見郷江村は家が5、6軒ほどしか残らないほど被災してしまいました。
その犠牲者の鎮魂と、海の安全を祈願し、五十鈴川河口に鎮座。
昭和13年(1938)埋め立て湾岸工事のため当地へご遷座。
昭和46年(1971)現在の御社殿が造営。

龍宮社 寺・神社・教会

こちらの手水舎は龍神大神にちなんで龍の口から水が出てくるようになってます。
いかにも強そうで、御利益ありそうです。

龍宮社 寺・神社・教会

雄大な二見浦と朝日、ちょこんと可愛らしい蛙があしらわれた御朱印帳(初穂料1200円)です。
二見浦と月があしらわれた青い御朱印帳(初穂料同じ)もあります。

二見興玉神社の御朱印です。
夫婦岩のお印があるのがいいですね。

龍宮社の御朱印です。
二見興玉神社の授与所で龍宮社の分も頂けるかと思っており、巫女さんに伺うと
「龍宮社で頂いて下さい」
とおっしゃっておりました。
14時台でまだ龍宮社の授与所が空いてるからでしょうかね？

行きに「酒饅頭」の文字にひかれ、帰りに買って、二見浦駅のホームで頂きました。
二見のスイーツといえば、ご存知「赤福」の支店、赤福に似てる「御福餅」の本店がありますが、こちらもなかなかいいもんです。
1個80円(税別)から買えます。
買ったときあったかくて、食べた瞬間糀の香りがプーンと鼻からぬけるのがまたいいですね。

二見浦駅 駅

15:37 二見浦発
↓ワンマン多気、キハ25
15:45 伊勢市着
友人にラインを送ったら、313系とリアクションがかえってきましたw
このあと外宮前をしばらく散策しました。

伊勢市駅 駅

4時30分頃、「三交イン 伊勢市駅前」にチェックインして、荷物を預けました。

三交イン伊勢市駅前 四季乃湯 宿・ホテル

今日から2泊、5階の部屋に泊まります。
部屋にはほんまもんの「プラズマクラスター」がついていました。

三交イン伊勢市駅前 四季乃湯 宿・ホテル

浴槽周りもゆったりとしています。
泡タイプのハンドソープはKOSE、シャンプー類はPOLAとかなり気合いが入っております。
しかしながら、2階に人工温泉の大浴場があるのでシャンプー類には手をつけておりません。
ちなみに、アメニティは2階エレベーター前からバイキング形式で必要なものを選べます。
歯ブラシ(固さが選べる)、カミソリ、クシ、シェービングジェル、化粧水(ひげそり後のケア用もあり)、乳液、体を洗うスポンジ等、多数。

三交イン伊勢市駅前 四季乃湯 宿・ホテル

窓からの眺めはこんな感じです。
トレインビューでいいかも。

三交イン伊勢市駅前 四季乃湯 宿・ホテル

夕飯はホテルから5分ほどの所にある「向井酒の店」で！
「一月家」と並ぶ人気店だそうで、1月前に予約を入れて正解でした。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「あわびの造り」
こりこりっとした小気味よい食感と甘味が絶妙ですね。
端のほうを食べてみますと、磯の香が強いように感じます。
ラディッシュで隠れているのが「肝」で、サザエみたいに苦味があるのかなあ、と思っていましたが、いい意味で面をくらいました。
醍醐味と言った感じで、これも鮮度がなせる技だなあと感心しました。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「めばちの造り」
たかがめばちと侮るなかれ、プリプリの舌触りで、本鮪にヒケをとりません。
期待以上の味でした。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「鈴鹿川 吟醸 冷蔵 600円」
刺身にはやはり地酒を！
さらっとして、かつ佳き香り、日本酒1杯目に程よいです。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「カキフライ」
おそらく、いままで食べた中で一番かも。
生牡蠣のみずみずしい食感が残っております。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「ぶりあら大根」
自分もつくったことがありますが、いかんせん「あら」の臭みが出てダメでした。
当然これはそんなことなく、あらがやわらかく焚けており、なおかつぶりの淡白な風味を大根が吸っており、お汁の濃さもちょうどよく飲み干してしまいました。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「いわしの酢漬け」
「八兵衛からくち(燗) 420円」
鰯の酢漬けは待ちきれず1切れをペロリ。
お酢がつんとこなくて、程よい〆具合。
八兵衛も地元三重の地酒で、ひやでも好いとのこと。
これもからくちと謳っておるわりに、さらっとして飲みやすいです。
「浦霞」に味が近い感じかな？

向井酒の店 グルメ・レストラン

「えびサラダ からしマヨネーズ」
酢豚にパイナップル同様、マヨネーズサラダにリンゴはないなとおもってたんですが、これを食べた瞬間、リンゴは「野菜」にもなるんだなと思った一品ですね。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「山うどとまぐろの和え物」
酢味噌あえのような感じですかね。
山うどのリンゴのような食感とまぐろのねっとりした食感がメリハリになっており、酒のつまみにあいますね。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「白鷹 特別純米 180ミリ瓶 650円 」
燗にすることも可。
冷やで頼みましたが、温度はこれくらいのほうがまろやかで飲みやすいです。

向井酒の店 グルメ・レストラン

「赤どりの治部煮」
金沢の郷土料理がまさか伊勢で食べれるとは！
赤どりがぷりっぷりで、いい出汁でてますね。
わさびがまたいいアクセントです。

向井酒の店 グルメ・レストラン

〆はうな丼！
香ばしい食感と、鰻の淡白な風味が〆にあう。
白焼きのよさが出てる感じですかね。
鰻屋のとはまた一味違った味わい。
ここまで食べて会計は二人で17260円です。
いやあ、こんだけ豪華なものを食べてわれわれ悪代官にでもなった気分ですね。
そういうのもたまにはいいもんだ(笑)

向井酒の店 グルメ・レストラン